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おはようございます。文武両道、諸芸十八般に通じる万能の人、トリです(社会で通用する実務能力だけは、持ち合わせていません)。花も散って四月も終わりに近づき、新入生、新入社員の皆さんは新しい環境に慣れたころだろうか。せっかく入社入学したのに五月病になって、退社や退学・休学を検討している人もいるかもしれない。学業や仕事についていけず、人知れず悩んでいる人もいるだろう。うろ覚えの記憶で申し訳ないが、昔読んだひろさちやさんの本に、こういう話が書かれていた。外国人が、日本人とは遊びたくな
過去記事2011年夢枕漠の「忘竿堂日記」が新連載されたようだ。彼は釣り人なのかと、フフンと思った。第一話は、私の好きな「中島敦」の山月記と名人伝の二人の主人公について語られていた。「おそらく、人は、紀昌のようにはなれないであろう。しかし、李徴のように夢破れて虎になる」の一節に納得してしまうのだ。少年時代に衝撃を受けた中島敦…変り者の私の決定打とも云うべきインパクトだ
【042】究極(130407)確か起倒流の達人加藤有慶の逸話だったと思う。ある時、不意に襲って来た相手を難なく投げ飛ばす。投げられた方は、「どの様にして投げられたのか、サッパリ解らない」。投げた方の加藤有慶も「どの様にして投げたのか、サッパリ覚えていない」この逸話を体育的(スポーツ的)に解釈すると、「反復トレーニングの成果であり、体が条件反射的に反応した結果だ」となる。武術的な解釈は違う。「何も考えないで、何かをする」と云うのは、達人の境地。中島敦著『名人伝』の主人公は、
どうも!ノリスケです。YouTubeで朗読配信をしています。今回は中島敦(1909-1942)の1942(昭和17)年に発表されたの『名人伝』を朗読しました。少し前に中島敦の『山月記』を朗読しましたが、『名人伝』は作者の生前最後の発表作となった作品そうです。物語は、弓の名手になろうと師に入門し、長い修行の後に弓の奥義秘伝を習得した男の話です。男が師匠から見せられた、矢を放たずに鳥を射落とす究極の射、不射の射を本当に習得したかどうかは定かではありませんが、弓を引かないことで、さらに名声
僕が大学院で研究を始めたときも就職した頃も、"OJT:OntheJobTraining"とは言ってはいましたが、実情は「技術は教えるものではなく、盗むもの」という時代でした。すなわち、教える側は何もしないのが基本でした。そんな中、僕は「中島敦_名人伝」の弓の名人の話を思いだしていました。さて、この本を昔読んで、僕が得たことは。。。「技術は教えるものではなく、盗むもの」の意味することは大前提:技術伝承の主体は、「教わる側で、教える側ではない
※医療従事者の守秘義務を信じて投稿。罹患したのが高二。卒業後、演奏家の道は断念し婚約するも、フィアンセが自死。かつての学舎、相愛附属音楽教室のソルフェ講師時代は、楽器から離れ。36歳で受講した京都フランス音楽アカデミーを機に一念発起。55歳で定位脳手術。主人は京大卒脳神経内科医で神経性疼痛当事者。#局所性ジストニアhttps://t.co/1JMhw6JfrD—林(@rKlBQLn4wHXr3Le)February19,2023想定外の後遺症と対峙すべく、脳梗塞の
何事にも「三」はすわりがいい。ナンチャラの三傑ってよくあるはなし。信長、秀吉、家康蕭何、張良、韓信西郷、桂、大久保無理矢理揃えているきらいもあるが、揃うことでドラマになる。坂の上の雲だって、好古、真之、子規と揃えたから重層的な視座の小説になり得た。このあたりはストーリーテリングの基本的な技法に違いない。名伯楽に恵まれなかった悲運の名馬、、、中島敦アタシの頃にはなかったが、彼の山月記は国語教科書の定番。かかるが故に、知名度抜群となったのは洛陽の紙価高からしめる至りだが、、、、口
今回の作品は、中島敦「名人伝」(12年8月30日放送)。朗読は橋本奈々未。最後の朗読だった。ストーリーテラーは深川。今日紹介する作家は、中島敦33歳でこの世を去った著者の、遺作となった短編小説です橋本による朗読部分までのあらすじ紹介:中島敦「名人伝」かつて、趙(ちょう)という国に、天下一の弓の名人になろうと志を立てた、紀昌(きしょう)という男がいました彼は、霍山(かくざん)という山の頂きに住む、伝説の達人に弟子入し、修行します九
「決める」。でも執着せず「忘れる」こと。の両輪が必要、のような教えをよく見かけますが・・・・・・MACO『決める→忘れるについてのご質問』決める忘れるについてのご質問に回答します。今年初めてMACOさんの手帳を買ってみました。毎日気持ちを書き出して決めることで、気持ちが切り替えられたり…ameblo.jpこの記事は関心のど真ん中でした。読者コメントで、「「MACOさんの今年の(願いがかなう)手帳」を書いていますが、今日書いた(決めた)ことを次の日忘れてしまう。これ
