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2.諸葛亮の投影を確認する~呉用、公孫勝、孔明、孔亮~まず梁山泊の軍師である呉用ですが、以下のような諸葛亮との関連性が見られます。・呉用の道号「加亮先生」は「亮に加える」と解釈でき、呉用は諸葛亮より優れた存在・呉用が登場した時の小うたでは「謀略は敢えて諸葛亮を欺り」(※2)とされ、呉用は智謀で諸葛亮を上回るとされている・童貫が梁山泊に攻め寄せた場面で、白い道服、羽扇、綸巾を身につけた描写がある(※3)(※4)呉用は『水滸伝』でも指折りの智謀を持っていますが、しばしば失策(
03智多星呉用智多星だけあって、目が星(笑)。手には定番の孔明扇を持っています。ALLINTELLIGENTSTAR(すべての知性の星)この訳なら、まあ大丈夫でしょう。04入雲竜公孫勝手には剣、胸元には陰陽の紋と、道術使いらしくなっています。DRAGONINTHECLOUDS(雲の中のドラゴン)こちらの訳もOKです。
銅錬を後ろ手に持ち、なにやら話しかけている様子、雷横と劉唐のわたりあいに割って入る場面(第十四回)でしょうか。風にそよぐ袖、手には孔明扇、ひと癖ありげな流し目は、まさに智多星です。
「風騎兵だけでは、俺は慎思(しんし)殿に討たれていただろう。俺は俺一人の志で慎思殿と向かい合ったが、慎思殿は梁山泊(りょうざんぱく)軍の勝利と、言った」「呼延凌(こえんりょう)殿、そして戦死された高亮(こうりょう)将軍、兵士の方々を含め、みな梁山泊の同志であると思っています」秦容が、頷いた。「俺はな」呼延凌が、静かに話し始めた。「俺は梁山泊の志が何か、いつの間にか考えることを放棄していた」呼延凌がそう言うと、宣凱が少し寂しそうな表情をした。「呼延凌殿、楊令(ようれい)殿が抱
鞄の中から出てきたのは、折りたたまれた布、旗のようだ。胡土児(コトジ)はそれを広げ、巨(こ)骨(こつ)が持っていた旗棒に取りつけた。「揚げてみろ、巨骨」巨骨が旗棒を振り上げた。旗は風に乗り、勢いよく空にはためいた。『替天(たいてん)行(ぎょう)道(どう)』そう大書された旗。随分前に書かれたものなのか、文字は所々剥げてはいるが、その書から放たれる、気。胡土児は一目で、その書に魅了された。威風の中に湛えられた、覚悟と信念。「これは」呼延凌(こえんりょう)が声を漏らした。「呼
呼延凌(こえんりょう)には、一体何が起きているのか分からなかった。呼延凌が選びに選んだ精鋭五百を、秦(しん)容(よう)の隊へぶっつけた。山岳地での遭遇戦の調練で、秦容の隊の動きを完璧に読み切り、背後から襲い掛かった。しかし何かがおかしかった。秦容の隊は不意を突かれたのにも関わらず、何事もないかのように進んでいく。そして襲い掛かったはずの呼延凌の隊は、次々と倒れ、息にして三つ、ついに立っている者はいなくなった。秦容に襲い掛かった胡土児(コトジ)を除いて。胡土児と秦容はその後二
「いままで散々けものの肉を食ってきたんだ。ここで熊に食われるのも、自然の理(ことわり)といえるのではないか」宣凱(せんがい)の言葉は、意外と落ち着いていた。「なら、諦めて食われるか?」「いや、俺たちにはまだ武器がある。食われまいと戦うのは、けものも同じだ」宣凱と話していると、不思議と張朔(ちょうさく)も落ち着いてきた。しかし打つ手は見えない。不意に、宣凱が張朔の肩に手を置き、張朔を横に退けた。なにやらぶつぶつ呟いている。「おい」「どけよ、張朔。お前が邪魔で日本刀が振れない」
