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ジャーナリストでノンフィクション作家である堀川惠子さんの書かれた話題作『透析を止めた日』(2024年11月発行)を読むことが出来ました。堀川氏は放送局の報道部記者を経て、TV局でドキュメンタリー制作の傍ら著作をはじめ、その後は執筆に専念。講談社ノンフィクション賞・新潮ドキュメント賞・大宅壮一ノンフィクション賞のいわゆるノンフィクション三賞すべてを受賞されています。病気のこと、とくに治療に関しては自分や自分に近い人が直面しない限り、知らないことが多いのではないでしょうか。堀川氏の体験
毎日ブログを更新するってなかなか難しいんだなーと感じる今日この頃IgA腎症になって、「透析は絶対嫌だ」という思いはあるけど、そもそも透析の事ってぼんやりとしか知らないなーと。「血液を4時間くらいかけて交換する」「週3日」「辛そう」とか、この程度。社士として病院に勤務していた時は、透析導入する患者さんやそのご家族に、身体障がい者手帳等の制度の説明はしていましが、恥ずかしながら透析のアレコレは全く知識がなかったなと…。まずは透析について知ろうと思い、↓と、「透析を止めた日」の2冊読みま
こんにちは。大変ご無沙汰しています🙋生きております。元気です。みなさま、体調いかがでしょうか。。朝晩涼しくなってきましたね。今朝のシラスフロントローです。ありがとうございました!以下は、フロントローでの私の文章です。どなたでも、書き込みさえすれば、読んでいただけるんですよ🙌✨️今日はコメントが多くて(私のせいでもある…)、初の番組時間延長でした。皆さんの想いがあふれる回でした。♡♡♡「透析を止めた日」堀川惠子著読み始めは、涙なくして読めない最強のラブストーリーだと思った
合同批評会「#シラスフロントロー」第121回堀川惠子『透析を止めた日』98点(最低90点、最高100点)最優秀批評家賞manab0rg,junkos78,uchiko3ご自身の痛切な経験と、全体を俯瞰する客観的な視座が両立した、類稀なるノンフォクション作品。深く感じた参加者たちの称賛の言葉がたくさんあふれて、#シラスフロントロー番組史上初めて、放送時間が延長されました。議論の詳細(番組アーカイブ)https://shirasu.io/t/kenmogi/c/kenm
腎不全の患者にも緩和ケアが受けられるように―。これまで緩和ケアは、がんなどの一部の病気にしか診療報酬上は認められてこなかったが、国が腎不全患者の緩和ケア体制整備に向けて踏み出したとのこと。今朝(9月21日)の朝日新聞のトップ記事だ。この「一歩」を後押ししたのは、間違いなく、堀川惠子さんが書いた「透析を止めた日」。私もこちらで感想を書いた。『透析患者の終末期を考える渾身のルポ堀川惠子「透析を止めた日」』人工透析・・・言葉はよく聞くのだけれど、その壮絶さを初めて
先日誕生日だったのでスマホの機種変をしてAQUOSのピンク色を選んだ。約6年間32GBのスマホ(アローズ)を使い続けたはいいけど、データ量がパツパツでストレージの使用量が90%になり、何をするにも作動が遅くて泣く泣く機種の変更をした。まだきちんと使えるのに勿体ないような気がしたけど、新しいスマホを使ってみたら処理スピードが速くてストレスフリーだ。また長い間お世話になると思う。大事に使おう。職場からは本棚から好きな本を選んでいいということで、時間をかけて本を選んだ。職場からは毎年本をいただい
2012年IgA腎症と診断された、現役看護師です。原因疾患や腎臓病のステージで治療や食事療法の内容が大きく異なる慢性腎臓病は、とてもややこしい。そんな腎臓病について少しでも役に立つような情報を腎臓病患者の皆さんと共有したくて、2023年「腎臓病療養指導士」の資格を取得しました。自己紹介はこちらです。いつもご訪問いただき、ありがとうございます。今日はひとことだけ。ちょっとだけ勇気がいりますがやっぱり、読もうと思います。透析を止めた日
