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恐らく日米両国のベースボールを愛する市民達は、この時間も野球史における前人未到の大偉業を、一人の日本からやって来た偉大なスーパースター選手が見事に達成した事を祝して、歓喜と熱狂に沸いている事だろう。野球に関する詳細なお話は、他の識者諸氏や熱心なファンの諸兄にお譲りする事にしよう。ここでは、単に所感を述べる程度に留めたいと思う。この度の大谷選手が達成した大偉業が、どれほど達成困難な道だったのかは、他の識者や関係者からの解説を聞いてある程度は理解が出来た。その上で、もしかしたら彼
昨年と同様に、今年も何やら前途多難な一年となりそうな予感がしている。昨年2022年は世界情勢を鑑みても、正に「乱世」と呼ぶべき波瀾の一年だった。改めて振り返ってみても、疫病、戦乱、エネルギー危機、狂乱物価、異常気象と、天変地異ばかりが思い出され、むしろ良い思い出が何一つ思い出せない。その様な波乱の時代の厄を払う思いから、せめて、今年は波瀾なき穏やかな一年となりますようにと、新年の初詣で願掛けをした諸氏も多いかと思うが、その願いも空しく今年に入ってからも世界中では人災、天災を問わ
新年を恙無く迎えられました事を心より喜び、また諸氏の本年のご多幸を御祈念申し上げます。さて、ここ数か月更新が止まっていた当手記ではありますが、2023年となった事を契機にまた徐々に更新をしていきたいと考えております。思えば、昨年は何かと波乱含みの一年であり、そのせいもあってか何かを書きたいという欲求が湧いて来ない日々が続いておりました。しかしながら、年を越した事を契機として、心機一転して再開をして参ろうと思う所存にございます。それに伴い、単なる歴史の解説手記に過ぎなかった
本日は前口上は一切抜きにして、すぐに本題へと入る事をご了承頂きたい。2022年7月8日正午ごろ。奈良県内にて安倍晋三元内閣総理大臣が凶弾に斃れた。速報に接し、小生は強い衝撃と不安を覚えた。まさか!という思いに動揺し、胸が不安で騒いだのを鮮明に覚えている。総理経験者が、ましてや日本で最も有名な政治家が銃で撃たれるなど、夢想だにしていなかった。ここは日本であり、アメリカではない。銃と無縁な国において総理が撃たれる事などあり得るのか?という混乱で頭が真っ白になった。心
暑中の折、ご無沙汰致しております。賢明なる読者諸氏は如何お過ごしでしょうか。コロナの話題も世界では下火となり、ウクライナ戦争についても支援疲れの声が世間から少しずつ上がり始めている。目下の処、世間の話題となっているのが物価高である。そして、それに伴う世界経済の急速な減退懸念であろう。FRB、アメリカ連邦準備制度理事会。すなわちアメリカ中央銀行が矢継ぎ早に大幅利上げを決定し、更に過去前例のない規模のQT(債権購入プログラムの縮小)を促進する事によるウォール街での株式相場の大暴落が
新年も松の内を終えて、明日からは平日の日々に戻る。賢明なる読者諸氏に新年を恙なく迎えられました事をこの場を借りてご報告をさせて頂き、ご挨拶と代えさせて頂きます。さて、2022年は一体どういう一年になるのだろうか。二年も続く流行り病、経済の疲弊、新時代を髣髴とさせるネット社会の新事業の萌芽の芽吹きなど、今年は新旧時代の転換点に位置づけられる一年となるのではないだろうかと考えている。数年後、または十年後に振り返った際に、嗚呼ここが転換点だったかと思いを巡らせる、そういう一
ダイビングの翌日戦艦陸奥記念館に立ちよった。戦艦陸奥戦後、昭和24年から一部引き揚げを開始したが、40メートルを超える海底作業は困難を極め、まもなく中止された。昭和45年、遺族や生存者らの熱意が実り、深田サルベージによって引き揚げ(※)が再開された。昭和53年まで引き揚げ作業で、将兵の遺骨や遺品と共に、主砲など艦体の75%が引き揚げられたそうだ。陸奥記念館陸奥錨船首(艦首)副砲スクリュー船尾(艦尾)艦尾旗竿錨主砲陸奥記念館では、引き上げられた備品と乗組員の遺品を中心に展
