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團菊祭五月大歌舞伎市川右團次ブログで、猿翁の荒獅子男之助が紹介された。あれを見ると、この役の幅の広さを感じる。猿翁のそれはさらなる迫力がある。モノクロの写真でしかないのだが、凄みが違う。実際、右團次さんの男之助は、とてもかっこよくて、合っていると思う。が、これよりも先があるのかと思うと、芸の果てしなさを感じる。男之助が豪快な様式美を見せることで、すぐ次の弾正の妖しさが引き立つ。実によく考えられた移行演出だ。前回、見逃した「合点だ!!」は、きちんと拝見した
この番組は、昨年の12月22日に放送されたものを、今年5月團菊祭の四世市川左團次一年祭追善にさいして、再放送されます。(27)高橋英樹プレゼンツ!市川左團次の芸と人-芸能きわみ堂今年4月に亡くなった歌舞伎俳優・市川左團次。その唯一無二の芸を親交の深かった高橋英樹が語り尽くす!大柄な体格、大きな目、豪快なセリフ廻しが特徴の左團次。おおらかな芸風が誰にも愛された。「助六」の髭の意休や「白浪五人男」の南郷力丸は当たり役。「身替座禅」の奥方玉の井は尾上菊五郎の山蔭右京と捧腹絶倒の名コンビ!左團
團菊祭五月大歌舞伎中村歌六の代演で、中村芝のぶ。今、気付いたが、彼はここには並んでいないのね。これは彼というより、彼の”役(松島)”の問題なのかな。しかし、2017年の配役見ると、松島=尾上右近とある。マハーバーラタではお名前がある。どういう基準でここに掲載されるのだろう。八汐って、立役が演るとか何とか。で、今回は女形。どう雰囲気が変わるのか。こう言っちゃ何だが、早く千松が殺されるところが見たい。開演前から期待していた。
桜見ののワイン会で知り合った着物仲間さんが久しぶりに歌舞伎座に行きたいとおっしゃるので、前列を取ってお連れしました。男女蔵さんの毛抜きは、お父様の左團次さんによく似ていておおらかで豪快でした。菊五郎さんも良い声を聞かせてくれて嬉しゅうございました。ダンディな左團次さん、楽しい時間をありがとうございました。そして今月の極め付け幡随長兵衛2列目正面の團十郎!近い、迫力が半端ない台詞回しもだいぶ聞きやすくなって子役も上手に泣かせる絡みが良かったNさん初めて團十郎の歌舞伎を間近で堪
團菊祭五月大歌舞伎幕見で。何だか物凄く久しぶりに歌舞伎を見たような気分だ。前回が5/6なので約二週間。そうでもない期間だが。。。今宵は、政岡の炊飯に注目した。複雑な手順なのかと思っていたが、案外シンプルなものだった。見終わった後で調べたら、茶道具での調理とのこと。なるほど、そりゃそうか。敵に囲まれて、正規の食事も断っている。そんな状況では食材の入手も困難。ましてや調理器具なんて。確かにあんな部屋で飯炊きなんて出来んよな。竹のシャカシャカで米
夜の部伽羅先代萩八汐役に急遽代役に抜擢された中村志のぶさんとても素晴らしかった八汐はお家乗っ取りを企む執権の妹で幼君を毒入り菓子で暗殺しようとしますそれを身をもって挺した乳母の息子を母親の前でなぶり殺しにするとうなんとも冷酷非道、邪悪、妖気が台詞だけでなく立ち姿からも漂う演技は菊之助さん、雀右衛門さんも食ってしまうほどで鳥肌がたちました志のぶさんは歌舞伎座昨年12月公演マハーバーラタ戦記で鶴妖朶王女(づるようだおうじょ)に大抜擢され大絶賛された実力者です
『團菊祭五月大歌舞伎』の「昼の部」へ行きました!「昼の部」の演目は、⚫鴛鴦襖恋睦(おしのふすまこいのむつごと)⚫毛抜(けぬき)⚫極付幡随長兵衛(きわめつきばんずいちょうべえ)の3本立てです。『鴛鴦襖恋睦』は、源平の武将がらみだからか、紅白の梅が舞台上、左右に分かれてありました。源平合戦では、紅白の旗をそれぞれ使用していました。紅白歌合戦や紅白リレーなど、紅白対抗は、源平合戦の旗色が出典です。白旗神社などは源氏ゆかりの神社であることが多いです。紅は平家側を、白は源氏側を現してい