久しぶりに衝撃的な本でした。透析を止めた日[堀川惠子]楽天市場ヤフーニュースか何かで取り上げられていたのを見て、図書館で予約していましたら、やっと順番がきまして。わたしの亡き父も透析をしていたから、透析を止める=死、であることは百も承知したので、まずこのタイトルに衝撃を受けました。わたしが簡単にネタバラシできるほど単純な内容ではないので書けないけど、これは透析云々関係ない方でも読んで損はないと思います。
某アナウンサーが「透析患者は自費で!」と騒いだことが話題になったが、私も透析への理解は乏しく、月数百万円かかる健康保険の金食い虫、という認識だった。年齢制限で国費を使う、というのもありなのか、と思っていた。その程度の知識でこの本を読み始めた。元NHK敏腕プロデューサーの透析との闘いを、同業の女性が妻となって献身的に看病しながら、ドキュメントに残したもの、、、が第一部。母親と生体腎移植をしていったん透析から解放されたものの、自宅に帰る。しかしその腎臓の限界と共に再び透析、それも一年し
この辺りには透析外来をうたった病院や、透析専門のクリニックをよく見かける。送迎車もよく見かける。中にはちょっと豪華なカンジなところもあるのだよ。だからきっと、私が思うよりずっと、透析患者って多いのだろうなぁ、と思ってる。これは難病になって、透析→移植→透析とたどった夫と、その妻の物語。これは令和版『愛と死をみつめて』だ、と思った。壮絶です。壮絶すぎてめまいがした。私が妻だったら、夫だったら、息子だったら、といろいろ考えてしまった。て、妻だったら、申し訳ないが
十五日今日は父の日です関係ないけどいつものように二人で食事をするだけですニュースといえば堀川惠子さんを読みはじめました縄文人は太平洋を・・の方もチラ見しながらだけど先に堀川さんを読むことにしたなぜって読めばわかる食べるニュースうーん特に変わったことはないけどトンテキちょっと失敗したかな松のや行ってみましたうまトマハンバーグ食べてきました炒飯▻チキンかつ▻透析を止めた日・堀川惠子-わはくま庵・艸記🔵ここから🔵おは
堀川惠子「透析を止めた日」読了!高橋源一郎の「飛ぶ教室」で取り上げられた本はできるだけ読むことにしている。5月16日の放送で、ゲストとして出演した堀川恵子さん。(1969年生まれの55歳、ジャーナリスト、ノンフィクション作家。広島テレビからフリーに)「透析を止めた日」(2024年、講談社)透析を止める決断をして、亡くなった夫の最後の壮絶な日を綴った。図書館では、貸出中が続き、毎日のように通ってやっと。こんなに素晴らしい本、買えばよかったかな?最近読んだ本の中では、
私が敬愛するノンフィクション作家の堀川惠子さんが、長年の人工透析の末、壮絶な苦しみを経て亡くなった夫を看取った体験をもとに、「透析を止めた日」を出版した(昨年11月)ことをきっかけに国会議員有志の「腎疾患を軸に医療の未来を拓く勉強会」(上川陽子会長)がスタート、その一員として27日、福岡資麿厚生労働大臣に「腎疾患患者への医療支援のあり方に関する提言」を提出しました。提言は、厚労省に対し①がん以外の患者に使用できない鎮痛剤の腎疾患など他の病気への適用拡大も含む体制の整備をすること。
「透析を止めた日」筆者:堀川惠子出社:講談社令和6年11月20日初版発行この本は題名から闘病記のように思えますが、夫婦の愛の物語であり、生きるとは何か、死とは何かを教えてくれる本でした。この本は2部構成となっており、愛する夫(林)が亡くなるまでの経過が第1部、夫が亡くなった後、透析の現状や(血液透析ではなく)腹膜透析についての内容及び看取ることについての内容が第2部となっています。この本を読んで、透析ということをネットで調べてみました。透析というのは、一般的に腎臓の機能が悪化
