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前回は、アメリカ社会の根底にある**「反知性主義(Anti-Intellectualism)」**の伝統と、それが現代の分断にどう繋がっているかを考察しました。今回は、その反知性主義という文化的な力が、私たちが日々使っている「英語の語彙」に、いかに深く影響を与えているかを見ていきます。単語の選び方一つにも、歴史的な階級意識と国民性が反映されていることが分かります。1️⃣英語の語彙に潜む「階級」の歴史現代英語の語彙は、約15世紀頃に成立しましたが、それは大きく分けて二つの
こんにちは、澤田英語学院のMattです。「うちの子、リスニングだけ全然伸びなくて…」こうしたご相談は、毎日のように寄せられます。実は、日本人が英語を聞き取れない理由は、能力不足でも、語彙力不足でもありません。最大の理由は──英語ならではの“音の変化(リダクション)”に慣れていないこと。学校では単語の発音を丁寧に習いますが、実際の英語は“丁寧な発音”で話されることのほうが少ないのです。🗣日本語にも「リダクション」はある日本語でも、私たちは日常
このブログでは主に英語とフランス語の学習法について紹介していますが、私は医学生の時に数年間ドイツ語も習いましたので、3つの言語の関係性について説明してみたいと思います。ドイツ語は英語と同じゲルマン語なのでフランス語よりも英語に似ています。ドイツ語を学習することも英語を理解するためにとても役に立ちます。3つ例をあげてみます。(1)比較級英語の比較級の作り方はご存じのように2通りあります。small→smallerbeautiful→morebeautifulドイツ語では比較級を
英語学習者が混乱しやすい単語の一つに「tear」があります。発音によって意味が変わり、「ティアー」なら涙、「テアー」なら破るという全く異なる意味を持ちます。さらに「tears」になると、複数形として涙や三人称単数動詞としても使われます。この記事では、これらの違いを体系的に解説し、ネイティブの使い方や文化的背景まで掘り下げます。\/tɪərと/teərの記号理解を固めたいあなたへ/英語「発音記号」の鬼50講[米山明日香]「tear」と「tears」の基本的な意味
自動詞と他動詞の違いを理解することは、正確で自然な英語を話す・書くために不可欠であり、単なる文法知識の暗記にとどまらない、実践的な価値があります。具体的には、以下のようなメリットがあります。1.正しい文の構造を理解し、文法ミスを防ぐ自動詞は目的語を必要としない(動詞の後に名詞が直接来ない)のに対し、他動詞は目的語を必要とします。この違いを理解することで、動詞の後に前置詞が必要か、それとも直接目的語を置くべきかを正しく判断できます。誤った例:"Ientertheroom."
おはようございます、Jayです。バンクシーの新作の壁画がロンドンの裁判所に登場しましたが歴史的建造物に指定されているので擦り落とされました。ま~、場所が場所だけに仕方ないですね。この「擦り落とす」を英語で言うと?「擦り落とす」=“scruboff”(スクラブ・オフ)例1:“Banksy'snewmuralwasfoundonthewallofacourtbuildinginLondonbutitwaslaterscrubbed
こんにちは!「自動詞・他動詞」連載の番外編も、いよいよ3回目です。前回は、主に自動詞が句動詞になるパターンを見てきました。今回は、他動詞が句動詞になるパターンを掘り下げていきます。すでに他動詞として目的語を取る動詞が、副詞や前置詞と結びつくと、どのような働きをするのでしょうか?句動詞(他動詞編)の基本構造:他動詞が句動詞になるときも、やはり「動詞+α」の形を取ります。しかし、もともと目的語を取る性質を持つため、自動詞がベースの句動詞とは少し違った特徴があります。
