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地蔵菩薩本願経(地蔵経)の要約全文を掲載します(要約と言いつつ、ほぼ全訳です)。各部の考察についてはこちらをご覧ください。地蔵菩薩本願経(地蔵経)上巻忉利天宮神通品第一私はこのように聞いた。ある時、世尊(お釈迦様)は、忉利天におられる母のために教えを説いておられた。その時、あらゆる世界から数えきれないほどの仏や大菩薩たちが集まってきた。彼らは、汚れの多い世界において偉大な智慧と神通力をもって頑迷な衆生を調伏する世尊を称賛した。世尊は、微笑み、無数の大光明を
前回の記事「仏典を読む(その125)地蔵経(上巻)13」の続きです。今回で地蔵経上巻が最終回です。最終回に重要な部分が多く見られます。世尊(お釈迦さま)が普広菩薩に仰せになった。そなたは神力をもって一族縁者に、諸仏・菩薩の像の前で一心にこの経を読ませよ。そして読誦の回数は三回か七回とせよ。読誦が終わる時、①悪い世界にいる一族縁者は解脱して夢の中に再び現れなくなるだろう。さらに、もし未来世に、賤しい身分や自由のない人々が、自らの宿業を悟って懺悔しようとするならば、一心に地蔵菩薩の像を
前回の記事「仏典を読む(その124)地蔵経(上巻)12」の続きです。続けて、世尊(お釈迦さま)が普広菩薩に仰せになった。世の人々は、長い病床にあって生きることも死ぬこともできないことがある。また、病床で、恐ろしい悪鬼や亡くなった家族の夢や、険しい道を行く夢を見て苦しむ。そして、時が経つにつれて、痩せ細って衰弱し、苦しみ、悲しんで心楽しむことができない。これらは、罪の報いについて未だ審判が定まっていないためである。寿命を捨てることもできず、回復することもできない。世の人々にはその理由
前回の記事「仏典を読む(その123)地蔵経(上巻)11」の続きです。如来讃歎品第六その時、世尊(お釈迦さま)は全身より大光明を放ち、はかり知れない数のあらゆる仏の世界をあまねく照らした。そして、大いなる声で、仏の世界にいる一切の菩薩及び天・龍・鬼神・人・非人等に対して仰せになった。よく聞くがよい。私は、今日、地蔵菩薩を讃歎する。地蔵菩薩は、あらゆる世界において偉大なる慈悲の力によって罪の報いに苦しむ人々を救済している。私が亡くなった後、そなたらは広く巧みな手段をもって
前回の記事「仏典を読む(その122)地蔵経(上巻)10」の続きです。地獄名号品第五その時、普賢菩薩が地蔵菩薩に言った。仁者よ。どうか天・龍・僧および未来・現在の世の人々のために、罪を犯して苦の報いを受ける場所である地獄について説いてください。そうすれば、人々は因果の理について知ることができるでしょう。地蔵菩薩はこれに答えて言った。仁者よ。私は今、世尊とあなたのお力を受け、地獄の名称と罪とその報いの事についてあらましを説きましょう。人間界(閻浮提)の東方に、
前回の記事「仏典を読む(その121)地蔵経(上巻)9」の続きです。その時、四方の天王(四天王)が共に座から立ち、合掌して世尊(お釈迦さま)に申し上げた。地蔵菩薩は、遥か昔から大願を発しておられるのに、今なお救済し尽くすことができず、さらに大願を立てるのは何故なのでしょうか。どうぞお説きいただきますよう、お願い申し上げます。世尊が仰せになった。善いことである。私は、そなた達や天人衆のため、この世界で罪に苦しむ世の人々のために地蔵菩薩が行っている救済について説くことにし
前回の記事「仏典を読む(その120)地蔵経(上巻)8」の続きです。今回は次回が半端にならないように区切ったところ短くなりました。小休止です。まだ先は長いです。世尊が続けて仰せになった。地蔵菩薩は、遥か昔から今日に至るまで数えきれないほどの誓願を発して、広く衆生を救済してきた。未来世において、善を行わずに悪を行い、因果を信じず、邪淫・妄語・両舌・悪口をなして大乗を誹謗するならば、必ず悪い世界に生まれ変わる。しかし、もし智慧と徳を備えた人物に出会い、短い時間であっても地蔵菩薩に帰
