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私はこれまでワーキングウーマンを2万人以上取材して、恋愛や婚活、結婚、男女の機微などをテーマに執筆してきました。大きなテーマでいえば、“女性の生き方”を追求しているわけですが、コロナ禍ではこれまで出会ったことのない女性達の生きざまにも触れたのです。きっかけはコロナで困窮している女性を取材していたときのことでした。そこで初めて“パパ活”の実態を知り、パパ活の背景を知りたいと思って「コロナ禍でパパ活をやめた人、スタートした人」という観点で取材を続けていくうちに、パパ活という売春行為の中で、これ
「流れに身を任せる」ということわざがあります。「自分で行動せず自然な成り行きに任せること」という意味です。恋愛に当てはめると、「自然な流れに身を任せる」ということでしょうか。自分であれこれ画策したりせず、恋愛の縁がやってきたら、それに乗っていくという受け身のスタンスです。例えば「ある日突然、結婚相手が現れた」、「幼馴染からプロポーズされた」など、幸運が向こうからやってきて、その流れに乗っていたら、結果的に幸福を手にするケースもあります。ところが、流れに身を任せて交際した結果、
「今や5人に1人はマッチングアプリで出会い、結婚している」という時代です(2022年11月、明治安田生命保険相互の発表)。周囲を見渡すと、婚活の手段としてアプリを利用することが当たり前になっており、アプリを勧められて、夢中になる人も少なくありません。長い間、結婚相談所などで婚活を繰り返していた女性が、マッチングアプリを活用したら、途端にモテ期に突入、さまざまな男性とデートすることで、男を観る目が変わり、やがて本命の男性とゴールイン!という嬉しいニュースもあります。まずは行動あるのみで
女性が最初に接する異性は、父親や兄弟などの親族です。もちろん親族は恋愛対象ではありませんが、幼少期に形成される異性観はその後の人間関係に影響を与えることが少なくありません。そのため、女性は無意識に父親に似たタイプの男性を自然に受け入れてしまう傾向があると私は考えています。一方、父親や親族に似た男性から好かれるのは、男性が本能的に「この人なら自分を受け入れてくれる」と感じるからでしょう。父親を好きな女性にとって、父親のような男性に好意を持つのは自然なことです。しかし、父親に良い
友人がある日、恋愛をテーマにコラムを書いている私を労うように、こんなことを言った。「離婚や死別もざらにあるよね。今は夫婦でも、死ぬときは一人という人も増えてきているから、シングル予備軍もたくさんいる。だから熟年世代の恋愛をテーマにするなら、自ずと不倫が多くなるんじゃないの」。心配してくれる友人に感謝しながら、ふと思う。果たして熟年世代だけが多いのだろうか。20代や30代でも、年代を問わず不倫をしている人は一定数いる。だから年代だけで多いとか少ないとはいえないだろう。しかも不倫を毛嫌いし
このシリーズを思いついた時に、2018年から2019年にかけて「Wome」という女性サイトで連載した「眠れない夜」という連載小説の男性版だということに気づきました。「眠れない夜」は、表面的には仕事もプライベートも充実してきらきらと輝いているアラフォー世代の女性達が主人公。でも人が羨むような幸せを手に入れたかに見える彼女たちの心のうちは決して穏やかではないのです。https://note.com/natsume_kaworu/n/nef5e3c7b97d2夫と夫の部下の女性との不倫現
【前編の概要】広告代理店勤務のサトシ(33歳)は、4歳年下の彼女と結婚を前提に交際している。彼女の父親がエリート。サトシは彼女の父親をリスペクトし、将来は義理の息子になることを誇らしく思っていた。ところがある日突然、彼女から秘密を打ち明けられる。しかも突然別れを切り出された。半年前に同窓生とふとしたことから浮気をしてしまったというのだ。「自分を許せない」と言って、サトシに突然別れを告げる彼女。婚約者の秘密を知ったサトシはどのような決断をしたのだろう。https://ameblo.j
