ブログ記事14件
WrittenandtranslatedbyMotobuNaokiAsmentionedinthearticle"FunakoshiGichinandTakedaSōkaku'sStudent:SatōKeisuke,"Wadō-ryūfounderŌtsukaHironoriestablishedtherandorikata(literally,sparringform)forademonstrationheldat
「船越義珍と武田惣角の弟子:佐藤啓輔」の記事で述べたように、和道流開祖の大塚博紀は大正13(1924)年5月5日に開催された皇居済寧館道場での演武のために「乱取形」を制定した。今日和道流で行われている「真剣白刃取り」「短刀取り」「約束組手形」などは作成当初にくらべると大分内容に変化がみられるものの、原形そのものはこのときに作られたものである。当時大塚は明正塾通いの同行者・秋葉英雄(中央郵便局員)を説得し、連日猛稽古に励んだ。幸い秋葉は剣道家だったので真剣を振っての鋭い斬り込みは、並いる観
表紙にもあるように「体捌きの空手」というテーマで特集が組まれている。冒頭では、俺が修行する和道流空手の歴史的背景や技術体系の一部、その体系に影響を与えた神道自然流空手や神影流剣術などの紹介も交えて「体捌きの空手」の本質に迫る。同じ和道でも武道としての空手を重視する和道流と競技としての空手を重視する和道会アプローチの方法は異なるものの同じ技術体系が根底にあるので本質的には同一のものと考えて差し支えないと思
空手で交流「わくわくまつり」ブログ~読者さんのブログ和道流空手道連盟横須賀支部さんリブログご紹介です子供達真剣です和道流☆和道流空手開祖大塚博紀(おおつかひろのり)父は和道流空手道連盟支部の師範をしていました若い時は植芝流合気道を植芝盛平に習いました植芝流合気道3段です合気道も幼い頃は父から習っていました空手は父が師範になる前に一緒に夜習っていましたその後結婚してやめましたが父はそのまま続け子供達や大人の方達に教えていまし
当流の母体流儀和道流流祖大塚博紀師範は突きの要訣を“体で突く”とシンプルに表現されていましたが、これを当流では腰腹で発生した力を拳へ伝達させて突くと解釈しております。これができるかできないかが武道空手の境目となりますが大半の人は腰腹→胸→肩→腕→拳の順序で力を伝達させる(当流では、この身体操作法を鞭身と呼称しております)ことができず腰腹の捻りと拳の始動が同時になりがちです。同時ならまだしも自分の意思とは裏腹に腰腹が動くよりも先に手が勝手に動いてしまう人も見受けます。これを性格に例えて説
私が基本・形稽古に於いて心掛けている事は和道流流祖大塚博紀師範が空手の要点として常々、仰っていた“体で動作すること”です。【体で動作すること】突くも、蹴るも、受けるも、立つも、廻るも、歩くも、すべての動作は四肢で動作するのでなく、体で動作をなす。つまり、体で突き、体で蹴り、体で払い、体で立ち、体で廻り、体で歩くようになればよい。この気持は到底筆で表現することは不可能である。練習を積んで体得してもらうほかはない。和道流流祖大塚博紀著『空手道第一巻』より引用にほんブロ
流し突きは当流の母体流儀である和道流空手術の特色を最もよく表している技法ですが“流そう”という意識が強すぎるあまり最初から横へ逃げながら流し突きをしている人が有段者でも案外多く見受けられます。最初から横に大きく逃げると自分の突きが効かないばかりか相手が、こちらの意図を察知し攻撃の軌道を修正して追撃される恐れがあります。正中線に来る技だけ外せばいいのですから動きは最少限にし横ではなく一直線に入っていくよう前に転位する気構えが肝要です(攻防一体)つまり流し突きの正式名称「跳込み流し突き」が示す
当ブログの読者の大半は本部朝基をご存知のことと思われます。私が本部朝基を知るきっかけとなったのは『空手の理』(福昌堂)でした。同書には"本部朝基はナイハンチを最も重視していたといわれ、その影響を強く受けたのが大塚博紀先生であり和道空手は揚心流柔術とナイハンチが中核となっているといっても過言ではない"と記されていたので本部朝基と彼のナイハンチに興味を抱きましたが詳細については触れていなかったため、この時点では謎の空手家でした。その後『秘伝古流武術vol.6』(BABジャパン)に本部朝基に
和道流流祖大塚博紀師範が言っておられたように空手の技に極致はありませんが当流の目指す一応の境地は「打って勝つな、勝って打て」の技術=変化技です。変化技とは心(感性)と技(転位・転体・転技)と体(正中線)の一体化によるカウンターへの対カウンターのことであり所謂「心技体の一致」「心身一如」「剣禅一如」などの具現化ともいえるでしょう。もう少しばかり具体的に変化技について解説すると自分から先に仕掛けることで相手にとって「この技しか使えない」状態にし(影をおさえる)自分にとって都合のよいタイミン
和道流流祖大塚博紀師範は、このスネ蹴り(束蹴り)からのバラ手目潰し、最後に中段逆突きで極める連続技が得意だったと月刊空手道で読んだ記憶があります。柳川昌弘先生によるスネ蹴り(束蹴り)の一例。二聖二天流柔術憲法愛知稽古会で一緒に稽古しませんか?未経験・初心者、性別問わずご参加をお待ちしております。初回は無料で稽古に参加できます。【日時】毎週日曜日18:30~21:00【場所】お問い合わせ下さい【連絡先】nitenaichikeikokai@gmail.com
柳川昌弘先生が、いざという時の切り札としていたハンマーパンチのような突き方をされている点が興味深いです。二聖二天流柔術憲法愛知稽古会で一緒に稽古しませんか?未経験・初心者、性別問わずご参加をお待ちしております。初回は無料で稽古に参加できます。【日時】毎週日曜日18:30~21:00【場所】お問い合わせ下さい【連絡先】nitenaichikeikokai@gmail.comお問い合わせの前にこちらも合わせてお読み下さい。Twitterでも呟いています。
和道流流祖大塚博紀師範の『空手道第一巻』を再読中。柳川昌弘先生の空手は一種独特な身体操作のためか和道流ではなく柳川流だと揶揄された事もありますが、同書を拝読すると先生の空手は和道流空手術の理合を真に体現すべく独自に探究した結果、現在のスタイルに至った事が伺い知れます。先生も「和道以外の流派で空手を始めていたら今のような空手には、ならなかっただろう」と言っておられました。二聖二天流柔術憲法愛知稽古会で一緒に稽古しませんか?未経験・初心者、性別問わずご参加をお待ちしております。
正中線の操作によって突きを“流す”体捌き(転位・転体)練習法です。この練習によって変化技(カウンターへの対カウンター)の基礎を学びます。早まった判断を避けギリギリまで突きを引き寄せてから躱す事が肝要ですが(突きが身体に触れてから躱すフィーリング)その為には心技体の一致=自然体が欠かせません。なお絶妙なタイミングで突きを躱すと攻撃側は相手が突然、視界から消えたように感じます。対上段突き(転位)上段突きを一方の膝、例えば左膝を外側にふくれるように抜いて、正中線全体を約10CMほど左へ