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花巴さんの百年杉純米木桶仕込みを試飲した。60年ぶりに木桶で仕込まれた山廃純米酒。3年寝かせのお酒だ。まずは香り。キノコの様なミネラル感のある香り。樽丸よりかは木の香がしない。飲んでみた。グイッと力強く入って来て、シャープな辛みと酸味がずしずし足音を立てながら走り抜けていくが、喉元でスーッと滑らかになって落ちていく。イカの黒造りなんかと合いそうなお酒だなあ。花巴百年杉木桶仕込み山廃純米720mlAmazon(アマゾン)3,091円
花巴さんの樽丸純米を試飲した。出来たお酒を10日間杉樽に入れて熟成してある。まずは香りから。杉のお櫃に入った炊き立てご飯の香り。飲んでみた。角が無く滑らかにすーぅっと入って来て、木の香りにくるまれた酸がふわっと広がる。が、キューッとしまった辛味が全体を引き絞り、とーーぉんと喉に落ちながら、胸元辺りに頭突きを一発お見舞いする。キスの天ぷらなんかと合いそうなお酒だなあ。花巴樽丸純米樽酒720mlAmazon(アマゾン)1,540円花巴樽
花巴さんのNEWHANATOMOE山廃純米を試飲した。こちらはアルコール度数が13度の低めタイプ。まずは香り。朝露に濡れた稲もみの香りがあるな。飲んでみた。スキっと入って来て、軽やかな酸が素早く駆け抜け、やさしい甘辛がさらりと舌を撫でて、最後にもう一度ラムネの様な甘酸がはじけて消える。ちょっと汗ばむ季節になった今、飲みたいお酒だなあ。お家でどうぞ!
花巴さんの純米無添加速醸無濾過生を試飲した。花巴速醸純米無濾過生原酒酵母無添加1.8L2020年3月醸造Amazon(アマゾン)2,530円まずは香り。こちらもピリッとした胡椒のような香があるな。飲んでみた。滑らかに入ってくるが、直ぐ酸が口のあちこちをキュッキュと抓り、パラパラっと辛味が散らばったかと思うと、じゅわっとひろがる旨みがそれらを布団のようにふっくらと包んで、ソロり~~っと胃に落ちていく。胸元にじぃ~んとした余韻が長く残る。ガーリッ
花巴さんの蔵王桜純米吟醸を試飲した。まずは香りから。炊き立てのご飯の湯気の中に、ホワイトペッパーの様なスパイシーな香りが絡む。飲んでみた。滑らかな口当たりでするりと入って来て、舌先の頂点でスパイシーな辛味が爆発し、ぐるりとうねって、舌全体にピリピリと辛味の火花が散り、ふっくらした米の旨みが口中をソロ~りッと撫でて、とろとろと喉に流れていく。ペッパーステーキなんかと合いそうなお酒だなあ。【ふるさと納税】吉野町産酒米「吟のさと」町内3酒蔵呑み比べセット楽
山鶴さんの、純米吟醸生原酒を試飲した。まずは香り。爽やかな青リンゴの香りがある。飲んでみた。さらりときれいに入ってきて瑞々しい青リンゴの酸味が広がって、ワンテンポ遅れて細かい辛味が飛び散り、舌をジィンと痺れさせてゆっくり消える。サワラの塩焼きなんかと合わせてみたいお酒だなあ。
猩々伍鬼上(ごきじょう)純米吟醸無濾過生原酒を試飲した。まずは香り。ほんのりと青リンゴの香りと、ふわっと炊き立てご飯の香。呑んでみた。サラ~っと入って来て、ふぅーっと甘味が広がったかと思うと、すぐさま辛味に変化し、口奥でパチンと弾ける。風呂吹き大根と合いそうなお酒だなあ。
猩々前鬼純米大吟醸無濾過生原酒を試飲した。まずは香りから。穏やかな酒らしい香りがある。呑んでみた。ほわっと入って来て、ほんのり青リンゴの様な酸が細かい粒となって広がり、溶けるように消えたかと思うと、ピリッと小粒の辛さが現れ、パチッと弾ける様にして消えていく。春の野にで、つい触れてしまった菫の種のようなお酒だなあ。
猩々後鬼純米大吟醸無濾過生原酒を試飲した。瓶貯蔵一年物だそうだ。まずは香り。ご飯のおねばの香りがあるな。呑んでみた。ややつる――っと入ってきて、細かな甘味がふわふわ漂い、ピリピリした小さな辛味に変化して、上顎をこする様に流れていき、ふぅわ~~っと消えていく。風に乗った、蒲公英綿毛のようなお酒だなあ。
