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素晴らしい読書体験をしました。GWはどこにも行けなかったけど、本作を読むことで、海外旅行に行くよりも素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。史上初の大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の三冠に輝いたことが納得できる傑作でした。1961年、「自然豊かなブラジルの大地に大農場を持つ」という夢を抱いて、日本政府による移民政策に応募した衛藤一家を含む12家族が、アマゾン奥地にある入植地に渡航した。だが、現地に到着してみると、そこは農作物が育たない不毛の地であり、それどころ
垣根涼介氏の小説「狛犬ジョンの軌跡」、一気読みでした。年をとって集中力がすぐに切れてしまうようになり、一冊の本を一日で読みきったのは、久しぶりです。一種のファンタジーであり、ミステリーでもある小説なのですが、主人公の太刀川要の存在がとても良いです。また獣医、恋人もとても魅力的なキャラクターに描かれています。十数年前に夢中で読んだ「君たちに明日はない」シリーズの面白さを思い出しました。↓ランキングに参加しています。ポチッと応援お願いしますにほんブログ村
ご訪問ありがとうございます皆さん、いかがお過ごしですか?仕事に家事、育児、介護などなど忙しくされているのではないかなと思います。日頃から、食事などの栄養に睡眠、そして運動これらの生活習慣を工夫して、体調を整えてくださいとお伝えしてきました。このことはもちろん大切なのですが忙しすぎて疲れていたりすると気持ちがイライラしたり、カーッとなりやすかったり反対に、気持ちが落ち込んだりすることがありますよね。上手に気分転換
極楽征夷大将軍(文春e-book)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}第169回直木賞受賞作やる気なし使命感なし執着なしなぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか?動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた足利直義は、怠惰な兄・尊氏を常に励まし幕府の粛清から足利家を守ろうとするやがて後醍醐天皇から北条家討伐の勅命が下り一族を挙げて反旗を翻した一方足利家の重臣・高師直は倒幕後、朝廷の世が来たことに愕然と
極楽征夷大将軍(文春e-book)Amazon(アマゾン)史上最も無能な征夷大将軍やる気なし使命感なし執着なしなぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか?動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。足利直義は、怠惰な兄・尊氏を常に励まし、幕府の粛清から足利家を守ろうとする。やがて天皇から北条家討伐の勅命が下り、一族を挙げて反旗を翻した。一方、足利家の重臣・高師直は倒幕後、朝廷の世が来たことに愕然とする。後醍醐天皇には、武士に政権を委ねるつもりなど
╲こんにちは/いつもお付き合いいただきありがとうございます。今日は読書の記録です。『極楽征夷大将軍』垣根涼介文芸春秋2023年5月10日題名の「征夷大将軍」とは、室町幕府初代将軍の足利尊氏です。私が学生だった頃の教科書では、足利尊氏は、馬に乗ってざんばら髪で勇ましく戦っている姿で紹介されていましたが、実はこれは足利尊氏ではなく、今の教科書には載っていないとか😅では私たちが尊氏だと習った人は誰だったのかというと、足利家家宰の高師直ではないかと言われているそうです。高師
著者垣根涼介第169回直木賞受賞作やる気なし、使命感なし、執着なしなぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか?混迷の時代に天下を獲った足利尊氏氏のリーダー像を描いた小説です著者によると足利尊氏は、史上最も無能な武将なんだそうwこれまで持っていたイメージとは、かなりかけ離れた足利尊氏でしたそして、あの教科書などでおなじみの足利尊氏の絵ざんばら髪の武者姿※最近では、あの絵は、尊氏ではなく別人と判明したようそれ関係のエピソードもありましたw頼りない兄を支え
