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いつもご覧いただきありがとうございます。今回ご紹介するギターは、TAMATG-120です。以前にも同じモデルのギターをご紹介しましたが、前回のは1976年製、今回のは1978年製となります。状態が素晴らしく良く、思わず買ってしまったのが本音です。今回はTAMAのコシのあるパワフルなサウンドの紹介というよりは、ロゼッタの模様など年代による外見の違いについて触れてみたいと思います。ちなみに今回のギターで、TG-80、TG-120、TG-135、TG-160、TG-120-12と、カタ
いつもご覧いただきありがとうございます。今回ご紹介するギターは、TAMATW-010です。TAMAのシリーズの中では、TGシリーズとTWシリーズがオール単板のドレッドノートモデルですが、双方とも基本的には輸出用であり、その中でも特にTWシリーズは、中々ネットでも情報がない貴重なモデルです。TWシリーズの”010”というモデルは、その中でも最上位クラスとなり、輸出先が主に北米であることなどから、入手がそもそもに難しいというのが、私の認識です。このモデルの特徴としては、バッ
今回ご紹介するギターはTAMA3563Sです。TAMAの輸出用4桁シリーズ、35の4桁で始まるアコースティックギターは、1974年頃から1976年頃まで製造されたとのことですが、私は今まであまり興味を持ちませんでした。その理由として、音はいいもののサイドバックが合板という認識だったからです、しかし、今回のギターはTGシリーズと同じ割れ止めが側板にあり、何とオール単板モデルです。4桁の末尾にSの付くシリーズは、トップ単板の意味とのことですが、ペグもゴールドのグローバーであること
今回ご紹介するギターは、TAMATG-160Sです。久しぶりに素晴らしいギターが手に入りました。TAMAのTGシリーズには、末尾にSが付くモデルがあり、浅めのスキャロップ・ブレイシングが特徴です。前々回にTG-120Sをご紹介した時には、120だけしかSのモデルはないものと思っていましたが、TG-80、120、160とすべての種類にSのモデルはあることが分かりました。実は先日も一足遅く、TG-80Sを買いそびれてしまいました。Sの付くモデルのサウンドの特徴としては、ノンスキャロップの
今回ご紹介するギターは、TAMATG-135です。TAMAのギターは、ジャパンヴィンテージの中でも最高峰に位置するものと自負していますが、特にこのTG-135は、国内ではほとんど見ないレアなギターです。この当時の日本のカタログには掲載されていないので、輸出用として作られたのだと思います。MartinのD-28スタイルのTG-120と比較すると、3ピースバック以外は大きな違いはなく、70年代後半のこの時代では、外せないモデルだったのかもしれません。また、よく「ドンシャリサウンド」と
今回ご紹介するギターは、TAMATG-120Sです。TAMAのTGシリーズは、1976年から1979年頃まで制作されたそうですが、輸出用がほとんどであったらしく、今では大変貴重なギターです。その中でも特にこのTG-120Sは、カタログにはないモデルで、しかもシリーズの中でも唯一のスキャロップドブレイシングを採用しています。音は、同じシリーズのTG-120やTG120BSよりもボリュウム感があり、低音もよく響くのに、なぜこのモデルがレギュラーラインに乗らなかったのかが不思議です
今回ご紹介するギターは、TAMATW-07です。星野楽器の多満製作所で1977年から1979年ごろまで製作されたと思われる輸出用ギターで、中々市場に出ることの無いモデルです。TAMAのモデルには、他にTGシリーズがあり、ネットでもよく見かけますが、その中のTG-80にあたる機種がこのTW-07になります。マホガニーサイド・バックのオール単板仕様は同じですが、ボディー回りやヘッドにバイディングがあったり、ポジションマークがスノーインレイであったりとTW-07の方が少し豪華な印象です。T
久しぶりの投稿です。本当は、ギター紹介は前回で終わりなのですが、珍しいギターが手に入ったのでご紹介します。1970年代後期に生産されたTAMA製のTGシリーズで、ローズウッド単板仕様の12弦ギターです。TAMAのアコースティックギターは海外にもマニアがいるほどなのですが、この12弦一本とっても十分にその理由が分かるというものです。ボディはオール単板の厳選された木材で構成され、バインディングやトリムも自然素材、ピックガードは本べっ甲と、アコギ専門のブランドでもあまり見られないハイ
今回ご紹介するギターは、前回に引き続きTAMATG-80です。TAMAは、マホガニー素材のTG-80、ローズウッド素材のTG-120、ハカランダ素材のTG-160のラインナップで販売されていた高級ブランドですが、通常日本では、プライスライン別に材質・仕様などを分けたブランドが多い中、マーチンの様に基本仕様は一緒で、サイド・バックの素材バリエーションのみで展開していたブランドでした。バインディングがウッド製、本鼈甲のピックガード使用、ブリッジピン・エンドピンが黒檀製、マーチン社と