さて、世界大恐慌編を足早に一応の終結を迎えさせた訳であるが、あの記事は迫りつつある令和の世界大恐慌に対して世間に警鐘を鳴らす意味を込めて番外編として書き綴った訳であり、本当はあのように連載物として書くつもりは当初は無かった。尤も、あの拙い長文記事を以て世間には一応の警告が出来たので、それなりの意義を小生の中で見い出せた以上、これ以上あのような気持ちの沈む内容の話を続けるつもりは無い。今後は何かの形で狂騒の20年代シリーズを不定期更新して行くつもりではあるが、本筋の歴史探訪物へと道を戻
さて、ここまで長々と書き綴って来た世界恐慌編であるが、今回で一応の手仕舞いとさせて頂くとする。今回は感想を述べると共に、賢明なる読者諸氏には今後遠からずやって来る世界恐慌の世においても冷静かつ賢明な判断が常に出来る状態に精神を保って頂きたく強く願う次第だ。今述べたように、世界経済は遠からず、否、世界各国の政府が一手でも誤った手を打てば、今年中にもバブル崩壊を引き起こしかねない状況にある。バブルと表現したが、これはバブルを超えた何か、意図的に造り上げられた「砂上の楼閣経済」だと頭
賢明なる読者諸氏におかれては、俗世の目まぐるしく変化する現状に不安を抱えられたり、うんざりさせられているのではないだろうか。国際情勢しかり、経済状況しかり、この先どうなって行くのだろうかとの思いは貧富の立場を問わないだろう。「過去の歴史を検証する事は、未来との対話である」という言葉の通り、時代は常に同じ轍を踏む癖がある。過去を知れば、未来予想図も描きやすくなるという小生なりに愚考し、こうして拙稿を通して賢明なる読者諸氏に未知の近未来の姿を各々が自分なりに想起し、独自に考え、来る
嵐の週末が終わり、世間は土日の休日に入ったが、多くの投資家は眠れぬ夜を過ごし、とても休日を満喫する余裕など無かった。全世界の新聞各社は紙面で大々的にニューヨークの暴落劇をこの世の終わりが近いかのようなセンセーショナルな見出しで飾り立て、社説や経済面でもこれまた悲観論一色で絶望調な論調でこれまでの経済が過熱景気に裏打ちされた砂上楼閣な浮かれ相場だったと指摘した。世間は目を覚まさねばならない、白昼夢から目覚めて現実社会に立ち返る時が来たと手厳しく報道し、その新聞報道がますます市民の恐怖心
その時は突然やって来た。1929年10月24日木曜日の午前9時。ニューヨークのウォール街にある証券取引所は昨日のように何事もなくオープニング・ベル(取引開始を報せる鐘)が市場にけたたましく鳴り響き、それを受けて一斉に仲買人たちが朝一の注文の声を上げた。いつもの光景であり、これがニューヨーク・ウォール街の毎朝の日常風景でもある。だが、この日だけはいつもとは違っていた。時計の針が午前10時を回った頃、株式市場にある異変が起こった。それまで順調に値を上げていた世界最大
世界大恐慌を簡単に理解する上で、是非とも知っておいて頂きたい事が一つある。それは、世界大恐慌はNY株式市場(ウォール街)の空前絶後の大暴落が一度だけ発生し、そんなハルマゲドンによって世界経済が崩壊した訳ではないという事である。世界大恐慌というイベント自体は、実は何年もかけてガンのように徐々に実体経済に浸食し、投資家や経済人たちがその病状を自覚した時には、世界経済は外科手術の難しい末期ガンに侵されていたと考えて頂ければ分かりやすいかと思う。バブル崩壊がアメリカ経済内部で始まり、そ
その日は突如として投資家の前に現れた。多くの投資家たちは、それがルシファーが地上に召喚したおぞましい魔物でも見ているかのような底冷えのする恐怖心に囚われたはずである。しかし、その予兆は数か月前のある時期から幾度か現れていたのであるが、その声なき警鐘を多くの人々が無視をしてしまった。「あり得ない!」そんな慢心が、投資家の目を曇らせ、自らの心の声をかき消してしまったのである。1924年アメリカ。時代は後に「狂騒の20年代」と呼ばれるアメリカの経済黄金時代の全盛期であ
しばらくのご無沙汰でございました。賢明なる読者諸氏は如何お過ごしでありましょうや。さて、本日より10月となり、世界情勢は未だに回復の兆しを掴めずにいるようである。本日、この後に本編手記を掲載する予定ではありますので、こちらではあくまでも長らくの無沙汰をお詫びすると共に、簡単な御挨拶を書いて締めようかと思う次第である。本編は、少し予定を変更して、今回から世界大恐慌編へと移行となります。賢明なる読者諸氏は前にこちらの手記でも簡潔にご紹介したので既に御存知かとは思うが、世界
