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大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO「和也、メリークリスマス」抱き締めていた腕を緩めて、和也の左手をとると、その薬指に指輪をはめた。「これ……」「初めて作ったから少し不恰好だけど、和也への気持ちはすげーこめたから。俺は和也を愛してる。一生かけて愛しぬくから、一生傍にいてくれないか?」そう、俺が和也に贈ったのは婚約指輪で。プラチナにダイヤモンドをあしらった婚約指輪なんだけど、和也に似合う指輪を自分で作りたくて、しばらく内緒で彫金工房に通って自作したものだっ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO「今何時だ……?」2人でベッドで抱き合っていつの間にか眠っていたらしい。目が覚めたら既に暗くなっていた。電気をつけずに和也を抱き上げてリビングに向かう。クリスマスツリーの明かりが美しく部屋を照らしていた。和也を抱っこしたままソファに座ると、和也が俺の膝に乗る形になる。和也のミニスカサンタの衣装は多少汚れているもののまだ脱がす程ではなさそう。ずり下がっていた胸元を引き上げて整えてやった。「さと?」ぼんやりと目を覚まし
あけましておめでとう御座います今年もよろしくお願いします大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO薄く塗られた生クリームの下から薄くのぞく赤く色づく突起がやけに艶かしい。「美味そ」和也に見せつけるように舌を出して突起に近づける。恥ずかしそうに、でも僅かな期待も瞳にはらませて俺を見つめている和也。その顔が物凄く艶麗で。何回惚れてもまた惚れ直す。和也の魅力には底がない。どっぷりハマって抜け出せなくなるんだ。まあ、抜け出すつもりもねぇ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOそれはケーキの生クリームだった。冷蔵庫に入っていたから冷たくて。それを俺に食べさせるのではなく、和也は俺の唇に塗るように指を這わせた。「ちょっ、和也?」「美味しそう」そう言って、俺をソファに座らせると、隣に座って俺の唇を舌で舐め始めた。冷たいクリームを和也の熱い舌が舐め取って。すげー下半身が反応して、明らかに俺自身がぶるんと勃ち上がった。「さと、可愛い」そんな俺自身を愛おしそうに撫でてる。
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO「んふ、美味し♡」出しちまったと呆然と見つめていたら、和也は微笑んでそう言った。「ちょっ、馬鹿、不味いから飲むなって」「さとのは美味しいにゃん」そう言って飲み干したのを舌を出して見せてくれた。少し飲みきれなかった欲が口の端から垂れているのがえっちい。「和也、ここ垂れてる」唇を拭ってやろうとしたら、和也は自分で口の横をペロッと舐めた。赤い舌が淫靡で、ムラムラして押し倒そうとしたら、またひらりと躱さ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO朝食はスモーブローにマリネ、クラムチャウダー、キッシュ、ヨーグルト。ヨーグルト用に様々な種類のジャムや蜂蜜も並んでいた。色鮮やかで美しい朝食だった。でも一番美しいのは和也だけどな。いつもと違って食べ方すらエッチく見えるのは俺の気のせいだろうか。ヨーグルトもだけど、クラムチャウダーなんて特に、もう白いアレにしか見えねぇし!ほぼほぼ和也に見惚れながら食べていた。「さと、そんなに見られたら食べづらい」恥ずかしそうに伏
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOドキドキしてる俺を和也は悪戯っぽい笑みを浮かべて見つめてくる。かなり小悪魔的だ。そして俺に近づき、俺の胸元を人差し指でグリグリして甘えながら言う。「せっかくクリスマスなのに、プレゼント、お家に置いてきちゃったじゃないですか」「へっ?」「プレゼント、せっかく用意してたのに」ぷぅって頬を膨らませて言うのが可愛くて。「和也っ」思い切り抱き締めようとしたら、逃げられて手が宙を切る。「ふふっ、だから、代わりにプレゼント用意し
