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ランクAの下母のいない親子3人家族の一人娘の恋を絡めての成長物語です。若尾文子の名演技が出色です。年頃の女性の、恋心を含む心の機微、喜怒哀楽を見事に表現して素晴らしいです。吉永小百合は大女優かもしれませんが若尾文子は名女優です。健康的な明るさと色気が画面から発散しています。そして、この映画の大きな魅力の一つは若尾文子が着ている素敵な着物です。着物柄と帯、帯締めなどどれをとっても絵になっています。考えて
東京に住む「きやんちゃん」、雪子(山本富士子)から届いた手紙には支度金のことは何も書かれておらず、「こいさん」、妙子(叶順子)は不満に思う。彼女はその日のうちに東京へ発つ。*****東京。こいさんの名義になっているカネはないと鶴子(轟夕起子)が雪子に言う。夫(信欣三)は洋裁店はあきらめて人形と舞を勉強してほしいと言っていると鶴子。「兄さんにこいさんの自由を束縛する権利があるやろか」と言う雪子は、こいさんが待っている外苑まで行く。生活が苦しいから自分名義のカネがないと嘘を言っているのだとこい
阪急芦屋川駅近くにある分家を訪ねてきた三女の雪子(山本富士子)には本家とともに東京へ転居する話があるが、気乗りがしないと彼女が「なかあんちゃん」と呼ぶ次女、幸子(京マチ子)に相談する。幸子は、そんなことよりと言って雪子に見合いをすすめるが、「考えとくわ」と雪子。本家に長姉、鶴子(轟夕紀子)を訪ねる幸子。鶴子は東京への引っ越し準備に忙しい。蒔岡家は大阪の商家だったが、いまは商売をたたんでしまい、転居を機に鶴子は本家を売却して父の残した借金を返済したのだ。鶴子の夫、辰雄(信欣三)は婿養子で、すで
「細雪」1959年1月14日公開。山本富士子、京マチ子らの共演による谷崎文学の映画化。脚本:八住利雄監督:島耕二キャスト:鶴子:轟夕起子幸子:京マチ子雪子:山本富士子妙子:叶順子辰雄:信欣三貞之助:山茶花究奥畑:川崎敬三板倉:根上淳橋本:菅原謙二野村:船越英二奥畑のばあや:浦辺粂子玉置校長:三宅邦子三好:北原義郎陣場氏:春本富士夫陣場夫人:村田知英子おさく:瀧花久子光子:川上康子お春:藤田佳子チャイカのマダム:穂高のり子あらすじ
ラピュタ阿佐ヶ谷若尾文子映画祭大映〈プログラムピクチャー〉の職人監督と製作:大映監督:瑞穂春海脚本:長瀬喜伴樫村三平撮影:中川芳久美術:仲美喜雄音楽:山内正出演:本郷功次郎若尾文子叶順子三木裕子水谷八重子ハナ肇根上淳高松英郎伊志井寛1961年9月15日公開銀座界隈で名の知れた仕出し弁当屋の「弁金」の女主人らく(水谷八重子)は、息子の大吉(本郷功次郎)を立派な小説家にしようとお稲荷さんに願をかけていました。それは、らく
「黒蜥蜴」「黒蜥蜴」オープニング:京マチ子が踊る!1962年3月14日公開。京マチ子主演のミュージカル映画。キャッチコピー:「七つの仮面をもつ黒蜥蜴と名探偵明智小五郎の一騎打ち!」原作:江戸川乱歩戯曲:三島由紀夫脚本:新藤兼人監督:井上梅次キャスト:黒蜥蜴(緑川夫人):京マチ子明智小五郎:大木実雨宮潤一:川口浩岩瀬早苗・桜山葉子(二役):叶順子岩瀬庄兵衛:三島雅夫岩瀬夫人:目黒幸子ひな夫人:緋桜陽子北村:杉田康松吉:中条静夫あら
『黒の試走車』(くろのテストカー)映画トーキー95分白黒昭和三十七年(1962年)七月一日封切製作国日本製作言語日本語製作会社大映東京配給大映企画中島源太郎原作梶山季之脚色舟橋和郎石松愛弘音楽池野成撮影中川芳久美術山口煕録音渡辺利一照明泉正蔵スチル大葉博一出演田宮二郎(朝比奈豊)叶順子(宇佐美昌子)船越英二(平木公男)白井玲子(平木愛子)高松英郎(小野田透)目黒幸子(小野田久子
3月18日生まれの歌手フランク永井因幡晃西野カナ井沢八郎黒田俊介(コブクロ)idom小池朝雄曽我町子オススメ曲は…RECORDSHOPフランク永井「好き好き好き」1959年発売のヒット曲作詞佐伯孝夫作曲吉田正1960年公開大映映画『セクシー・サイン好き好き好き』の主題歌川口浩・野添ひとみ・叶順子・宮川和子出演のラブコメディー映画ざっとあらすじは…川口浩をめぐって野添・叶・宮川の3人が好き好き好きとモー
