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「この世界の問い方」大澤真幸著。「2020年に、バイデンの勝利が4年後のトランプの勝利を予言。日本の民主党政権3年のおかげで、安倍政権が高い支持を得た。」と著者は言う。アメリカ人は、また、トランプを支持するのか?日本人は、政権交代を選択するのか?
共同取材見たくない思想的現実を見る/金子勝・大澤真幸岩波書店共同取材見たくない思想的現実を見る-岩波書店気鋭の経済学者と社会学者が,〈現実と思想の往復運動の回復〉を目指し,厳しい「現実」ときり結んだ渾身のレポート.www.iwanami.co.jpp.206金子勝:・・・利益の取り合いで、気がついてみると、社会全体を貫く公共性や公平さとは何なのか、一切答えが見えない。それを変える必要もあるでしょう。最近考えているのは、「共有」という思想なん
共同取材見たくない思想的現実を見る/金子勝・大澤真幸岩波書店共同取材見たくない思想的現実を見る-岩波書店気鋭の経済学者と社会学者が,〈現実と思想の往復運動の回復〉を目指し,厳しい「現実」ときり結んだ渾身のレポート.www.iwanami.co.jpp.204大澤真幸:代表という制度の危機ですよね。だれもが自分が代表されている感覚をもつことができないのが、この国の現在の困難。それを強く思ったのは一九九五年の参院選で、初めて国政選挙で投票率が五割を
仕事終わりに時折、地元の家電量販店のおもちゃコーナーをぶらつくんですが、まあ今月はそんなに物欲も湧かず、っていうかゲッターズ飯田先生が「今月は(なんでこんなの買ったんだろう?)ってなる買い物が多くなるので、気をつけて」というアドバイスがあったこともあり、我慢に我慢を重ねてたんですが、昨日、ぶらついてて目に着いて買っちゃったのが、ジムのガンプラ。私、ジムとアッガイが一番好きなMSなんですが、このジムのガンプラ、『〜オリジン』版のジムは見たことなかったのと、ちょっとカッチ
「人間の理性はある種の認識において特殊な運命を担っている。すなわち、理性が退けることもできず、かといって答えることもできないような問いに煩(わずら)わされるという運命である」イマヌエル・カント『純粋理性批判』『大澤真幸には何が見えていないのか④』「現代における貨幣についての説明が受け入れられれば世界から貨幣は消えてなくなり、ハイパーインフレになる」大澤真幸要約『「大澤真幸」には何が見…ameblo.jp
「われわれは、納税の範囲をはるかに超えて貨幣を所有し、使用している」大澤真幸『「大澤真幸」には何が見えてないのか①(現代貨幣理論MMTと修正マルクス主義)』現代貨幣理論(MMT)には何が見えていないのか?と題して、大澤真幸が寄稿している。いくつか同意できる部分もあるのだが「貨幣の謎」というやり方が、よ…ameblo.jp『大澤真幸には何が見えていないのか②(アンチノミーの不成立)』「人間の理性はある種の認識において特殊な運命を
「人間の理性はある種の認識において特殊な運命を担っている。すなわち、理性が退けることもできず、かといって答えることもできないような問いに煩(わずら)わされるという運命である」イマヌエル・カント『純粋理性批判』政府は、いくらでも借金できるのか?ひどいインフレにならなければ、主権通貨を持つ国はいくらでも借金ができる、これがMMTの中心的な主張この財政的な予算制約がないとする主張は、正しくない。理由は
現代貨幣理論(MMT)には何が見えていないのか?と題して、大澤真幸が寄稿している。いくつか同意できる部分もあるのだが「貨幣の謎」というやり方が、よく見られるポスト・モダンとマルクス主義の混成型なので、うんざりするがその大きな過ちを指摘しておかねばならない。それにやり口が、非常に薄汚く、狡猾で引っかかりやすくたいへん巧みな詐欺師なので、要注意『ゴルギアス・テーゼ(ゴルギアスの難問)』ゴルギアス-Wikipediaja.w
アメリカ・ハーバード大学ウクライナ研究所長の見方。以下の著者、大澤真幸の「ウクライナ侵攻の終わり方」(第1章)も一つの視点として頷ける。『『この世界の問い方普遍的な正義と資本主義の行方』大澤真幸/2022年11月11日/朝日新新書』「この世界の問い方普遍的な正義と資本主義の行方」大澤真幸/2022年11月11日/朝日新書(出版社による紹介)中国の進出と権威主義的資本主義、コロナ禍とベ…ameblo.jp(インタビュー)ウクライナ、戦争の先は米ハーバード大学ウクライ
「この世界の問い方普遍的な正義と資本主義の行方」大澤真幸/2022年11月11日/朝日新書(出版社による紹介)中国の進出と権威主義的資本主義、コロナ禍とベーシックインカム、そしてロシアによるウクライナ侵攻。激変する世界の中で大切なのは、「適切な問い」を立て、思考を深めることにある。表面的な事象の裏にある真因は何か、未来をより良くする可能性はどこにあるのか?大澤社会学が現代社会の事象に大胆に切り結んでいく。(内容説明)権威主義体制であるロシア、中国の挑戦を受ける西欧諸国。