しばらくの御無沙汰で御座いました。昨今の異様とも言える世界的な猛暑、酷暑の中におかれましては賢明なる読者諸氏は如何御過ごしでありましょうや。体調不良が起こりやすい暑い日が続きますが、どうぞ賢明なる読者諸氏におかれましては身体にご留意なさり、つつがなく夏を御過ごし戴ければと願ってやみません。さて、本日8月1日は毎年の事ながら、小生の誕生日🎂🎉でございます。まぁ、さりとて生誕日だからといって格段何か有るわけではなく、オリンピックも既に後半になり、ただただ猛暑というだけの1日であります。暇な
賢明なる読者諸氏は「かぶらの冬事件」を御存知だろうか。かぶらとは、言わずもがな野菜のカブの事であり、それと本件の欧州大戦と一体どう結びつくのかと首を傾げるはずである。今回は、欧州大戦下のドイツで起こった惨劇、かぶらの冬事件を取り上げる事で欧州大戦の凄惨な市民生活の一面を諸氏に知って頂こうという訳である。これまで戦争歴史とは、植民地として某国が某地域、某国を獲得したとか失ったとかいう華々しい戦果ばかりが取り上げられて来たのが実情である。確かに戦争なのだから、戦果や損害につい
「愛するママへ。僕はこれから大陸の戦地へと向かいますが心配しないで下さい。この戦いは恐らく2、3週間の後には決着がついているでしょう。クリスマスまでには帰れると思います。ママの手料理をもう一度食べられる日を心待ちにしています。戦地に行っても手紙は必ず書くようにしますから安心して。それじゃあ、行って来ます。あなたの愛する息子・・・」これは、欧州大戦、後に「第一次世界大戦」と呼ばれる西洋の歴史上、最も悲劇的な戦争と称された大戦争へとこれから従軍する事になったあるイギリスの若い兵隊が、宿営地か
狂騒の20年代と銘打ち始まったこのシリーズも、ようやく欧州編へと移って行く。しかし、その前に一つだけアメリカ編の続編をここに記して移りたいと思う。小生は、ハーディング大統領の記事を前に書いたが、その後の歴史についてはその際には触れていなかった。今回は、ハーディング大統領の後継者となった副大統領、カルビン・クーリッジについて述べて行きたいと思う。トランプ政権が一期限りとなり、バイデン政権が始まって早一か月が経つ。トランプ氏がハーディング大統領の再来なのだとしたら、バイ
本年の年の瀬も残す日数は指折り数えるばかりとなった。賢明なる読者諸氏におかれては、寒さの厳しき折、いかがお過ごしであろうか。まずは本年の変わらぬご愛顧に感謝を申し上げると共に、諸氏におきましては御身体を御自愛頂いて、健康には十分に御留意なさる様、切に願うばかりである。さて、本年を走馬燈のようにぐるりと振り返って見れば、流行り病に始まり、流行り病に終わる一年であった。中国にある武漢なる普段から余り聞き慣れない地方都市から発せられた新型コロナなる病原体が、人を媒介して瞬く
賢明なる読者諸氏よ、ご機嫌よう。年の瀬も近づき、残す日数も指折り数える程となり、冬の寒さも一段と厳しさを深めつつあるが、どうか御身体を御自愛頂き、健康に留意してもらいたいと切に願うばかりである。さて、今回は祝辞投稿なので、短文で済ませる事を予めご了承賜りたいと思う。本稿の更新は年末頃を予定しております。本日は、上皇陛下の生誕日、即ち天長節となります。上皇陛下におかれましては、本年に我が国を突如として襲いたる流行り病の蔓延、未だ続く中にありましても、御玉体にお
昨今のコロナ禍における生活様式の変革は、新たな集いを求める多くの人々の行動により変化しつつある。現実世界での集会が規制され、巣ごもりと称されるように自宅に閉じこもり生活をせねば感染リスクを高めてしまう恐れから、積極的に外出をする機会がめっきり減少してしまった。GOTOトラベルなどにより、他方との往来は盛んにはなったが、大阪や北海道などの地域での感染拡大を危惧して自主的に行動制限をかける人々が増加しつつある事は否めない。さて、そんなコロナ時代が追い風となり、昨今ではSNS型の