今回は珍しく全部⭐️⭐️でした作者の想いがジンジン伝わってきて、わたしの心と頭を耕してくれる気がします⭐️⭐️No.40「C線上のアリア」湊かなえ2025.2.28朝日新聞出版夫と姑の間で自分を失いかけていた美佐両親を亡くし育てられた叔母に認知症の症状が見られると郷里の役場から連絡があり、叔母の家を訪ねるとそこはゴミ屋敷と化していた⭐️⭐️No.41「ディア・オールド・ニュータウン」小野寺史宣2025.3.1KADOKAWA日本そば「笹原」は店主が亡くなって閉まっていた
【読】『透析を止めた日』堀川惠子・著(講談社/2017年)2025.5/16読了こちらはチキさんのラジオで、透析をテーマに著者の堀川さん自ら出演されていた回を聴いて、ぜひ読んでみたいと思っていた一冊。『死に逝く人は何を想うのか』の回で「死ぬまでの残り時間を不本意にされてしまうのが怖い」と書いた通り、死の間際に苦しみ悶えるなど、ご法度だ。そのご法度にならざるを得なかったのが、この本に出てくる林さんの最期だったのだろうか。P.169「——こんな明晰な人の命を、なぜ絶たねばならな
こんにちは、さとみです。昨日は、ずっと気になっていた本の感想をブログに書きました。その内容は、こちらに貼りますのでよろしかったらご覧ください。『【読書感想】堀川惠子さん著『透析を止めた日』を読んで』こんにちは、さとみです。今日は、堀川惠子さん著『透析を止めた日』を読んだ感想を書かせていただきます。読み進めるうちに、何度もページをめくる手が…ameblo.jp読み終えた直後は「よし、感想をまとめよう!」と勢いで一気に書き上
こんにちは、さとみです。今日は、堀川惠子さん著『透析を止めた日』を読んだ感想を書かせていただきます。読み進めるうちに、何度もページをめくる手が止まり考える事が沢山ありました。タイトルの「透析を止めた日」――その言葉の重みは、ただの医療行為の中止という意味ではなく“人生の最期をどう生きるか”という切実な問いかけでもありました。私が、この本を手に取ったきっかけは私自身が腎臓移植を経験し、腹膜透
海軍の呉、陸軍の宇品仕事で広島を訪ねた妹、fuyunoBから、宇品の戦跡を訪ねてきたとの報告あり。私は海軍航空隊ファンですが、妹は陸軍飛行隊がひいきです。「宇品はすごいんだよ~」とfuyunoBはのたまうが、何がどうすごいのか、私はよくわかりませんでした、堀川惠子著『暁の宇品』という本を読むまでは・・・。ということで、今回は、fuyunoBの宇品戦跡訪問記です。広島の港といえば、海軍の拠点であった呉を思い出しますが。陸軍にとっての港は宇品だったのです。↑宇品の海暁の宇品戦争中(日
○アジア・太平洋戦争の「人間軽視」◇日経新聞2025.3.29(土)朝刊33面.読書欄より◇『続・日本軍兵士』吉田裕中公新書2025年【書評】・・〖人間軽視した組織の思想〗日中戦争開始からアジア・太平洋戦争の敗戦まで、約230万人の旧日本軍兵士が死亡した。補給の軽視が招いた極度の飢えなど末端の兵隊が直面した状況を詳述した正編(2017年刊)に続き、本書では無惨な大量死の背景にある旧軍の用兵思想が育まれた経緯を追う。史料や統計データに基づき手堅く実証していく手法は健在だ
夫を腎疾患で亡くした女性のノンフィクション血液透析腎臓移植病院の諸事情在宅で可能な透析方法知らないことが多過ぎてすべてが衝撃でした
読み始めています。『透析を止めた日』堀川惠子著『止めた』「やめた」か「とめた」か?私の中では、かなり印象が違うので。「とめた」なんですね。なぜ、透析患者は「安らかな死」を迎えることができないのか?どうして、「緩和ケア」を受けることさえできないのか?透析を止めた夫、看取った著者。息をのむ医療ノンフィクション!(帯より)重いです。読んでいて辛いです。透析のこと誤解していました。今更ながらですが、知らないと言うのは罪なことですね。まだ半分くらいですが、読んでよかった、知る