猩々萬古純米大吟醸37.5%を試飲した。まずは香り。ふわっとバレンシアオレンジのような香が絡んでいる。呑んでみた。つるつる~~っと入ってきて、ささッと甘みと辛味が、霧のように広がってスーーーっと消えていく。軽やかな春霞のようなお酒だなあ。
猩々萬古純米大吟醸金賞受賞酒2018を試飲した。香りをかぐ。青リンゴの香りに絡む辛香があるな。呑んでみた。瑞々しい口当たりでさぁ~~っと入ってきて、甘味が舌をベールのように覆い、端からジワ~~っと辛味に変わっていく。そしてさらさらと砂が崩れるように消えていく。砂に沁み込む一滴の水、のようなお酒だなあ。
猩々萬古純米大吟醸山田錦50%を試飲した。まずは香り。スゥ~ッと鼻をかすめる柔らかな吟醸香がある。呑んでみた。トロぉ~っと流れ込んできて、スゥ―っと細い筋になり、下の中程でさっと甘辛が瞬いて、さささ―――っと消えていく。フキノトウの天ぷらに、塩を付けたのと合わせたいお酒だなあ。
長龍純米大吟醸無濾過原酒を試飲した。まずは香り。熟す寸前の青りんごだな。呑んでみた。スー―っと瑞々しく流れてきて、ぱぁっと青リンゴの香りが舞い上がり、鼻にスーッと突き抜けて、仄かな辛味と甘みを転がして、サラサラと喉に流れていく。すーいすいっと水面を渡るアメンボのようなお酒だなあ。
猩々ばんこ(萬古)純米を試飲した。まずは香り。辛味大根の香りがある。呑んでみた。ツベーっと入ってきて瑞々しさが口中に広がり、間からコロコロと小さな辛味が転がり出て、転がりながら微かな甘味をちらつかせてとろとろ流れていく。後で舌の上に、微かな辛味が残る。石垣の上に落ちた、春の名残雪のようなお酒だなあ。
長龍雄町純米大吟醸を試飲した。香りは、完熟一歩手前の青りんご。呑んでみた。一瞬青リンゴの香りがふっと鼻に抜け、サラサラ―――っと軽やかな辛味が通り抜け、ほわぁ~~~~っと消えていく。若草山にたなびく、春霞のようなお酒だなあ。
長龍雄町山廃純米吉野杉の樽酒を試飲した。三年寝かせた酒を20日間新樽に詰め込んだそうだ。まずは香り。やはり真新しい杉板の香りがガッチリ効いている。呑んでみた。3年寝かせたとは思えないほどさらっとした口当たりで、サラ――っと入ってきて瑞々しい。ふわあっと木香が巻き上がり、サラサラサラ~~っと消えていく。板わさなんかと合いそうなお酒だなあ。
五神賀名生純米吟醸八反錦を試飲した。まずは香り。爽やかな石清水の香りがある。飲んでみた。スーッと抵抗なく入ってきて、ふぅーッとメロンの甘さが掠め、ほんのり酒の香りが漂って、スラッと消える。チャプチャプと音を立てて流れる、春の小川のようなお酒だなあ。
長龍吉野杉の樽酒普通酒を試飲した。会社の人によると、「樽の風味のある酒を瓶詰したのは日本初」の事だったそう(50年前に)まずは香り。真新しい杉板の香りが高い。飲んでみた。いの一番に椙の香りが口中に広がり、その縁をちらっと甘みが走り抜ける。その後びりびりとした辛味が舌を覆う。じゃこ天軟化と合いそうなお酒だなあ。
長龍さんの稲の国の稲の酒山廃純米を試飲した。まずは香り。微かな稲穂の香りがある。飲んでみた。とろ~んと入ってきて、舌の淵を取り巻くように辛味とビター感が進み、やがて舌全体を覆うように染み込む。飲み込んだ後、胸元にトントンとノックするような余韻が響く。ゴマ豆腐なんかと合いそうなお酒だなあ。
豊祝雄町純米吟醸無濾過生原酒瓶貯蔵を試飲した。まずは香り。仄かに白桃の香りがする。飲んでみた。ややぽってりとした口当たりで、柔らかな旨味がふわっと広がり、やがて舌をチリチリと辛味が刺激し、そぉ~~っと消える。鰆の西京漬けなんかと合いそうなお酒だなあ。
倉本酒造さんから金嶽ぬきおとし新酒が入荷した。たっぷりの濁り入りのお酒だ。まずは香りから。炊き立てご飯の香りにガスの酸が絡む。飲んでみた。つるっとした口当たりで、なめらかな舌触りの中に甘みがくるまれる様に運ばれる。飲み込む瞬間、ぱっと包みが解れて辛味が瞬いてコトンと消える。ピリ辛のきんぴらなんかと合いそうなお酒だなあ。
