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「では、放課後にまいりたいと思います」「先生、放課後のテーマは??」「ずばり、少子高齢社会についてです」<高齢化社会>「そもそも高齢化社会という言葉がありますが、いったいなんなのか?高齢化社会とは・・・総人口に占める高齢者人口の割合が高まっていく社会をいう。一般的に人口統計では、高齢者を65歳以上と定義することが多いが、60歳以上を高齢者とする場合もある。~日本大百科辞典より~とあります」「あれ?先生。高齢社会と言ってみたり、高齢化社会と言って
「さて、名大現代文2017年の解説3時限目です。はりきってまいりましょう」「あと2問ですね。ちゃっちゃと解説お願いしますよ」問5「『状況が大きく変わったのは戦後である』がどのように変わったのか?というのが問いです。もちろん、ここで聞いているのは『地域社会の状況』ですね」「原因と結果を100字か・・・傍線部がひいてある意味段落から2段落分を100字でまとめろってことですね」「ええ、そのとおりです。あわてず、必要な要素を探していきましょう」☟戦後①結束の強
「それでは問題解説にはいります」「先生っ∑(-x-;)なんか今回早すぎません??」「ええ、さすがに解答速報として載せるには遅すぎますが、それでも早くだそうと思いまして」「いいかげんだなぁ・・・( ̄□ ̄;)」問1省略問2「さあ、早速ですが・・・わりと難問です」「えっ・・・いきなりですか。『「時代がとても良い方向に進んでいる」と筆者が考える理由』ですよね?そんなに難かしいという気がしないのですが」「ええ、設問自体は難しくないのですが、70字とい
「さて、遅くなりましたが、名古屋大学2017年現代文『豊かな縮充社会へ』の解説をしたいと思います」「先生、2017年の名大現代文はどうでしたか?」「超易化した2016年に比べると、設問も少し答えづらい問題が増えた感はあります・・・・が」「が・・・」「ええ、文章は簡単ですし、設問も答えづらいだけ傍線部近くさえみてれば何を書けばよいかがわかるレベルです。やはり、レベルが下がっていると言わざるをえないですね」「具体的に来年以降の対策などは??」「この難易度では医
「さて、問題解説編にまいりますか」「もう更新遅くなったことはつっこむ気もおきないです・・・」「で、2016年なんですが・・・もう本文も簡単すぎるんで、放課後の話題がありません。なんで、放課後はなしでいきたいと思います」「は、話すこともないと・・・」「ええ。ただ、本文の著者山極寿一氏は霊長類学の権威であり、おもしろい著書も多くだされております。私のおすすめは『暴力はどこからきたか~人間性の起源を探る~』です。詳細なデータと、平易な文章で”なぜ人は人を殺すようになっ
「さて、ついにやってきました。2016年『負けない構えの美しさをゴリラに学ぶ』の解説です」「先生、もう受験まで一週間きってますよ」「いや、まあ、そもそもは2008年までがんばってさかのぼりますって企画だったので・・・ゆるしてください」「う~~む・・・まあ、いっか(笑)で、2016年はどうなんですか??」「2016年の名大現代文をひとことで言うと『超易化』です。形式などに大きな変化は見られませんが、文章の難易度、設問の難易度ともに『これはほんとうに旧帝大の現代文のレベ
「さて、放課後にまいりますか」「先生、今回の放課後は何をやるんですか?」「『産業社会と人間の歯車化』と題して、産業社会のなかで働く人々を近代の思想家たちはどうとらえてきたかについてお話ししたいと思います」<産業社会とは>「まず、現代社会は『産業社会』とよばれていますが、そもそも産業社会とは・・・工業化の進展によって、社会構造全体がその産業様式・システムに規定されて編成されている社会。~大辞林第三版~また、一般的には,産業革命後の後に生まれた社会を
「さて、名大現代文2015年の設問解説編にいきますよ」「先生、なにしれっとはじめてるんですか??間が空きすぎじゃないですか??」「ギクっ受験期なもので本業が忙しくて・・・」「さっさとしないと名大受験始まりますからね?!もし、このブログの解説を参考にしてくれてる人がいたら申し訳ないでしょ??」「はい、すみません」問1略問2「さて、語句挿入の問題です。語句挿入の問題では『言い換え』『対比』が根拠となることが多いですね。ただし、今回の〈C〉~〈G〉まで