2017年12月15日の記事だが再掲する。再掲を思いたって引っ張り出してみたら、あっとおどろくジャストぴったり4年前。偶然だが運命的である。初出の時のタイトルは「名人伝大滝秀治」きみに贈る映画100選No.004あなたへ2012東宝この映画は高倉健の遺作として知られているが、同時に大滝秀治の遺作でもある。ふたりは映画の後半で絡むのだが、その最後のシーンにおける大滝のセリフについて高倉は、「台本を読んだ時はなんてつまらないセリフだと思
Q:ハンドルを握らない大型二種免許ホルダーの思い・・・A:危険回避Q:二級建築士試験を受けていない一級建築士の思い・・・A:とりあえず屋根を傾けてみるQ:電子マネーが一切使えないマルイの食品売り場の思い・・・A:エポス(意味:新時代)…一周回って、もう諦めてくれないか…?極めるとこうなんのかな…?名人伝-Wikipediaja.m.wikipedia.org
多分、高校以来の山月記。中島敦「李陵・山月記」・山月記・名人伝・弟子・李陵久々の山月記。昔より悲しみを感じた。今の私には名人伝から李陵までが面白かった。昔の言葉、知らない言葉がぼんぼん出てくるが、書き方か?風景や人物が頭に創造性しやすく、気付いたら読みきっていた。次は注釈をもっと活用しながら読みまする。読了。Instagramの書棚はこちら↓
今回の拙著のデザイナーのXさんに薦められて、作家中島敦さんの作品を拝読しております。3か月前に『山月記』を読み終わり、ここ数日で『李陵』、『名人伝』、『文字禍』、そして現在、『光と風と夢』を拝読中です。どの作品も、切れ味抜群の、触るとケガしそうな素晴らしい短編小説ですよね。こういうシャープな小説は本当に大好きだなぁ。思えばここ1週間は、歯科医院を除けば、誰とも対面で会わず話さず、『新宿スワン』、『新宿スワン2』、『仁義なき戦い』、『孤狼の血』と切れ味抜群の、触るとケガしそ
誰もが知っている国民的作家。かれの「山月記」とかは、教科書に採用されていますし、ろくでもない国定教科書採用云々でなく、、、、ウィキペディアの作風解説によれば...中国古代武人の苦難と運命戦時下の知識人の孤独と苦悩芸術家の自我と悲劇存在の形而上学的不安哲学的懐疑世界のきびしい悪意...なんとも鬱陶しい文芸評論家の言(^^)家系のことや後年の南洋地域での勤務を基層とする作品(大抵は過度に凝縮されたとしか言いようのない短編小説)が太宗をしめており、、、テーマなりを書けば文芸評論
RecommendedBook一筆珈琲店の本棚にある、お勧めの本をご紹介します~人の気持ちの複雑さや奥行きをひしひしと感じる名作♡~筑摩書房教科書で読む名作山月記・名人伝ほか/中島敦著筑摩書房のウェブサイト。新刊案内、書籍検索、各種の連載エッセイ、主催イベントや文学賞の案内。www.chikumashobo.co.jp
弓のみか大人爺だ神の見ゆ(ゆみのみかたいじんじいだかみのみゆ)ますお意味弓のみか(いや弓も矢も必要ない)(平凡な爺に見える)老師は大人(たいじん)だ神が見えている中島敦「名人伝」の状況を詠んだものです。老師のもとで、弓の修行を終えた主人公紀昌は次のように言います。「至為は為すなく、至言は言を去り、至射は射ることなし」
人前で話すのは好き?苦手?↓苦手。とはいえ職業柄そうも言ってられないこともしばしばです😅▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう紙芝居とかならまあまあいけます
今日、5月5日は、中島敦の誕生日です!以前、ご遺族の方からお送りいただいた資料をご紹介しました。『中島敦のご遺族の方から貴重な資料をお送りいただきました!公開させていただきます!』私は中島敦が大好きです。『山月記』『名人』『弟子』『李陵』などの小説を書いた作家です。NHK「ラジオ深夜便」の『絶望名言』でも紹介し、それが書籍化された『絶望…ameblo.jp(こちらの資料も、今回、改訂版に差し替えました)このたび、また、新しい資料をお送りいただきました!中島敦のご長男の中島桓(た
私は中島敦が大好きです。『山月記』『名人』『弟子』『李陵』などの小説を書いた作家です。NHK「ラジオ深夜便」の『絶望名言』でも紹介し、それが書籍化された『絶望名言2』(飛鳥新社)にもそれが収録されました。その『絶望名言2』を、なんと、中島敦のご長男の中島桓(たけし)さん(87歳)の妻の中島敏枝さん(86歳)がお読みくださって、私宛にお便りをくださいました。とても感激しました!そのお便りの中には、桓さんへの聞き取りによって作成された、貴重な資料も入ってお
