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ラピュタ阿佐ヶ谷ORGASM的偏愛ロマンポルノより製作:にっかつニュー・センチュリー・プロデューサーズ監督:小沼勝脚本:いどあきお原作:嵯峨島昭(宇能鴻一郎)撮影:前田米造美術:渡辺平八郎出演:高田美和五代高之土屋嘉男北見敏之吉川由美大辻鉄平梓ようこ根岸明美江原真二郎1982年8月6日公開苦学生の紫藤純一(五代高之)は上流階級にくいこもうと、夏の軽井沢で高級レストランのウェーターのアルバイトを始めました。数日後、紫藤は中川総業社長
『椿三十郎』映画トーキー96分白黒昭和三十七年(1962年)一月一日封切製作国日本製作言語日本語製作会社東宝黒澤プロ製作田中友幸黒澤明原作山本周五郎(『日々平安』)脚本黒澤明小国英雄菊島隆三撮影小泉福雄斎藤孝雄美術村木与四郎録音小沼渡照明猪原一郎音楽佐藤勝整音下永尚監督助手森谷司郎制作担当者根津博剣技指導久世竜出演三船敏郎(椿三十郎)小林桂樹(木村)仲代達矢(室戸半兵
前半と言っても、厳密に言えば「休憩」が入る直前まで、ではない。菊千代が番木を打って百姓たちを騙し、一泡吹かせる場面までである。ここまでで充分なのだ。メリハリが効いて、物語がスピーディに進んでゆく。だから、万造が志乃の髪を切る場面は早送りする。ここは、ファンとしてまだるっこしい。ただ、万造を演じる藤原釜足の演技は素晴らしい。「隠し砦の三悪人」の又七とはまるで別人である。なぜ、この前半部だけを熱中して観るのかと問われれば、時に笑い、そして泣きたいからである。いつ観ても笑
東宝特撮の変身人間シリーズ第3弾人間ドラマとしても非常に完成度の高い作品特種能力をオタ活に全力で使った『漢(おとこ)』の悲哀の物語「ガス人間第一号」!1960年公開/91分/日本(米題:THEHUMANVAPOR)監督:本多猪四郎特技監督:円谷英二脚本:木村武原作:ジョン・メレディス・ルーカス『ガス人間』製作:田中友幸音楽:宮内國郎撮影:小泉一(本編)/有川貞昌(特撮)編集:平一二製作会社/配給:
1960年に東宝が製作した映画『ガス人間㐧1号』がNetflix作品としてリブートされる事がアナウンスされました。現時点ではタイトルは『ガス人間』とされています。(オリジナル作品のタイトル表記に関しては、縦書表記では”㐧一号“、横書表記では“㐧1号”となっています)主演は小栗旬。『ゴジラVSコング』『日本沈没−希望のひと−』に続く、東宝特撮作品のリブートに出演です。共演は蒼井優。オリジナルの『ガス人間㐧1号』に準えば、小栗旬=水野(ガス人間)、蒼井優=春日藤千代、というキャスティングだと思
強盗犯を追っていた岡本警部補は、追い込んだ先で犯人の車が崖下に転落したので調べるが誰もおらず、付近を捜し歩くと荒れた屋敷に辿り着き、訪ねるとそこには春日流家元、春日藤千代という美女がいた。次の強盗事件では、カギを持った当人が金庫室の中で死んでいる完全な密室で、犯人の逃走方法が不明。春日藤千代は家元ながら困窮しており、犯人が付近で消えたこともあり、岡本は彼女が気になっていた。その藤千代は最近になって急に金回りが良くなったらしく、高級車を買い大々的に発表会を開くというが、
ひとつ前の当ブログの続きです。八千草薫さんが「宝塚歌劇団」入団5年目に主役に抜擢されます。それが『文福茶釜』の子狸役だったということで、スタートから「人間ならざるもの」の物語に縁があったのです。映画女優に転身、東宝に入った八千草薫さんは「特撮」に縁が深く、ひとつ前の当ブログで紹介した『白夫人の妖恋』(1956豊田四郎監督)と同じ1956年には『乱菊物語』(1956谷口千吉監督)に出演しています。八千草さんの役は高貴な者しか相手にされない遊女・「陽炎」で、いい寄る男に容易に手に入らない宝を
