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戸田学の映画ごたく#64丹下左膳餘話百萬兩の壺監督山中貞雄作家・映画コラムニスト戸田学私が好きな映画に関係するあらゆるエピソード、俳優や監督、カメラマンなどなどさまざまな観点から切り取ったお話をくどくどと言いたてたいと思います。ブログ:戸田学の映画誌https://ameblo.jp/toda-eiga/Twitter:戸田学の映画誌@todaeigashiお仕...youtu.be
『血煙高田の馬場』映画無声白黒六分版が現存昭和三年(1928年)三月十五日公開制作日活太秦原作・脚色伊藤大輔撮影唐沢弘光出演大河内傳次郎(中山安兵衛)実川延一郎(菅野六郎左衛門)市川春衛(お勘)尾上華丈(左平次)尾上桃華(半次)嵐玨松郎(村上庄左衛門)本田繁一郎(武林唯七)浅見勝太郎(岩切半三郎)尾上卯多五郎(堀部弥兵衛)木村千代子(幸)沢村春子(お加代)東木寛(八さん)監督伊藤大輔
伊藤大輔(いとう・だいすけ)脚本家・映画監督・舞台演出家。明治三十一年(1898年)十月十三日愛媛県に誕生。昭和五十六年(1981年)七月十九日京都市において死去。八十二歳。伊藤大輔映画監督作品映画館鑑賞履歴大正十五年(1926年)十一月二十日公開(十五日公開説あり)平成十六年(2004年)九月二十二日京都文化博物館平成三十年(2018年)十一月三日京都博物館別館『忠次旅日記』111分版昭和二年(1927年)三月十日『忠次旅日記甲州殺陣篇』公開製作
丹下左膳。おお、大河内傳次郎。彼も丹下左膳を演じましたよね。快演。↓押してくれたら嬉しいです↓にほんブログ村
丹下左膳を観ました。総天然色時代の映画か。渋いタイトル。名優、大友柳太朗主演。月形龍之介や大河内傳次郎も。美空ひばりや東千代之介、大川橋蔵まで。豪華な役者ばかり。さあ、ゆっくり観よう。↓押してくれたら嬉しいです↓にほんブログ村
長谷川一夫(はせがわ・かずお)本名長谷川一夫別芸名林長丸林長二郎明治四十一年(1908年)二月二十七日生まれ。昭和五十九年(1984年)四月六日死去。七十六歳。林長二郎こと長谷川一夫は、日本芸能史に煌めく美男花形大スタアです。無声活動大写真時代から日本芸能界の美男大スタアとして活躍しました。リブログ先の記事で感想を書きました、『雪之丞変化』は、断片総集篇のみ現存していますが、大傑作です。衣笠貞之助(きぬ
大河内傳次郎さん大河内傳次郎(おおこうちでんじろう)新字体:伝次郎本名:大邊男(おおべますお)別名義:正親町勇室町次郎西方弥陀六(筆名)大河内傳二郎1898年2月5日(戸籍上は3月5日)生まれ、1962年7月18日、満64歳没。福岡県築上郡岩屋村字大河内(現・豊前市大河内)生まれの映画俳優。戦前を代表する時代劇スターの一人であり、阪東妻三郎、嵐寛寿郎、片岡千恵蔵、市川右太衛門、長谷川一夫とともに「時代劇六大スタア」と呼ばれた。サ
『ハワイ・マレー沖海戦』映画トーキー白黒昭和十七年(1942年)十二月三日公開製作国日本制作東宝脚本山本嘉次郎山崎謙太撮影三村明出演伊藤薫(友田義一)原節子(喜久子)英百合子(つね)加藤照子(宇女子)中村彰(立花忠明)河野秋武(斎藤二等兵曹)北沢彪(津村少佐)御橋公(戸沢)汐見洋(周右衛門)瀬川路三郎(末永)菅井一郎(手塚)藤田進(山下大尉)黒川弥太郎(森田)大河内傳次郎(佐竹大佐)特殊