垣根涼介「極楽征夷大将軍」これは直木賞受賞作品です。題名の極楽征夷大将軍とは足利尊氏のことです。鎌倉幕府滅亡から南北朝の動乱時代を扱ったものと言えば「太平記」があります。吉川英治の「私本太平記」を昔読みました。NHKの大河でもやり、足利尊氏は真田広之、足利直義が高嶋政伸、高師直が柄本明、楠木正成が武田鉄矢、佐々木道誉が陣内などなどでした。そんな顔ぶれを思い浮かべながら読んでましたが、この本で描かれている尊氏は極楽とんぼのような性格で、何も考えず素のままで生きる。うーん、真田さんとのイメージ
垣根涼介「サウダージ」(2004年)という文庫本を読み終えた。垣根涼介作品は今回が初読み。昨年2023年には直木賞という、大きな賞も見事受賞している。まるで北方謙三を思わせるような短文で構成されている小説であった。もしかすると北方謙三以上に短文が目立つ。これが文学的かというと、決してそうではないかもしれないが、テンポがよく、非常に読み易い。文学であろうがなかろうが、そもそも文章の意味が分からなくてはそれこそ意味がない。文学的かということは、二の次の話だという気がしている。そして
2024・2・23の事デパートの中の本屋さん↑誰の事かな=混迷の時代に天下を獲った足利尊氏のリーダー像垣根涼介は、日本の小説家。長崎県諫早市生まれ。長崎県立諫早高等学校、筑波大学第二学群人間学類卒。生年月日1966年4月27日(57歳)出身地長崎県諫早市学歴筑波大学日本も行けたね↑裏側って❓表に行った
「君たちに明日はない」垣根涼介主人公はリストラ請負会社に勤めるクビ切り面接官実にそつが無く頭が良いこの先10年後には現存する仕事の40%以上がAIに取って代わられていくと言われる時代に実際には存在しないだろうけどすんごくリアルなんだな今の仕事で自分を必要とされなくなったらじゃあ何が出来るのだろうかとか本当はどんな事に自分を活かしていきたいと思っているのかとか読み進めながらも考えちゃうけどクビ宣告をしていく主人公なりに愛のある采配が感じられてちょっとホッとする
垣根涼介/文藝春秋audibleで視聴2024年2月16日読了この方が直木賞の方だっけ?受賞された時に諫早高校出身ってコトでウチの妹の旦那とも歳が近いし知ってるんじゃね?と思い妹に話してみたら、旦那の先輩が作家のマネージャーになると言って上京したけどその作家さんってのがこの人じゃなかったかな?とゆー返事でした。遠い縁ではあるけれどいつか読んでみたいと思って約1年…かな?audibleで見つけて実現しました。直義(まだ直義になる前ではあったけど)が尊氏(こちらも尊氏になる前)に兄者と詰め寄
垣根さんの本はこれまでワイルド・ソウル→室町無頼→本作と3作読んできましたが、どれも骨太で面白い。そして語彙がすごい。人物の描写が丁寧で、それぞれの心情と行動に説得力があるし、それらが絡まり合った展開の面白さもお見事。ワイルド・ソウルと室町無頼は改めて読み直した上で記事を書きたいなと思っています。以下極楽征夷大将軍について、好きなところを思いつくままに書いていきます。・直義〜!!師直とは対照的な実直さ、清廉潔白具合、故に自分の欲得で動く武士の人望を集められない直義。彼の正しいと
垣根涼介さんの「君たちに明日はない」を読みました。君たちに明日はない(新潮文庫)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}昨年2023年に「極楽征夷大将軍」で直木賞を受賞された垣根さんの作品です。極楽征夷大将軍(文春e-book)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}垣根さんの作品を読むのは初めて。受賞された時に、長崎県諫早市出身の作家さんであることを思い出し、一度、一冊は読んでみようかと思い立
目が疲れたときどうしてる?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしようワイルドソウル/垣根涼介覚醒した怒りが三百発の弾丸と化す!嵌められた枠組みを打破するために颯爽と走り出した男女の姿を圧倒的なスケールと筆致で描く、史上最強の犯罪小説。幻冬舎創立九周年記念特別作品。正月休みを利用して兼ねてから読んでみたかった今作。500ページに及ぶ大作でしたがそれぞれのキャラが立っていてあっという間に読了📕爽快な作品でした😊極楽征夷大将軍(文春e-book)Amazon(アマゾン)
