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国立文楽劇場の、『初春文楽公演』。その第3部。最初の演目は、『傾城恋飛脚』から、新口村の段。安永2(1773)年12月、豊竹此吉座初演。菅専助、若竹笛躬の作。近松門左衛門の『冥途の飛脚』の改作。人物の描き方に変化が。『改悪』だと、よく言われます。もともとは、新口村の百姓の子が、大坂の亀屋の養子となって、忠兵衛と名乗り、盗んだ金で遊女を請け出し駆け落ちし、親類宅で捕縛された事件。それを舞台化して。さらに、歌舞伎でも、演じられ。『恋飛脚大和往来』。新口村。現在の、橿原市東竹田
1/20の来阪の時に久しぶりに国立文楽劇場に行った。大好きだった太夫の豊竹嶋太夫が引退してから足が遠のいていたのだ。SNSで能評家や顔見知りでリスペクトしている人が絶賛しており、何故か行こうかと思った。行かなければ文楽から更に縁遠くなると思えたからだ。文楽劇場で第三部の壇浦兜軍記〜阿古屋琴責の段を幕見席で購入。通なら幕見席は劇場左側の席を選ぶのだろう。何故か右側で床に近い方が昔から好みなのだ。文楽から足が遠のいていたので竹本織太夫は咲甫太夫から時間が止まっている。桐竹勘十郎は人間国宝になっ
会社の勉強会で、先輩方と鑑賞。はじめて文楽の楽しみ方がわかり、いたく感動してしまった。これは、舞台の上に字幕をつけたり、イヤホンガイドを用意したり、初心者でも分かるように工夫されてた賜物やと思う。人間国宝の桐竹勘十郎氏率いる、人形遣いの巧みな技に、息をのんだ。びっくりした。◆傾城恋飛脚罪人の息子と、息子を想う父と。雪が降り積もる極寒の冬、親子の今生の別れをしみじみと描いた作品。現代の映像であれば、5分ぐらいで描いてしまうシーンを、ものすごく長々と演出する。それこ
昨日1月25日(水)大阪・国立文楽劇場にて、令和5年初春文楽公演が千穐楽を迎えました。私も第3部、『傾城恋飛脚』と『壇浦兜軍記』を鑑賞させていただきました。千穐楽の様子。技芸員さんの熱演に客席は大いに盛り上がり、拍手喝采を送っていました。この拍手は鳴りやまないかと思ったぐらいの長い拍手でした。そして、本日1月26日(木)11時から初春文楽公演の配信が始まります。各演目ごとの配信になっています。第1部『良弁
◆初春文楽公演桐竹勘十郎メッセージ動画公開!第3部『壇浦兜軍記』で遊君阿古屋をつとめる桐竹勘十郎が、阿古屋の衣裳や作品の見どころをご紹介!絢爛豪華なかしらと衣裳、三曲を演奏する阿古屋の演技をぜひ劇場で「Let's観劇三昧!」「桐竹勘十郎メッセージ」本公演より幕見席を再開!お好きな場面を繰り返し「Let's観劇三昧!」初春文楽公演は好評上演中!---------------------------------------初春文楽公演令和5年1月3日(火)〜1月2
初春文楽公演第3部を観劇してきました。1月も下旬となりましたが、国立文楽劇場1階ロビーには、「にらみ鯛」が飾ってありました。2階ロビーに上がると、静御前と並んで遊君阿古屋の人形が展示されていました。人形の大きさからも、阿古屋という役の存在感が伝わってきますよね。鬘も簪もかなり派手ですし、衣装も大変豪華です。こちらの人形拵えは人間国宝桐竹勘十郎さん。客席内に入ると、舞台天井にもにらみ鯛がいます。大きな目が愛嬌たっぷりの鯛を見
大阪に来ています。国立文楽劇場での文楽公演。昨日、第3部『傾城恋飛脚』『壇浦兜軍記(阿古屋琴責)』を見て。今日、第1部『良弁杉由来』。第2部『義経千本桜(椎の木、小金吾討死、すしや)』。今日は、見終えたあと、大阪城に行こうと思っていました。『大阪城イルミナージュ』が、昨年の11月22日から2月26日まで開催されているのです。照明で飾られた大阪城。そして、西の丸庭園。こちらは、17時から22時まで。1500円がかかります。しかし、特に、第2部『義経千本桜』の『すしやの段』を、