前回の記事「仏典を読む(その119)地蔵経(上巻)7」の続きです。世尊(お釈迦さま)が定自在王菩薩に告げた。また、遥か過去、清浄蓮華目如来という仏が世に現れた。その寿命は四十劫であった。その時代、光目という名の女性が一人の聖者に食事を施して供養した。聖者が「何を願うのか」と問うと、光目は「亡くなった母を福をもって救いたいのですが、母がどこに生まれ変わったか分かりません」と答えた。そこで、聖者が哀れんで禅定に入って観察したところ、光目の母は悪い世界に堕ちていて極めて大きな苦を受けて
前回の記事「仏典を読む(その118)地蔵経(上巻)6」の続きです。地蔵菩薩が世尊(お釈迦さま)に申し上げた。私は如来の力を受けて百千万億の世界に分身を送り、罪の報いに苦しむ衆生を救い出しております。これは、如来の偉大な慈悲の力がなければ成しえないことです。今また仏から託され、弥勒菩薩が成仏するまでの間、六道の衆生を全て救済するように命じられました。どうかご心配なさらないでください。世尊が地蔵菩薩に告げた。未だ解脱していない世の人々は、心が定まらず、悪行は悪い結果の原因とな
リーダーに、入院に、委員会に、あちらもこちらもご家族様対応に、受け持ちに、大先輩の方々とのやりとりに。会議は、さすがに被ったのでお願いした。数日前からこの日は行きたくないと思ってた。どうにかしてお休みしたいと考えてた。お休みする理由が見つからなくて行けば。そんな予定を見て朝から更に心労抱えた。そしたら。「一個一個やっていけば大丈夫。」「大丈夫、大丈夫。」朝からそう言って頂いた。そしたら本当に大丈夫だった。あれもこれもそれも周りに支えられて出来た事。一人じゃ出来なかった。
前回の記事「仏典を読む(その117)地蔵経(上巻)5」の続きです。観衆生業縁品第三摩耶夫人(お釈迦さまの実母)は、恭しく合掌して地蔵菩薩に尋ねた。「菩薩よ。人間の業には様々なものがありますが、その報いとは、どのようなものでしょうか」地蔵菩薩は答えた。「千万の世界には、地獄があるところとないところがあり、また、女人、仏法、小乗の聖者なども同様にあるところとないところがあります。したがって、業の報いの内容は全て一様というわけではありません」摩耶夫人が
前回の記事「仏典を読む(その116)地蔵経(上巻)4」の続きです。分身集會品第二その時、無数の世界のあらゆる地獄において活動していた地蔵菩薩の分身たちがことごとく忉利天に集まってきた。地蔵菩薩たちは、仏の神通力によって救済され解脱した計り知れない数の人々を伴っており、その者たちと香と華を携えて世尊を供養した。また、同じく集まった衆生たちは、地蔵菩薩の教えによって最高の悟りを得ており、彼らは、果てしない過去から六道を輪廻して苦を受け続けたが、地蔵菩薩の広大な慈悲と深い誓願
前回の記事「仏典を読む(その115)地蔵経(上巻)3」の続きです。バラモンの女性が亡き母の地獄行きを心配していると、仏から「母の行き先を教えてあげる」とのお告げを受けます。仏の言う通りに自宅で念仏を行ったその後の話です。バラモンの女性は、自分が海辺に立っているのを見た。その海では、海水が沸騰し、鉄の身体を持つ多くの悪獣が海上を駆け巡っていた。また、数え切れない男女が、海中に浮き沈みして悪獣に争って捕らえられて食べられていた。また、夜叉の姿が見えた。その姿は様々で、多くの手や眼
前回記事「仏典を読む(その114)地蔵経(上巻)2」の続きです。また、遥か過去の時代に覚華定自在王如来という名の仏がおられた。その仏の寿命は、四百千万億阿僧祇劫であった。その仏が亡くなり教えが衰えてきた時代に一人のバラモンの女性がいたが、過去世に深い善行を行っており、人々に敬われ、行くにも住むにも坐るにも臥すにも、諸天の加護を受けていた。一方、その母親は邪見を信じ、常に三宝(仏・教え・僧侶)を軽んじていた。そこで、この聖女は、様々な手段を講じて母を説得し、正しい考えを持たせようとしたが
前回記事「仏典を読む(その113)地蔵経(上巻)1」の続きです。仏・菩薩・天衆・鬼神・神々・鬼王などが大集合し、お釈迦さまの説法が始まります。聞き手はお釈迦さまの優秀な弟子である文殊菩薩です。文殊菩薩が世尊に申し上げた。私は遥か過去から善行を修めて仏の智慧を得ました。ゆえに、世尊の仰ることは信じて大切にいたします。しかし、修行の成果が乏しい者、小乗仏教の聖者、天龍八部衆、未来世の衆生などは、世尊の教えを聞いても、疑いの心を抱いて誹謗することになるでしょう。地蔵菩薩の菩薩とし