10月に読んだ本は6冊(図書館本6冊)でした。今年度?の太平洋戦争シリーズ読み収めです。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++<お気に入り順>★★★オススメ★★面白い★収穫少なめ『極楽征夷大将軍』垣根涼介(文藝春秋2023.5)【満足度】★★★【概要・感想】直木賞受賞作です。足利尊氏・直義の兄弟とその執事の高師直などの視点から室町幕府成立を描いた時代小説。549ページ、しかも1ページ2段構成という超大作。一般的に鎌倉末期~室
永井紗耶子さんの『木挽町のあだ討ち』を手に取って開く前に、これって実話?と不覚にも思ってしまった。少なくとも江戸の三大仇討には入っていないよなぁ、三大仇討といえば、浄瑠璃坂の仇討、赤穂浪士の討ち入り、鍵屋の辻の決闘だもんなぁ。。。もっとも三大仇討のことを知ったのはこれのおかげ↓再掲になるけど、浄瑠璃坂の仇討跡の標識。寛文12年(1672)2月3日、浄瑠璃坂の仇討が実際に行なわれた場所に立つ。赤穂浪士の討ち入りより30年ほど前。赤穂浪士も参考にしたらしい。浄瑠璃坂
本書は、日本の歴史の中でもわが家が贔屓にしている足利尊氏公と、その正妻・赤橋登子さまを脇役にせよ取りあげてくれた作品。内容に関してはコメントは現在のところ自粛しますが、楽しく読み終えました。高師直の頑張りに対する評価も嬉しかった。この記事は漸次書き加えしていく、鴨。現在、庭と畑の雑草退治とか贔屓のアイドルさんの応援とかで多忙につきとにかくアップロードさせていただきます。「贔屓」と言えば、この著者は宮部みゆきさん和田はつ子さん梶よう子さん等の「江戸もの」の幾人かの女性作家を除けば、あるい
本日は日曜日。俵屋もHungryBoxYUKIも閉店している。しかし先日、ずっと休業していたネパール料理のレストラン「ヒマラヤンシェルパ大町」(写真)が開いていたので、今日も営業しているのではないかと期待と込めた。店内に入ると日本人女性が一人いて、ダルバートというネパールの国民食と呼ばれるランチしかないがいいかと聞かれ、どんなものか試してみることにする。どうやら店の経営が代わったばかりで、今はカレーなどのメニューは出せないようだ。(写真/挽いた豆のスープがダール。ご飯のことをバート
$極楽征夷大将軍単行本垣根涼介(著)@https://www.amazon.co.jp/%E6%A5%B5%E6%A5%BD%E5%BE%81%E5%A4%B7%E5%A4%A7%E5%B0%86%E8%BB%8D-%E5%9E%A3%E6%A0%B9-%E6%B6%BC%E4%BB%8B/dp/4163916954/ref=sr_1_1?adgrpid=147947713429&hvadid=667932703322&hvdev=c&hvlocphy=1009343&hvnet
地域の公民館の主事さんに煽られながら読んでます❶『街とその不確かな壁』村上春樹著新潮社街とその不確かな壁[村上春樹]楽天市場街とその不確かな壁Amazon(アマゾン)久しぶりに村上春樹ワールドを満喫させていただいた読み始めてすぐに、既視感(デジャブ)ならぬ既読感を覚え、やってはいけない()‘あとがき’先読みをついついしてしまったが、しかし、思ったとおりで、この物語、村上春樹氏のわりと初期の「世界の終わりとハードボ
目が覚めたとこだけ聞けましたがおもしろかったです。天下人の中では取り上げられることの少ない足利尊氏。武家の頭領で帝王学を学んだ源頼朝、徳川家康のような正室の長男でない尊氏がなぜ、というのを現代ともてらして書いている。直木賞の選考委員伊集院静さんの評も興味深かったです。聞き逃しでじっくり。ラジオ深夜便-NHK「ラジオ深夜便」は、365日休まず、およそ6時間、生放送でお送りしています。www.nhk.or.jp