昨日、ボブ・マーリーの映画に行きましたが、映画なので、歌はBGM程度で、なんか聴き足りなくて…朝から友達が「エクソダス」のアルバムをかけてくれていました😊😊🕺。で、レゲエと歌舞伎ってどんななの?ですけど、聴きながら着物と格闘!(笑)元気出て(笑)良いかもです!ところで、あまり、知らずにいたんですけと、ボブ・マーリーの奥さんのリタさん、ウィラーズのメンバーだったんですね〜。知りませんでした〜。映画では、ボブ・マーリーがコンサートで、NoWomanNoCryを歌いながら、奥さん
前回のブログで書きましたように、團菊祭の演目ごとの感想ブログを書きたいと思いましたが、連休明けからずっと体調をくずしていました。といっても、週のうち4日ほどは中川の家に帰って4時間から6時間ほど家事手伝いの仕事をして、後の時間は老人ホームの居室での自由な生活という日常に変化ありません。昨日になって、ある感染症が原因と分かり、抗生剤を処方してもらって、安静にしていました。他に感染するような感染症ではないので、心配することはありません。明日は元気になるでしょう。團菊祭五月大歌舞伎|歌舞伎座|歌
この演目は以前に市民会館で行われた歌舞伎で観たことがあります。人間の大きさくらいある毛抜きを黒子が操り,立ったり動かしていました。悪人が磁石で操っているという想定です。「そんな磁石あるか!」と違和感を感じていました。毛抜きも超大きいし。プログラムの題目の上に小さく「歌舞伎十八番の内」と書かれていました。これは「角(つの)書き」と言うのだそうです。団十郎家のお家芸という意味で書かれているらしいです。ちなみに十八番は「おはこ」とも読みます。お家の大切なものを箱に仕舞っていることが語源とのこと。
歌舞伎を観に行きました。幕見席の入場料は払い戻しができません。予約しても当日熱が出てしまったら無駄になると考え,最近は当日の朝にWebで切符をとることにしています。以前に観たかった,「文七元結」は,超人気で,前日の発売時刻にドッと埋まってしまいましたが,その他は大丈夫そうでした。しかし,今回「鴛鴦襖恋睦(おしのふすまこいのむつごと)おしどり」を予約しようとしたら満杯でした。次の「毛抜」をとることはできました,。現在たまたま「團菊祭」と銘打った公演でした。明治に外国崇拝で歌舞伎が下火になったころ
歌舞伎座の團菊祭、昼の部のキリは、「極付幡随長兵衛」です。音羽屋中心だったり、團十郎の襲名が延期したりで、変則的だった團菊祭に、やっと役者が揃いました。重厚な吉右衛門と、人間臭い先代團十郎の印象が強い、この演目。久しぶりに観る当代は、どうなのか。その前に、劇中劇の「公平法問諍」です。江戸は村山座での、合戦の菩提と念仏の功力を巡る芝居。市蔵、吉弥、玉太郎などが揃い、これだけ独立して観てみたいような芝居。大薩摩と附打も揃います。そこに、酒に酔って暴れ込む白柄組の中間、それ
「飯炊(ままた)き」は、上演時間の都合上、カットされることが多いです。なにせ茶道のお点前(てまえ)でお米を炊いているので、時間がかかります。茶道のお点前は、すべての無駄を省いた様式美🍵茶杓(ちゃしゃく)や建水の扱いなど儀礼的に行われます。政岡(まさおか)はゆっくりと丁寧に行いますが、お茶のお点前がわからないと、何がなんだかわからないと思います。周りを見れば寝ているお客もちらほらと💦私の座る3階席からも、建水を進めるなど大きな動作はわかりましたが、細かい所作や手元は見えづらかったです。