自分自身を、斬る。宣凱(せんがい)は日本刀を構え、考えた。呉用(ごよう)は梁山泊(りょうざんぱく)の行く末を、自分に託していた。自分は、頭領の器ではない。呉用には、梁山泊の全てを叩き込まれた。梁山泊のあらゆることに対して対処できる自信がある。しかし頭領の器量とは、そのようなことではなかった。楊令(ようれい)のように武で人を惹きつける魅力も、交易を中心とした経済国家を築く、という発想もなかった。軍と民政の責任者や指揮官の裁量によって行動するという、呉用の方針を踏襲し、頭領とい
張朔(ちょうさく)が薪を拾いに山に入った後、宣凱は上半身裸になって、日本刀を抜いた。久しぶりに張朔(ちょうさく)に会ったというのに、嫌みなことばかり言ってしまう。張朔は黙ってそれを受け入れる優しさがあるが、王(おう)貴(き)などは、きっと激しく言い返してくるのだろう。聚(しゅう)義庁(ぎちょう)では、王貴と一緒に仕事をしていた。些細な意見の食い違いでも、言い争いをしていたことが懐かしい。梁山泊聚義庁の政務は、それこそ無限とも思えるものだった。そんな時、優雅に船に乗っている張朔を思い
二人は馬を轟交館(ごうこうかん)の牧に入れ、山に入っていった。宣凱(せんがい)は右脚が不自由だが、歩くのに杖は必要ないようだ。器用に右脚をつっかえ棒のようにしながら山道を歩いていく。歩く速度も決して遅くはない。「さて、晩飯にはありつけるのかな」宣凱が呟いた。「おい、宣凱、お前俺の飛礫(つぶて)に頼る気だろう」顧(こ)大嫂(だいそう)と西域を旅した時は、街道だけでなく山野も進んだ。そこで狩りや野営の仕方も学んだ。張朔の飛礫でも、よく獲物を獲った。顧大嫂はただ三人に命令するだけで、
黄画伯は、お気に入りの好漢は何枚も描いています。これまで複数描かれた好漢は、林冲と朱貴ですが、呉用もそのひとりのようです。まるで平安時代の貴族のようなたたずまいで夜空を見上げています。(寄せ書き)気象台有時都看不準、你怎「/ム」看得準?(気象台がいつもきちんと見張っているとは限らないなら、どうすれば正しい天気を知ることができるのか?)
ぼーっとしていて、気がついたら2週間も放置していました。(熱中症か?)どうもすいません・・。風にあおられて衣がはためく様子は、まるで道術つかいのよう。うっかり軍師とは思えないカッコよさです。(寄せ書き)凡事呉用来作主、有如鹵水点豆腐。(何事も呉用が来て決定するが、それは、豆腐をつくるのににがりをたらすようなものである。)鹵水・・にがり
3枚目は・・うっかり軍師、智多星呉用!天罡・天機星職位・正軍師武器・八門玄機鎖、孔明密伝羽扇必殺技・八門金錠陣、銀河万丈特殊技・移天換日、河洛璇「王几」声優さんの名前のような必殺技が出てきました(笑)。河洛・・「河図洛書」の略。河図は竜馬が背に負っていた図、洛書は神亀の背にあった文、ともに易の八卦の源となったもの。(原典八十八回の注釈より)璇・・辞書でもパソコンでも検索できず、意味は不明。「王几」・・昔の天体観測の機器を指す。とりあえず、すごい特
ご訪問いただきましてありがとうございます(#^^#)プロフィールはこちら→https://ameblo.jp/nao653roma/entry-12586180164.html?frm=themeプチ断食はこちら→https://ameblo.jp/nao653roma/entry-12586528664.html?frm=thememahanakoのダイエット3法則バランス良く食べるストレスを溜めない継続は力なり明日は、衆議院議員総選挙ですね。なんか「
