前項で、ライフサイクルステージの衰退期に入った代表的な製品として、デジタルカメラを取り上げた。携帯電話・スマホにデジタルカメラ機能が標準搭載されるようになったことで、最盛期の2010年にグローバルで12000万台あったデジタルカメラ需要が携帯電話・スマホに代替され、2022年には800万台と最盛期の15分の1まで一気に減少してしまった。もはや、製品企画によって差別化や付加価値増による単価アップといった小手先の対応ではとても事業を維持できないような状況になっている。その為に多くのメーカーが市場から