気づいたら一月も終わりですね(ˊᵕˋ;)お正月あけてずっとバタバタしてました。やっと書ける……さて、今年一番はやっぱり敦先生の小説がいいな~♡ということで、今日は「名人伝」について書いてみます。前から取り上げてみたかったのです。読んでない方には、興味持ってもらえるように。知ってる方には「そうよね~」と共感してもらえると嬉しいなぁと思います♡…まずどういうお話かというと、趙の邯鄲(かんたん)の都に住む紀昌という男が、天下第一の弓の名人になろう
李陵・山月記/中島敦Amazon(アマゾン)1〜1,980円別のショップのリンクを追加・編集★★★★★先般の宮城谷昌光さんの晏子を読み、無性に中島敦が恋しくなった。山月記名人伝弟子李陵の短編小説四つが含まれており、「名人伝」がダントツ、「山月記」が好きだったが、改めて読むと「弟子」や「李陵」も味わい深い。弟子は孔子とその弟子主に子路の話だが、晏子で孔子がなぜ斉の国や妟嬰に受け入れられなかったか?を読んだばかりなので「反面調査」の様で面白
■外部リンク:CNETJapan「DNP、文章のレイアウトで読むスピードが向上する「読書アシスト」の実証実験を開始」(2020/7/13)DNP、文章のレイアウトで読むスピードが向上する「読書アシスト」の実証実験を開始大日本印刷(DNP)は資本提携している日本ユニシスと共同で、目線の動きを誘導するようなレイアウトを自動的に行うことにより、文章の読みやすさを高める技術「読書アシスト」を活用した実証実験を開始。無料の青空文庫の小説を変換後のレイアウトで閲覧できる特設サイトを期間限定で開設した。ま
今週神戸新聞に掲載された老舗の瓦せんべい屋さん「久井堂」に立ち寄って(割とよく利用しています)http://www.kawarasenbei.com/野球カステラを買いました。ここで野球カステラを買うのは初めてです。(いつも瓦せんべいを買うもので)「神戸新聞見ましたよ。野球カステラの」https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/202003/0013217424.shtmlおかみさんはにっこりして「ありがとう」こういう雰囲気の鍼灸院にした
蝦読は私の拙い「読書感想文」の記事です。書評のつもりは全くございません。記事内は敬称略ですのでご了承を。また、なるべく大きなネタバレをしないようにするつもりですが、ネタバレになっていたら目を瞑ってくださるとありがたいです。中島敦著『山月記・李陵』ちくま日本文学12『中島敦』若くして世を去り、死後評価の高まった中島敦の代表作をまとめた短編集。『山月記・李陵』は表題の2作のほか、「木乃伊」「文字禍」「名人伝」「弟子」「斗南先生」が収録されています。ちくま日本文学の方は重複し
日本人なら必ず知っていたいみっつのセブン。七福神、春秋の七草。その頂点に立つセブンがこれだ。きみに贈る映画100選No.047七人の侍1954東宝七人の名。それを演じた俳優の名。そしてそれぞれの名セリフぐらいは、日本人なら知っておかねばならぬ。私がこの映画を最初に観たのは高校生のときだ。初公開からすでに二十数年。初見は映画館だったが、やがてVHSでDVDで、何度もなんども見返すことになる。私は本をあまり読まない。それは読む本のタイト
山月記(スラ読み!現代語訳名作シリーズ)1,512円Amazon(2014年8月発行)「山月記」に続いてこの本に収められているのは「名人伝」と、「李陵」です。「山月記」は、中国の古い伝奇小説「人虎伝」を素材としているそうです。「名人伝」も、中国の古典を題材としています。…天下第一の弓の名人を目指す紀昌の厳しい修行と師弟関係。やがて到達した達人の無為の境地。無為は偉いようでもあるし取るに足らない人のようにもみえる。弓の名人なのに、弓を忘れてしまった…
朗読一座まほろばVOICEの朗読動画、もう一本公開しておきました!蜘蛛の糸の方は登場メンバーが少なかったので、もう一本!!こちらも昨年の公演音源です。中島敦の「名人伝」!!文体は漢文調で難しげなのですが、よく聞くと、描かれている場面が、なんとコミカル!!まるで漫画のようだと先生もおっしゃっておりまする。これで前回までのメンバー全員が出揃いましたのでよろしくお聞きくださいませー日々精進!!どら
山籠りをしたときも、習慣で朝夕の座禅をしていましたり。ときには、満月の月光を浴びながら、樹木の下で結跏趺坐をしていました。1日掌に乗る玄米とギリギリの食事をしながら、昼間は山道を駆け抜け、武術的な鍛錬をしていました。山籠りも頂点を迎える頃、ある晩のこと、月を斬りました。ふと、中島敦の名人伝を思い出していました。合気道の師範になるなど、まるで想像もしていなかった頃の話です。◆合気道S.A.越谷・春日部にご関心をお持ちになられた方は、是非、稽古の見学をされて下さい。◆また、合気道は体