「さて、今回はやり残していた2015年の『現代社会と自由時間ーあるいは休むということ』の解説にいきたいと思います」「あれ?まだ続くんですね、名大現代文解説」「ええ、なんかもうこれ打ってる『中の人』のライフワークらしいですよ」「ところで、EFFORTって医学部受験の塾なんだし数学しないんですか?だいたい『中の人』は高校受験の数学もできるんでしょ?そっちの解説やればいいのに・・・・」「数学は打ち込みが大変らしいです。『中の人』は機械苦手らしいんで」<ざっくり
「さて、放課後です」「前回、『複製技術がいかに社会や人々に影響を与えるか』について話をすると言っていましたが・・・」「ええ、そのつもりです。で、複製技術と社会についての話となるとあまりにいろいろありすぎて何をお話ししようか迷ったんですが、ここはやはり基本中の基本である『グーテンベルクの活版印刷』の話にしようと思います」「『活版印刷』は火薬、羅針盤ともに世界3大発明なんていわれてますね。単なる印刷機でしょ?」「印刷する、すなわち『複製する技術』が世界に与えた影響は大きかっ
「さて、はじめて解答・解説が3時限目に突入してしまいました」「問2の解説がかなり力はいってましたね」「まあ、たまには細かい解説もしてみようかとおもいまして・・・」「今回は巻きでお願いしますよ」問3「08年以降にはでなくなったタイプの問題ですね」「そうですね。一見簡単そうですが、とくに『共通点』を答えるのは少し難しく感じるかもしれません」「では、いきましょう。簡単に言うと『建築やデザイン』は『絵画や彫刻など』の美術とちがい美術と認めづらい点があったわけです。
「さて、文章解説も終わったので、問題解説へと入っていきましょう」「2008年の設問の難易度はどうなんですか?」「まあ、設問自体は例年どおりの難易度だと思います。問5が少し解答しづらいかもしれませんね。特徴的なのは問2の適切な熟語を文中から抜き出すことでしょう」「そういう設問にはどう対処すればいいんですか?」「基本的には『言い換え』『対比』などの構造的なものが根拠となります。詳しくは個別に解説していきますね」問1略問2「さて、まずは〈イ〉から見ていき
「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。少し間が空きましたが、また名大現代文の解説をしていきたいと思います」「先生、あけましておめでとうございます。さっそくですが、今回は2008年の問題ということですが、今回の文章はどうなんでしょうか?」「ええ、ようやく2008年まで戻りましたね。2008年は名大医学部が現代文を導入した年であり、難易度は少々高めです。名大の現代文は2008年、2010年は難しくあとは同程度の難しさで推移しています」「2010年です
「さて、きょうの放課後はなんですか?」「おお、ピンク君、珍しくやる気ですね。今回は『政治』について説明していこうと思います」「『政治』ですか・・・あまり面白くなさそう・・・」「そうでもないですよ。『政治』とは何か?政治論に関連する語彙とあわせてお話ししていこうと思います」Ⅰ政治とは・・・「今回の文章は『政治』がメインテーマでした。ちなみに『政治』の定義はいろいろありますが・・・1統治者・為政者が民に施す施策。まつりごと。2国家およ
「さて、2009年は文章じたいはさほど難しいくないが、過不足ない解答が困難という話をしました」「はい。ちなみにどうして過不足のない解答が困難なのですか?」「設問が簡潔すぎるため、多くの受験生が解答要素の不足に陥るだろうと思います。この解説ではどこで、どのように解答要素の不足に陥るかについても説明できるようがんばっていきますね」〈解答・解説〉問1略#問2「さて、一見簡単に見えて多くの受験生が解答要素の不足に陥りやすい問題です」「ところでこの#はな
「さて、それでは2009年『移りゆく教養』に入っていきたいと思います」「前回でちょうど5年分の解説が終わったけどまだ続くんですね」「ええ、よく考えてみたら、名大医学部が現代文を導入したのが2008年からなのでそこまでやってしまおうと思いまして・・・」「まあ、思い付きなんですね」〈ざっくり解説〉①国語辞典の興味深い例→政治の説明Ⅰみなで方針を議論し、その結論を権力者に迫ってゆく一般人の営み=活発な市民参加Ⅱ国家による国民の活動の規制、統制→日本人が抱く政治観の両極