みむろ杉さんから新酒特別純米辛口無濾過生原酒が入荷した。まずは香りから。線の細い、羽二重餅の甘い香りがあるな。飲んでみた。意外にとろりとした口当たりで、まず少しの苦み、続いて辛味がにじみ出るように現れ、するする流れだす。喉奥で大きく辛味がはじけたかと思うと、するんと落ちていく。後にじんわりとした微かな苦みが残る。しっかり甘みの乗った白菜たっぷりの水炊きなんかと合いそうだなあ。
山鶴さんの新酒特別純米しぼりたて生原酒が入荷したのでバーで開けた。まずは香りを。すっきりとした湧き水の中に、微かにイエローメロンの甘さが絡む。飲んでみた。すっきりした口当たりで、まず両サイドに辛味が走り抜け、後から下中央に辛味がチリチリ湧き出て口全体に広がる。気づかぬうちにするぅっと喉に流れていき、「もう一杯」と杯を重ねてしまいそうになるお酒だなあ。
篠峯さんから新酒超辛口純米無濾過生原酒が入荷した。まずは香りから。胡椒の様なスパイシーな香りが絡んでいるな。飲んでみた。少し厚みのある口当たりだが、入った途端スーッとのびやかに広がり、奥の方でぶわっと辛味が広がって、グルッと回転するように口先に戻る。一部が鼻腔にもスラーッと通り抜けていく。山椒を使った料理と合いそうなお酒だなあ。
篠峯さんから濁酒の新酒が入荷してバーで開けた。まずは香りから。ブルガリアヨーグルトのカチッとした酸の香り。飲んでみた。今年の濁酒は、ちょっと粒が大きめだな。サクッとシャープに入ってきて、辛味が一気に突き進み、通過直後に酸がパチパチと弾けていき、ストンとキレる。タコわさびなんかと合いそうなお酒だなあ。
大倉本家さんから金鼓純米しぼりたて新酒無濾過生原酒が入荷した。まずは香りから。ちょっと硬めのパパイヤの様な香り。飲んでみた。厚みのある口当たりで、ツツツーっ流れ込むように入ってくる。そしてまず酸味が、直ぐ追いかける様に細めの辛味が口腔をダッシュする。喉奥で辛味が鼻腔に突き抜け、酸味と旨味はコトーンと転がるように喉に落ちる。後で、舌の上に軽くピリピリ感が残る。辛子蓮根と合いそうなお酒だなあ。
大倉本家さんから金鼓純米うすにごりが入荷した。まずは香り。熟したイエローメロンの香りに、ガスの香りが絡む。飲んでみた。なめらかに入ってきて、さっと酸味が掠め、するすると伸びるように流れていく。奥似たとりついた途端、奥では辛味を、舌先には微かな苦みを弾けさせ、コトン、と落ちていく。後にはチリチリとした甘苦さが残る。肉の西京漬けと合わせてみたお酒だなあ。〈↑魚ではない〉
花巴さんから新酒速醸純米うすにごりが入荷した。まずは香りから。クリームチーズの様なコクのある香り。飲んでみた。切れ込むように入ってきて、横一文字の辛味が広がり、やがてジリジリと旨み辛味が舌に沁み込んで、ジンジン響き渡る。飲み込む瞬間、パット酸味が広がって、口の中をきりっと引き締めていく。とろとろのチーズフォンデュと合わせてみたいお酒だなあ。
梅乃宿さんから新酒季づくりしぼりたて純米生酒が入荷した。まずは香りから。爽やかな湧き水の様な香りの中に、微かに温州ミカンの甘さがある。飲んでみた。すっきり抵抗なく入って来て、ほんのりミカンの甘さが漂うと、直ぐ微かな酸がそれを打ち消し、こち部の辛味がポロポロ零れ出て、ふうわり漂って消えてゆく。朝日に温められて立ち上る、朝霧のようなお酒だなあ。
三諸杉さんの濁酒新酒が入荷し、バーで開けた。まずは香りをば。つきたてホカホカの餅のような香りがある。米の旨みを凝縮したような香りだ。飲んでみた。ドロッと入ってきて、リンゴの様な甘酸っぱさが口中に広がり、トロミの間からガスがぴちぴちと跳ね出てきて、トロミを神輿の様に軽やかに担ぎ上げて、さらさら流れていく。ちょっとコクのある粒ウニと合いそうなお酒だなあ。