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大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN上から見る智くんもやっぱり綺麗で。くるんと自然にカールしたまつ毛とか、通った鼻筋とか。少しふっくらした頬が、年相応に見えて可愛かったけど、でも煌めく瞳に宿す色は男のもので。あんまり瞳を見たら、リードできなくなる。そう感じた俺は瞳から目を逸らして、ドキドキしながら智くんの艶々の唇に自分の唇を重ねた。唇を喰むと柔らかくてモチモチで。甘い唇に自分の唇で何度も触れるようにして味わいながら、智くんの服の裾から
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルです昨日の和くんsideですsideN手を止めた智くんは、しばらく何か考えていたようだった。その間に少しでも昂りを逃そうと深呼吸していたんだけど、俺の上で智くんがいきなり服を豪快に脱ぎ捨てた。露わになる智くんの引き締まった身体。うっすら日焼けしていて、細いのにしっかり筋肉がついていて彫刻のように美しかった。「さささささ智くんっ!」目の保養なんだけど、いきなり間近に現れた裸体が衝撃的過ぎて。しかも智くんは更に下着とズボンに
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO和さん自身を上下に扱くとそれだけで和さんの身体は小刻みに震え、そして自身もはちきれそう。反応を見ていると、慣れていないというよりもむしろ未経験っぽい?あんなに無防備で人たらしなのに、男女どちらの毒牙にかかることなく、よくぞここまで無事でいてくれたと感動するぐらいだ。嬉しくて笑みが深くなり、更に和さんを上下して追い込んでいく。でも我慢しないでイッてしまえば良いのに、懸命にイかないように頑張っているような姿に首を傾げ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN俺の胸元に智くんの頭が蠢いていて、胸の突起に舌先で触れたり、軽く歯をたてられたりして、有り得ないぐらい身体が甘く痺れていた。先程までアルコールでふわふわしていた頭の中は、智くんから与えられる刺激で段々とモヤみたいなものが晴れてクリアになっていって、そのせいで羞恥心が増していく。でも、ずっと開きっぱなしの唇から漏れる変な声も、緩んだ顔も全部を隠さないでと言われたから、懸命にシーツを掴んで隠さないようにして
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO和さんの服を捲り上げる。白くてすべすべな肌はきめ細かくて手に吸い付くようで、やっぱりパン生地みたい。そして胸の突起は可愛いピンク色で、手で触れる程に硬度を増して妖艶な赤に変わっていく。跳ねる身体は艶かしく誘うようで。「あっ、やだぁっ」首をイヤイヤ振る姿に唆られる。可愛すぎてもっと苛めたい気持ちになるなんて、和さんは想像すらしてないだろうな。クスッと笑みが漏れる。「和さん、か
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideNふわっといきなりの浮遊感。驚いて智くんにしがみつく。俺を抱き上げしっかりとした足取りで智くんは多分寝室へと向かっていく。多分って?だって、智くんの寝室には入った事がまだ無い。遊びに来ても寝室でベッドとか見ちゃうと何か気まずくなりそうじゃない?だから、今日初めて寝室に入るんだよね。「ふふっ、今日は智くん全然ふらつかないね」アルコールで気が大きくなって饒舌になった俺は、前に一緒にソファに倒れ込んだ事を思い出して、楽しくな
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO和さんの歯列を割って舌を侵入させる。いつもは逃げ惑う和さんの舌が、俺を迎え入れるように甘く絡まってきて。ほんのりアルコールの香りがするキスは、俺はお酒を飲んでないのに酔ったみたいに甘く身体を痺れさせる。夢中になって優しく吸って絡めて。俺の首に回っていた和さんの腕はいつの間にか縋るように俺の服を握っていた。「は……」「んっ、ふぅ……っ」唇を離すと、2人の間を繋ぐ銀の糸と