『炎の城』1960,加藤泰明らかにシェイクスピア悲劇を時代劇に移植させた野心作。エディプス・コンプレックス的側面もあり、主人公と黒幕との人格分裂による対決図式と解釈することも可能。こんな風に紹介するとつい黒澤明の専売特許的なイメージが充満してしまうけれど、それに対抗する力学が当時の東映並びに加藤泰に働いていたのではないだろうか。『蜘蛛の巣城』が1957年公開。大川橋蔵がハムレット的運命に翻弄される。様式美の追求という点でやはり黒澤明を連想させるが、黒澤のような緊張感漂う押し付けがましいね
…「回遊式庭園」を持つ邸宅がある。この邸宅の主である映画俳優は誰か?この庭は、「大河内山荘庭園」と云々、主人は「大河内傳次郎」である。当り役は、昭和初期の丹下左膳(タンゲサゼン)。庭園に着手したのは34歳の時で、以来晩年まで、生涯を掛けて取り組んだ。広さ約2万平方メートル。歳月を重ねるほどに、数多い京の「お庭さん」の中でも屈指の名園とも云われ、山荘内の持仏堂・大乗閣・滴水庵・中門は、国・登録有形文化財である。
昭和16年4月、広東の航空部隊長に加藤建夫が再任され、数か月後に新鋭戦闘機「隼」が配備。十二月初旬にベトナムのフコク島に部隊は進駐、マレー半島上陸を目指す山下兵団を運ぶ船団の護衛任務に就いて、悪天候の長距離飛行に成功。昭和17年5月に加藤がインド洋に墜落するまで、加藤隊長期の飛行第六十四戦隊の転戦歴を描く。陸軍省後援・情報局選定の戦意高揚映画ですが、監督の手腕によって時代を超えた名作戦争映画。
マキノ雅弘監督による日本の時代劇映画。出演は水島道太郎、河津清三郎、南田洋子。<あらすじ>鈴川源十郎も乾坤合せて三千両という賞金を目ざして、左膳と栄三郎を追っていた。法華寺の位牌堂にお藤と共に身を潜めた左膳は無益の殺生をした人人の霊を慰めるためにお題目を唱えていた。固く封印をした坤竜が側にあった。栄三郎は蒲生泰軒に救われた。彼もまた妖刀乾雲に憑かれたのであろうか、左膳を追う黒装束の岩城藩士を夜毎斬っていた。それを知った左膳は坤竜を彼に返そうとした。だが栄三郎は黒装束の剣士達の手にかか
10月9日のブログで映画『蛇姫様で見たのは『蛇姫様(東宝1940年)』と美空ひばり主演の『新蛇姫様お島千太郎(東映1965年)』の2本だけ。と書きましたがその後レンタルビデオで『蛇姫道中(大映1950年)』監督:木村恵吾、出演は大河内傳次郎、長谷川一夫、山田五十鈴、京マチ子とDVD購入で『蛇姫様(大映1959年)』監督:渡辺邦男、出演は市川雷蔵、嵯峨美智子の2作品を手に入れ鑑賞。まさにタイトルに操られたような『蛇心仏口』でございます。意味は執念深く
黒澤明監督によるGHQ協力映画。出演は原節子、藤田進、大河内傳次郎。<あらすじ>戦争が激化する替えは幸福な生活を送っていた人々が軍による自由と民主主義の迫害によって人生を狂わされる映画。<雑感>戦前は国威発揚の映画を撮らされ、戦後はGHQに反日映画を撮らされる悲劇。愛国映画もバカらしいが、反日映画はもっと酷い。特にこの作品は、アメリカの共産主義者が日本共産党を美化した映画なので最悪の代物。戦後民主主義の縮図のような作品で、黒澤映画の中で最も醜い作品と言っていい。☆0.0。アメリカの
黒澤明監督が勧進帳を題材に義経と弁慶の安宅の関所越えを描いた初の時代劇。主演は大河内傳次郎、藤田進、榎本健一。<雑感>勧進帳の話なのであらすじは割愛。白紙の勧進帳を1度もミスすることなく朗々と読み上げ、いまにも身体に縄をかけようとする役人をまんまと出し抜いて関所を通る部分だけの作品。弁慶役の大河内傳次郎のしゃちほこ張った演技と、緊張感を表情で表現する榎本健一の対比が演出のポイントになっている。平安末期の物語で江戸時代に歌舞伎で様式が成立した純和風の作品でありながら、この映画はアメリカ