「さて、2010年の放課後回と参ります」「今回はなにするんですか?」「今回は、『時間』について取り上げたいと思います」「やはり『時間』ですか・・・難しそうですね」「ええ。昔から人間にとって『時間とはなにか?』は大問題でした。『生きるとはどういうことか?』『死とはなにか?』『この世界はいったいどうやってできているのか?』そういう根本問題に関わる重大要素だったからでしょう」「先生、まさか哲学の方向に走るんじゃないでしょうね??」「いえ、専門的に『時間』を学ぶのは
「さて、本文の解説も終えたので設問の解答・解説に入っていきたいと思います。前回、一時限目の内容をよくよく復習してからこの解答・解説を読まれたほうが良いかと思います」「難しかったですね。本当に考えすぎて頭が痛くなる現象ってあるんだなって思いました」「実はEFFORTの授業でも、2010年の文章は本文解説と設問の解答・解説を分けて2週かけてやりました。それぐらい内容の濃い文章です」「で、設問のほうの難易度はどうなんですか??」「それが正直、設問もなかなか難しい。毎年、楽勝
「さて、今回は名古屋大学2010年の『足の裏に影はあるか?ないか?』です。はりきって参りましょう」「先生、この文章やばいです!!この文章やばっくって、問題もやばいから、自分の解答もちょーやばいっす」「いきなりネタぶっこんできましたね・・・たしかに今回の文章はかなり難しい。そもそもの題材の難しさにくわえ、抽象的な表現や比喩が多く理解が大変かと思いますね」「こんなの出てくると思うと・・・もう・・・」「確かに難しい文章ですが、落ち着いて処理していきましょう。一文、一文と
「さて、今回より名古屋大学2011年『風聞の身体』の解説にはいっていきたいと思います」「よろしくお願いします」「さて、ピンク君。今回の文章はどうでしたか?」「全体的にはわからなくもない文章でしたが、ところどころ難しい表現が多くて・・・しかも、問題文を読んでるとやたら難しい表現のところに線が引っ張ってあるのでドキッとしました」「そうですね。ただし、傍線部の表現は難しいものの設問は簡単ですからなんとかなったという印象ではないでしょうか?」「はい。思ったより設問が素直で
「さて、本日の放課後は『記号論』について説明したいと思います」「あまり専門的にならないようお願いしますね」「安心してください。専門的に『記号論』説明しようとすれば、もう導入だけで1冊本がかけてしまいますから、大学受験に必要なレベルにがんばって落とします(笑)」「では、さっそくですが『記号論』とは世の中のあらゆるモノは『記号』であり、人はその『記号』の意味を読み取って生きているという考え方だと思ってください」「あらゆるモノが『記号』ですか・・・」「はい。今
「さて、それでは解答・解説にいきたいと思います」「0時限目もあったせいで長くなってますから巻きでお願いします」「なんか腹立ちますが・・・それではいきましょう。例のごとく第一問の漢字はおまかせします」第二問「『服が社会のルールを教える』とはどういうことか?つまり言い換え問題です。→『人は服によって○○という社会のルールを学ぶ』というような形式の解答をつくればよいことがわかりますね。ではここでいう『「社会」のルールを学ぶ』とは何でしょうか?」「『時間と空
「さて、それでは本文の解説に入っていきます」「冒頭から文章全体の根幹となる考え方が指し示されるタイプの文章ですね」「ええ、常にいまは冒頭の考え方を示すためのどの工程にあるのか注意しながら読んでいきましょう」(ざっくり文章解説)①ファッションは言葉であり、着る人を物語る。そして、他の人が着ているものがファッショナブルでないということを示す②人は服によって自分が帰属する集団やグループを表現したり、また意識させられたりしながら、人間は時間と空間を人々と共有するいくつもの社会のなかで生きている
「さて、今回は2013年名古屋大理系前期『ソウルダスト〈意識〉という魅惑の幻想』です」「あれ?ちゃんと続くんですね。逃げちゃうかと思ってましたw」「失礼な・・・ちゃんとやりますよ。それよりピンク君、大丈夫ですか??今回も文章はさして難しいくありません。が、文章が流麗で意味段落が掴みづらいと感じるのではないでしょうか?」「まあまあ、そこらへんを理解させるのが先生の腕の見せ所ですよ」「(うざ・・・)では、はじめていきますか」〈ざっくり文章解説〉①人間は死が不可避であることを知ってい