前回記事「仏典を読む(その112)地蔵菩薩本願経(地蔵経)」の続きです。それでは地蔵経の要約を始めていきたいと思います。先だって通読しましたが、大変面白い経です。地蔵菩薩本願経上巻忉利天宮神通品第一私はこのように聞いた。ある時、世尊(お釈迦様)は、忉利天にいらっしゃる母のために教えを説いておられた。その時、あらゆる世界から数えきれないほどの仏や大菩薩たちが集まってきた。彼らは、汚れの多い世界において偉大な智慧と神通力をもって頑迷な衆生を調伏する世尊を称賛した
ヨハネの黙示録「獣の数字666と616」Blue,EltonJohn-SorrySeemsToBeTheHardestWord【序】黙示録13:18は「獣の数字(666、616)とは人間をさすものである」と記す。「人間Ahumanbeing」を意味する言葉は、仏教では「マヌシャ(manushya)」で、「心mind」を意味するサンスクリット語のマナス(manas)がその語源だとされ、そのマナスの音写が末那(mana)だとされる。まとめると次のようになる
小林正観の心に響く言葉より…仏教には、大乗仏教と小乗仏教(上座部仏教)があります。大乗仏教というのは、大きな乗り物を意味し、困っている人、苦しんでいる人を救済して、たくさんの人を乗せて彼岸へ行きましょう、という考え方です。一方、小乗仏教は、小さな乗り物ということですから、自分が悟ればそれでよし、と考えます。タイ、ミャンマー(ビルマ)、インドは、小乗仏教の国で、もともと釈迦は小乗仏教的な考えをしたと思われますが、釈迦が死んで500~600年経つと、大乗仏教といううねりが起き、それが中
我が国の仏教寺院では、宗派の関係から阿弥陀如来や釈迦如来が本尊になっていることが多く、また、日本仏教における超重要経典である法華経や浄土三部経に登場する観音菩薩もお祀りされていることが多いですが、実のところ、お祀りされている像の総数は、地蔵菩薩が一番多いのではないか…などと思います。寺院に限らず、道端、墓地、山中、峠、祠…と日本中に至る所で祀られていて、単純に数えることができるのであれば、突出した数になるかもしれません。上の絵を家族全員に見せて、「この人たちは誰でしょう?」と質問したと
ずっとスマホ見て不安な顔してるけどどうしたの?……え?あぁそうかニュースコメント言い合い戦争分断スクロールするたび世界が世間がずっとけんかしてるみたいに見えてきたのね「私たちの未来どうなるんだろう」って---世親さんの言葉聞いてくれる?昔ね人の心が世界の見え方を作っているって考えた世親さんというお坊さんがいたのその人の言葉がこれ---一切は心より起こる---これ今の言葉にするとこういう意味世界が急に全部こわくなったわけじゃな
ヨハネの黙示録「獣の数字はなぜ666なのか?」クレヨンしんちゃんオトナ帝国の逆襲"白い色は恋人の色"ベッツィー&クリス(Wikipedia唯識)一人一人の人間は、それぞれの心の奥底の阿頼耶識の生み出した世界を認識している。(スッタニパータ773偈)欲求にもとづいて生存の快楽にとらわれている人々は、解脱しがたい。【序】黙示録13:18には、「獣の数字とは、人間をさすものであり、それは六百六十六である。」とあり、これは"666"は人間を象徴する数字だとい
ヨハネの黙示録「主なる神と阿頼耶識・阿摩羅識」戦争を知らない子供たち-ジローズ【大乗仏教(唯識)の真如と現象世界】大乗仏教(背後の唯識思想)は、森羅万象の本性を「空」だと考える一方で、その背後に「根源的な実体の世界(真如)」が存在するとしています。大乗仏教においてはすべての存在や現象の本性が空であるので、その絶対的一真実が真如とされる。真如は一切法の本性であり、万有の本体であり、如来の法身の自性でもある。(WEB版新纂浄土宗大辞典「真如」)真如tathatā:仏語。あ