こんにちは!「自動詞・他動詞」連載の番外編2です。前回は、他動詞が日本語の助詞の意味を内包しているという面白い視点から、動詞の性質を深掘りしました。今回は、さらに一歩進んで**「句動詞(phrasalverb)」**に焦点を当ててみましょう。「動詞+α」で構成される句動詞は、一体、自動詞と他動詞のどちらの性質を持っているのでしょうか?句動詞の基本構造:句動詞は、動詞と「副詞」または「前置詞」が組み合わさって、一つの動詞として機能するものです。この組み合わせ方によって、自動詞
こんにちは!当ブログの連載「自動詞と他動詞の使い分け」もいよいよ番外編です。これまでの連載を通じて、私は一つの面白い発見をしました。それは、他動詞が日本語の助詞の意味を既に含んでいるという考え方です。自動詞と他動詞の区別は、多くの英語学習者にとって悩みの種ですよね。でも、もし「日本語の助詞」の視点から捉え直すことができれば、その区別がグッと分かりやすくなるかもしれません。他動詞は「助詞」を内包する?:まずは、簡単な例から考えてみましょう。「私は学校へ行く」を
こんにちは!英語学習の旅、順調に進んでいますか?今回は、日常会話からビジネスシーンまで、本当によく登場するのに、意外と使いこなすのが難しい動詞、bringの世界を一緒に探検してみたいと思います。「bringとtakeって、どう使い分けるの?」「bringupって言われたけど、どういう意味?」そんな風に思ったことがある方も、きっと多いはず。この記事を読み終える頃には、bringに対するモヤモヤが晴れて、自信を持って使えるようになっているはずです。さあ、冒険の始まり
「tear」と「tears」の違いを知らないと恥をかく?「tear」と「tears」は意味も発音も違う英語学習者の中には、「tear」と「tears」が同じ単語の変化形だと思っている方も多いかもしれません。しかし、実際には意味も発音も異なることがあり、注意が必要です。まず「tear(ティア)」は、名詞として使われる場合「涙」という意味になります。「涙を流す」という感情的なシーンでよく使われ、「tears」はその複数形です。一方、「tear(テア)」は動詞や名詞として使われる際、「引き
~物理的?抽象的?音の変化で見えてくる使い分け~こんにちは!前回の記事では、「主語の発音は強く読むのか、弱く読むのか?」というテーマで考えてみました。結論としては、**既知情報のときは弱く(弱化)、新情報のときは強く(強勢)**という傾向があることがわかりました。さて今回は、ふと気になったことからスタートです👇❓「前置詞って、どう発音するのが自然なんだろう?」私も英語を勉強する中で、音声変化やイントネーションの影響で前置詞がよく聞き取れなかった経験がたくさんあります。なので今回は
皆さん、こんにちは!「通じる英語」第4幕「補足編」へようこそ!前回は、英単語の中のストレスに焦点を当て、品詞や接尾辞によって強勢の位置が変わることを一緒に見てきましたね。アメリカ英語においては、日常語で語頭にストレスが来る傾向が強いことも分かり、とても興味深かったのではないでしょうか。今回は、その単語のストレスに加えて、文章全体におけるストレスに焦点を当ててみたいと思います。特にマスターしたい2つのテーマを選んでみました。「単語数が増えても同じ長さ」の秘密「句動詞とストレスの関係
おはようございます、Jayです。今朝起きて“Yahoo!ニュース”でお笑いコンビのロンドンブーツ1号2号が解散した事を知り驚きました。この「解散する」を英語で言うと?「解散する」=“breakup”(ブレィク・アップ)例:“LondonBootsIchigoNigo,thecomedyduo,brokeuplastnight.”「お笑いコンビのロンドンブーツ1号2号が昨夜解散しました。」“breakup”は“break”(壊れる)の句
皆さん、こんにちは!「通じる英語」第3幕もいよいよ第3弾。前回までで、アメリカの歴史や「反知性主義」といった現代の社会問題が、英語の語彙選択に深く関わっていることをお話ししてきました。今回は、これらの背景を踏まえて、現代アメリカ英語がどのような実態にあるのかを、もう少し掘り下げて考えていきましょう。今回お話しする内容は、厳密な学説というよりは、私の考察が中心です。しかし、Geminiを含むAIの回答や複数のデータソースを参考にしているため、一定の妥当性があると考えられます。