賢明なる読者諸氏は「野球」はお好きだろうか?小生は野球、もといアメリカのベースボールのファンである事を幾つかの場所で公言している。さて、本日のお話は日米両国、現在では多くの国においてもスポーツ文化として根付いている野球、ベースボールの歴史について。詳しい歴史の詳細については、ウィキペディアなどをお読みになった方が早いので、ここでは概要と歴史小話を中心に取り上げて書き綴る事としたい。最後までお付き合いを頂けたら幸いである。では、始めて参ろう。ベースボールの始まりは
今回はアメリカ大統領選挙の真っ只中にあり、現時点においても結果が確定していない状況下にある。果たして今後どうなって行くのか、今は誰にも確かな事は言えないのである。さて、半年前くらいから不定期に執筆を続けている狂騒の20年代と題して御送りしている小生の弊記であるが、最初の回で奇しくもアメリカ大統領について色々と粗い文章ながら投稿をしたのを賢明なる読者諸氏は覚えておいでだろうか。当時、スペイン風邪の大流行がようやく終息の兆しを見せ始めていた頃に誕生した一人の大統領、その名はウォ
現代日本の経済界において、未だに隠然たる力を持ち続けている旧財閥系企業。戦前の日本四大財閥、三菱・三井・住友・安田を筆頭に、地方にも中小の地元財閥が各地で覇を唱え、地方経済の要として精力的に企業経営を行っていた。昭和に入ると、財閥系の他に非財閥系の大企業が相次いで誕生し、日本はこの時代に財閥、非財閥の両企業体が共に切磋琢磨を繰り広げ、そこで築かれた生産技術や産業の土壌は、後の戦後高度成長時代を開花させる為の重要な基礎となった。これは余談となるが、旧・松下電器産業、現在のパナソニ
いつの世にも、どの国に在っても富豪と称される一握りの巨万の富を保有する富裕層というのは必ず存在する。しかしながら、金持ちと言われる人々の私生活であったり、生き様などは文化圏によって様々だ。今回は金持ちと言われる人々の中でも、少数派に分類される奇特な存在、篤志家について語って参ろうかと思う。本日も賢明なる読者諸氏におかれては、最後までお付き合い頂けたら幸いである。金持ち、富豪、成金。呼び方は色々存在するが、戦前(今後は「当時」という言い方で統一する)の頃には、一代で成り
サラリーマンが当時の花形商売であったという話を前回は書き綴ったが、今回は彼らがどういう活躍を行っていたかという事を書き綴って参りたいと思う。サラリイマン諸氏が当時のエリート階級であった事は前回述べたが、彼らは当時かなりの高給取りだったが、それはそれだけ会社から潜在能力を大いに期待されたからでもある。彼らは、大正の頃よりアジア諸国はもとより欧米諸国など世界各国へとその活躍の場を求めて羽ばたいて行った。目指すは会社の販路を世界中へと拡げ、行く行くは祖国日本を欧米列強と比肩する一
サラリーマンと聞いて、賢明なる読者諸氏はどういう印象をお持ちになるだろうか。恐らく現代におけるサラリーマン像と言えば、哀愁を漂わせるネクタイに背広姿の中年男性が、早朝から満員電車に揺られて出勤をし、昼時には昼休みという時間制限の中で足早に昼食を摂り、夜は飲み屋街の居酒屋で同僚たちと共に酒を酌み交わしてその日一日の憂さを晴らして夜行電車に乗って帰宅する。はたまた半沢直樹のような熱い想いを胸に秘めて日夜働くやり手管理職の颯爽とした姿だろうか。少なくとも現代においては、サラリーマンと
戦後昭和が「モーレツ」サラリーマンたちが主役の時代であったならば、対して大正時代とは働く「モーレツ」女性の時代である。前述したモダンガール、略称「モガ」が主に有産階級の生活に余裕のある若き女性や都会で働く知識階級の女性だったのとは対照に、地方から出稼ぎにやって来る女性たちも数多くいた。彼女らは男性諸氏に交じって日夜工場の作業場にあって、額に汗しながら懸命に働いていた。時あたかも戦時特需の時代であった為、都市では働き手が慢性的に不足していた事から、地方からの出稼ぎ女性たちは貴重な
意外に思うかも知れないが、我々がよく耳にする大正文化、即ち大正浪漫文化は、当時のアメリカから渡って来た新文化の影響を色濃く受けている物が多い。今日は、そんな大正浪漫文化におけるアメリカ新文化の影響について考察をしてみたいと思う。「大正時代の文化と流行」の第一回目は、当時の女性について色々と語って行こう。大正とは「女の時代」とも呼ばれる程に、都会において女性文化が大いに花開いた時代でもある。「女を語らずに大正時代を語るなかれ」。大正浪漫と聞くと、賢明なる読者諸氏は