ブログ記事60件
1000ピースのジグソーパズルや25✖️25の数独に超集中した時間の濃さが忘れられず、張り合いを無くして何だかしょんぼりしている台風も心配で落ち着かない・・・また断捨離に復帰し捨てログを書き始めたり、興味を持った本や、図書館の順番が回ってきた本、娘から借りて、読んでいなかった本、などを片っ端から読んだりしている。生きていくうえで、かけがえのないこと若松英輔版に続いて、吉村萬壱版も読んでみた。エピソードが豊富で、これはコレで面
皆さんこんばんは。今夜は比較的涼しいと感じるのは私だけ?もう音頭を感じる機能がおかしくなっているのかもしれないです。さて恒例の夜中の本紹介。「CF」吉村萬壱問題作と言うか吉村さんにしか書けない世界観の作品が多い稀有な作家さん。しかも今作は大好きな花村萬月&尾崎世界観が書いてる!もうこれは読むしかない作品です。さてどうでしょうか?物語は近未来の日本。罪の責任を取る必要がない(無化)を開発した超巨大企業CF(CentralFacto
全裸に快感を覚える主婦、仙人のような風体で自宅に引きこもっている男性、小学生4人の女の子、宗教的な合宿に参加するギャル、潔癖症の妻を持つ男など、みんなそれぞれに悩みを抱えつつ、必死になって生きていこうとしていた。ときには街の喧騒から離れて自分の存在を消したくなるものだ。街のほぼほぼ傍にあった「死角」(墓地)に身を寄せたくなる気持ちが、みんなから伝わってきたのは良かったと思う。また、吉村さんは、情景描写が上手かったからまた機会を見つけて別の作品も読みたい。188P地下道から出ると
「ハリガネムシ」吉村萬壱著文春ウェブ文庫高校の倫理教師慎一と風俗嬢のサチコが行くところまで行ってしまう物語です。慎一は倫理の教師ですが、「倫理の教科書には、あたかも国連が正義の使者のように扱われているが、しかしこの世の悪を根絶するという発想そのものがナンセンス極まりないと思った」という考えを持っています。彼にとって、世界は欺瞞に満ちているものなのかもしれません。表面は美しいけれど、それはプラスチックのようにツルツルで表情のないものと写っているのではないかと、僕は感じました。とて
臣女(おみおんな)吉村萬壱/徳間文庫↑スペシャルバージョンのブックカバーこの色合いにつられて手に取りましたオリジナルカバーはこちらです↓ネタバレにならないよう注意して書きますが先入観なしに本書を読みたい方はここから先は読まないでくださいね私「夫婦愛」の小説に惹かれるんですしかし読み始めてすぐに気づきました…「こっこれは…飲食しながら読めない本ではないか」巨大化した妻の排泄物の描写が凄すぎて読むのを断念しようと思うこと数回しかし…「涙なしには語れない」「究極
寄り添うのだ。よしよしヾ(・ω・`)もちろん自責でもなく叱咤激励でもなく。転々流転の断片めも§076■ムリスンナよしよしヾ(・ω・`)■人間関係に縛られない自由?孤高?ま。独立独歩的なモンに憧れながらこんなブログを書き続けてゐるって時点でアウトなんだらうナ..ウフフ■半端モン■だって半端モンだらう。ゼロもんや100%モンは単なる概念であって。世界のすべては半端モンでせう?あるいは完全無欠のエネルゲイア❓ぶら図書館■吉村萬壱『哲学の蠅』病院
吉村萬壱「臣女(おみおんな)」(2014年)という文庫本を読み終えた。私は、少し読んだ時点では、カフカ「変身」という超名作を彷彿とさせる物語だと思った。日々、少しずつ身体が巨大化し(徐々に成長し、5メートルくらいまで)、細かい動作や言動が不自由になってゆく妻を、出来るだけ家の外には出さず、近所の誰からもこの奇怪な姿を見られないよう、知られないように配慮しながら、根気強く妻の食事や排せつの世話に孤軍奮闘するという珍しい設定のお話。そういう妻との共同生活の中で特に目立ったのは、何といっても