今日は"tellon"を取り上げたいと思います。"tell"という基本単語は知っていても"tellon"となるとどうでしょうか?あまり目にしないこともあって知らない人が多いかもしれません。今回はこの熟語を確認してみます。では『ロングマンExams英英辞典』で"tellon"を見てみましょう。"tellon"totellsomeoneinauthorityaboutsomethingwrongthatsomeoneyouknowhasdon
英語で「諦める」「やめる」と言いたいとき、どれを使えばいいか迷ったことありませんか?今回はそんな似ているようでちょっと違う3つの表現を、イラストとストーリーで楽しく解説します💡🥊Scene1:GIVEUP!(もうムリ!)まず登場するのが、プロレスなどでよく聞く「Giveup!」これは、自分の意思で「もう無理です!降参します!」という意味。日本語で言えば「参った!」「降参!」というニュアンスに近いです。📌カジュアルで感情的に「もうダメ!」と諦めるときに使い
「Continue」と聞いて、ゲームの最後に表示される画面を思い出した方も多いのでは?ゲーム実況を見ていると、英語がわからなくてもなんとなく雰囲気が伝わる瞬間がありますよね。特に、短くてインパクトのある「句動詞」は、ゲームの世界でもよく使われています。📺たとえば、真剣な表情で画面を見つめる子ども。海外プレイヤーとの対戦中、相手が突然「Goon!」と叫ぶ!でも、それってどういう意味?🤔そんな疑問から、今回は「goon」と「continue」の違いをゲームの世界を舞台に
「Discover」と「Findout」、この2つの英語表現の違いをご存じですか?どちらも「発見する」という意味を持ちますが、実は使い方やニュアンスに大きな違いがあります。🌐1.Discoverは「未知のものを発見する」📘Discover=フォーマルで書き言葉に向いている単語以前、日本の観光キャンペーンで「DiscoverJapan」というフレーズが使われていたのを覚えている方も多いかもしれません。この"Discover"という単語には、ただ「見つける」と
おはようございます、Jayです。赤澤経済再生担当大臣が来週にも訪米してベッセント財務長官と関税について議論する予定だそうです。「議論する」を少しやわらかくすると「話し合う」となりますが、この「議論する・話し合う」を英語で言うと?「議論する・話し合う」=“talkthrough”(米:ターク・スルー、英:トーク・スルー)例:“EconomicRevitalizationMinisterAkazawaisgoingtotalkthroughthe're
✈️「Off」特集・最終回!こんにちは!今日も「Off」の世界を一緒に旅していきましょう✈️3日目の今回は、これまで見てきた「接触→分離→消失」の流れをさらに深掘りしていきます。今日のテーマは3つ!👇✅①「接触」から始まるOffのリアル例意外と見逃しがちだけど、「Off」って実は“接触”から始まっていることが多いんです。たとえばこんな表現👇🧤Thestickerwon’tcomeoff.(そのシールはなかなか剥がれない)⇒これは「貼りついている=接触
昨日は「Off」って、ただの「スイッチオフ」じゃないんだよ〜という話をしました。キーワードは、**「接触→分離→消失」**の3ステップ。今日は、そのイメージが実際の英語フレーズにどう表れているかを見ていきましょう!🖼️まずは昨日のおさらいから!こちらの図をご覧ください👇このイラストは、電気を消す動作を例にして「Off」の意味の流れを描いたものです。左の明るい部屋→接触(くっついてる)真ん中のスイッチ操作→分離(手を離す)右の暗い部屋