ひとつ前の当ブログで書いたように、サリー・ホーキンスさんが主演した『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017ギレルモ・デル・トロ監督)は「第90回アカデミー賞」で作品賞を受賞しました。この「第90回アカデミー賞」では、日本人の辻一弘さんが「メイクアップ・ヘアスタイリング賞」を受賞されました。チャーチル首相を演じて主演男優賞を獲得したゲイリー・オールドマンさんの特殊メイクを担当して、まさにソックリに作り上げました。こういった細かい手先の作業、もの作りは日本人の得意とするところですね。『シェイプ
こんにちは。プレミアムバンダイからどんどん、色んなモノが届くのですが…もはや、何注文したのか覚えがありません。段ボール箱ごと、積みっぱなしです。で、こんなのが混じってました。何々…TOHOMANIACSAlienXと、ありますね…。開けてみましょう。どうぞ。あっ、この方は…、映画「怪獣大戦争」(1965)から、X星人さんですね。怪獣大戦争-Wikipedia怪獣大戦争(かいじゅうだ
いつも朝9時に起きる私が、朝7時に起きてTOHOシネマズ仙台へと向かった。仙台での生活を始めてから、初めての「午前十時の映画祭」。本日見たのは、東宝特撮映画の名作のひとつである「地球防衛軍(1957年)」だ。「モスラ」「空の大怪獣ラドン」に続く東宝特撮映画のリバイバル上映である。レンタルDVDで見たことはあったけれど、映画館で見たかった作品である。「午前十時の映画祭」というタイトルでありながら、仙台は朝9時の上映である。鑑賞料金が1000円になっているのは、障害者割引を使ったから
『マタンゴ』1963年日本《スタッフ&キャスト》監督本多猪四郎原作ウイリアム・ホープ・ホジスン脚本馬淵薫撮影小泉一音楽別宮貞雄出演久保明/土屋嘉男/小泉博/太刀川寛/佐原健二/水野久美/八代美紀《解説》吸血の魔手で人間を襲う第三の生物マタンゴの恐怖!本多猪四郎&円谷英二特技監督の東宝特撮黄金コンビが、星新一と福島正実の原案を基に「飢え
『午前十時の映画祭13』のラインナップが発表されました。“『モスラ』『空の大怪獣ラドン』の4K版に続き『地球防衛軍』の4K版上映を期待したい”と以前ブログに書いていましたが、実現する様です。しかも『地球防衛軍』と前後して上映されるのが『アルゴ探検隊の大冒険』。円谷英二vsレイ・ハリーハウゼンです!(同映画祭では『タワーリング・インフェルノ』と『バックドラフト』のファイア・レスキュー映画、『ボルサリーノ』と『ブラック・レイン』の2大男優の競演映画、の連続上映にも注目)『地球防衛軍』の公開は
シェイクスピアの「マクベス」を日本の戦国時代に置き換え描いた、戦国武将の一大悲劇。謀叛を起こした敵を討ち城主の危機を救った鷲津武時は、帰城途中に出会った老婆から不思議な予言を聞く。その予言通りに大将に任ぜられると、今度は妻にそそのかされて主を殺害、自ら城主の地位に着く。(映画.com)20年以上ぶりに、午前十時の映画祭で鑑賞。黒澤明の中では一番ぐらいに好きな作品だったので、今みるとどうかなと思って楽しみだった。実際みてみると、あれ。こんなのだったかなと。なんか思ってたよりおもしろく無く
こにゃにゃちはお久しぶりです、生きていますよ(・ω・)ノ先生(猫)も元気ですもう少し早くにする予定だったのですが、連休があったので...連休にあわせてみましたよ(・ω・)ノ先ず...これは、外れましたよ11月にもう一回だけチャンスがありますけど、またハズレかな?とりあえず、くじに当たらなくても買えるものを買ってみましたよ残念なことに...土屋嘉男じゃないのですよ(・ω・)ノ土屋義男がよかったのにな...出るのは、後ろのもろもろ...X星人だったか
敬称略&ネタバレで。1991年の大森ゴジラ第2作。何度か見ているがAmazonプライムで久々に見直してみた。自分はあまりタイムパラドックスものは好きではないが、今作はけっこうよく練られている感じはする。寺沢とエミーの関係とかゴジラザウルスの件とか。これまで敵役だったキングギドラでゴジラを倒すという設定も個人的には〇。ターミネーターやエイリアンっぽい演出やスピルバーグ少佐登場は、ハリウッド映画へのオマージュと好意的に受け止めておく。ただ、よく考えればエミーがウイルソンたちを殺す必要があったのか