『透析を止めた日』(堀川惠子/著)を読了。腎不全の最後の砦である「透析」について書かれたもの。血液透析がもたらす患者の苦しみ。腹膜透析という手段があるにもかかわらず、利益だけを追求する一部の医療機関によって選択肢にもあがらない現状。緩和ケアはすべての病気が対象と思っていたが、そうではないこと。最初から最後まで衝撃的な内容だった。ご主人の壮絶な最期を看取った堀川さんが、自身の痛みや傷と向き合った6年の結晶。これが「書く」ということなんだと、著書を通じて教えてもらったような
被爆から一週間後、松長静子さんは学校の焼け跡に出かけた。焼け跡には4、5人の生徒と先生が1人集まり、みんなで遺骨を拾うことになった。拾った骨は大きなガラス瓶に入れたという。瓶一杯に遺骨を拾い、その瓶を先生と他の生徒と一緒に、「慈仙寺の鼻」へ持って行きました。現在の原爆供養塔の所です。お寺の境内では、だれが持ってきたのか遺体が無造作に積み重ねられ、山のようになっていきます。名前も何もわからない遺体を皆が持ってきて置いて行くのです。そこで、四角い箱に入ったきれいな女の人の遺体を見ました。横
Yahooニュースより転載。「私は、戦争の何を知っていたのか」堀川惠子さんの傑作ノンフィクションが学生に与えた印象8/6(火)16:13配信原爆忌に読む「ノンフィクション」79年目の広島原爆忌を迎えた8月6日朝、RKB毎日放送の神戸金史解説委員長は2冊の本を携えて、RKBラジオ『田畑竜介GrooooowUp』のマイクに向かった。ノンフィクション作家の堀川惠子さんの著作だ。大学生が読み込んで、著者と意見交換するイベントの様子を紹介した。【写真で見る】学生と意見交換する堀川惠子さ
教誨師堀川惠子著久々の読書。Wi-Fiのない環境に数日いたので、本を持参していました。教誨師はとても過酷な状況下で、自分にできることを必死に務め上げた方のお話でした。よくある正義感を振り翳したものでなく、正解も不正解もない。スマホに慣れきって、短文しか読んでいなかったので、本ってやはりいいなあと再認識しました。
いつもブログを見に来て下さり、ありがとうございます。見て下さる方がいらっしゃるかと思うと、拙いブログですが励みになります。本当にありがとうございます。「暁の宇品」に続きまして、堀川惠子さんの著書「原爆供養塔忘れられた遺骨の70年」を読みました。広島に来て、8ヶ月、文中に出てくる地名は、だいたいの位置は分かる。それが、読み進めるうちにより、生々しくも痛々しくもなった、、、、広島には川が流れていて、その流れは戦前からほぼ変わらないそうだ。川があれば、必然的に橋がかけられていて、市
11月21日(月)、俳優座劇場で、劇団東演の『獅子の見た夢』を、見ました。堀川惠子の『戦禍に生きた演劇人たち』(講談社文庫)を原作として、シライケイタが脚本を書いて、松本祐子による演出。2019年に、東演パラータで、初演されています。その初演を見て、今回が、2回目の観劇。副題に、『戦禍に生きた演劇人たち』とあるように、戦争の最中を生きた、あるいは、死んだ演劇人たちの物語。冒頭、三好十郎(星野真広)のもとに、八田元夫(能登剛)が訪れて、桜隊が、広島での巡業中、原爆により、全滅したと、丸山
最近読んだ本暁の宇品堀川惠子読了
図書館で予約して数か月待ち、堀川惠子「暁の宇品~陸軍船舶司令官たちのヒロシマ~」講談社(2021)を読了した。「人類初の原子爆弾は何故ヒロシマに投下されたのか?」との疑問から広島出身のノンフィクション作家が戦争を支えた輸送基地(宇品港)の司令官達に光を当てた壮大な労作である。日本を亡国に導いた軍部の失敗の数々については野中幾次郎氏等の共著「失敗の本質~日本軍の組織論的研究~」という名著があり下記のブログでも紹介した。そこには現在にも通じる日本の組織の構造的な問題が見事に検証されている。・チャ