今回ご紹介するギターは、TAMATG-80です。以前にTAMAを紹介した時は登場しませんでしたが、マホガニーモデルの中で今回から2回続けて紹介したいと思います。ご存知TAMAと言えば、マニアには避けて通れない1970年代に一世を風靡したブランドです。厳選された木材で構成されるオール単板ボディ、本べっこうのピックガードなどを採用しつつ現代では考えられないほど低価格で提供していました。確かな演奏性とサウンドから根強いファンだけでなく良質なジャパンヴィンテージを探している方には、一
今回は、IbanezのArtWoodシリーズの第2期のモデルにあたるAW-200を紹介します。希少なArtWoodシリーズのフラッグシップ・モデルです。このギターは、ArtWoodシリーズ(木と音の芸術品)の純国産で、ボディからプラスチック製品等の化学製品を出来る限り排除することをコンセプトに製作されています。ネットでもほとんど見かけることのない希少モデルです。ヘッドには豪華なAWインレイ、メキシコ貝アバロン・トリム&ロゼッタ、オリジナル・ペグ、トップは高級エゾ松単板、サ
今回からIbanezをご紹介しますが、今回のギターは、外見から見るとほとんどTAMAです。この個体は、おそらく1980年頃の製品で当時の多満製作所が改組される直前のモデルではないかと思われます。ヘッドにはタマの頭文字Tをアレンジしたインレイが施されていますが、その他はIbanezのArtWoodシリーズのデザインで、実際ボディ内にはIbanezのラベルが貼られています。ラベルには3of30という記載もあり、30本生産された中の3本目にようです。スプルース単板トップ
今までTGシリーズは、ローズウッドモデルばかり紹介してきましたが、今回はハカランダモデルのTG-160です。このギターは、希少な70年代当時のフラッグシップ・モデルでJapanVintageと呼ばれるギターの中でも最高峰に肩をならべるギターだと確信しています。サウンドは、箱鳴りする締りの有る野太い低域に輪郭の際立った歯切れの良い中域と煌びやかで艶やかな高音域が魅力です。状態はトップにウェザーチャッキングが有りますが、薄くオーバーラッカーしてあり、湿度や乾燥には問題ないと思い
今回ご紹介するギターは、前回と同じTAMATG-120BSです。前回のギターは、実はリペア先のトラブルで1年近く手元に帰ってこなかったのですが、その間にこの個体を購入しました。製造年はほとんど変わらないと思いますが、前回の個体が、弾き込まれた個体であるのに対し、今回の個体は、少々瑞々し感が残る個体と感じています。あまり弾かれてなかったのか、それとも元々こういう音なのか私には分かりません。しかし、これはこれで素晴らしく、これもこのギターの個性なのかと思っています。(画像1)
今回も前回に引き続きTAMAですが、少し違ったモデルTG-120BSを紹介します。その前に多満製作所について少し説明させてください。星野楽器は、明治41年(1908)に星野書店の楽器部として発足しました。1962年には、エレキギター、アンプの製造メーカー「多満製作所」を設立し、輸出用ブランド「アイバニーズ」もこの頃に誕生し、多くの楽器が製作されました。TAMAのギターは、1974年から1979年頃まで作られましたが、1981年に星野楽器に製作所が改組となり、その名はなくなってしま
今回のギターは、TAMATG-120です。TGシリーズは、1976年から1979年頃まで制作されたそうですが、輸出用がほとんどであったらしく、国内にはそれほど残っていなく、貴重なギターです。当時のカタログに、次のような説明がありましたので紹介します。『TAMAギターのトップはドイツとオーストリアの国境沿いの村ミッテンワルドの山奥から伐採されたドイツ松を使用しております。アメリカのマーチン社もD-45・D-41の表甲にはここで伐採された松を使用しており、このドイツ松は世界のトップメーカ
今回から私の大好きなTAMAをシリーズでご紹介します。今回紹介するのはTAMAの輸出用35・4桁シリーズのアコースティックギター3558です。ネックブロックにシリアルナンバーが無いので製造年が分かりませんが、このシリーズは、1974年から1976年頃まで製造されたとのことです。正式な国内販売ルートは無かったそうですが、TGシリーズはその後に作られました。3558の縦ロゴは非常に珍しく、当時の価格は450US$だったようです。オイルショック直後の為替レートは280円から300円ぐらい
前回までTheKasugaを2回にわたり取り上げ、ローズウッド・サイドバックのブルーグラスギターを紹介してきましたが、今回も引き続きローズウッド仕様のBlueBellをご紹介いたします。BlueBellは、ブルーグラスギター製作で1970年代にカントリー・ブルーグラスミュージシャンを中心に高い評価を得てきた国産ブランドです。今回は、その中でもハカランダサイドバックの機種を除くと、最上位クラスとなるW-1200をご紹介します。仕様は、D‐28スタイルにヘリンボーンバインディン