1999年の春頃、私はひどいうつ状態に苦しんでいた。毎朝起きると「ああ何度目が覚めてもあの人に会うことはもうないんだ」と思い、落ち込んで涙が出てきた。それであんまり毎日泣いてばかりで苦しくて人生はこんなに苦しくていいのかと辛くて辛くてしょうがなかったので、ついに精神科の診察を受けることにした。そして抗うつ剤が処方された。うつ病ということだ。初めて処方されたのがリタリンである。本来はナルコレプシー(日中の過度な眠気)の治療に使用される薬だが、当時はうつ病にも適用されていた。精神科クリニックからの帰