『御誂次郎吉格子』『御誂治郎吉格子』現存フィルムタイトル表記は誂御子格吉郎治映画無声現存版90分白黒昭和六年(1931年)十二月三十一日公開製作国大日本帝国製作字幕言語日本語活動弁士説明言語日本語製作日活太秦原作吉川英治(『治郎吉格子』)脚色・監督伊藤大輔撮影唐沢弘光鼠小僧治郎吉大河内傳次郎床屋の仁吉高瀬實勢やっちょろ丑山口喜佐雄与力重松山本禮三郎お喜乃伏見信子
時代劇お好きな方にオススメです。というか、めちゃくちゃ楽しみです。時代劇が前衛だった特集上映時代劇が前衛だった特集上映|テアトル新宿昨年刊行された『時代劇が前衛だった』(古賀重樹著)で紹介された、日本映画の黎明期から黄金期、そして戦後までのスター監督たちによる名作を邦画専門館のテアトル新宿で上映いたします!映画記者・古賀重樹氏が再発見する作品の新しさや面白さに是非、劇場のスクリーンで出会ってください!ttcg.jp上映作品『雄呂血<4Kデジタル修復版>』『丹下左膳余話百万
対決より解決、解決には団結、団結して対決、対決より解決……。…©堂々巡りなので、一種の回文と考えることもできます。裏切りと妥協と根無し草野党の混乱を示しているようでもあります。まあ自公与党も似たようなものです。古今東西権力者のバカ試合(化かし愛)も同様です。白→島→今→緯度→窓→麻呂→黒→白……。…©これも回文みたいなモノでしょうか。真っ白な1年生議員も、いつの間にか黒くなります。森元さんや三階さんは、もう、ど真っ黒です。玉木雄一郎さんは「ケツ」で勝ったので、快傑ゾ
虎の尾を踏む男達★★★★虎の尾を踏む男達Amazon(アマゾン)400円1945年(昭20)9月製作/1952年(昭27)4月24日公開/59分モノクロ・スタンダード/東宝企画伊藤基彦脚本黒澤明監督黒澤明撮影伊藤武夫美術久保一雄音楽服部正出演-大河内傳次郎・榎本健一・藤田進・志村喬・小杉義男・河野秋武・森雅之・久松保夫・仁科周芳(十代目岩井半四郎)約3年10ヶ月の太平洋戦争が終結した。日本人の死者は約310万人。この映画は終戦直後の昭和20
『素浪人罷通る』映画トーキー81分白黒昭和二十二年(1947年)十月二十八日公開製作国日本制作大映京都主演阪東妻三郎(山内伊賀亮)監督伊藤大輔山内伊賀亮は、優しい天一坊青年に出会います。彼は八代目征夷大将軍徳川吉宗の実子でした。徳川九代将軍を狙う野心は微塵もなく、生まれてから一度も会った事が無い父親に会いたいという無垢な希望に生き甲斐の全てを賭けている。これが天一坊の生き方でした。伊賀亮は、天一坊が江戸城に親子対顔に向かえば、ご落胤
【光化学スモッグの日】1970年(昭和45年)に東京都杉並区で日本で最初の光化学スモッグが発生。被害のあった高校では体育授業中の生徒が突然目の痛みや頭痛などを訴えて倒れ、40数人が病院へ運ばれた。【大河内傳次郎忌大河内傳次郎の命日享年65】独眼隻腕の浪人剣士を演じた『丹下左膳』や『国定忠次』『姿三四郎』などで知られる大正・昭和の時代劇の大スター。生まれは福岡県豊前市の大河内村。【NIOSH認証】医療用N99マスクカップ型10枚入防護マスク火山灰対策防塵マスク火山灰
岩波書店刊『講座日本映画』全八巻は日本映画の歴史を教えてくれる研究書である。日本映画史研究書の白眉であり、日本活動大写真誕生・無声映画時代から発刊当時の現代である昭和六十年代迄の歴史を学べる。今村昌平・佐藤忠男・新藤兼人・鶴見俊輔・山田洋次と映画界の巨匠・重鎮が編集委員を勤めている。第二巻『無声映画の完成』(昭和六十一年一月十日発行)には伊藤大輔の無声時代劇映画についての論考が掲載されている。滝沢一稿『時代劇とは何か『忠次旅日記』を中心とし