J'aivulekabuki"Akoya"endvd.----------先日は、歌舞伎「壇浦兜軍記~阿古屋」(だんのうらかぶとぐんきあこや)をDVDで観ました。六波羅蜜寺で阿古屋塚に参詣してから、是非観たかったのでDVDを購入。当世では阿古屋の役が出来るのは、人間国宝の五代目坂東玉三郎さんだけだと長く云われてきました。なぜって、演技だけではなく、唄、琴、三味線、胡弓が出来なければ演じられないという難易度の非常に高い女形。通常の人では演じきれません。以前、坂東玉三郎さ
2023年1月4日(水)国立文楽劇場初春文楽公演2日目に行ってきました。初日、展示室が混んでいたので、第2部の開演中に展示を鑑賞するために早めに行ったんです。そしたら劇場の1階ロビーで第2部上演演目『義経千本桜』「すしやの段」のゆかりの土地奈良県吉野郡下市町の物販をしておられました。「すしやの段」のヒーローいがみの権太をキャラクター化した
LetertrefunérairedeTairanoKiyomorietdeAkoyadansletempleRokuharamitsu-ji.----------2022年11月09日撮影。六波羅蜜寺内にある、「平清盛塚」と「阿古屋塚」。阿古屋(あこや)とは、平景清の愛人で遊女だった方。壇浦兜軍記などに登場します。景清の愛人の塚の方が、平清盛塚より大きいですね(^o^;五代目坂東玉三郎さんが塚の保全をしています。女形の坂東玉三郎さんの当たり役のうちの一つ
今回は新富座の筋書を紹介したいと思います。大正5年9月新富座演目:一、音鈴川大岡政談二、壇浦兜軍記三、剣工四、蘆屋道満大内鑑以前2月の新富座の筋書と5月の名古屋末広座の筋書を紹介した時に歌右衛門と鴈治郎の共演から一人ハブられた(笑)仁左衛門が5年ぶりに大阪に凱旋して中座の舞台に上がり甥の我童と久しぶりに共演した結果大当たりした事は触れましたが、今度は東京の舞台でも…という事で我童が大正元年9月の市村座に出
お箏の世界へようこそ!箏の波です。国立劇場が、文楽の阿古屋(「壇浦兜軍記」)の配信をしています。0:34:00頃から10分間くらい阿古屋ちゃんがお箏を弾いています。ちゃんと指をなめてお爪をつけて、一生懸命弾いています。実際に箏を弾いている方の映像も脇に小さく表示されますが、阿古屋ちゃんの手の動きとその映像がリンクしていて、すごいです。同様に、0:48:00くらいからはお三味線。0:56:00くらいからは胡弓みなさん、実際に弾けるのでしょうね歌舞伎の阿古屋もす
既知の例えですが、『阿古屋琴責(あこやことぜめ)』は【優雅なウソ発見器】と言われています。時代劇などでは、ウソを言っていると白状させるために拷問という手段を使いますが、『壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)』の阿古屋では、ウソかどうかを見極めるために三つの楽器(琴、三味線、胡弓)を阿古屋に弾かせて演奏の乱れがあると、ウソを言っているとバレるという詮議が行われます。文楽の正面舞台では、人形が楽器を演奏します。しかし実際の演奏をしているのは床(ゆか)と言われ
文楽『仮名手本忠臣蔵』の配信が6月1日(月)12時で終わっちゃうなぁ、残念だなぁ、、、、、、と思ってたら、公演記録映像配信の第2弾として2019年(平成31年)1月上演の「壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)」、通称「阿古屋(あこや)」が期間限定で動画配信されることが今日発表になりました。この知らせを知ったのが電車の中。急いで家に帰りカバンを置いて手洗い、うがいをして即、見ました。公開期間は令和2年6月30日(火)12:00まで(予定)あるんですよ。
