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今年もやります、司法試験過去問答練ゼミ。昨年度からの最大の変更点は、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、通信(添削あり・なし)クラスのみの実施になることです(講義については、事前収録の解説講義を配信します。添削は、例年どおり、私が全て担当します。)。これに伴い、第1クール、第2クールという概念を廃止し、全体で各科目について3年度分(合計21問)を扱うことになります(後述のとおり、事前講義で各科目1年度分を扱うので、これと合わせると4年度分(合計28問)になります。)。通学クラス
1.公法系第1問(平成30年公法系第1問)⑴明確性の原則・徳島市公安条例事件判決(最大判昭50.9.10),札幌税関事件(最大判昭59.12.12),広島市暴走族追放条例事件(最判平19.9.18)岐阜県青少年保護育成条例事件(最判平元.9.19,特に伊藤補足意見)⑵知る自由・よど号ハイジャック記事抹消事件(最判昭58.6.22),岐阜県青少年保護育成条例事件(特に,調査官解説,伊藤補足意見),「とらわれの聴衆」(最判昭63.12.20伊藤補足意見)⑶職業の自由・薬事法違憲判決
更新するの忘れてました。遅くなってすみません。1.刑事系第1問(令和元年刑事系第1問)⑴設問1・詐欺罪の成否(「人を欺」く行為,財産的処分行為の意義,最判昭26.12.14,金沢地判平25.8.25,京都地判令元.5.7)・窃盗罪の成否(「他人の」の意義,情報の財物性(東京地判昭59.6.28),「窃取」の意義,故意,不法領得の意思)⑵設問2・事後強盗罪の法的性質,65条の解釈,承継的共犯・共同正犯の成立要件(最判昭26.9.28,仙台高判昭31.9.29)・事後強盗罪の
1.民事系第1問(平成28年民事系第1問)⑴設問1・親権者と子の利益相反行為(826条1項、最判平4.12.10)・親権者の代理権の濫用(107条1項、最判昭42.4.18)・無権代理と共同相続(113条1項、116条、最判昭37.4.20、最判昭40.6.18、最判平5.1.21)・94条2項類推適用(最判昭29.8.20、最判昭45.9.22、最判昭43.10.17、最判平15.6.13、最判平18.2.23)⑵設問2・動機の不法(90条、大判大9.5.28、大判昭13.3
1.公法系第1問(平成20年公法系第1問)⑴委任立法・委任立法の可否(特に、猿払事件(最大判昭49.11.6)大隅ら反対意見)⑵明確性の原則・徳島市公安条例事件判決(最大判昭50.9.10)、岐阜県青少年保護育成条例事件(最判平元.9.19、特に伊藤補足意見)⑶法令審査・岐阜県青少年保護育成条例事件(特に伊藤補足意見)、第三者所有物没収事件(最判昭37.11.28)、よど号ハイジャック記事抹消事件(最判昭58.6.22)、北方ジャーナル事件(最大判昭61.6.11)⑷処分審
1.刑事系第1問(平成26年刑事系第1問)⑴甲の罪責・不真正不作為犯の実行行為性(最判平17.7.4),実行の着手時期・不真正不作為犯の条件関係(最決平元.12.15),因果関係(特に,大阪南港事件(最決平2.11.20)との事案の相違)・中止犯の成否⑵丙の罪責・共同正犯の成否(特に,片面的共同正犯の成否)・単独正犯の成否(特に,正犯性)・幇助犯の成否(特に,片面的幇助の成否,不作為幇助の実行行為性,不作為幇助の因果性(札幌高判平成12.3.16))⑶乙の罪責・住居侵入
1.民事系第1問(平成23年民事系第1問)(1)設問1・転用物訴権(最判昭45.7.16、最判平7.9.19)・詐害行為取消権(424条、424条の3)の要件解釈(特に「債権者を害することを知ってした行為」の解釈)(2)設問2・履行不能解除(542条1項2号)の要件解釈(特に、「債務」の内容(最判平11.1.29)、「不能」の判断方法)(3)設問3・工作物責任(717条1項)の要件解釈(特に、「土地の工作物」、「瑕疵」、「必要な注意」の意義)・最判平19.7.6、福岡高判