こんにちは、野引香里です。夫の泰三くんと出会ってから何度も長崎を訪れていますが今回はなんだか空気が違いました。======================パラレルワールドナビゲーター養成講座無料体験セミナー10月29日(日)・11月12日(日)みちひらきのチャネリングメッセージプレゼント▼詳細・お申し込みはブログの最後に!========================なんというか、すごくスコーーーーーンと、晴れ渡った青空のように清々しいのです。いま長崎はきてま
前回、書いていたのですが、第169回、直木賞に選ばれた作品である『極楽征夷大将軍』の著者、垣根涼介さんのサイン会に参加してきました!↓室町幕府の初代征夷大将軍となった足利尊氏には、いろいろな逸話がありますが、何故、こんな性格の人が天下を獲れたのか、そこに着目したのが面白いですね垣根さんは、長崎県諫早市出身ですので、今回のサイン会への参加は、同じ長崎人として、応援したいという気持ちもありました垣根さんがサイン会を行うのは、かなり珍しいようで、並んでいる方の中には関西から、らこのために飛行機で
極楽征夷大将軍(文春e-book)Amazon(アマゾン)(あらすじ)※Amazonより第169回直木三十五賞受賞作やる気なし使命感なし執着なしなぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか?動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。足利直義は、怠惰な兄・尊氏を常に励まし、幕府の粛清から足利家を守ろうとする。やがて後醍醐天皇から北条家討伐の勅命が下り、一族を挙げて反旗を翻した。一方、足利家の重臣・高師直は倒幕後、朝廷の世が来たことに愕然とする。
直木賞受賞作。時代物だと読んでしまいます。極楽征夷大将軍垣根涼介作文藝春秋主人公は足利尊氏。と、言いたいところですが、その弟の足利直義かな?尊氏を描いた長編ではあります。しかし、そこに登場するのは直義や師直から見た尊氏です。この尊氏のキャラクターを新しく感じました!歴史物の小説のしかも歴史に名を残しているような主人公であれば、普通は英雄として描かれます。決断力があり、自分の運命を自分で切り拓いていくような。何か新しい時代の扉を開く力を持っている、そんなヒーローです
直木賞作品をやっと読めました。長編で、途中くじけそうになりながらなんとかゴールにたどり着けました。極楽征夷大将軍とは、足利尊氏です。弟の直義との人生です。帯には、やる気なし使命感なし執着なしなぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか?とありました。実に、うまく表しているなぁと、途中で感じました。特に、第三章の「朝敵」は、笑いながら読めました。幼少の尊氏なら、こうなるだろうな、戦は、こう戦うだろうな・・・・・というのが、ストーリーに入り込み、自然に読み、なおかつ思わず
第169回、直木賞に選ばれた作品である『極楽征夷大将軍』の著者は長崎県諫早市出身の垣根涼介さんです極楽征夷大将軍(文春e-book)Amazon(アマゾン)あまりこういう会はしないらしいのですが、来週、長崎市内の書店にてサイン会が開催されるということなので、応援の意味も込めて妻と行ってこようかなと考えていますちなみに私は過去作品の『信長の原理』が面白くて、垣根さんに一度、会ってみたいと思っていました信長の原理【上下合本版電子特典付き】(角川文庫)Amazon(アマゾン)また
皆さんこんばんは。恒例の夜中の本紹介。「極楽征夷大将軍」垣根涼介今年の直木賞受賞作の最新作。お客さんにお借り出来ました。感謝です。さてどうでしょうか?物語は鎌倉時代から室町時代へと移り変わる時代から始まります。北条家の独裁政権が続いて、鎌倉幕府の信用は地に落ちていました。そんな時期に幼少期を過ごした足利家に生まれた兄と弟は全く正反対の性格でした。やる気なし、使命感無し、執着なしの兄に対し、頭脳明晰で武力も持ち合わせた弟。弟は
パラっとページを捲ってみたら何と1ページ2段組の約550ページ・・これ・・最後まで読めるかな?と多少怯んでしまいましたしかし、5日掛かって何とか読了。極楽征夷大将軍Amazon(アマゾン)タイトル「極楽」ってどういうこと?って思いながら読み始めたけど帯にもあるように極楽トンボ的な無責さで暢気な室町幕府初代将軍、足利尊氏でしたね。弟の直義が兄に向けた言葉の中に「腑抜け」「能天気」「不甲斐ない」とかあって情けなさを感じておりそれは私も共感してしまう・・・真