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「智くんの手、本当に綺麗で良いなぁ」「和さん、酔ってます?」「んーん、酔ってないよ」コテンと智くんの肩に頭を乗せて、アルコールでほてった身体の熱を逃すようにふぅっと息を吐いた。それから、智くんの綺麗な指がパン生地を捏ねる様子を思い出した。繊細に優しく、でもそれでいて力強く捏ねてるんだけど、見てると何かドキドキしちゃうのよね。まず日焼けした智くんの手と真っ白いパン生地のコントラストが余計に智くんを男っぽくみせるし。だから
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルです場面戻りますsideN智くんの家に着いて、玄関に入ってやっと二人っきりになった。…………のに、智くんは何だか紳士的で。俺なんかずっとドキドキしてるのに、智くんは冷静というか落ち着いてコーヒーを淹れてくれて、何だか普通におもてなししてくれてる。卒業したら俺の全部を貰うって智くんに言われてから、自分の全部を知られるのは少し恥ずかしいけど、智くんの全部も知ることができるならって、俺なりにきちんと覚悟もしていたし、男同士のソレを調べてもいたの
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO本当は、玄関に入って二人っきりになったらすぐに抱き締めたかった。そしてすぐにでも和さんの全部を貰いたかったけれど、翔くんにも大人っぽくスマートにって念押しされた事を思い出して、玄関に入ってすぐはさすがにがっつき過ぎだよなと、理性で抑えた。第一、和さんは朝から働いていて、疲れているだろうし。相手を思いやらずにがっつくのは最低な奴がする事だ。何て、少し格好つけてしまったんだ。だから、今、2人で並んで夕飯を食べているんだけど……
新しいお話始めますこちらのお話は『優しい香り、恋の時間1』大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「いってらっしゃい、今日も頑張ってね」いつもどおりの挨拶で常連さんに手を振る。ここは俺の父さんのパン屋…ameblo.jp『優しい香り、恋の時間(sideO)1』こちらは『優しい香り、恋の時間』と内容は同じで智くんサイドのお話になっています『優しい香り、恋の時間1』大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですside…ameblo.jpの続きになっています。先に上か
ひとつ前に『優しい香り、恋の時間』(sideO)の最終話をアップしてますのでお先にそちらからお読みくださいこんにちはいつも読んでくださってありがとうございます『優しい香り、恋の時間』(sideO)無事完結しましたー『優しい香り、恋の時間』は珍しく和くんサイドのみで書いたものだったので、そうなるとやっぱり智くんサイドも皆さま気になっちゃうかもしれないし、何より私が書きたくなってしまったんですよねただ、同じ内容のお話なはずなので楽勝で書けるかと思ったのですが、なかなか
最終話です大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOそれからまた、俺と和さんの雪かきも、学校終わりの翌日分のパンの仕込みも再開した。「チョコレートケーキみたいなパンは、販売するのやめようと思って」「えっ、美味しいのにどうしてですか?」「あのパンは、智くんだけに作りたいんだ」「勿体無い……」そう言ったけど、これからもずっと、あのパンは俺だけのために和さんが作ってくれるんだと思うと嬉しくて口元が緩むのを隠しきれなかった。だから和さんにも気づかれて笑われてしまった。
いつも読んでくださってありがとうございます初めて来てくださった方、いらっしゃいませこちらは嵐さんをモデルにBL小説を書いているブログになっております大宮Loveしか書いておりません。あくまでも妄想小説で、たまに成人向けになってます間違って足を踏み入れた方は回れ右で退室お願いしますねお話も少しずつ増えてきたので、お話の紹介をしたいと思います題名を押すと一話目に飛ぶようになってます。あとがきにオマケの話がついている事がありますので、良かったらあとがきまで読んでいただけたら嬉しいです。
