若き日はピアノのヴィルトゥオーゾとして、ヨーロッパ各地を巡り、絶大な人気を博したフランツ・リスト。その後は多くの女性と浮名を流し、ヴァイマールの宮廷楽長に就任。作曲の傍らワーグナーやシューマン、ベルリオーズらのオペラを演奏し話題となります。その後ローマへ移住し、聖職に身を捧げながら、深い精神性を持つ晩年の作品群を生み出していきますが、しかしなぜ聖職だったのでしょうか。リストは、11歳の頃、死地をさまようような高熱に襲われたものの、聖母マリアへの感謝を捧げたおかげで奇跡的に回復したことにより、生涯