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO「やべー、和也、めちゃくちゃ可愛い……」そう言うとはにかんで笑う。その顔がまた最高に天使で。「はいはい、起きてください」チュッと唇にキスして、俺の手を引く。「起きてにゃんって言ってくれたら起きる」そう言ったら和也が一瞬黙る。やべー、やっぱり催眠術にかかってるフリだから、ツンが捨てきれねぇか。少し氷点下を覚悟したけど、和也はすぐに可愛く笑った。「さとぉ、起きてにゃん」!!!!!可愛すぎる!しかも猫ポーズまでつけ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOすぅすぅと気持ちよさそうに寝息をたてる和也を尻目に、俺は和也がきちんと覚えているかが心配で。とりあえず枕元に袋を置いて、和也のスーツのズボンを脱がして上着と一緒に掛ける。水のペットボトルを持ってきて、和也が夜中目覚めたら飲めるようにサイドボードに置いた。それから軽く食べてシャワーを浴びて和也の眠っている部屋に戻った。明日の準備は完璧だ。朝昼晩、全てルームサービスを頼んでいるし、ケーキもプレゼントも用意した。部屋だってクリ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO和也を抱き上げて、部屋に戻る。俺に気づいた途端に安心して気が緩んだのかクタッとなり、全部を委ねてくる感じがめちゃくちゃ可愛いじゃねぇかって思うわけよ。普段毒舌だけど、心の中では俺を頼ってくれてるって事だろ?そのままベッドに運んでおろしてやろうとしたけど、ぎゅっとしがみついて離れない。一緒にそのままベッドに座った。「和也、大丈夫か?具合、悪くねぇ?」「大丈夫……。さとがいてくれて良かった……」割と恐怖を感じていたんだ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOホテルにチェックインする。スイートルームは窓際に大きなクリスマスツリーが飾られ、部屋の至るところが緑と赤で美しく装飾されていた。外の眺めも最高。夜になると夜景も綺麗だろう。「へぇ、やっぱ、良いな」日常からかけ離れた雰囲気に、和也もきっと激しく燃えるに違いない。俺はいつでも燃えてっけどよ。早く和也が帰ってこねーかな。学会って遅くまでやってんのかな?懇親会みたいなやつもあんだろうか?きちんと確認しときゃ良かったな。
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO今年のクリスマスは和也は24日の学会に出席するために23日から泊まりで出掛ける事になっている。それで25日の早朝に和也は帰ってくる予定だ。その間、病院は相葉ちゃんの恋人の櫻井翔っていう医者が代診を引き受けてくれたんだ。和也が翔くんに頼んだのは、23日の午後から25日までだったんだけど、俺は相葉ちゃんにこっそり頼んだ。23日の午後から26日までにしてくれないか?って。そしたら相葉ちゃんも翔くんもあっさりオッケーをくれた。む
いつも読んでくださってありがとうございます初めて来てくださった方、いらっしゃいませこちらは嵐さんをモデルにBL小説を書いているブログになっております大宮Loveしか書いておりません。あくまでも妄想小説で、たまに成人向けになってます間違って足を踏み入れた方は回れ右で退室お願いしますねお話も少しずつ増えてきたので、お話の紹介をしたいと思います題名を押すと一話目に飛ぶようになってます。あとがきにオマケの話がついている事がありますので、良かったらあとがきまで読んでいただけたら嬉しいです。
こちら『ゆめうつつ』の続編になります大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO「うん、やっぱり大正解だ」俺は届いた荷物を開けてニヤリと笑った。ニヤリというかにんまりだな。これで楽しいクリスマスを過ごせるはずだ。町医者の俺の恋人はツンデレの可愛いやつ。いつもツンとしていて俺には厳しいから、たまのデレがめちゃくちゃ可愛いんだけどよ。やっぱりクリスマスとか甘い恋人のための日には一日中デレていて欲しいって思うわけよ。しかも可愛いコスプレでデレだとなお良しなんだけどよ
unknownの最終話、一個前にアップしてますここのあとがきの下の方にunknownのオマケついてますこんにちはいつも読んでくださってありがとうございますunknown無事に完結しましたー和也くんを買いにきた智くん登場シーンで、皆さま、大好き『黒智様』を想像されたみたいでコメントをいただき申し訳なく思ってましたはい、『黒智様』ではなく、ただただ、和也様が好き過ぎる智さんでした全然黒いところがなく、全てはホントに和也様が好き過ぎるがための行動でしたガッカリさせてしまって、