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO目が覚めたら、俺はソファで和さんを抱き締めて寝ていた。キスして、抱き締め合ったまま寝てしまったらしい……というか、多分、和さんより先に俺が寝てしまったんだと思う。寝不足と栄養不足は自分で思うよりも身体を弱らせていたみたいだ。だから、和さんを抱き締めたら急に意識を失うように寝てしまった。「最悪だ……」あんな良い雰囲気で寝るなんて、不甲斐ない。起こしたら、まだ間に合うか?でも……。俺にピッタリくっついて腕の中で眠っている
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOだから今までの触れるだけのキスとは違って。最初から奪うように、そして和さんの歯列を無理矢理割って深く口づける。和さんの口内を舌で蹂躙する。逃げ惑う和さんの舌を絡め取り、擦り合わせる。触れた部分が熱くて甘く痺れていく。「んっ」途中で脚が震えて腰砕けになった和さんが倒れないように支えた……。つもりだったけど、驚いたことに俺も身体に力が入らなくてバランスを崩して一緒にソファに倒れ込んでしまった。俺の上に乗
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO俺に背を向けた二宮さんは、逃げるようにリビングのドアノブに手をかけた。俺は逃さないように後ろから抱き締めた。「俺、二宮さんの好きを信じても良いんですか?」「好きな気持ちはずっと一緒だよ。好きだから、利用されたと思って辛くて苦しくて、智くんを責めてしまって、本当にごめん」「二宮さんは……、俺の好きを信じてくれるんですか?」そう訊いたら声が震えてしまった。また信じられないと言われたらと不安で堪らなかった。そうしたら二宮さ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO玄関ドアが閉まり、二宮さんの儚げな後ろ姿が見えなくなって。さっきまでうだうだ考えていたはずなのに、気づいたら二宮さんを追って玄関を飛び出していた。エレベーターまでの長い通路を足早に歩いている二宮さんを追いかける。後ろ姿で顔が見えなかったけれど、震える肩と腕で顔を拭っている姿を見て泣いている事に気づいた。俺が泣かせた。信じられないって言われた時の辛さを知っていたのに、俺は自分が傷つかないために同じ言葉で二宮さんを傷つけた。
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO日曜日、学校が休みだから、最近はただぼんやりとソファに座って過ごしていた。その時、玄関のドアがバタンと大きな音を立てた。こんな風に入ってくるのは翔くんぐらいしかいない。でもいつもは一応インターフォンを鳴らすのに、今日はどうしたんだろうか?「翔くん?」リビングから声をかけても返事がなくて。「どうかしたの?」ソファから立ち上がり、リビングのドアを開けた。でもそこに居たのは翔くんではなくて。「二宮さん……、どうして……」
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO今まで彩りに満ちていた世界が、またどんどん色を失っていく。目の前が真っ暗になったような気がした。失ったものが大きくて感情がついていかない。自分は今どんな顔をしているんだろうか。「和さんも、やっぱりあいつと同じで、俺のこと信じてはくれないんですね」そう言って俯いた。ああ、そうだ、もう和さんとも呼べないな。麻痺した頭でそんな事を考える。「二宮さん、楽しかったです。ありがとうございました」和さんの顔を見るのは怖かった。
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO「やっぱりニノちゃん知らなかったんだ?俺も今日知って、早くニノちゃんに教えようと思ったんだよ。こいつは『Tendre』のスパイだから気をつけろってさぁ。ほーら、だからあんまり仲良くしない方が良いって忠告してやったのにさぁ」したり顔で饒舌に話す山下。「スパイではありません」殴り掛かりたい気持ちを抑えて山下を睨みつけながら言った。「でも、『Tendre』の社長の息子なんだろ?」「貴方に言う必要ありません」山下になんて言
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOその日は学校に行ったものの、早く和さんと話したかったり、どんな反応をされるのか怖かったり、複雑な気持ちで、授業はほぼほぼ上の空だった。『Tendre』が出店するって噂が出ているって事は、俺が社長の息子だって知っている人が居るということだろう。それが和さんの耳に入る前に、きちんと自分で話したい。そう思うと本当に落ち着かなくて。しかもそんな日に限って早く帰れなくて。バスを降りたら走り出していて、閉店間際に店に飛び込んだ。「和