松たか子、阿部サダヲのダブル主演で放映中のドラマ「しあわせな結婚」(テレビ朝日)が話題を集めている。妻の秘密を知ったときに、夫はどのように考え、どんな行動をするのか。そして夫婦の愛情にどのような影響が及ぶのか。ドラマでは電撃結婚してからすぐ、15年前に婚約者を殺した殺人犯の疑いがあったという妻のネルラ(松たか子)の秘密が湧き出る。事件の再捜査が決まり、その刑事がなんと、ネルラに恋愛感情を抱いているという、驚きの展開も。でも三角関係を描くことでドラマが盛り上がるというのはテッパ
ネット社会が進んだ令和の時代は不倫に対して不寛容どころではない。「人の噂も75日」という言葉も失せてしまうほど、世間は忘れないもので、新たなバッシングが起こる。バッシングが起こると、いくら優秀な人でも仕事を失ってしまうこともある。それをまざまざと思い知らされたのは、永野芽郁の不倫騒動、そして過去に不倫を報じられた山尾志桜里元議員の参議院出馬を巡る騒動だった。永野芽郁はなぜスキャンダルを乗り越えられなかったのか2か月ほど前に芸能の世界で大騒動になった永野芽郁と田中圭の不倫騒動
愛されたいという承認欲求を見直すきっかけは、様々な人と関わること前回は令嬢シノさんが3回結婚し、アラフォーを過ぎても尚、恋愛や結婚、人生がうまくいかないと嘆くシノさん。彼女が「毒親だったから」という理由を繰り返し口にして、承認欲求が満たされない彼女は相手からアタックされると応じてしまうと打ち明けていました。私はそれを「自分と向き合うことをせず、同じ過ちを繰り返しそう」とかなり厳しい視線を向けてしまいましたが、後から後悔しました。愛を与えられなかった人は、愛を与えることが難しいのだと
あなたは本物の令嬢に遭ったことがありますか?コミックのジャンルで人気の一つが「令嬢もの」。悪役令嬢がダークヒロインとして活躍したり、見た目は清楚が令嬢とハンサムウーマンの悪役令嬢が入れ替わるなど、転生ものにも令嬢キャラ作品が人気です。でもね、これはコミックの世界ではないのです。本物の令嬢に出会った私は少し興奮しました。というのは、コミックの世界を凌駕するほど波乱万丈なのです。3回結婚した彼女の現在はシングルマザーとして、働きながら子供を育てていますが、彼女には男性との縁が途切れませ
20代から50代、そして最近はアラカンまで2万人以上の女性をウォッチングしたり取材してきた私が常々感じるのは「女性は生きにくい」こと。女性が生きにくいと感じているから、女性をとりまく環境も含めて、様々な情報を発信してきた。例えば卵子凍結についての東京都の積極的な取り組み方。生物学的に女性の妊娠や出産の年齢が限られているため、仕事と自分の人生設計の折り合いが難しい。最近では30代で早々と「おひとりさま」を決めている女子がちらほらと見えている。出産を巡って「自分で決めたい」という女性達が
恋愛中はラブラブだったのに、結婚した途端に夫婦の駆け引きが生じるカップルもいます。恋は盲目といって、恋愛中は相手のことが見えなくなることがありますが結婚は毎日の生活を通じて、愛情を育んでいくものですから、相手のことが気にいらないこともあるでしょう。愛は3年で覚めるという研究結果の通りの夫婦も大勢います。だから結婚は忍耐だったり努力の積み重ねだったりするのです。その忍耐や努力を放棄したくなって「距離を置きたい」と感じ、それがだんだん高じてきて遂に別居になってしまうこともあり
これは私が実際にある酒場で隣に座った男から聞いた話です。男性は見るからに高スペックを醸し出していました。ところが男性は独身だったのです。その理由についてこのブログをスタートした頃には驚いたことでしょう。でも私は様々な男女の本音を聞き出してきたのですぐに彼が結婚できない理由がわかりました。一言でいえば、その理由は妄想です。もちろん女も妄想がありますが、男の妄想は欲を促す起爆剤になるほど強烈なものです。一方でその妄想に囚われてしまうという諸刃の刃のようなものだと思います。妄想が自分自
夜職に従事している女性達は年齢が重なるうちに、「もう若くない。このままでいいのだろうか」と焦りを感じることが多いそうです。でも転職をしたくても、今の仕事がキャリアにつながるとは考えにくいため、不安を抱えながら日々を過ごしているのです。そんな中、夜職の女性が昼の職に転職するためのサイトに登録して転職した結果、見事に念願の仕事に就いた女性もいます。元AV女優のOさん(34歳)もその一人。Oさんの一大転機は、不可能を可能にしたという意味で多くの女性達を励ますことになるでしょう。