團十郎/菊之助/児太郎/右團次/男女蔵/新蔵/錦之助/九團次/新十郎/市蔵故・十二代目團十郎さんが持ち役として何度も勤めてこられた長兵衛を、現・團十郎が初役で勤めたのは2013年の新春浅草歌舞伎。これが、当時の海老さんがお父さまに教わった最後のお役になったのだそうです。公演当時の1月、十二代目は病床にあり人工呼吸器をつけていて、テレビ電話で話したのが最後だったと😢(十二代目は翌月2月3日に逝去されました🙏)。公演前月の12月に稽古の様子を撮影したものを病室にいる十二代目に観てもらい、その
歌舞伎座の團菊祭五月大歌舞伎に、昼夜通しで行ってきました。まずは、「鴛鴦襖恋睦」(おしのふすまこいのむつごと)、通称「おしどり」です。六世歌右衛門が復活させてから、成駒屋一門がときどき上演する舞踊。前半が長唄による相撲の場、後半が常磐津で鴛鴦の場と、ちょっと残酷ながらテンポがいい。相撲の場では、中央から河津三郎、遊女喜瀬川、股野五郎がせり上がる。「対面」を思わせる富士の見得があり、滑稽な仕草や古風な台詞のやり取りが続いていきます。河津は松也ですっきり、股野は萬太郎でねちっ
今月の歌舞伎座は團菊祭。お昼の部を見て来たよ!今日は学園の友達やお仲間と総勢12名。団体様で花道の左側前から2列目と3列目6席ずつ。花道で見栄をきる真下だから、役者の袖の風圧で汗は飛ばなかったけど風を感じたよ!左團次さん亡くなって1年になるんだ😓少し掠れた良いお声で荒事には欠かせない役者さんだったね。今回、息子さんの男女蔵さんが2幕目「毛抜き」で粂寺弾正を演じて主役張ってた。軽妙な台詞回しと動き、男女蔵さんに拍手👏左上から時計周りにNHさんとFさん。NHさんは大島紬とドクダミの染帯。このコ
歌舞伎座5月恒例「團菊祭五月大歌舞伎」は、昼の「毛抜」が左團次さん追善の豪華な顔ぶれ。男女蔵さんの粂寺弾正に愛嬌と大きさがあり、お父様を彷彿させました。助六の「髭の意休」など、左團次さんで定着してきたお役が一杯ありますが、2階の写真展で振り返ることができます。筋書(プログラム)で俳優さんの聞き書きを分担しました。ぜひお手に取ってお楽しみください。團菊祭五月大歌舞伎|歌舞伎座|歌舞伎美人松竹が運営する歌舞伎公式サイト。歌舞伎の公演情報、ニュース、俳優インタビューなどをお届けします。
男女蔵/又五郎/松也/権十郎/梅枝/時蔵/松緑/男寅/鴈治郎/萬次郎/菊五郎/團十郎男女蔵の粂寺弾正は2004年の新春浅草歌舞伎以来20年ぶり2度目なのだそうです。ずいぶん空いてしまってるんですね。男女蔵はベテランの域に入っている役者さんだけど、最大の不運は、左團次パパが後ろ盾になってくれなかったことだと思う。インタビューで父親との関係を聞かれると好意的に答えているけど、要は「何も教えてもらえなかった」ということです。男寅にしても同じで、名優の御曹司たちなのに本当に気の毒😔私は基本、
昨日は歌舞伎座で團菊祭五月大歌舞伎。「毛抜」では昨年亡くなられた左團次丈の当たり役・弾正を息子の男女蔵丈が快演。「極付幡随長兵衛」では客席中央から登場した團十郎丈のカッコ良さに惚れ惚れ。26日まで。お見逃しなく。
35分の幕間にお弁当を食べてブロ友のふうせんさんにお会いして1階ロビーの左團次さんの遺影手を合わせました昼の部二つ目の演目は毛抜四世市川左團次一年祭追善狂言と言うことで粂寺弾正は左團次さんの子息の市川男女蔵錦の前が孫の男寅平成30年11月柿落としした南座の花道を最初に歩いた役者が粂寺弾正役の四代目左團次さんよく覚えている成田屋の衣裳とは違う白い衣裳あの時も錦の前は男寅でした花道を出て来た男女蔵・弾正は風格があって5年半前の左團次さんの弾正を彷彿さ
菊之助/歌六/雀右衛門/米吉/芝のぶ/團十郎/右團次最初に言ってしまう。“床下”の場の最後、幕外で二木弾正が面明かりに照らされて花道にひとり立ち、これからゆっくり去っていくという、真っ暗な場内が張り詰めた空気に包まれているその時に、1階上手でスマホの能天気なアラーム音(結構長く鳴ってたよねっ😠)を鳴らした人に、その日のうちにバチが当たってますように‼️🙏気を取り直して……なんですが、なんか本当に通し上演っていうのがなくなってきたよね~という残念な実感。今回も“御殿”と“床