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO「翔くん、『琥珀の月うさぎ』にフランチャイズ契約しないかって営業に行った?」そう訊いたら、仕事の話だとは思っていなかった翔くんが驚いた顔をした。「行ったよ。智くん、『琥珀の月うさぎ』をフランチャイズ化したいって言ってたから。そうだ、それで智くんに確認したかったんだよ。あのお店、経営も順調そうだし、パンも美味しかったから、フランチャイズ化はおかしいよね?」「待って、翔くん、俺『琥珀の月うさぎ』をフランチャイズ化したいなんて
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO和さんと毎日楽しく過ごしすぎて、幸せばかりを感じて、話しづらい事を先延ばしにしていたからバチが当たったのかもしれない。「『Tendre』がこの辺に出店するって噂、聞いた?『Tendre』が出店したら、うちの経営も危ないかもね」雪かきの後にイートインスペースで和さんにそう訊ねられ、愕然とした。そんな噂がたっていたなんて。「それ、ただの噂じゃないですか?」出店するつもりなんてなかったから、そう言って安心させてあげたかったけれ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO今日もパンの新作について2人で考えていた。バレンタインに間に合うように、チョコレートを使うパンを和さんは考えているみたいだった。「どんなパンが良いのかな?やっぱりチョコパンなんだろうけど、普通だとインパクトないよね」俺のためだけにバレンタインを考えてくれているわけではないのは残念だったけれど、悩んでいる和さんの助けになりたくて。自分が食べてみたいパンを提案してみた。「んー、俺は、チョコレートケーキみたいなパンが食べたいで
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOこうして俺たちは晴れて恋人同士になることが出来た。呼び方も「二宮さん」から「和さん」に変えた。和さんはそのまま「智くん」って呼んでいるけど、いつか「智」って呼んでほしいと思ってる。でもそれはまだ急がない。俺が卒業して、和さんの全部を貰う時に甘く呼んでほしい。和さんは俺と恋人になったこと、俺がパン職人になりたくて専門学校に通うことをお父さんに話してくれたらしい。「勝手に話してごめんね」「いえ、いつか挨拶したいと思っていた
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO「二宮さん、好きです」強く抱き締めたままそう言った。でも二宮さんは腕の中で苦しげな様子。「智くん、苦しいっ、そんな強く抱き締めなくても、俺はもう逃げないよ」さっきの身を翻した光景が目に焼き付いてしまっていて、またあんな風に背を向けられて逃げられるかもと思ったら怖くてなかなか離す事はできなくて。少しだけ腕を緩めた。「本当に逃げません?」「逃げないってば」もう自分の気持ちから逃げるのもやめたからって少しすっきりした顔で微
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO俺に背を向けた二宮さん。ここで逃したら絶対に駄目だ。「逃がさない」逃したくない気持ちが俺を素早く動かした。二宮さんの手を引いて抱き締める。「やっと二宮さんを捕まえられるのに、そんなチャンス逃すわけないじゃないですか」耳元でそう囁く。そして逃がさないように更に腕に力をこめた。しばらく振り払おうとしていた二宮さんも、諦めたのか力を抜いた。「二宮さん、本当の気持ちを教えてください」「好きだよ……、もう、ずっと前から」
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO開けたドアの先には驚いた顔をした二宮さんが立っていた。「智くん、どうしたの?もしかして朝何か忘れていった?」イートインの方を見ながらそう訊いてきた。「お父さんは?」「えっ、父さんなら、先に自宅に戻ったけど?」「良かった」これから大切な話をするから、なるべくならお父さんを気にせず話したかったんだ。勿論、お客さんにも邪魔されたくないから、ドアの鍵をガチャッと回してしめた。「えっ?智くん、何?」訳が分からないといった表