🌸現世で善行を積もう(方便と菩提心)4⛳方便につながる瞑想☆瞑想というものに抵抗感を持つ人はいる*しかし瞑想をやって心を落ち着かせていない人は*日常の中で人に親切にしたり*献したりしようとしてもなかなかうまくいかない☆瞑想に日頃から親しみ、日常では方便をやり*そこでの成果を踏まえてまた瞑想する*そうやって行と方便との間を行き来しながら*修行を重ねていくということを提唱したのが*真言密教をはじめとする大乗仏教です☆「瞑想し、自分で悟りを得ることがゴール
🌸現世で善行を積もう(方便と菩提心)1⛳「方便こそ究意なり」☆「行」や「瞑想」によって*心を軽やかに、明るい状態するのがポイント*筆者はそれを「心の光度を上げる」と表現する*又、静かに落ち着いている状態というのは*行や瞑想に取り組むこと以外、手に入れることが難しい☆仏教、自分1人の心の光度を上げるだけでいいのでない*仏教、「自分の心を静める」だけでは「悟り」でない*その結果生まれたのが真言密教を含む大乗仏教*新たなテーマとして浮上してきたのが「方便」
長老の法話を聞けば、【本物の中道】の意味がわかります。最近、大乗仏教系の政党の公明党が立憲民主党と合体して、【中道】と名乗っているが、、、。歴史的な創作物である大乗仏教の経典を拠り所としている日本の大乗仏教と、仏陀の教えに最も近く、また、忠実であるとされる上座部仏教の言う【中道】は、どう違うのか?二つの教えの真ん中を取るのが、世俗の政治家の言う【中道】悪い主義主張が、二つあるとします。その二つのアイデアの半分づつとって中間の考え方をしても、良いアイデアにはなりません
(第八章)お経釈尊の教え|TERRA量子力学的仏教書籍版お経とは、釈尊の教えをお弟子さんたちが記録したものである。世界中に数万から数十万のお経があると言われている。その中で鎌倉から始まった大乗仏教は大きく二つに分かれている。・方便経・真実教方便経(仮の教え)❶華厳経―21日間(説いた期間)❷阿含経―12年❸方等経―16年❹般若経―14年無量義経の宣言釈…note.com
ひでです。お早うございます。世界遺産のエローラ石窟はアウランガーバードから30kmほどの距離にあり、そこにある石窟寺院は34もあります。仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の3つの宗教に関する建築物で、6〜12世紀まで3つの段階で築かれました。第1〜12窟は、初期の建造物で大乗仏教に関する石窟群。第13〜29窟はヒンドゥー教関連のもので、第16窟のカイラーサ寺院はエローラ最大の規模を誇る寺院です。これは7〜10世紀の間に一つの大きな岩を削って造られました。第30〜34窟はジャイナ教に関する石窟です。
皆様、おはようございますワタクシは、あんなにダメ人間であったのに現在僧侶となり(ダメ人間だったから僧侶になったのかもしれませんが)坊さんらしいお説法などを求められることが増えましたお説法を聞きたいと思ってくださる方がこんなにも多いのかと驚きます。でも……ワタクシにそんな素晴らしい話のストックがあるわけではありませんので、毎回何をお話申し上げようかな~と考えます。ちなみに……ワタクシが大乗仏教を気に入っている理由はただ信じればいい的なことではなく理解してか
高見山気になっています。吉野の山々の源流、水の湧き出るポイントらしいのです。高見山の頂上に祠があります。早速、奈良が実家の友人に高見山情報を聞き出します。友人が今年最も行きたい冬山だとのこと。さすが~観点が一緒。白と空の色が美しい~水色と空色ネットから画像をお借りしました。瀬織津姫と蘇我氏で母の供養も兼ねていました。星祭を母の名前で申しこんでいたのですが、、この星祭とは、中期大乗仏教経典である「金光明最勝王経」によるものらしく。。在家でも星供養をして良いみたいです。
木村の思想「KU(空)」が飛翔の根底の力となり仏や修行者が空を駆け回るさまを描いております。また仏教がインドからガンダーラ(ギリシャ・インド文化が融合)を経て、交易路を通じて世界各地(日本を含む)へ伝わっていく過程を「飛翔」と表現します。兵庫のグラフィスム、木村二朗先生は昭和11年4月1日に兵庫生まれ、高校以来、様々な美術展でその都度といっていいほど入選、受賞を重ね、学芸員、美術関係者に高い評価を受けながらあくまでも余技として本業にはされませんでした。しかしながらご覧の通り、比類なき圧倒