基本は二枚目なのだが、どこか暗い影があるので、陰影に富む役柄が印象的だった土屋嘉男(1927~2017)元来は文学、演劇志望であったが、親が希望する山梨医学専門学校に進学。49年卒業するも、結局俳優を志し、50年俳優座養成所に入所(2期生)。53年俳優座座員(翌年退座)となり、同年東宝と契約。俳優デビューは舞台ではなく、新東宝の『殺人容疑者』(52)その後は東宝制作の特撮、戦争、時代劇、サスペンスなどの諸作品に出演。70年フリーとなり、以後はテレビで活躍。時代劇、刑事ドラ
ミニラが登場する作品で、昨年にAmazonプライムで初めて見た。高島、平田、久保、佐原、土屋...と東宝特撮作品ではおなじみの面々が顔をそろえた、好きな人にはかなりの豪華キャスト(高島氏より平田氏の方が博士感が強かったが)ではあるが、見終わった後の率直な感想は....😞_| ̄|○。子供の頃に見たらそれなりに面白かったのかもしれないが、オッサンの感性では....。ストーリーはともかく、ゴジラ父子が人間に寄りすぎて少しも怖くないし凄味もない。やはりゴジラは怖くないと。ただ、ラストのゴジラとミニ
どういうわけか、物心ついてから現在まで、もしかすると一番見ているゴジラ作品かもしれない。なので、個人的な思い入れはけっこう強い作品でもある。細かいストーリーは割愛するが、何といってもX星人。あの造形は今見てもかなりのスタイリッシュさ。敬称略で土屋嘉男演じる統制官は実にクールだし、水野久美も実に艶っぽく美しい。宝田&ニックの軽妙さは良し悪し&好き嫌いは別にしていいテンポ。怪獣同士の戦いよりも人類vsX星人のドラマにも重きが置かれているのも自分としてはアリ。ただ、何度も見ているうちに大人の目線が
戦後映画デビューしたにも関わらず、夥しい出演本数を誇る佐々木孝丸(1898~1986)役柄は暴力団のボス(『暴力街』『その後の仁義なき戦い』)右翼の評論家(『叛乱』『貴族の階段』)政界の黒幕(『華麗なる一族』『日本の黒幕』)大学教授(『首』)軍人(『連合艦隊司令長官山本五十六』)弁護士(『大東亜戦争と国際裁判』)僧侶(『若き日の信長』)歴史上の人物(豊臣秀吉など)を、堂々たる貫禄、ドスのきいたセリフ回しで、出番は少なくても、強烈な存在感を以て演じた。『連合艦隊司令長官山本五十六』(東
「怪獣大戦争」観てますゴジラとラドンを運んで地球の引力圏を離脱した時「どうです。あなた方の宇宙船よりショックは少ないでショ♪」ちょっぴり自慢気な統制官が可愛い(^_^;)
白昼銀座の大通りで急ブレーキをかけた男は、何か轢いた気がしたが何もおらず、やがて車体の下から男の遺体が浮かび上がってきて、男は透明人間部隊の生き残りだった。男の遺書は透明人間の生き残りがもう一人いることを示唆しており、マスコミは透明人間のニュースで大騒ぎを始める。すると透明人間を名乗る強盗団が現れて立て続けに事件を起こし、最初の自殺を目撃した新聞記者の小松は、襲撃を受けた現場を取材していると、気になるピエロの男を目撃。男はキャバレー黒船の専属ピエロで、小松は男を尾
特撮から時代劇、刑事ドラマ。さらに金田一耕助シリーズ(『犬神家の一族』など)の常連俳優であり、善人から悪人まで安定感ある抜群の演技力で観る者を沸かした小林昭二(1930~1996)日大芸術学部映画学科中退後、51年俳優座養成所に入所(3期生)54年卒業し、以後は映画、テレビ、舞台に活躍する。日活映画の印象深い悪役を経て、様々なジャンルの作品で強烈な存在感を放つ。『西部警察PARTⅢ』ではマシンRS1、同RS3を運転したり、大門軍団のひとりとして、凶悪犯罪に立ち向かった。
