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沢山のお客様にご来廊いただいている2回目の箱船派ボート班展🎨本日最終日となってしまいます...でもでも10:00~17:00まで開催していますご予約済みの作品も含め64点の作品がご来場を心よりお待ちしていますどうぞよろしくお願いいたしますYOHAKU(銀座アポロ昭和館B1)は銀座駅A7出口徒歩5分東銀座3番出口徒歩1分洋菓子ヒロタさんのお隣りレトロモダンなビルの扉を開けてお入りくださいね
ギャラリー暁で開催された「美術のあしたへ向けて」展絵仲間の荒木恵美子さんが参加され、古典技法での小品3展を拝見しました色んなジャンルの作品がありましたエアーブラシや木版画布作品や洋画など荒木さんが在廊され久しぶりにお会い出来て嬉しかったです
今日は動物画のレッスンで、可愛い動物さんたちが現れて、とても楽しかったです。ほとんどの生徒さんはパステルと色鉛筆で描かれて、お一人水彩画だったのですが、お写真が少し暗くて、難しかったのです。事前にお写真を送っていただくようにお願いしておいたのですが、きっとお忙しかったのでしょう。ご一緒に選ぶことができず、難しく感じられて申し訳なかったです。写真を使って描く場合は、やはり写真がとても大事なのです。情報量が多い方が良いし、明るさ、ポーズなども関係してくるのです。でも、普段そんなに意識してペット
2月16日から1か月間、イタリアへ行って参ります。ここ数年は毎年この時期にイタリアへ行き、会いたかった人々、見たかったもの、行きたかった場所、食べたかったもの等々、欲望を満たすことに勤しんでいます。この時間があるから制作が出来ている・・・と思っています。アウトプットして中身が空っぽ状態の今、イタリアでじゃんじゃんとインプットする所存です。毎度のことではあるのですが、イタリアへの出発間近になりますと何故か「行きたくない症候群」を発病します。自分で行くと決めて準備したくせに。だれも行けと言
何時作り始めたか記憶も定かではない「果物ぐるぐる額縁」は、昨年12月半ばに石膏をようやく磨き終え、また1か月半放置。作業部屋で埃を被りながら、じっとわたしを見つめてくる額縁・・・(もちろんわたしの妄想ですが)、もうその視線に耐えられない!と箔貼りを決行しました。やるべき作業は他にあります。分かっているけれど。ここからコッテリ古典技法の話になります。▲石膏下地で放置された姿。無言でわたしを責め立てる。赤色ボーロを全体に塗りました。彫刻で凹凸の深い場合は黄色ボーロを塗ってか
二段重ね、お重小箱が完成しました。一昨年から「ちょっと作っては休み」を続きて来たのですが、ようやく完成です。この小箱、いつもお世話になっている箱義桐箱店さんで乳歯入れとして販売されている二段重ねの小箱です。当初はフタに可愛らしい歯のイラストが印刷されていたのですが、角を面取りして石膏を塗って(イラストを隠して)、本金箔仕上げにしました。点々打ちで星をちりばめてあります。上下二段、小さな升目が入っています。上の段の升目をつなげて、少し広くしました。なにせ乳歯入
つい先日、驚くべき事実が発覚しました。それがですね、大失敗に気付いたのでした。昨年の「秘密の小箱」展に出した小箱のひとつに、ラテン語の格言を文字装飾として入れたのですが、これが大間違いをしでかしておりました。純金箔に臙脂色の絵の具で模様をいれて、華やかで気に入っていたのですが、ラテン語の文章がめちゃくちゃで意味をなしていない。▲こんな「小箱のブロマイド」まで撮ったのに!いくら「文字は装飾、模様として入れているので意味は二の次!」と叫んだとて、ラテン語格言の意味を
今年2025年に、またもや「禅の友」に掲載していただけることになりました。2023年は表紙に額縁でしたが、今年はカラー1ページに小箱です。そして内容は、回文!そうです、上から読んでも下から読んでも・・・の回文です。小箱をパカッとあけたら回文が飛び出す趣向。玉手箱のようですね。編集のMさんのとても楽しいアイディアから生まれた1ページです。1月号は縁起の良い回文に、水色の豆小箱が選ばれました。やぁやぁ、これは可愛いではありませんか・・・母(わたし)としては娘(小箱)の晴れ姿
夏の終わり、ギャラリー冬青で開催されました写真展に使っていただいた額縁のうちのひとつ、ヴェネツィア風の金額縁を作っています。「ゆっくりで良いですよ」のお言葉に甘えて、でも甘えすぎになって、いまごろガサゴソ作っております。A4の変形、といったサイズ。切って接着して、乾かしています。接着後にさらに四隅をしっかり固定して、下ニカワを塗ってボローニャ石膏塗り。いつもの流れです。2024年後半は小箱ばかり作っていたので、額縁制作が新鮮に感じてしまう!こりゃいかん。いや、いかんと