水沢江刺様が2023年7月12日にブログ記事『『忠次旅日記』出演者概要』を書いて下さいました。伊藤大輔監督・大河内傳次郎主演の永遠不滅の大傑作『忠次旅日記』出演者名優達の解説を詳述して下さいました。2023年7月2日福岡市美術館1階ミュージアムホール坂本頼光(弁士)・広沢英舟(浪曲三味線)『忠次旅日記』『血煙荒神山』の熱きレポートを発表されました。この上映会に行けなかった自分は記事を拝読し会場の熱気を想像しています。水沢江刺様の浩瀚なご研究に日々学んでおりま
池田富保監督による日本の史実を基にした時代劇映画。出演は大河内傳次郎、黒川彌太郎、鳥羽陽之助。<あらすじ>加藤・福島良家の断絶に危機感を持った黒田家は、藩主黒田忠之の乱交に心を痛めていた。忠之は側室お秀に夢中で藩政どころではない。藩士栗山大膳も心を痛めるひとりであったが、藩内の大勢は主君の意のままだった。そんなおり、お秀にそそのかされた忠之は、万石船を建造して密輸に手を染めようとした。万石船の建造は公儀の御法度、大膳は反対したが疎まれ長崎へ飛ばされてしまった。万石船建造のために、年貢は
「人情紙風船」の山中貞雄監督が1935年に製作した代表作です。矢場に居候し用心棒をしている丹下左膳と女将のお藤は、店で殺された男の息子・ちょび安を引き取ることに。ちょび安はとある壷を大事に持ち歩いていたが、この壷には百万両の隠し場所が塗り込められていて…平成にもリメイクも製作されている名作をようやく観ましたが、わりとゆるゆるのコメディで脱力しました。しかし、内容よりも映像と音声の復元力のすごさにびっくり。フィルムが部分的に欠けているような作品でもこんなにクリアな音声に出来るとかヤバイ。女
昭和の映画スターが30年かけた庭「大河内山荘(おおこうちさんそう)」は、昭和の映画スターである大河内傳次郎(おおこうちでんじろう)が造営した山荘と庭園です。小倉山(嵐山)の土地を手に入れた後、30年間自ら設計し少しずつ造り上げられました。嵐山と比叡山の眺望が美しい庭園ですが、訪日外国人は多いものの、まだまだ日本人には穴場。そのすぐ下の竹林はすごい人なのにでは、新緑の大河内山荘をどうぞ。拝観料の中には、抹茶とお菓子が付いてい
森一生監督による日本の時代劇映画。出演は大河内傳次郎、月形龍之介、相馬千恵子、本間謙太郎。<あらすじ>幕末、北海道近海で密貿易船が多く出没した。松前藩がこれを取り締まることとなり、目付の三木原伊織は廻船問屋赤崎屋吾兵衛を怪しみ内偵を開始した。ところが家老の蠣崎は、別の人物が犯人だと主張して譲らない。勝手に犯人を殺害し、伊織すら殺そうとした。アイヌに助けられた伊織は、濡れ衣を着せられた八幡屋のいととともに匿われ、幕府隠密の土屋主水正と出会った。主水正はこれで蠣崎の悪事を江戸に報告できると
マキノ雅弘監督による日本の時代劇映画。出演は大河内傳次郎、水戸水子、山本富士子。<あらすじ>江戸市内は妖刀乾雲と坤龍によって擾乱状態にあった。南町奉行大岡越前守は、将軍家に働きかけ饗庭主水正を呼び出し、擾乱の元凶丹下左膳について問い質した。主水正は知らぬ存ぜぬで押し通し、藩に危害が及ぼされるのを食い止めようと必死になる。こうして丹下左膳は支援を受けられなくなり、主君を訪ねてきた彼を殺すようにと月輪軍之助の月輪剣団に命じた。事の発端は関の孫六。その刀を奪えと藩命を出した。激怒した丹下左膳