“西洋医学は病気を治し、漢方医学は病人を治す”と言われています。西洋医学は、治験に基づいたこの症状にはこの薬/この用法用量のように、1:1で考える発想が根底にあります。杓子定規と言えなくもありませんが、属人性がないという面もあります。また、西洋医学にはクリニカルパスという症状別に予め決められた手順があり、これも治療の品質を保証する手段になっています。以前、取り組んでいた院内業務を総合的に処理する統合情報システムでも、術前パス/手術パス/術後パスを定義してシステムに組み込みました。知識・経験、洞察