今日から3回に分けて、英語の中でもよ~く使われる「Off」をじっくり取り上げていきます!前回の「On」特集、覚えていますか?「On」は「接触→影響→継続」という3ステップのイメージで、前置詞・副詞・句動詞の中にうまく当てはめることができましたよね👣✨そして今回のテーマ「Off」も、実はその“反対の動き”を感じさせる単語なんです。私たち学習者にとって、こういう「イメージの地図」があると、断然覚えやすいですよね🧭🧠「Off」の基本イメージを整理!ずばり、「Off」
「ON」について深掘りしてきたこのシリーズも、ついに最終回です!ここまで「ON」の持つ意味の流れ(接触→影響→継続)を整理してきましたが、最後にさらに踏み込んで、視点の違いによる影響を検証していきます。🔍「ON」の流れと視点の違いこれまで見てきたように、「ON」は単なる接触だけではなく、そこから影響が生まれ、最終的に継続するという流れを持っています。しかし、この3つの要素(接触・影響・継続)が常に同じように見えるわけではありません。品詞ごとに焦点がどこに置かれるか
1日目に完成した「ON」のイラスト。完成当初は、「これは分かりやすい!」と自信満々でした。しかし、時間が経ち、より深く考え直してみると…何かが違う。🤔違和感の正体は、「ON」の持つ意味の流れがうまく整理されていなかったことでした。もともとは「接触」だけを強調していたのですが、よく考えると「ON」は単なる接触では終わらないんです。📌「ON」の意味の流れ例えば、📖Thebookisonthetable.→本がテーブルの上に存在している(位置関係
「On」と聞くと、「接触」のイメージが強いですが、それだけではありません。1日目で触れたように、「On」は単なる接触を超え、影響を与えたり、継続を示したりする多彩な役割を持っています。今日は、一般的な使い方と句動詞での使われ方を、出来上がったイメージイラストをもとに検証していきます!1.「On」の基本的な使い方まずは、シンプルな例から見てみましょう。✅物理的な接触(一般的な「On」)Thebookisonthetable.(本はテーブルの上にある。)→
「On」の本当の姿を解き明かす!接触だけじゃない多彩な意味とは?英語を学ぶ人なら、ほぼ全員が「On」という単語を知っていますよね?でも、そのイメージは「~の上」🛏️「接触」🤝といった基本的な意味だけで止まっていませんか?実は、私もそうでした。英語を学び始めた頃は、「On=物理的な接触」と覚えていました。しかし、いざ英語を深く学ぶうちに、「On」にはもっと奥深い意味があることに気づいたのです。「On」は動詞の影響を受けやすい!?「On」の基本イメージは、確かに「物理
✨これまで2日間にわたり、「UP」の持つ多様な意味を視点ごとに整理し、イラストを作成してきました。そして、2日目では具体的な例文を用いて「UP」の使われ方を検証しました。📌最終日の今日は、「UP」のイラストの完成度を振り返りつつ、これまで学んだポイントを整理して、理解を深めます!🔎「UP」を伴う動詞=すべて句動詞なのか?2日目で紹介した10個の例文の動詞+UPには、厳密には句動詞(phrasalverbs)ではないものも含まれています。しかし、実際の英語学
~例文を通して、一般的な使い方と句動詞のニュアンスを検証!~昨日の記事では、「UP」が持つさまざまな意味を5つの視点に分類し、イラストとともに整理しました。📌1日目のまとめ✅物理的な上昇(Standup,Pickup)✅完了・強調(Eatup,Finishup)✅近づく・集合する(Comeup,Gatherup)✅表面・明るみに出る(Showup,Wakeup)✅増加・向上(Speedup,Warmup)今日は、実際の例
はじめに:前回、「In」の視点を整理し、視覚的にイメージ化しました。「In」は比較的イメージしやすい単語ですが、例外的な使い方や熟語、また「Into」との違いを意識すると、より深く理解できます。今回は「In」の検証として、イメージしにくい例文や句動詞を中心に考察し、「Into」との具体的な違いを比較しながら解説していきます。「In」のイメージがつかみにくい例:「In」の基本イメージは「中にある」または「中に入る」ことですが、以下のようなケースでは直感的に理解しにくいかも