残り「ミステリー以外」2冊。「虚談」京極夏彦「談」シリーズ。「幻想・怪奇系」短篇集、全9篇。虚構、虚言などの「虚」という事で、今までと違い「作為的に曖昧さを壊す」みたいな感じの話が多く、個人的にはノリきれない作品もありましたね。「虚実」入り混じる「存在・実体」「事象」「記憶」にジワジワっと「不穏感」は掻き立てられたけど、前回の『鬼談』(内容も結構覚えてもいる)と比べる
吉村萬壱『ハリガネムシ』文春文庫『ハリガネムシ』吉村萬壱|文庫無性に酷いことがしてみたくなる……禁断の受賞作愛ではない。堕落でもない。あの女からもう一つの世界を知った、それだけ。身の内に潜む「悪」を描き切った驚愕の芥川賞受賞作!books.bunshun.jp部屋に出たカマキリを戯れにつついて怒らせ、鎌を振り回すそれの頭を手慰みに指で吹き飛ばすと、腹からハリガネムシが這い出してくる。悍ましい内臓に潜む化け物はカマキリの中だけでなく、ひょんなことから部屋に居着いたソープ嬢のサチコを壊し
文系講師マゴメです。懸案になっていた合格体験記、書いていただけることになりました!「いやー、催促しちゃったみたいで」「思い切り催促してるけどね」メールが読まれてなかったようで、申し訳なかったです、はい。さて私は、吉村萬壱さんをツイッターでフォローしているわけですが、吉村さんのツイートに何度か出てくる、無駄づくりハイライトWastedcreationそろそろ無視できない感じになってきました。藤原麻里菜さんですね、面白いので。最初に見たのは
なんだろうこの小説は。ディストピアか?モチーフは池袋暴走事故、例の上級国民のそれだったり、今も赤木雅子さんが裁判で闘っている森友決裁文書改竄訴訟だったりしているが、、なんとも後味が悪い国民が馬鹿だから、国が思う通りに富をわがものにしている、というような絵なのか。。当たっているだけに悔しいというか気持ち悪いというか世間を知らない、地方に住んだこともなく、何の苦労も知らないばか世襲議員と、正解だけを求めてひたすら偏差値秀才で官僚上がりの議員。天下りのことしか考えない官僚。どち
皆さんこんばんは。恒例の夜中の本紹介。「ヤイトスエッド」吉村萬壱独特の世界感を小説にする吉村ワールド。読む人によっては気分悪くなる作品も多々あります。世間的に話題になった巨大化する妻を描いた(臣女)や、2020年のマイベストテンに入れた(前世は兎↓)など。不可思議な世界は追求すると現実に近くなる(「前世は兎」吉村萬壱)|「天に月、地に山」愛知・豊橋で日本酒なら(ameblo.jp)兎に角賛否両論ある作品だけど、嵌ると珍味みたいで、また読み
CFAmazon(アマゾン)1,683円僕は若い頭頸部がん若い末期がん若い転移がん、、そしていま再発、、白色病変白斑病変前がん病変白板症も、、、吉村萬壱CF読んでるよCFAmazon(アマゾン)1,683円
CFAmazon(アマゾン)1,683円ゾカレすべて無化する、、、こころ❤️安らかに、、CF、、、、、巨大な煙突医療過誤🩺無化できる、、、CF、、、すべて無化できる!CF、、、、、ぐるぐる攪拌して無化する、、、、CFAmazon(アマゾン)1,683円
やべ読んだ内容忘れちまうっ2go!だよ。「CF」多分、五本の指に入れてる吉村萬壱。少し前に戸梶圭太を読んだせいか、吉村か?戸梶か?読んでて迷う。この2人世界感が似てるんだよなぁお話の方はCFという全ての責任をチャラにしてくれるという会社を中心に展開していく話。面白いんだけど個人的には吉村萬壱に社会性はあまり求めていない。「奔流の海」最近読んだ伊岡瞬の中では最も良い読了感を得ました。序章で起きた事をきっかけに2人の若い男女の話が交互に進行していきます。本作も起承転結がハッキリし