彼氏がいるのに、浮気がやめられない。彼氏が悪いわけではないのに、どうして浮気を繰り返すのでしょう。男でも女でも、浮気を繰り返す人は一定数存在しますが、でも男の浮気が欲望を抑えきれなかったなど理性より本能が勝ることが多いのに比べて女性の場合は精神的な問題を抱えていることが挙げらえます。トラウマが原因で浮気性になったという女性(Aさん・34歳)から、浮気について語ってもらいました。東京の彼氏と関西の彼氏。二人の間を揺れているのは過去のトラウマメーカー勤務のAさんは、IT企業勤
出会いは夫と一緒に経営するレストラン「10年に渡るW不倫の果てに別れました」と語るのは、営業職の佐藤みどりさん(仮名・48歳)。みどりさんはW不倫の相手と再婚したいと8年前に離婚しましたが、相手の男性は「妻と別れる」といいながら、ずるずると独身になったみどりさんと不倫を続けます。優柔不断な男と縁切りを決めたきっかけは何だったのでしょう。「彼と知り合った頃は、元夫と一緒に港区でレストランを経営していました。富裕層も多く、店も潤っていました」子供がいなかったみどりさんにとって、
ある媒体で取材執筆した記事をもとに、その後の女性達の生き方を描いていきます。第一回は「セクハラ被害の女性達のその後」下劣な被害に遭った彼女は結婚に対する考え方も変わり、逞しくなっていました。入社早々、直属の上司にセクハラされ、社内の人には言えず……親の一言で勇気が沸いて副社長に直談判。ライターの佐久間琴美さん(37歳/仮名)は、新卒で入社した出版社の最初の部署で、直属の編集長からのセクハラ被害に遭ったことを赤裸々に語ります。「卒業式から2日後に採用が決まった出
コロナ禍は恋愛や婚活の在り方だけでなく、夫婦の関係にも大きな影響を与えています。これまで夫との不仲や価値観の相違、セックスレス、夫婦のコミュニケーションの不全などで離婚を考えていた女性達は、コロナ禍になってから「経済的な自立をすることが大事」と、ふと足を止め、我が身の現状を客観的に見るようになったのです。「勢いで離婚をしそうになっていた自分にストップをかけました。コロナ禍では先のことがわからない。離婚した後の自分の生活も不透明でした」コロナ離婚も増えるだろうと予想されました
コロナ禍で「パパ活」という、男をその気にさせてお金を巻き上げるという令和の援助交際が話題になった。でも援助交際と一線を画していると感じる「愛人業」パパ活との違いを一言でいえば、「貢いでくれる男性との関係が希薄なのがパパ活、貢いでくれる男性の影響力が強いのが愛人関係」だと思う。ウレぴあ総研の「mimot.」でコラム「結婚どころかいつの間にか…普通の女性が「愛人」になったきっかけとは?」の人気がロングセラーになっている。女性にはある種の「愛人願望」があったり、また知らない世
海外出稼ぎ、いわゆる海外売春は一部の女性の問題ではないことをお伝えしたいです。前回の続きです。海外売春のことを週刊女性で書きました。・一般女性の入国拒否!海外出稼ぎの衝撃https://www.jprime.jp/articles/-/31948週刊女性でコメントをもらった風俗ジャーナリストの酒井あゆみさんが指摘するのは「海外売春をした女性が現地に留まり、エージェントとなって売春を斡旋してから、売春の現場となったアメリカをはじめとする国で、そうとう悪いことをやってきた
コロナ禍で初めて“パパ活する女性たち”に遭遇私が海外出稼ぎを知ったのはコロナ禍で困窮している女性たちを取材していた時のことだった。海外出稼ぎというと、海外で季節労働者のような働き方をすると勘違いされやすいかもしれないが、実際のところ、海外で売春することを指す。私はこれまで2万人以上のワーキングウーマンたちの恋愛や婚活、結婚をテーマに取材し、その中には会社員やフリーランスなど多種多様の職業の女性で、中にはAV女優など風俗系の女性も混じっていた。ところがコロナ禍で