1.公法系第1問(平成25年公法系第1問)⑴デモ行進に対する不許可処分・デモ行進の自由に対する憲法上の保障(「表現」ないし「集会」(21条1項)の意義)・「自由」権の内容(吉祥寺駅構内ビラ配布事件(最判昭59.12.18)伊藤補足意見)・デモ行進の自由の価値(二重の基準論、自己実現・自己統治、成田新法事件(最大判平4.7.1)、東京都公安条例事件(最大判昭35.7.20))・デモ行進の自由に対する制約態様(北方ジャーナル事件(最大判昭61.6.11)、内容規制、猿払事件(最大判昭49
第1刑事系第1問(平成25年刑事系第1問)・「逮捕」・「監禁」(220条)の意義、逮捕・監禁罪の保護法益・早すぎた構成要件の実現の処理(最決平16.3.22、調査官解説も)・建造物等以外放火罪(110条)の要件解釈(特に「公共の危険」の意義(最決平15.4.14、調査官解説も)及び公共の危険の認識の要否(最判昭60.3.28、調査官解説も))・間接正犯と途中知情の処理(特に、間接正犯の成立要件、間接正犯の実行の着手時期、「教唆」(61条1項)の意義、抽象的事実の錯誤)・共同正犯の成立
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。第1クールに引き続き、復習のポイントを書いていきたいと思います。第2クールから受講の方もいらっしゃると思いますので、第1クールのときにも書いた注意事項も再掲しておきます。第1注意事項1ご提出いただいた第2クール民事系第1回の答案につきましては,全て添削を終え,返却を始めています。ご案内にもありましたとおり,ゼミでは紙ベースでの答案返却はいたしませんので,オンライン添削システムの方で添削済み答案と採点結果はご覧ください。2添削
1.公法系第1問(平成23年公法系第1問)⑴全体・大島義則「憲法ガールRemakeEdition」19頁乃至38頁⑵文面審査・徳島市公安条例事件判決(最大判昭50.9.10)⑶法令審査・東京地判平15.9.9(船橋市西図書館蔵書破棄事件判決(最判平17.7.14)の第一審判決、特に原告らの主張)・「宴のあと」事件第一審判決(東京地判昭39.9.28)、早稲田大学事件(最判平15.9.12)・博多駅事件判決(最大決昭44.11.26)⑷処分審査・泉佐野市民会館事件判
令和元年司法試験合格者の声(講座別)が公開されましたので、私が担当する各講座について、紹介させていただきます。ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。また、改めて合格おめでとうございました。※司法試験過去問答練ゼミのご購入は→こちら※令和元年司法試験合格者の声(全体)は→こちら「直接講師の添削を受け,質問を受けることができるのみならず,周囲のゼミ生の答案もチェックして比較でき,学習の方向性の良し悪しを見る目を養うことができました。また,渡辺講師によるソクラテスメソッド型の
1.刑事系第1問(平成27年刑事系第1問)⑴甲の罪責・建造物侵入罪(130条前段)の成否→最決平19.7.2・業務上横領罪(253条)又は窃盗罪(235条)の成否→占有の判断方法、情報の財物性・強盗致傷罪(240条前段)又は窃盗罪・傷害罪(204条)の成否→最判昭45.12.22、窃盗罪の保護法益(井田良「講義刑法学・各論」196頁乃至206頁、最決平元7.7)、誤想(過剰)防衛の処理(正当防衛の要件解釈)⑵乙の罪責・共同正犯(60条)の成立要件→前回の復習(橋爪
