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信じてるわけではないですが、オカルトの話は好きです。本書はブラバツキー夫人の「シークレット・ドクトリン」から日本のオウム真理教、幸福の科学まで現代のオカルト、新興宗教の歴史を概説してくれている。サブタイトルで「光と闇」とあるが、ほとんど「光」はなかったです。オカルトを妄想とわりきってスパッと言い切っている作者ですが、そういったオカルティズムがいまもって世界で幅広い勢力を得ていることについては一定の議論の価値がある、とおっしゃっています。その通りだと思います。格差社会で苦しむ
本日は書籍紹介をいたします。今回取り上げるのはこちら、大田俊寛『オウム真理教の精神史――ロマン主義・全体主義・原理主義』春秋社、2011年気鋭の宗教学者によるオウム真理教論です。筆者はまずオウム真理教をめぐる膨大な著作群に言及し、信者ないし元信者による告白や手記の類、またジャーナリストによる取材に基づいた著作は数多く、充実もしている一方、オウム真理教とは何だったのかという問いを学問的に論じた著作には質の高いものがないことを指摘します。オウムという宗教団体について、他ならぬ宗教学
誰でも、不思議な体験の一つや二つ持たれていると思います。「生まれ変わり」の物語もその一つです。「輪廻転生」を前提にすると、「霊性の進化」が理解し易くなる。現実(物質界)の苦を体験して昇華すると、転生数に比例して「霊格」が上がるようです。畢竟、物質界で霊的な体験をいたします。霊的な能力は強くなっているようです!生まれ変わりが低レベルで循環する者の特徴は、「支配欲と獣性」が強く攻撃的である。物欲、虚栄心、利己的で、病的に自己中心(サイコパス)な行動をする。道徳観念・倫理観の欠如
9月28日に、上智大学で行われる「オウム真理教事件と「霊的暴力」をめぐる考察」がテーマの研究会で、わたしも以下の研究発表をさせていただくことになりました。司会は鎌田東二先生、コメンテーターは、鶴岡賀雄先生、もうお一人の発表者は、大田俊寛先生です。大学の先生方の中で、わたしは、オウム真理教を含む蟻地獄のような苦しみと、死なずに生きて抜け出した経験から気付いた考察を、わたしなりに発表したいと思っています。-------------------------------------