南区通町にある味噌らーめん屋。冷やし系もシーズン終盤となってきたので、ターゲットメニューを回収しに、ウォーキングがてら初訪主力メニュー。シルナシスト兼ヒヤシニストである俺の選択は当然「冷やしみそラーメン(950円)」サーブされた水と備え付け調味料。追加サーブされた刻みタマネギとニンニクオイル。で、登場。※かなり冷えていた♪スープ。麺リフト。※意外と弾力があるタイプだった備え付け調味料、全トッピング。追加サーブ調味料、全トッピング。追い焦しガーリックチップ♪完食。
吉村萬壱さんの「CF」を読みました。吉村萬壱さん、今年6月の作品。2003年、芥川賞受賞した「ハリガネムシ」は読めてないのですが💦この「CF」は好みの作品だったので、読んでみようかなぁ。お話は、、罪を犯しても責任を取る必要がない“無化”を行ってくれる超巨大企業・CentralFactory。加害者のみならず被害者の苦しみを取り除いてくれる夢のような技術を持ち、世を平穏へと導いている。が、それに疑問を持つ男がひとり。男はCFへのテロを計画していた。。。面白かったです‼️何も
昨日は、Peatixによる三田文学主催の「新人賞、実際どんな小説がいいの?」のイベントに、ZOOM参加しました。織田作之助青春賞の選考委員三人、柏木治(関西大学名誉教授)、堂垣園江(作家)、吉村萬壱(作家)に加えて、三田文学編集部の岡英里奈さんが司会での鼎談でした。なんと参加料は無料でした。とても良かった。三田文学に、織田作之助青春賞の選考会の報告と同趣旨のもののはずなんですが、誌上に載るよりも面白かったです。(多分、また「三田文学」誌上で、特集報告されるんでしょうが)
「私たちのルーツは暗闇の中にあります。大地が私たちの国なのです。どうして私たちは祝福を求めて天を仰いだりしたのでしょう?ー周囲や足下をみるのではなく?私たちの抱いている希望はそこに横たわっています」「目をくらませる明かりの中ではなく、栄養物を与えてくれる闇の中で、人間は人間の魂を育むのです」〜アーシュラ・K・ル=グウィンいきなりル=グウィンの言葉から始まり、これはいったい何事か、中学時代にタイムスリップしたのか、SF研究会に復帰したか、もし
この前爆買いした本の中の1冊哲学の蠅[吉村萬壱]楽天市場2,200円誰かの本を読んだ時、この作家と本のことが出てて、読みたい本登録してたのね。名前さえも知らなかった作家の本が、初めて読んだ作家の自叙伝という初めてづくしだった。昨日読み出して、今日読み終えてしまった笑引き込まれ一気に読んじゃった。めちゃめちゃ揺れた。大揺れだわ。でもね、自分の中に空白産まれるよ。人間が実体のない見えないものに、いかに縛られ生きてるかを痛感するよ。思わず無地のノート買った。おやすみ日
第5052回「2021年向後賞文学賞発表!」大賞は最近の作品から、特別賞は10年以上前の作品、あるいは、最近亡くなった作家さんの作品の中から選んでおります。第7回2021年の受賞作は、3作品。受賞作、及び受賞理由は以下のとおりです。大賞受賞作「ボラード病」吉村萬壱著文春文庫海塚市の人々は皆善良です。災害があったあと、人々の絆は逆に強くなり、共同で海の清掃活動をして、みんなで特産の海鮮丼を食べるのが楽しみになっています。「結び合い」は、海塚のキャッチフレーズです。安全で美し