團菊祭五月大歌舞伎歌舞伎座の二階。左團次丈のお写真が並んでいる。沢山の方がご覧になられて、それぞれに思いを馳せておられるようだった。個人的には「身替座禅」の奥方(山の神)が一番好き。菊五郎との相性はもちろん。左團次という役者の性が爆発していたように思う。”向かうところ敵なし”四世市川左團次思い出の舞台一階ロビーもう一年経つのか。というより、お亡くな
前回のブログを更新してから、3週間ほど経ってしまいました。前回のブログの続編【歌舞伎の本格的な世代交代への期待③(後篇の2)中村隼人】の原稿もほぼ出来ているのですが、肝心のラストの打ち上げ記事がまだなのです。もう少しおまちください。5月5日「こどもの日」は、私にとっては、78歳の最後の日。東京ドームで、伴侶の中川右介が用意してくれたプロ野球観戦。阪神タイガースVS読売ジャイアンツ。もちろんタイガース・ファンですから、席は1階席3塁側。B46ブロックで、かなり外野席に近い位置で
今日は歌舞伎座團菊祭休演日…😊😊😊楽屋草履を新調しようと『長谷川さん』へ…‼️神輿担ぎの、のりさんにお願いして…😀😀😀仕上がりが楽しみです…😌😌😌何せ楽屋入りで草履に履き替えることからの…スタートですから…モチベーションに…繋がります…☺️☺️☺️草履職人と芝居職人のコラボ…😃😃😃😃😃
昨日は歌舞伎座、團菊祭夜の部を鑑賞伽羅先代萩御殿・床下四千両小判梅葉左團次さんの一年祭追善狂言明治座のクッションが欲しい…
團菊祭五月大歌舞伎四千両小判梅葉客が全然入ってない!!珍しく三階席がガラガラ。連休最終日に外で芝居は見たくないかな?「伽羅先代萩」見て帰った人もいるだろう。幕開き。紀尾井町のおでん屋が、咲十郎たちに酒と食い物を提供する。プライベートの家飲みもこんな雰囲気なのだろう。ここまでは面白かった。久々に梅玉翁が小声芝居をしている。何言ってるか聞き取れない。一方、紀尾井町は張り切って声を出す。このチグハグな音量、聴いていてだるい。次の幕。家族との別
團菊祭五月大歌舞伎伽羅先代萩御殿・床下前回観た興奮が覚めやらない。菊之助の政岡、右團次の男之助、そして團十郎の弾正。今日は三階席からの観劇。あの”飯炊き”って芝居は不思議だ。物凄く俗な言い方をすれば、”かーちゃんが飯炊いている裏で子供が遊ぶ。”「腹減った。飯まだー?」「まだだよ!坊っちゃんと遊んどいで。」これを格調高く見せる。歌舞伎って、つくづく幅の広い芸だと思う。鶴千代と千松がボードゲームで遊んでいる。アレは何?細かい動き
ほんとにそう思ってました。お二人で、いつかと思ってくださりありがとうございます♡江戸時代だったら明日からでも、そうできたかも😅しかしそうなると、チケット争奪戦になりますね!大変だぁ
2024年、晴の会のメンバー、活動のご紹介5月公演第1弾です歌舞伎座、團菊祭五月大歌舞伎に片岡りき彌が出演させていただいております。〈昼の部〉一、鴛鴦襖恋睦(おしのふすまこいのむつごと)おしどり四世市川左團次一年祭追善狂言二、歌舞伎十八番の内毛抜(けぬき)河竹黙阿弥作三、極付幡随長兵衛(きわめつきばんずいちょうべえ)「公平法問諍」〈夜の部〉一、伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)御殿床下河竹黙阿弥作
今日は、團菊祭を観に、歌舞伎座に行って参りました。昼夜、久々の初日の観劇で御座います。左團次さん、一年祭追善、そして、子息であります、男女蔵さんの、歌舞伎十八番、毛抜、團十郎さん後見、花道お見送りでしたが、團十郎さん以外での、毛抜の観劇は、新之助さん以来でしたが、男女蔵さんのお人柄が滲み出る、あったかい、毛抜で御座いました。本日のメインは、團十郎さんの、極付幡随長