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トップページ都道府県別索引へこの城はかつて拓かれたという山道がすべて荒廃してしまったようで、2023年11月現在明確な登城道がありません。のみならずかつて道があったとされる東側、南側とも急峻で、転倒などするとかなりの距離を滑り落ちる可能性もあると思われます。ルートは短いものの経験と技術が必要でしょう。山慣れない人の単独訪問は避けたほうが良いです。北西の金時公園から登り、尾根を進むルートもありますが、こちらは迷い道に注意です。生土城はJR御殿場線駿河小山駅から鮎沢川の対岸に聳える城山の
所在地〒410-1303静岡県駿東郡小山町生土特徴北条氏の前に相模西部を支配した大森氏の山城で、南麓の神社から入山する。斜面を直登すると山頂は削平されていて、段郭や堀切の痕跡が残る。感想過去に登山道が整備されたようだが、現在は放置されて荒れている。下山後に長靴を脱ぐと多数のヒルが取り付いていた。
都道府県別索引へこの日は午後に車を点検に持っていかなければならなかったので、近場を攻めようと思って箱根周辺に目をつけた。神奈川県内は遺構の残る城が少なくて、めぼしいところはだいたい押さえたので未攻略の城を探すのに苦労する。…と思ったが、箱根湯本すぐ近くの湯坂城が目に止まった。鎌倉時代の古道沿いにある城で、扇谷上杉家の重鎮大森氏が西への備えとして築いたのだという。箱根峠近くの箱根古城の後輩に当たる城だな。登城口近くに函嶺洞門駐車場がある。行ってみたら満車だったが、丁度1台出てゆ
伊勢原・平塚の市境付近にある「岡崎」「矢崎」両城址からはママチャリで約40分。厚木市に近い伊勢原市内に「丸山城址」があります。丸山城は小田原城を奪われて岡崎城に逃げ込んだ大森さんと、岡崎城主の三浦さんの主人である「(扇谷)上杉」さんが、北条早雲の更なる相模國侵攻に備えて整備したそうです。(↑)「丸山城址」(高部屋神社からの眺め)崖に囲まれた高台となっていて、(今はお寺さんとなっている)岡崎・矢崎の両城と比較して「お城らしい」雰囲気を残しているように思えます。(↑)丸山城から大山
前回紹介した岡崎城址から、坂を下ってわずかの場所に「大森山紫雲寺」というお寺さんがあります。ここは北条早雲に小田原城を奪われた大森さんのゆかりの地。その昔、「大森氏居館」つまりはお城があったそうです。別名を「矢崎城」というそうですが、直線距離にしてわずか五百メートルの間にお城が2つあるのも興趣を惹かれます。(↑)大森氏頼居館址石碑岡崎城主の三浦さんと大森さんはいわゆる親戚関係にあって、連携がうまくいっていたのでしょうね。小田原落城の際に、三浦さんを頼って難攻不落の岡崎城に逃
これまでも何度か紹介していますが、厚木には毛利氏発祥の地、そしてお隣伊勢原市は上杉氏の本拠があった所縁の地。名だたる戦国武将との縁ある土地ですが、北条早雲が小田原城を奪って以降、戦国時代の相模國(厚木・伊勢原を含む)は北条氏の勢力下におかれていました。(↑)(伊勢原市)岡崎城址ところで、北条早雲に攻め取られる前の小田原城主は「大森」さん。小田原城攻防戦には興味深いエピソードがありますが(それはまた別機会として)、小田原を脱出した大森さんが頼ったのが「岡崎城」でした。このお城は周