ブログ記事10件
明けましておめでとうございます。今頃ですが。我が家は毎年の事ながら、年末年始は怒涛の勢いで過ぎ去り、年始早々から体調を崩し、今もすっきりしないまま、新たな難関が降りかかり、なんとか回避するも通常運転には程遠い一月を過ごしております。皆さま、いかがお過ごしですか?何はともあれ、りべろ家は今のところ無事でございます。昨夜は義父がプールで倒れて救急車で運ばれたらしい!という一報にダンナが慌てて搬送先の病院へ駆けつけるという事件がありました。結局、倒れたというより、意識が飛ん
こんにちは。ひと月以上ぶりのおひとり様休日をすごしておりますが、早い夕方には娘のワクチン接種の予定が入っております。それまでここ数日忙しくて更新できなかった、お話の続きを…とPCに向かうも、気が散ってあちらこちらネットサーフィンしてしまう…。立ち上げただけで、出てくるニュース一覧、やめてほしいわ~。見たい訳じゃないのに、ついついぽちっとしてしまう。正直、こんな内容、公共の場所に載せるな!な記事が多くて、げんなりしてしまうのに、それに時間を取られてることに気づいて、またがっくし。
━─━(6)━─━ミリア遠くから聞こえた音に、ミリアはふいに意識を浮上させる。久しく聞いていなかった誰かの声と、椅子を引くような音。そこに人が居ることを感じさせる生活音だ。(…おじいさん…?)やたらと重い瞼をなんとか上げると、見知らぬ天井が目に飛び込んでくる。(私、寝っころがってる?)これまでミリアの記憶にある情景は、いつもの定位置に座って見える代り映えしない世界だけだった。動けていた深夜は違う視界もあったが、そもそも閉店後の店内は薄
━─━(4)━─━皇都ガーロ「お茶をお持ちしました」見慣れた顔を横目で見て、机の前の男は手にしていた紙束をばさりと放り出した。朝から真面目に机に向かっていたが、言われてみれば目の奥が疲れているようだ。いつの間にか陽が傾き始めている。「もう、こんな時間か。おい、パット。いったいいつこれは終わるんだ」「仕方ないですね。使える駒が減っている以上、根回しが物を言いますからどうしても確認していただくことが増えます」「そうはいっても、キリがなさすぎる
━─━(3)━─━招かねざる客男がその光を見たのは偶然だった。秋の終わりにこの森へやってきた。愛犬のアッシュと何匹かの仲間を伴って、まずは生活するための基盤を作り、やがて訪れた厳しい冬の季節。ようやく冬の森にも慣れてきた。森で暮らすのは初めてではないにしろ、一人暮らし自体が初めてだ。最初は苦労したが、それも慣れてしまえばどうってことない。長居するつもりのなかったここに、腰を据えたのに特に理由はない。ただ人と触れ合わずに済む日々は、思っていた以上にささくれていた心
━─━(2)━─━雪の中の出会い―――クスクス…ねえ、うまくいったよ?(え…?)ささやく声に導かれて、うっすら開けた瞼の先に見えたのは、白一色の世界だった。自然と俯いていた視線の先には、すらりと伸びた二本の足。細い足にはモヘアのついた白い長靴下と、茶色いロングブーツ。膝丈ほどのふわりとしたワンピースは、裾に靴下と同じモヘアがくるりと裾を縁取っている。(…何…が、起こっているの?)ミリアは、恐る恐る手を持ち上げる。すっと伸びた
『ミリアの旅』(仮)この世には説明のつかない出来事がある。それらを隣人のせいだと言う人々がいる。非難めいても困っても居ない口調で、「それならしょうがない」と受け入れているのだ。彼らは隣人が居るか居ないかの論争はしていない。最初からそこに居るものとして話をするのだ。古い時代、隣人こそがこの世の覇者であり、すべてだった。あれから幾度も大きな諍いが起こり、人間の住むこの世界が現世と呼ばれるようになると、いつしか隣人たちは姿を消してしまった。だが、居なくなったわけではない。常世
こんにちは。今年初めてのブログとか、ちょっと信じられないくらい放置しててすみません。無事、長男も春(もう秋だけど)を迎え、4月から音楽科に通っています。作曲活動も並行してて、夏には部活の応援動画を作ったり、アンサンブル用の曲を作曲したり、やること絞った方がいいんでは?と大人は思ってしまうほど、色々頑張っては挫折、頓挫を繰り返してます。まぁ、頑張れ若人よ。今日はですね、近況報告もしつつ、今書いているものを少し紹介します。というより、長く持ちすぎて頭がおかしくなりそうなんで、出したい
お菓子、毎日食べる?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう「つまみ」としてなら、コンビニでお菓子買ってる~今「ポテチ」執筆途中で食ってるけど…アイコン~~~にほんブログ村にほんブログ村人気ブログランキング
ここ数年、クリスティーの誕生日である9月15日には何かしら贋作もしくはクリスティーを意識した短編を書いている。(注:現在2016年と2012年の分のみ再録、今後他のものも再録予定)今年もポツポツとそれに向けて準備をしているのだけれども、それと同時に昨年の日記に書いたようにクリスティーの誕生日であると同時に、自分が小さい頃に世話になりそして本をよむきっかけになったおば(祖父の姉)の亡くなった日でもある。長く感じると同時にあっという間にも感じるけれど、もうすぐ一年になるのかと思うと寂しく
MerryXmas!本日はクリスマス・イブですが、皆さんは如何お過ごしでしょうか?私はこの日も部屋に引きこもって、ブログの更新を致します。さて、「小説執筆のお知らせ」第二回目は、短編集『さよならテディ・ベア撃墜神他二篇』についてお送りします。それぞれの内容は、以下の通りです。「さよならテディ・ベア」荒尾市在住で大牟田の女子校に通う少女・川上球磨子(16歳)は、ある日、「時間管理局平局員」のンケ・ルゴソなる人物から「100年後の世界へ留学し、そこで得た知識を基に金儲け
『タイトル未定』-クリスマスの魔法-雪の降りしきる町の片隅に、彼女は居た。いつから居たのかもうわからないくらい長い月日、そこに居る。大好きだった優しい店主は、もうこの世に居ない。店は代替わりをし、今ではそこに彼女が居ることを、知っているのかすら怪しい若い店主になった。小さなお店の決して大きくないウィンドウの中、目立たない隅にひっそりと置かれた古びた人形、それが彼女だった。ハロウィンも終わり、町はクリスマスムード一色だ。どんなに小さなお店も、クリスマ