『中国の五虎将軍』[注1]とか『中国の五大カリスマ』[注2]というまとめを挙げたので、今回は中国の五大軍師を挙げることにする。ちなみに、私が考える中国の五大軍師とは以下の5人である。范増(楚)[注3]・韓信(前漢)・馮異(後漢)・韋叡(六朝あるいは南北朝時代)・呉用(宋)[注4]この5人を選ぶと、読者のどなたかから「諸葛亮(孔明)の名前がないのは何故だ?」という疑義が投げかけられることは想像に難くない。その問いかけに対しては「諸葛亮(孔明)が天才軍師というのは『三国
呉用は、李逵の短気な性格をよく知っていたので、それ以上はかれにしゃべらせず、話を続けた。「官軍が討伐に来ようとも、われらは何も恐れはせん。敵を打ち破る計略も用意してある。この手を使えば官軍は二度と東京には帰れまい。しかしそれには、大勢の兄弟たちが心をひとつにして力を合わせることが必要なのだ」「われらには山と湖という天然の要塞があり、兄弟たちは各々の持ち場に分散して戦うことになる。その下調べとして、頭領たちには湖の岸辺の主要な場所すべてに行ってもらう必要があるのだ。皆は、漁師
パソコン買い換えからのドタバタ騒ぎも、ようやくひと段落つきました。なんちゃって翻訳の文章も、画像のデータも、ちゃんと復元されていました。(単に別のファイルに移動してただけ・・・汗)10年余のブログ歴で、こんなに長く休止したのは初めてです。お立ち寄りの皆様にもとんだご迷惑をおかけしました。10月8日の水滸伝の日に掲載を始めた「解宝、蛇を斬る」の続きをどうぞ。呉用は、李逵には下山の許可を出さなかったが、かれがやかましく文句を言い続けたので、「すべて軍令に従
10月8日は「水滸の日」でした。毎年この日には、特別な絵を描くとか何かしたいと思うものの、日々の雑用に追われて失念という、呉用なみのうっかり(苦笑)。やっぱり今年もダメでした。とはいえ、気分だけでも水滸の日をやろうと、「民間大水滸」の次の物語を、前倒しでスタートしてみました。見出しにあるとおり、タイトルは「解宝、蛇を斬る」です。(基礎知識)双尾蠍解宝・・・天罡星35位の好漢。登州で兄の解珍と猟師をしていたが、土地の大旦那に無実の罪をきせられ、兄ともども死
「水滸伝」は、民衆によって語りつがれた説話の集合体です。施耐庵・羅貫中・金聖嘆らは作者ではなく、それらを読みやすく編集した人たちです。その編集の際に削除された多くの説話を再録してまとめた本が、この「民間大水滸」です。残念なことに、この本の日本語版はありません。つまり、読みたいのなら自分で訳すしかない!というわけで、文法も慣用句もわからないまま、中国語の辞書一冊だけをたよりに、ゴリ押しで翻訳しているものを、少しづつ公開しています。現在は、「張横、渡し守になる」と
兄弟一二三四五,兄弟个十百千万!兄弟一二三四五,兄弟个十百千万!哈哈!この曲すごく覚えやすいし歌いやすいので中国語学習中の人にたいへんおすすめします。なんせほとんど“兄弟”しか出てきませんから。兄のxiōngって音にちょっとコツがいるので練習にもなっていいです。最初のxiのときに口をめっちゃ横に引くのが大事!张涵予饰の宋江がイケメンすぎて狼狽してます。顔だけで天下取れる……黒いのは肌じゃなくて服だった……駒田信二先生訳『水滸伝』20回目までの感想を書いときます。たぶんここを
※ネタバレを含みます水滸伝からの登場人物呉用渾名は(智多星)身長-160cm、体重-55kg。水滸伝では軍師兼施政担当で、人事決定、物資管理など内政的な部分を一手に引き受けます知識は豊富だが頭でっかちで、現場からは嫌われる、ありがちな上司盧俊義からは「冷たくなりきれないから冷たいと言われるのだ」と評された、ホントは優しい人で、兵を守りたいがため完璧を望むので口煩くて、やっぱり嫌われる優しさが空回りして、嫌われて、でも、嫌われるのは厭わない人現場が全力を尽くせるように、バ