「痴人の愛(1960)」1960年4月17日公開。船越英二と叶順子が主演した第2作。原作:谷崎潤一郎「痴人の愛(1960)」監督・脚本:木村恵吾キャスト:船越英二:河合譲治叶順子:ナオミ田宮二郎:熊谷正雄川崎敬三:浜田裕太郎石井竜一:関口竜三大川修:中村三郎あらすじ:他人からは木石の典型のように思われている河合譲治にも秘密があった。ナオミである。池袋のアルバイト・サロンで彼女をみつけてから、収人のすべてをそそいで今日のような魅力
4月の私の映画鑑賞では2度の岐阜への“プチ遠征”がありました。その遠征の目的は、いずれも岐阜・柳ケ瀬の“昭和の映画館”ロイヤル劇場での旧作日本映画の鑑賞です。土・日曜日の10時からの初回上映に出かけると、上映待ちの観客が20名ほどいて正直ホッとします。私はいつも通り前から5列目あたりのかなり“前目”に陣取ります。今回鑑賞した“昭和”の映画は、1962年公開の大映作品『黒の試走車』。映画のタイトルでは「試走車」に“テストカー”とルビが振られています。梶山季之原作のベストセラー小説を、舟橋
シネマヴェーラ渋谷日本のマストロヤンニ船越英二より製作:大映監督:増村保造脚本:舟橋和郎石松愛弘原作:梶山季之撮影:中川芳久美術:山口熈音楽:池野成出演:田宮二郎叶順子高松英郎上田吉二郎船越英二白井玲子長谷川季子菅井一郎1962年7月1日公開タイガー自動車の小野田企画部長(高松英郎)や朝比奈部員(田宮二郎)が見守る中、覆面車が横転して炎に包まれました。翌日、自動車業界紙は、タイガー自動車の試作車が炎上した記事を写真入りで報道します。タイガー自動車
女優の叶順子さんを、趣味の姓名判断で、占ってみました。叶順子さんには、引き立てがある。不和に注意すれば成功する。友人、知人に恵まれる。晩年は要注意。五行の三才配置は、大吉。といった暗示があります。引き続き叶順子さんの本名、吉田順子さんを、趣味の姓名判断で、占ってみました。吉田さんには、引き立てがある。不和に注意すれば成功する。家族縁や家庭運に注意。吉凶が極端。病難に注意。伸び悩みに注意。といった暗示があります。引き続き叶順子さんの本名の旧姓名、中沢順子さんを、趣味の姓名判断で、占って
このところの当ブログで、『魚河岸帝国』(1952並木鏡太郎監督)を取り上げてました。2018年10月3日に83年の歴史に幕をおろした「築地市場」が舞台の映画です。そこで、今回は青果市場を舞台にした映画を紹介します。『やっちゃ場の女』(1962木村恵吾監督)です。「やっちゃ場」というのは「青果市場」のことで、若尾文子さんが青果店を切り盛りするヒロインを演じます。お父さん(信欣三さん)はかつて手伝いの女性とデキてしまい家を追い出され別の家で水戸光子さんと暮しており、お母さん(清川玉枝さん)が
旅客機内のトイレで建築会社社長の渡辺が遺体で発見、完全な密室で近くにいた客室乗務員も誰も見ておらず、渡辺が自殺するような理由も見当たらない有様だった。約3ヶ月で同様の未解決事件により6人が殺害されているが、どの事件も手掛かりが全くなく捜査は難航中。警視庁の若林課長は渡辺の隣の席だった早川博士と月岡博士を訪ねて旅客機内の様子を聞いているうち、冗談で透明人間の話をすると、それは現実的な話だと聞かされ、彼らは偶然に不可視光線を発見していた。今度は完全に密室状態の銀行から現
オムニバス映画『女経』より吉村公三郎×京マチ子「恋を忘れていた女」お話。すみません、最後まで・・ネタばれです。鑑賞予定のある方はスルーしてね♪京都の宿屋に嫁いだ元芸妓のお三津(京マチ子)は主人亡きあと、宿を修学旅行専門の旅館として繁盛させ他にバーやお茶屋を経営する凄腕です。今日は亡くなった夫の妹・弓子(叶順子)が恋人と結婚する為兄が自分の為に遺してくれたお金を取りに来ます。日頃から弓子が自分の財産を狙っていると感じているお三津は色よ
年間508本目(11月31本目)1957年公開邦画90位116本中通算邦画8,056本洋画6,628本合計14,684本当時の週刊誌で話題なった事件らしく高校教師と女教師の二人の旅行の話であるが教師が聖人として描き、性的な部分(交渉なしであっても)は描かれないし、女生徒も高尚に成長するという「出来すぎ」物語でちっとも感銘を受けない。
