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わたしを離さないでカズオ・イシグロ訳:土屋政雄感想⚠️ネタバレを含みます2016年にドラマを見ていつか原作を読みたいと思っていた。臓器提供をするために産み出されたというのを知っていて読んだけれど、途中クローン人間だと忘れてしまうことがあった。感情の描写が細かくて丁寧で共感できた。クローン人間にも感情があるんだと知ったあとに「使命」についてのシーンがあるので、そうだったなぁと。普通じゃないんだと思い出させられた。普通の人間と変わらない感情があるのに、クローン人間として「使命」として
母の新盆&一周忌の法要のため、日帰りで新潟に帰った。母が亡くなって一年・・・もう随分以前のことのように思える。寂しいことである。出席は姉夫婦と私達夫婦だけにしたので、準備も簡単に済ませることが出来た。それでも、なにか行事があると数日前から気が重くなり、当日は短い時間でも炎天下を歩いたり、暑い駅のホームで電車を待ったりが辛く、どろどろに疲れた。とにかく、大事なことを無事に済ますことが出来て、ほっとしている。お斎は、会席料理。上品で美味しかった。
ノーベル文学賞受賞作家のカズオ・イシグロさん。これまで二作しか読んだことはないけれど、どちらも非常に興味深く面白かったです。そのカズオ・イシグロさんの代表作と言われている『日の名残り』を読みました。PickItem日の名残り(ハヤカワepi文庫)[カズオ・イシグロ]楽天市場1,012円日の名残り【電子書籍】[カズオ・イシグロ]楽天市場1,012円1956年イギリス。主人公のスティーブンスは、ダーリントン・ホールという立派なお
裏表紙も撮っておけばよかった、『クララとお日さま』カズオ・イシグロ著土屋政雄訳早川書房2021年3月15日初版発行福田えり装画坂川朱音、嶋田小夜子装幀カズオ・イシグロの著書は過去に2度(2冊)読もうとして、どうにも入り込めず早々に挫折してしまい、今回初めて完読できました。表紙のきれいさも手伝って読めた様にも思えます。物語は「人工知能を搭載したロボットのクララ」の目線で語られ、クララは病弱な少女ジョジーの親友としてもらわれ
カズオ・イシグロの著書「クララとお日さま」を読んだ話をしたら、三女が「日の名残り」を貸してくれた。全く内容を知らずに読み始めたが、すぐに夢中になり、一日で読み終えた。2作とも土屋政雄氏の翻訳。原文も素晴らしいのだろうが、この翻訳の文章が本当に自然で、分かりやすく、丁寧で、大好きである。この物語は、ダーリントン・ホールという200年の歴史のあるお屋敷で長年品格ある執事として働いてきたスティーブンスが、現在の主人ファラディ氏から、自分の留守中にどこかへドライブしてきたらと提案され、初めて
わかりやすい文章ながら、静かに、じわじわと内面を侵食してくるこの感じはカズオ・イシグロならでは。土屋政雄さんによる訳文の良さもあるのだと思います。何とも言えない余韻でした。『クララとお日さま』カズオ・イシグロ人工知能を搭載したロボットのクララが、お店で売られているところから物語はスタートします。そこでクララはジョジーという病弱な女の子に出会い、彼女の家で友人として生活し、彼女のために命がけで奔走します。クララは観察力と学習への意欲に優れたロボットで、物語は彼女の視点で進み
前回のブログでカズオ・イシグロさんの新作「クララとお日さま」について書きましたがその前作「忘れられた巨人」の発表後行われたカズオ・イシグロ講演会に行ったことを思い出しその時の冊子(といっても4ページですが)を引っ張りだしてきました2015年6月8日イイノホールにて実はこの時あまり体調が思わしくなく残念ながらあまり講演の内容は覚えていないのです冊子によると第1部ではモデル・女優の杏さんと文芸批評家の市川真人さんがイシグロさんと対談され第2部では翻訳家の
honto(2021年2月28日~3月6日)の週間総合ランキングが発表されました。トップ3は以下のとおりです。1位。鬼滅の刃塗絵帳-蒼-Amazon(アマゾン)550〜2,640円2位。鬼滅の刃塗絵帳-紅-Amazon(アマゾン)870〜2,980円3位。クララとお日さま[カズオ・イシグロ]楽天市場2,750円
クララとお日さま(KlaraandtheSun、カズオ・イシグロ著、土屋政雄=訳、早川書房)2021年3月10日初版印刷2021年3月15日初版発行だけどもう本屋さんで買えるよ〜出版業界の不思議やっぱりこれは自腹で購入して読みたい本まだ26ページしか読んでいないけどドキドキしてブログに書かずにいられない装画・装幀も素晴らしいオレンジ&黄色(装画は福田利之さん、装幀は坂川事務所)帯をとるとこんな感じ↓英語版のオーディオブック、試聴できます
カズオ・イシグロさんの「クララとお日さま(KlaraandtheSun)」を読みました前作「忘れられた巨人」を読んだのは割と最近と感じていましたが、もう6年も経っていたのですね『カズオ・イシグロ/忘れられた巨人(TheBuriedGiant)』カズオ・イシグロさんの「忘れられた巨人(TheBuriedGiant)」を読みました「私を離さないで(NeverLetMeGo)」(2010-09-…ameblo.jp舞台は近未来のアメリカで、裕福な家庭の子は人工親友(
土屋政雄さんが翻訳されている「守備の極意」を途中まで読みました土屋さんはカズオイシグロさんの小説を翻訳されている方で、抜群の翻訳力をお持ちです本作でもその能力を遺憾なく発揮されていますしかし、原作自体が個人的な好みに合いませんでした上巻の途中から厳しくなりはじめ、下巻はほとんど読めませんでした展開が狭いし、キャラクターが薄いただ、翻訳力は本当にすごいです守備の極意(上)Amazon(アマゾン)2,990〜17,164円守備の極意(下)Amazon(アマゾン)1
「夜想曲集音楽と夕暮れをめぐる五つの物語」カズオ・イシグロ著(ハヤカワepi文庫)“NocturnesFiveStoriesofMusicandNightfall”(2000)土屋政雄訳本編:306頁(初版:2011.2.10)2019.3.2読了
❤❤月と六ペンス(光文社古典新訳文庫)ウィリアム・サマセットモーム(著)土屋政雄(翻訳)出版社:光文社(2008-06-12)いつもありがとうございます
ノーベル文学賞を受賞されたカズオ・イシグロさん。英国最高の文学賞ブッカー賞を受賞した【日の名残り】を読み終わり、余韻に浸っております作品の中で繰り返し出てくる美しい夕暮れと品格。とても綺麗な文章、情緒あふれる本で読み進めるのがもったいなくて最後は宝物をそっと覗くように大切に読みました読み終えたちょうどその日の夕暮れ妙蓮寺駅から歩いて帰る途中菊名池公園で足を止めて・・・翻訳された土屋政雄さんも本当に素晴らしい。じんわりと深い余韻に包まれ、
先日のブログでは、カズオ・イシグロ氏のノーベル文学賞受賞を祝して、イギリス文学最高のブッカ―賞を受賞した『日の名残り』を紹介しました。(参照:『ノーベル文学賞は、カズオ・イシグロ氏に!』)一般的には、ドラマにもなった『わたしを離さないで』の方がよく知られているかと思います。この作品も世界的なベストセラーになりました。『わたしを離さないで』(カズオ・イシグロ、早川書房)わたしを離さないで(ハヤカワepi文庫)Amazon本書は、外界と隔絶され