吉村さんの新作です。「哲学の蠅」には自伝的要素があるようです。「分かり切った(と思い込んでいる)日常の持つ退屈さに対して、日常性そのものに驚愕し、日常性の分からなさに瞠目することは実に愉快で、しかもその哲学そのもがよく分からないときては、それはもう半ば自棄(やけ)っぱちの面白さだった。」『哲学の蠅』の一節ですが、彼の作品を読むとき、私はこの「自棄っぱちの面白さ」を感じます。それが魅力です。
第4848回「「ボラード病」吉村萬壱著文春文庫」読み終わったとき、思い出したことがありました。それは、東日本大震災から1年ほど経った頃に参加したある講演会で、講師が「絆が大切なんです!心の傷をいやすには、絆しかありません!」と、興奮気味に語っていた時の場面です。「絆」という言葉以外の内容は全くはいってきませんでした。僕は、その会場に居たのですが、どこか別の場所から、その講演会会場を眺めているような感じがしたものです。「絆」という言葉が、とても空虚に聞こえました。同じような感覚
こんばんは!意外なことに読書レビューも書いてますしゃちょたまです。書名:ボラード病著者:吉村萬壱発行所:文藝春秋(文春文庫Kindle版)読了日:2021年3月16日(火)【あらすじ】B県海塚(うみづか)市に母親と二人で暮らす小学五年生の恭子。母は神経質で常に隣近所の目を気にしている。母子の住む海塚は、過去の厄災から蘇りつつある復興の町。皆が心を一つに強く結び合って「海塚賛歌」を歌い、新鮮な地元の魚や野菜を食べ、港の清掃活動に励み・・・そして、同級生が
著者:吉村萬壱内容:ある日突然、世界のすべてが変わる。蜘蛛女、巨女、シマウマ男に犬人間…地球規模で新たな「進化」が始まる。究極のグローバリゼーション?新しい人類の始まり?「巨大な塊がクチュクチュと身をよじらせて、バーンと爆発する」。小説界を震撼させた、芥川賞作家、驚異の文学界新人賞受賞作。単行本未収録作品併録。(「BOOK」データベースより)吉村萬壱さんは一般的にはそこまで有名ではないでしょうか?笑。自分も「臣女」という作品しか読んだ事がありませんでしたが。でもまあ、本
2021年初の読破本は吉村萬壱さんの「臣女」夫の不倫をきっかけに妻がどんどん大きくなっていく。骨を軋ませ、不明瞭な言葉を発しながら。家に隠そうとするも、周りには我が家を監視する隣人や私事を詮索してくる同僚達。本読んでるのに臭いが出てるような感覚になります。何回か本を閉じながら、何とか読み終わりました今年は何冊読めるかなぁー!
吉村萬壱『ボラード病』吉村萬壱「ボラード病」書評寓話を超えて迫り来るリアル|好書好日好書好日(こうしょこうじつ)は、ライフ&カルチャーを貪欲に楽しみたい人におくる、人生を豊かにする本の情報サイトです。映画や美術、食などをもっと楽しむための本の紹介から、朝日新聞の読書面に掲載された書評まで、あなたと本の出会いをお手伝いします。book.asahi.com過去に大災厄が起きたらしいある街で、「復興」を紐帯とした同調圧力の高まりが、ある母子家庭に表れる。一見鈍そうな主人公の女の子。しかし、物語
昨日の続き、12月、アナが注目している試合です10日のダイナミックはメインのSライトのタイトルマッチが気になります✨実は永田さんの試合って観たことがないので、どんなボクサーなのか何となくしか知らないんですけど、近藤さんは結構好きなボクサーです✨ボクモバには両者好戦的って書いてあったけど、アナのイメージでは近藤さんは好戦的というよりなんて言うか技術があって端正なボクシングって印象なんだけど。パワーと技術がぶつかる試合は大好物です。どんな試合になるか楽しみこれは後日、深夜放送がありま
第3回阿波しらさぎ文学賞受賞作が蕪木Q平『あまいがきらい!』に決定しました。詳しくはコチラ。