『鍵』1959年日本映画107分脚本・監督:市川崑原作:谷崎潤一郎(中央公論社版)脚本:和田夏十、長谷部慶治製作:永田雅一企画:藤井浩明撮影:宮川一夫録音:西井憲一照明:伊藤幸夫美術:下河原友雄色彩技術:田中省三音楽:芥川也寸志編集:中静達治製作主任:熊田朝男助監督:中村倍也現像:東京現像所(アグファカラー)衣裳構成:上野芳生装置:原島徳次郎メーキャップ:野村吉毅出演:京マチ子(剣持郁子)、中村鴈治郎[四代目坂田藤十郎](剣持)、叶順子(剣持
シニア世代は勿論、若い人にも、おうち時間に、大映映画の傑作「黒の試走車」(昭和37年)がお薦めです。DVDがレンタルされています。映画評論家“白井佳夫氏”がテレビ「日本映画名作劇場」で解説していた録画が残っていたので、解説全文を記述します。『今晩は、白井佳夫です。皆さん、日本映画の本当の面白さをご存知でしょうか。カーク・ダグラスやローレンス・オリビエが主演するアメリカの企業内幕物の面白さも然ることながら、我々が住むこの日本にも、日本の風土に根差した企業の謀略をテーマにした面白い作品が
今日も家からいっぽも出ていない。昼過ぎから降り出した雪を見るため駐車場に出ただけ。後は自分の部屋でサッカーを見たり、西部劇を見たりの一日。自分なりに楽しんだ一日だったが、夕方になって妻の不満が爆発した何処か行きたい所があったら言って下さいと伝えてはあったのだが何処にも出なかったことで、溜まりにたまっていたストレスが遂にハジけてしまったらしい。元々、意見も価値感もお互いにあっていない夫婦ですが11歳という年の差で、何とか均衡を保っていた部分があった。一つ屋根の下で24時間、顔を合
ちょっと今回のタイトルには無理がありますかね^^;それでは先ずは穴ボコのニュースからですね!皆さまご承知のとおり、近所の道路に穴ボコができてしまったのでありまする。^^;(画像拝借)じょんのびっ子の所からは直線距離で約二キロ。しかし、知り合いが穴ボコができた道路とは目と鼻の先に住んでるので、心配して電話をしたけれども全然応答無し!まさか穴ボコに落ちたのではと心配したけれど半日以上たってやっと電話が繋がり無事を確認^^;実はちょうど現場の地下40メートル超で関越自動車道と東
さて、お久しぶりっ子というか、じょんのびっ子というか、ブログが更新となりましたよ(・・。)ん?お待ちにならなかったかも知れないけれど大変お待たせしました!(*^^)v前回のブログで体調異変の告白しましたが何とか生き延びてますんでご安心を!前回8月27日のブログの最後に「新型コロナと熱中症に気をつけてお過ごし下さい!」なんて書いてましたがね早いものでそれからあっという間の為五郎で約1ヶ月半が過ぎ去りそして10月の中旬ともなり熱中症どころか肌寒い季節となりましたね。前回のブロ
年間480本目(12月7本目)1960年公開邦画143位(151本中)通算邦画7,293本洋画6,326本合計13,619本当時は源氏鶏太の小説はやたらと映画化されていたのですが、サラリーマンもので東宝の作品は有名ではあるが、大映では増村保造の佳作「最高殊勲夫人」などでも成功例があるので青春恋愛と会社の出世を絡めたものが多く本作もそんな一本。大金つかったオールスターで総天然色であるのでかなりの制作費をかけた大作であるが演出が平たんで凡庸であった。
角川シネマ有楽町京マチ子映画祭より製作:大映監督:市川崑脚本:和田夏十長谷部慶治市川崑原作:谷崎潤一郎撮影:宮川一夫美術:下河原友雄音楽:芥川也寸志出演:京マチ子中村鴈治郎仲代達矢叶順子北林谷栄1959年6月23日公開古美術の鑑定家の剣持(中村鴈治郎)は、妻の郁子(京マチ子)に内緒で、しばしば大学の内科に通っています。彼は最近夜の営みが衰えてきたことを気に病んでおり、研修医の木村(仲代達矢)に注射をうってもらっていました。また、彼は木村を娘・敏子(叶
シネマヴェーラ渋谷美しい女優・美しい衣装より製作:大映監督:井上梅次脚本:斎藤良輔撮影:中川芳久美術:仲美喜雄音楽:河辺公一出演:山本富士子叶順子朝丘雪路月丘夢路川口浩川崎敬三森雅之小沢栄太郎千田是也浦辺粂子1961年9月13日公開料亭“山むら”の女将・山村松代(山本富士子)は、深夜に「あなたの夫と一緒にいます」という怪しい電話を受けます。松代がパシフィックホテルの307号室に着くと、そこには同じ内容の電話を受けた日洋物産の販