『たぬき』『保名』続いて、昼の部の最後の演目は、『阿古屋』。『壇浦兜軍記』、1732(享保17)年、大坂の竹本座で初演された、人形浄瑠璃。全5段。作者は、文耕堂と、長谷川千四の合作。近松門左衛門の『出世景清』を踏まえて、平家滅亡後、鎌倉方に追われる平家の武将、悪七兵衛景清と、その愛人である、五條坂の遊君阿古屋との物語。全5段のうち、この『阿古屋』は、3段目の口にあたる。通称が、『琴責め』。景清の行方を言わせるための、拷問として、琴、三味線、胡弓を演奏させ、それが、少しでも乱れれば、行方
加齢なる一族、十二月大歌舞伎昼の部に行くの続き‥。三、壇浦兜軍記平家滅亡後、平家の武将悪七兵衛景清の行方を詮議するため、問注所に引き出された景清の愛人、遊君阿古屋(坂東玉三郎)。景清の所在を知らないという阿古屋に対し、岩永左衛門(尾上松緑)は、拷問にかけようと主張しますが、詮議の指揮を執る重忠(坂東彦三郎)はこれを制します。重忠が阿古屋の心の内を推し量るために用意させたのは、琴、三味線、胡弓。言葉に偽りがあれば音色が乱れるはずだと、三曲の演奏を命じられた阿古屋
久しぶりの歌舞伎座へ今年はあまり歌舞伎を見ていなくて、もうこの風景だけでテンション上がりまくってしまいます今月の夜の部は、新作の白雪姫が話題ではありますが・・・私は昼の部へ。総絞りの小紋と扇の刺繍の名古屋帯。クラシカルでお気に入りです。柄が菊と紅葉なので本当は10月か11月に着るのがふさわしいと思われますが、絞りなので暖かい!というより暑い!ちょっと勘弁していただき12月に着ていることが多いです。今月の目玉はなんといっても「阿古屋」これを3人交替で
「保名」玉三郎舞踊はイマイチ分からないので最近はほとんど観てないんだけど、26年ぶりの玉三郎の保名というのに釣られました。女方さんの保名って観たことないし〜。私の中で保名は仁左さま😍そして團十郎さんです☺️海老さんも何度も踊ってるよね。玉三郎の保名ですが、はぁ〜綺麗……で終わってしまったかも、すみません😅やはりこれは立役さんで観たいというのが結論かな。だって、男性が、自分のために自害してしまった恋人を想って物狂いしているわけだから、観ている方としては、立役さんの踊りの方が感
壇浦兜軍記「阿古屋」玉三郎/彦三郎/松緑玉三郎の阿古屋、幕見で観てきました……観てきたんだけど、重忠の彦三郎がとっても良くってー😊姿や所作は颯爽としてシャープ、セリフはいつも通り低音で明瞭。今回は重さ(力強さ)もあって、威厳が感じられました。琴を弾けと言って三段に長袴の裾をササーッと垂らした型が美しく、音色に聞き入っている様子も立派。目を閉じて胡弓の音に耳を澄まし、真偽を判断している表情が誠実そうでとてもいい🎉終盤、阿古屋の言葉に偽りなしと判断した理由を岩永に説明するときの、聡
玉三郎さん綺麗ーーー!今日は、【阿古屋】の幕見去年【阿古屋】は、玉三郎さんのしか観てないので今年は行こう!と思っていて。シフトをよく見たら児太郎くんの日のOFFは今日しかないって事で慌てて行って来ました。。今日は児太郎くんの初日ですけど、本当に堂々としていて……素敵な阿古屋でした。。三味線はちょっとドキドキしてしまいましたが、胡弓が素晴らしくて相変わらず彦さんは、カッコいい。。九團次さんの岩永は、人形振りがちょっとー。今後に期待します。。今日はしっかり体調を整えてたので、本当に集中
今月の歌舞伎座昼の部はAプロとBプロに分かれていまして、私は昨日Aプロを拝見しました。「たぬき」と「壇浦兜軍記」はAB同演目ですが、真ん中の演目がAプロは「村松風二人汐汲(むらまつかぜににんしおくみ)」Bプロは「保名(やすな)」です。「村松風二人汐汲」は能の「松風」から生まれた舞踊です。本作は、長唄の「汐汲」を基にして新たに構成されました。須磨へ流された歌人の在原行平が都へ戻り、寵愛されていた松風(梅枝)と村雨(児太郎)姉妹は取り残され、悲しみの内に世を去りました。亡くなったはずの二人が在りし