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルです最終話ですsideN昔でも女でもないって何だろう。ただ単に浮かんだ名前?それとも、今現在で男……?そんな可愛い名前の男がいて、しかも今も繋がってる?智の男は、俺だけじゃないって事?「また、勘違いしてますか?」クイッと顎を持ち上げられ、驚く。いつの間にか智が隣に座っていた。「勘違いって、だって、今の男だろっ」「そうですね、愛おしい人です」そう言ってその男を思い出しているのか、慈しむような眼差しで微笑むから。智にこんな顔を
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「松井だ……」スマホに表示された名前を見て呟くと、智は舌打ちした。「どこまでも邪魔な男ですね」俺が起き上がって通話しようとすると、再び布団に引き摺り込まれて邪魔される。そのうちに切れてしまったんだけど。間髪入れずに再び鳴り始めた。更に邪魔しようとする智だったけど、何とか智から逃げ出した。「話すのもこれで最後だから」そう言ったら智は渋々腕を緩めてくれたから電話に出た。「ああ、データ開いてみたか?それが俺の答えだ、も
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN目が覚めたら、まだ夕方だった。だよな、松井に会ったのは11時だったから。昼間から激しく抱かれたんだったわ……。身体は綺麗になっていたし、寝具もサラサラとしていて気持ちイイ。そこはいつも通りだったけど、でもいつもと違う事もあって。それは、智にしっかりと抱き込まれていて、それを知らんぷりしなくて良い事。だから遠慮なく寝ている智を見つめた。眠っている智の顔は少し幼く見えた。恋人になって俺が気を許したから、そう見えるのかもだ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「智、好きだ」ぎゅっと抱き締めてそう言ったら、更に強い力で抱き締められた。「和也、愛してます」そして少し腕が緩んで視線を交わしたら唇が重なった。今度は優しく啄むように触れて、そして智の唇は俺の顎、首筋、鎖骨、それから胸の突起へと降ってきた。「ん、ふぅっ」念入りに身体を愛撫していく唇。いつもより身体が甘く震えて声が漏れるのは、この行為に愛があると知ったからだろうか。「和也、いつもより感じてますね」「ひゃ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「残念ながら、それはありませんね。私は貴方を抱く前からずっと貴方が好きでしたから」「抱く前から?」「ええ、貴方に出逢ってすぐに恋心を抱いていました」そんな昔から好かれていたなんて知らなかった。湧き上がる喜び。「ですから、貴方が私を使用人扱いし始めた時は正直ショックでした。でも友達じゃないのかと怒ったら、私は貴方にとってただの優しい友達という存在になってしまう可能性がありました。それに友達という存在になった場合、あの屋
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN見惚れてたら、大野の顔が近づいてきて。「和也様、目、瞑って」息のかかる距離で囁くように言う大野が色っぽい。「えっ、あっ、うん」慌ててぎゅっと目を瞑ったら、大野の唇が俺のそれに重なった。でも今度は触れるだけのキスではなくて。大野の舌が俺の唇の隙間をノックする。思わずビクッとして唇を開けたら、スルリと大野の舌が入り込んできた。「んっ、んぅっ」口内をゆっくりと這い回る大野の舌。奥に逃げた俺の舌を探し当てて絡
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「やっ、あっ」首に吸い付き赤い花を咲かせてから、大野は俺の服を使い物にならない程に引き裂いた。「また、貴方には裸で生活してもらいましょうか」昏い笑みでそう言うから。違うと首を振る。「大野っ、手錠はずせよっ!お前を抱き締めたいんだ」どういうことだと訝しげに俺を見つめる大野。「松井には機密情報もプログラムも渡してない。俺はもうあいつには関わりたくない。俺は、大野に嫌われていても、復讐されるかもしれなくても、大野の傍に
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「待って、大野……。良く分からない……」大野が俺を愛してる?嬉しいはずなのに単純に喜べない。だって、おかしいだろ……、酷いことばかりしてきた俺を愛してるなんて。「や……、有り得ないだろ……」にわかには信じ難くて首を振る。「愛してますよ。だから手離したくなくて和也様を買いました。それは、貴方の心が壊れてしまっていて心配で近くで見守りたかったというのも有りますが、ただ単に貴方を手に入れたかったからというのが本音ですね。