『ゴジラvsキングギドラ』30周年で、ゴジラに変異した恐竜としてデザインされたゴジラザウルスの紹介。とはいっても、ゴジラザウルスが立体化されたのは、公開後の事です。前後劇中のような口開けでは無く、尾も劇中スーツほど長くないです。砲弾を受けて倒れて・・・・続いて塩ビこの塩ビも公開当時品では無く『vsメカゴジラ』の時食玩で何故かバトラとのセットで出されていました。ソフビと比較メガロゴジラとこの頃まではゴジラの身長は50mなので、塩ビとなら合う?ソフビギドゴジとこ
いつか月旅行してみたい?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう月旅行ですか?果たして私の目が黒いうちに実現できるかどうか?仮に可能だったとしても、行く気にはなれないだろう。むしろ私は仙台に行きたい!昔の東宝特撮映画に「宇宙大戦争」という作品があるんだけど、そこでは月に到着した宇宙飛行士達が普通にテクテクと歩いてるの。そんな演出に違和感を持っていたのは土屋敏男のみだった。月の重力は地球の何分の1もあるという話を聞いていたからだ。しかし、誰一人として彼の話を
「ゴジラVSキングギドラ(1991年)」監督:大森一樹UFOが過去と未来を飛び、宿命の対決を呼び起こす。VSシリーズが本格始動した、娯楽大作!「ゴジラ(1984)」で復活し、新しい切口の物語「ゴジラVSビオランテ」を見せた平成ゴジラ。しかし、期待されていたほどの成績を残すことは出来なかったようです。うーん、何故でしょうかね。どっちも良い映画だと思いますけど、ちょっと大人しすぎる作風だったのでしょうか。シリーズを継続させたい、その思いから再びテコ入れされたゴジラは、怪獣バトルをメイ
ゴジラシリーズに加え、ウルトラQとウルトラセブンにハマっているせいか、自分の中でのなりたい顔ランキングの上位が佐原健二氏である。宝田明氏ほど甘くなく、平田昭彦氏ほど上品でもなく、土屋嘉男氏ほど苦くなく。あの昭和の少しワイルドな二枚目風が何ともクセになってしまう。
どーも、子連れおーかみです。DVDの返却期限が迫っているため、前置き無しで「ガス人間第一号」のレビュー行きたいと思います(笑)。ガス人間・水野に励まされ、何としても発表会は開く事を決意した藤千代。一方で、警察と田宮博士はガス人間対策について話し合います。ガス人間を名乗って強盗を働いたり、ガス人間のせいにして集金を使い込む、公金を横領するなどの事件が多発し、社会不安はますます高まっていたのでした。田宮博士は最後の手段として、可燃性のUMガス(どんなガスなんでしょう?)
どーも、子連れおーかみです。昨日は「土用の丑の日」と言う事で鰻を食べました。久しぶりで美味かったです。さて、今回もなかなか終わらせることができない「ガス人間第一号」のレビューを続けます。警視庁の留置場に侵入し、藤千代を逃がそうとして大混乱を引き起こしたガス人間。社会不安が広がる事を懸念した警察は、ガス人間の情報をこれ以上公開しないようにしますが、東都新報は京子のアイデアで誌上でガス人間へ公開インタビューを申し入れます。申し出に応じて東都新報に現れた水野。編集局長
いつも、読んでくださり、ありがとうございます(^-^)ノコメントのお返事が遅くなって、申し訳ないです必ずお返事を書きますので・・・m(._.)m7月21日にこの作品を観ました七人の侍七人の侍中国語題:七武士韓国語題:7인의사무라이英語題:SevenSamurai1954年製作/207分/日本劇場公開日:1954年4月26日配給:東宝監督・脚本:黒澤明脚本:橋本忍、小国英雄製作:本木荘二郎撮影:中井朝
どーも、子連れおーかみです。オリンピック、日本勢大健闘ですね。勿論選手の頑張りも有ると思いますが、地の利が有るというのはやはり大きいと思います。さて、DVDの貸出期限が迫って来ている「ガス人間第一号」のレビュー、行きたいと思います。一連の銀行強盗事件で盗まれた札束が藤千代の家から発見されたことで、藤千代は逮捕され警視庁へ連行されます。そこへ水野(演:土屋嘉男)という青年が自分こそが真犯人だと名乗り出て、捜査一課へ自首してきたのでした。水野は金を藤千代へ渡したことを認