SNSでの被害者に対する誹謗中傷が多いのは痛ましい東京都新宿区のタワマンマンションで元ガールズバーの経営者、平沢俊乃さん(25)が刺され、死亡した事件で、逮捕された職業不詳・和久井学容疑者(51)が2年前に平沢さんへのストーカー規制法違反容疑で逮捕されていたことがわかった。この事件を巡って、SNSには被害者に対する誹謗中傷が多く寄せられたことに、私は絶句した。特に「自業自得」という言葉は無責任極まりない。ある有名な評論家が「匿名のSNSの書き込みは、便所の落書きと同じ」という持論に賛成だが、
本日の朝ドラ「虎に翼」では、ヒロインで弁護士の寅子が真剣に婚活を開始。理由は裁判官になった密かに思いを馳せる花岡(岩田剛典)と再会。だが婚約者と一緒で、しかも自分の正反対の控えめな女性。寅子は失恋がはっきりわかって大ショックを受けます。猛烈に悔しかったのでしょう。花岡は、家庭に入り、赴任先にもついてきてくれて、父親の面倒も見てくれる相手を選んだのです。寅子の弁護士としての才能や能力を潰したくないという理由もありますが、人間というものは自分の幸せを一番に考えるもの。愛より自分の人生を選ぶのは、
ゴールデンウィークの後半ですね。皆さんはいかがお過ごしですか。私はゴールデンウィーク明けの締め切りや、ライティングの応募などで、平日と変わらない日々ですが本来おっとりしたい性格のため、後半は締め切りを終わらせてからゆっくりと読書をしたり、料理したり、トレーニングを再開したろ、散策しようと思っています。さて今年前半のブログ以外の活動をお知らせしますね。初のラジオ出演で、昭和女子の恋愛エピソードを披露1月2日、FM放送「要ゆうじの昭和カプセル」に出演。アラフォー以上
映画「陰陽師0」は山崎賢人がさらに美しいゴールデンウィークというのは映画興業界から命名されたそうです。まさに映画館は混雑していて、特に昨日の映画の日は割引もあって席はぎっしり。話題の「陰陽師0」。映像が美しく音楽も素晴らしく特撮はアカデミー賞受賞の「ゴジラ-0」の「白組」が担ったのでハズレはありません。主演の山崎賢人はじめ染谷将吾など豪華なキャスト陣。満足度MAXのはずでした。とところが、、、私には薄味の料理のようでした。ストーリーが平坦で事件の犯人もすぐわかり、何よりも「呪」に
アラ還女性、華さん(仮名・64歳)の恋愛や婚活から、結婚というテーマを改めて考えてみる企画で始まった短期連載ですが、その後の取材から考察してみて、方向転換をすることにしました。新しいテーマは「熟年女性にとって結婚相談所は結婚を実現できる場なのか?」です。日本で最大の会員数を誇る結婚相談所「IJB」のシステムを購入し、結婚相談所を開いている仲人は、個人事業主の部類に入ります。その後華さんは仲人との関係に悩みます。同じIBJのシステムを使って成婚率が高い仲人と華さんがコンタクトを取
アラ還女性、華さん(仮名・64歳)の恋愛や婚活から、結婚というテーマを改めて考えてみる企画で始まった短期連載。長らく中断してしまったのは、華さんから「自分の婚活について、少し考えさせてください」というお願いがあったからです。華さんの取材を通じて、アラ還という世代に限らず、結婚をしたい女性に「結婚とはなに?」「パートナーを見つけるためにどうしたらいいの?」という問いを続けながら、結婚と人生についての考察をしていきたいと思います。さて著名な鑑定士の勧めで吉方向の結婚相談所を探し、隣県の
アラ還女性・華さん(64歳)が有名な鑑定士の勧めで、結婚相談所で婚活をすると聞いた私は、エールを贈りながらも「大丈夫かな?」と不安でいっぱいでした。というのは、華さんは50代後半のときに「結婚相談所は懲り懲り」と後悔したはずです。それなのになぜアラ還になってから、婚活を結婚相談所に選んでしまったのでしょう。有名な鑑定士の先生が「過去に結婚相談所で婚活したけど、ダメだった」という華さんに「方位が悪いからよ、吉方向にある結婚相談所で婚活しなさい」とアドバイスしたからだというので
ブログを再開します!コロナの影響で仕事に大打撃を受けた私は回復しようとライター業に必死で、また生活を支える仕事に追われていましたが、本日「個人の力を強くしなければならない」と痛感する出来事が生じました。個人の力とは何かーーーそれを語ると長くなるので、ひと頃でいえば自分の力を発揮できるジャンルに力を入れること。初心に戻ってさらにパワーアップすることを決めたのです。恋愛コラム受難の時代また恋愛コラムや記事は受難の時代に突入したということも感じることが多くなりました。今やだれ