南座開場記念。坂東玉三郎特別公演。のパンフレット、筋書き。表紙と裏表紙。購入時には、透明のビニール袋に入っていたので、キレイな状態でGET!!(*≧∀≦*)〜。わぁ〜♡見とれてしまう♡#坂東玉三郎特別公演#南座#壇浦兜軍記#阿古屋#太刀盗人#傾城雪吉原
南座です。阿古屋のために、来てしまいました(^^)玉三郎さんが、好きすぎて♡#南座#坂東玉三郎特別公演#壇浦兜軍記#阿古屋#太刀盗人#傾城雪吉原
ご訪問、ありがとうございます♪昭和区、御器所駅近ポーセラーツ.ハンドメイド作り大人の女性のためのレッスンサロンアトリエLovin’です。先日、京都南座新開場記念坂東玉三郎特別公演に友人とともに参加致しました。午後からの部でしたので、午前中はリッツ・カールトン京都『ラ、ロガンダ』にて贅沢すぎるお食事^^を頂いたあとでの参戦。坂東玉三郎は今まで観たことがなく、一度はみてみたいと切望していました^^その玉三郎の『壇浦兜軍記阿古屋』女性よりも女性。指先から目の視線、所作がこ
こんばんはごきげんいかがですか念願の玉三郎さんの「阿古屋」観てきました〜シネマ歌舞伎でしか観たことがなかったので、新しくなった南座での公演是非とも観たかったのです堪能しました息を飲む美しさとはこの事20年以上もの間、玉三郎さんだけが演じてこられた「阿古屋」舞台で実際に、琴・三味線・胡弓を演奏されます子供の頃、お父さんから「いずれは、阿古屋をやれるよう三曲を勉強しておきなさい」と言われて、習得したそうです演奏が素晴らしいのは、言うまでもありませんが、舞台上
南座の、坂東玉三郎特別公演に行きました。まずは、「壇浦兜軍記」、通称「阿古屋」です。琴、三味線、胡弓を、実際に演奏しながら唄い、繊細な心を表現する。歌舞伎座で、梅枝と児太郎に伝授したばかりの玉三郎が、どう演じるのか。秩父庄司重忠と岩永左衛門は、彦三郎と亀蔵の兄弟。声が通って、姿勢がよく、切れのある二人は、玉三郎と相性がよさそう。すっと幕が開くと、堂々とした重忠。そのあと、人形ぶりでゆらりと現れる岩永。いいね、いいね、性根を押さえていますよ。で、阿古屋です。
「南座新開場記念坂東玉三郎特別公演」を観劇してきました。劇場は満席でした。座席はいつもの3階席。「かぶきにゃんたろう」のもなかを購入、可愛くて美味しくてお土産にピッタリな品ですよね。かぶきにゃんたろうもなか➡http://kabukiyahonpo.com/shop/g/g18F01036/本日の演目はこちらです。「壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)阿古屋」は1月の文楽公演でも観ています。遊君阿古屋の豪華絢爛なビジュアルと、琴・三味線・胡弓の演奏が見
国立劇場の小劇場で上演されている文楽2月公演を鑑賞してきました。今回の演目は以下の通り。鶊山姫捨松(ひばりやまひめすてのまつ)中将姫雪責の段壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)阿古屋琴責の段おお、奇しくも、両方とも責の段。中将姫雪責の段で責められる中将姫は、奈良県にある當麻寺(たいまでら)のご本尊である當麻曼陀羅を織り上げたという伝説のある女性です。継母から盗みの疑いをかけられた中将姫。雪の降りしきるなか、庭に引きずり出されて折檻されます。中将姫は、継母
昨日は、待ちに待った文楽鑑賞へ。そう雪の中(ほぼ雨だったけど)国立劇場へ行ってきました。三部制の2月文楽公演にて、第三部『鶊山姫捨松』と『壇浦兜軍記』を拝見。実は、私、初文楽のです。ツイッターやインスタのフォロワーさんにアドバイスいただいたように、イヤホンガイドをしっかり借りて、プログラムもしっかりゲット❗️(おっ、何か付いてる?)と思ったら、小さな床本集が付いていました。うれしい〜^_^そうそう文楽では、太夫さんの語りを字幕で撮すのですね。お席はちょっと下手寄