1.民事系第1問(平成25年民事系第1問)⑴設問1・保証契約に基づく保証債務履行請求権の要件事実,代理の要件事実・446条2項の趣旨(東京地判平21.10.29,東京高判平24.1.19)⑵設問2・履行補助者の行為についての債務者の責任(潮見佳男「民法(債権関係)改正法の概要」67頁乃至68頁,潮見佳男ほか「Before/After民法改正」115頁,筒井健夫「一問一答民法(債権関係)改正74頁乃至75頁)⑶設問3・「必要費」(608条1項)の意義,発生要件・相殺(505条
第1クール公法系第1回の添削が終わりましたので,例により復習のポイントを書いていきたいと思います。1公法系第1問(平成19年公法系第1問)⑴全体・大島義則「憲法ガールRemakeEdition」137頁乃至168頁⑵文面審査-「法律と条例の関係」(出題趣旨)・徳島市公安条例事件判決(最大判昭50.9.10。特に,同判決の示した下位規範)⑶法令審査-「人権の保障と民主主義の関係」(出題趣旨)・B教団にとっての「攻撃対象」は何か(何が邪魔か),それがどのようにB教団の自
第1クール刑事系第1回の添削が終わりましたので(明日以降返却されると思います)、前回に引き続き、復習のポイントをざっと書いてみたいと思います。なお、復習にあたってですが、①なんとなくの自己評価→②自己採点→③自己採点と採点結果との照らし合わせというプロセスを踏んでみてください(②自己採点の仕方ですが、他の人の採点基準をDLして、点数の部分を消せば、まっさらな採点基準が手に入ります)。このあたりは、司法試験型答練のガイダンス動画で喋っていますので、併せてご覧ください。動画は→こちら(34:
第1お知らせ1ご提出いただいた第1クール民事系第1回の答案につきましては,全て添削を終え,返却を始めています。ご案内にもありましたとおり,ゼミでは紙ベースでの答案返却はいたしませんので,オンライン添削システムの方で添削済み答案と採点結果はご覧ください。2添削コメントを基によく復習されてからゼミに望むと効果的かと思います(時間には余裕があると思いますので,解き直しを強くお勧めします。そのために早めにお返ししました。)。また,採点結果一覧をアップロードする予定ですので,優秀答案を見
司法試験過去問答練ゼミ第1クールの受講生から、受講生の声をいただきました。1名の方のお声を以下にご紹介させていただきます。また、他の受講生の声もこちらで紹介していますので、受講をご検討中の方は参考にしてみてください。現在第2クール受付中です。ゼミ合格率100%を目指していますので、確実に受かりたい方、上位合格したい方、あらゆる方のご参加をお待ちしております!※お申し込みは上記のリンクよりお願いします。なお、第2クールのスタートは1/7(日)からですが、答案提出期限は12/24(日)とな
こちらも少し前の話になりますが、標記講座のサンプル動画&サンプル資料が公開されました。扱っている問題は平成20年度公法系第2問になりますので、一度答案を書いた上でご覧になってみてください。なお、第1クールは既に1週目を終え、次回から2週目に入りますが、今からでもご参加いただくことは可能です(過去分につき添削はできませんが、ゼミの映像や資料はご覧いただけます)。また、第2クールからのご参加をご検討中の方も、是非ご覧ください。サンプル資料はこちら。サンプル資料はこちら。
先日のブログでお知らせした司法試験過去問答練ゼミに関するガイダンス動画を公開しました。ゼミの内容や特徴、狙いについてお話ししています。ご受講をご検討中の方は、是非ご覧ください!
連日のお知らせで恐縮ですが、過日、標記講座をリリースしました。来年度の司法試験合格を目指す方を対象に、司法試験論文式試験の過去問について、ゼミ形式で、1クールあたり3年度分(計21問)を潰すことのできる講座です。通学クラスは各クール先着16名で198,000円(税込)、通信クラスは各クール59,800円(税込)となっています(通信クラスは定員なし)。本講座では、一人一人の答案について添削・コメント(通学クラスに限ります)することはもちろん、全受講生の答案・評価表(匿名加工いたします)