2020年からのコロナ禍の2年半に月刊誌にほぼ隔月で連載してきた時事評論を収録。著者は専門の社会学にとどまらず社会科学や人文科学の広範な知識と理解を踏まえた奥深い洞察に基づいて、この間に起きたウクライナ侵攻や米中対立の激化などの出来事がどういう意味合いを持ち、我々はどう向かい合うべきかを読み解いていく。この2年半の多くの出来事は、既成の原理や法則で説明できないところに特徴があったといい、著者は執筆に当たってこれらの出来事を解釈する前提となる新たな理論の構築が必要だった、と前書きで触れている
碩学二人の対談。本の題名はいまいちだが、内容は肉厚。読み直さないと理解が深まらない。しばらくしてよみ直そう。好著です。
読み始めはとっつきにくかったが、読み進むにつれ、国際情勢、それもロシア、中国、アメリカ、そして日本に対するその斬新な切り口に引き込まれた。ロシアは西側、ヨーロッパが羨ましい。中国の権威主義的資本主義存続のためには毛沢東は否定できない。その中国の権威主義的新本主義を引き継ぐ国があるとしたらそれはアメリカ!今回のバイデン勝利が次回大統領選のトランプ的なものの勝利を呼ぶかも、それはあたかも日本の民主党政権崩壊、安倍自民党復活のように。などなど、今まで考えたことの
知の巨人2人の対話集。でも、ややインテリの抽象論の羅列のような内容。少し期待外れだった。
友人のおすすめで読んだ本。『支配の構造国家とメディア「世論」はいかに操られるか』ずばり、今の社会とメディアのあり方を、4人それぞれの視点から解明する。💙もとになっているのは、古今東西の名著を25分×4回で解説するNHKEテレの「100分de名著」。2018年3月22日の放送記念日関連の特番として放送されると、放送後より再放送リクエストが殺到したと言う。第55回ギャラクシー賞も受賞した。NHKにも勇気あるディレクターがいるということか?💙本の構造は
贋金造りの資本論林芙美子試論結贋金造りの資本論(の五つ目のパート)大澤真幸は、こう言っている。「愛は、拒否に対して受容の蓋然性を高めるような関係の様態とは言えない。愛とは、不可能な関係であった。〈他者〉を愛しているとき、〈他者〉が私の愛を受け入れ、私を愛しているようにみえる場合ですらなお、私は〈他者〉が私を拒否する可能性、私を愛さない可能性におびえなくてはならない。愛は、〈他者〉の選択が不確実であること、偶有的であること、したがって〈他者〉がいつでも私を拒否しうるとい
2021年10月13日著者・大澤真幸は大著「ナショナリズムの由来」(講談社、2007年)の「結びに代えてー救世主について」において、我々を捉えて離さないナショナリズムから我々はいかに自由になりうるのか、いかに解放されうるのかを問い、そして答える。「ナショナリズムの由来」が書かれたのは「現代社会の現実に照らして、ほとんど内容をもたないように見える規範(ナショナリズム)が、なぜ、そしていかに我々を捉えるのか、そ
「資本主義という謎「成長なき時代」をどう生きるか」水野和夫大澤真幸資本主義という謎「成長なき時代」をどう生きるか資本主義は終わるのか?それとも変わろうとしているのか?16世紀からの歴史をふまえ、宗教・国家・個人との関係にいたるまhonto.jp対談という形式は、その人の考えを「話し言葉」で表すのでわかりやすくなるのかもしれない。以前取り上げた大家・岩井克人さんの書もそうだった。『経済学への挑戦第5節岩井VS松尾』【経済】学を身につけても、【経営】には役に立た
大澤真幸・編戦後思想の到達点NHK出版(第4回)[「世界史の構造」への軌跡、そして「日本論」へ]なぜ「交換」に注目するのか?(p46~62)1978年、柄谷さんは「マルクスその可能性の中心」を著します。タイトルを見た人は、マルクス主義、共産主義を礼讃する本と思うかもしれませんが、そうではありません。むしろ逆です。いわゆるマルクス主義、共産主義の人は、マルクスの「史的唯物論」にもとづき、商品の価値は生産のための労働によって決まる、しかし今は、商品を生産する主人は資
大澤真幸・編戦後思想の到達点NHK出版(第1回)日本にとどまらず、海外にも影響を与える二人の思想家、柄谷行人と見田宗介について、社会学者の大澤さんが、インタビュー等を交えながら、明らかにしていこうという試みです。まずは、柄谷行人。[交換様式論とは何か(大澤さんの記述)]柄谷さんが唱える交換様式論。これは、社会における交換の形式が、歴史的にどのように変化してきたかをみることで、社会の仕組みを明らかにし、次の時代のあるべき姿を考察しようというものです。今は生