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「じゃあ、どうして松井に独立を唆したんだよ……」苦笑する大野を見ていると、俺に復讐するためではなかったのではないかと思えて、訊く声も段々と小さくなってしまう。「私は、初めからずっとあいつを信用できなくて、和也様から早く引き離したかった。そして予想どおり、あいつの経営はかなり杜撰で、私的に会社の金を流用していて、いつかは経営が傾くのは明らかでした。会社ごと買収して、ただあいつだけを追い出しても良かったんです。でもそうすると、
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「なあ、大野は俺が松井に何を渡したか、気になんねぇの?」俺が松井のところに戻るとかより、そっちを普通は気にしないか?「気になりません」あっさりそう言った大野。俺のプログラムや俺が知り得た大野の会社の機密情報は大したことないって事だろうか。「何で気になんねぇんだよ。俺はプログラムも機密情報も松井に渡したかもしんねぇのに!」「機密情報は……、和也様はそんなことをする方ではないと知っているので、有り得ません。プログラムは最
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN11時少し前に家を出た。大野が出勤して家を空けている時間を狙ったんだ。散歩コースに行くと、この前会った時と同じ場所に松井は立っていた。「どこかでゆっくり話そう」そう言われたけど。「これを渡しにきただけだから」そう言ってデータの入った媒体を松井に渡そうとしたら、松井がいきなり俺の腕を引いて抱き締めてきた。ざわっと一気に鳥肌が立って触れられているのが気持ち悪い。「ちょっ、離せっ」胸を押して離れると、媒体を押し付けて渡し
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideNその後、どうやって家に帰ってきたのか全く覚えていない。松井はまだ話があると言っていたが、俺は吐きそうで無理矢理帰ってきた。大野はまだ帰ってきてなくて少しホッとした。今は顔を合わせるのはキツイ。スマホには大野からたくさんの着信履歴が残っていた。『散歩から帰ってきた、もう寝る』それだけメッセージを送って部屋に篭った。ベッドに寝転がって先程の松井の言葉を思い浮かべる。松井は「また二宮と一緒に始めたい」と言った。『お前のプ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「大野が俺に新会社設立を打診したんだ。もう今の会社は潰れてしまうだろうから、二宮から離れて新会社を設立しろって!そしたら新会社に出資してくれるっていうから。俺だって本当はずっと二宮とやっていきたかったんだ。でも、二宮ではなく、俺だけに出資したいって言うから、離れるしかなかったんだ」ごめんって泣きそうな顔で謝ってくる。松井が俺を切り捨てた事は全然ショックではないのに、大野が松井だけに出資したいと言って俺を切り捨てた事の方が
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「お前……」「心配してたんだぞ、スマホも繋がらないし、大丈夫だったか?」俺の前に立ち塞がったのは、俺を裏切った共同経営者の松井だった。「心配って、どの口が言ってんだよ……」自分が裏切って社員を引き連れて新会社を立ち上げたから俺の会社が倒産に追い込まれたんだろうが。唸るように言って睨んだら、松井は悲しげに笑った。「ずっと二宮を助けたくて行方を探してたんだ。そしたら、最近この辺で大野と一緒に散歩してる二宮を見かけてさ。二
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN大野の仕事を手伝うようになって、自分が作っているプログラムが大野の役に立つんじゃないかって思い至った。だから大野に作っているプログラムの説明をして、「完成したら大野の会社で使ってくれないか?」って言ってみたんだ。そしたら、俺の財産なんだから、きちんと売るべきだ。だから、買い取るって言ってくれた。でも、俺は売らずに大野に使ってもらおうと思ってた。その日も書斎でパソコンを触っていたら、珍しく大野からスマホに連絡が入った。スマ