成長を続けることが宿命の資本主義は限界に来ている。それはわかった。では、私たちは次に何をせねばならないのか。それを探して私の経済学への挑戦は続いている。日々、会社でおカネのことに悩まされながら・・・まだ書店で目立つところに置いてある斎藤さんのベストセラー。人新世の「資本論」-集英社新書【「新書大賞2021」受賞作!】人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。...shinsho.shueisha.co.jpその応援団とも言うべき本が出ていた
備忘録(2021年6月15日)随時更新・工事中★★大澤真幸氏の反資本主義=「新世紀コミュニズム論」大澤真幸(著)「新世紀のコミュニズムへ:資本主義の内からの脱出(NHK出版新書)」-著者にインタビュー/シード・プランニング【SeedPlanning,Inc.】288回視聴•2021/06/12★★Dr.苫米地電力需給逼迫下再生可能エネルギーとしての人工林の可能性Dr.苫米地電力需給逼迫下再生可能エネルギーとしての人工林の可能性14,365回視聴
大澤先生の著作にはいつも驚かされてきた。はじめは「不思議なキリスト教」という、大ヒットした橋爪大三郎との対談集だったが、「世界史の哲学」シリーズはなぜ早く気が付かなかったろう、と思うほど、慧眼な著作で現在も連載中。早く追いつきたい。昨今、コミュニズムは大流行。実は、カルチャーセンターで、前回の「人新世の資本論」の著者、斎藤幸平と対談したこともあり、この本でも「人新世の資本論」の主張を受けて述べている部分がある。そんなこともあり、社会学者の代表格の大澤先生としては、コミュニズムについてなにか
小冊子だけれど、大変面白かった。哲学的時間論だけれど、副題にあるような「マクタガートを超えて」という事は疑問だけれど、時間論としてより現在論としての方がおもしろいだろう。「いま」の問題だけれど、現在=〈私〉で過去=他者というのも面白い。現在しか実在しないんだけれど、過去と未来が同じかというと、どうも様相はまったく違うようだ。普通の時間的な観念によれば、過去は過ぎ去りしものだし、未来はいまだ来ぬものだ。過去は確かにあったと記憶が、データが残っているが、未来は皆目わからない。やってくる
別冊NNK100分で名著『ナショナリズム』『想像の共同体』ベネディクト・アンダーソンを大澤真幸が解説。の続き。近代社会は個人主義が特徴であり、視野を広げた時にはナショナリズムに特徴があり、この2つは近代社会を成立させる両輪である。個人主義を考えた時、その社会のタイプはゲゼルシャフトである。しかしながら、ネーション(国民・民族)は、ゲゼルシャフト(特定の目的達成のための人為的に創造された集団)ではない。特定の目的達成のための人為的に創造された学校組織や企業組織がゲゼルシ
はい、東日本大震災を記憶に留めるべき3.11が、10年目が、またやってきます。今年の3月11日は木曜日です。14:46。改めて忘れず黙祷したいと思います。もう10年ですか…南海トラフ大地震がそろそろ恐ろしいです。しかし世界情勢もかなり恐ろしい事態になってきてます。日本の貧困に象徴される、世界から取り残されていってる感。なーんかヒシヒシと感じますよね。そんな中、我々にできることは、民度を上げること=自分で勉強して他を助ける精神を育むことかと。まずは世界のスタンダードな認識を知る必要が
ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』を社会学者大澤真幸が解説。その他にも「ナショナリズム」について『君主論』を島田雅彦が解説するなど、興味深く購入。大澤解説の『想像の共同体』から考えたことをまとめる。すごく興味深かったのだが、今の自分との関係性のある部分だけ記して、残りは後日。さて、どんな共同体も「想像」がある。家族も学校も会社も、共同体と人が信じて初めて共同体となる。だが家族や学校は、実際に具体性があるが、国民にはそれがない。「他の共同体の場合は、『お互いが
コロナ時代の哲学Amazon(アマゾン)1,359円大澤真幸さんの力作です。中学生でも読めます、おすすめ。本文中に出てくる哲学者アガンベンについては、NHKで深夜にやっていた、「コロナとともに生きる」みたいな特集番組に出ていたので、ご存知のかたも多いとおもいます。この文章が出されるとしたら、高校受験か大学受験でしょうから、小6の生徒は受験が終わってから読んでください。「もっと分厚い方がいいんだけどな」と思いつつ、読み進めていると考え込んでしまうこ
こんばんは。疼痛のお持ちの方、いかがお過ごしでしょうか?さて、最近、こんな本を購入し、読みました。思想としての<新型コロナウィルス禍>社会学者、病理学者、美術批評、小説家など19名の人が論考だったり、批評だったりをしている本。恐れおののくしかできないけれど、テレビやネット以外で情報を得て、とりあえず足しにしようと本屋へ向かいました。読んだ感想は、憲法と緊急事態宣言は関わっていて、驚き複数の著者がパンデミックを理由に監視社会の可能性を示唆しているのを読んで、同意