卵黄テンペラ作品の制作工程を紹介します。これはあくまで私の作品の場合ですので、金箔を全面に貼る場合や、その他表現の内容が違う場合、この技法は当てはまらないので、ご自分の表現方法に合わせて素材や方法を変えてください。【石膏地を作る〜下塗り】1、頑丈な作りの木製パネルを用意します。(ミニサイズの場合は、シナベニヤ板でも可)2、板の表裏に膠(ウサギ)で目止めし乾かします。(アク対策、その他食いつき良くなるため)3、布を側面までピッチリと膠水で貼り(裏にも貼る)しっかりと乾か
毎度お知らせばかりで恐縮です。今年最後のお知らせ、どうぞお付き合いくださいませ。毎年暮に開催されます「小さい小さい絵」展が、今年も今日12月19日から始まります。今年は去年に引き続き1点だけ、名刺大のテンペラ画模写を出品します。ヴェロッキオ(1435~1488)が描いた「聖母子と2人の天使」から部分模写、天使の顔です。ヴェロッキオと言えば、レオナルド・ダ・ヴィンチのお師匠様。そして敬愛するギルランダイオのお師匠様でもあるのです。・・・わたしも弟子のひとりに加えて頂きたい・・・!でも
怒涛のような11月、12月の小箱展示は、すべて無事に終えることが出来ました。神楽坂、谷中、京都、お越しくださった皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。箱義桐箱店谷中店での「秘密の小箱」展は今年3回目で、ようやく、なんとなく、展示などの要領が分かってきたような気がします。でも、お客様とお話するのは相変わらず緊張します。自分で作ったものを自分で勧めることの難しさたるや・・・!こればかりはまだ慣れませんが、練習した方がよさそうです。堂々と爽やかに!を目指す。京都の
先日も書いたばかりなのですが、12月7日土曜日から15日日曜日まで、京都・四条烏丸にあります梅軒画廊で開催の「ArtforGift」展に小箱6点を出品しております。宣伝ばかりで恐縮です・・・梅軒画廊さんは1916年創業という大変歴史のある画廊、烏丸駅からほど近く、京都のまん真ん中にあります。ここ数年は関西方面の方に見ていただく機会がありませんでしたので、大変うれしく参加させていただく事にしました。わたしKANESEI以外に12人の作家が丹精込めた作品が並びます。
昔々のその昔に作った和柄の小箱があります。その時は白い石膏地に模様を線彫りして、ボーロを塗って金箔を貼り磨いてつくりました。全面金で華やかな小箱が完成したのです。その小箱がとても気に入っていて、ある方に差し上げた後もずっと「もう一度いつか作ろう」と思っていました。最近、黒地に模様を彫る細工が楽しくて、ある日ふと「そうだそうだ、あの和柄小箱を黒地で作ってみるべし!」と思い立って作りました。菊と牡丹と片輪車の模様で、内側の布は濃いばら色です。▲側面にも模様が続きます
小箱を発表しはじめてから3年目、なんというか・・・マンネリ化してきた感があり、でもたかが数年で世界観が大幅に変わるってもんでも無し・・・とウダウダ考えていました。脱・マンネリと言うほどではありませんが、六角形の小箱木地を作って頂けることになり、鼻息荒く完成させた次第でございます。いつもお世話になっている箱義桐箱店さんではなく、友人のMさん(古典技法額縁教室AtelierLAPISの生徒さんですが、もはや友人と呼ばせてください!)に特別に作って頂いた小箱木地です。大変に手間が
小箱のつばめシリーズは、おかげ様で好評です。アンティークの金属でできたオーナメントから型取りして、パテで作ったつばめモチーフを使っています。いままでは「つばめメイン」でシンプルに黒や金だけ、という小箱ばかりでしたが、今回は背景に凝ってみました。小さな小箱(相変わらず変な表現。良い言葉が見つからない!)には小さいつばめ。周囲は金に線刻、蓋には夜空に輝く星と金のつばめが飛んでいます。大きめの小箱(・・・)は周囲をまるく面取りして背景全面に模様を線刻し、水箔(
いよいよ今週金曜日から始まる「秘密の小箱」展です。その「秘密の小箱展」のDMを作りました。写真は今年も浅野カズヤさんに撮って頂いたものでして、それをネットで発注するのですが。さて、何枚作るかな・・・?昨年は200枚作りましたが、友人に「少ないんじゃないの?!」と言われ、ちょっと後悔したものの、終わってみればちょうど良かった。200枚のうち、半分は郵送で様々な会社や出版社、ギャラリーなどなど手あたり次第にお送りした(送り付けた)のでした。会期中、お客様とおしゃべりして最後に
・・・ミにゃさま……お外は真っ暗にゃ⤵️なおはようごにゃきょうもいい日ににゃぁれ昨日は混合技法講座でした🖌️゛「看板描きの少年」長々と描き描きしていましたがやっと完成になりマシタ
お知らせばかりで恐縮です。箱義桐箱店谷中店での小箱展示会を今年も開催いたします。11月29日の金曜日から12月12日の木曜日まで。「秘密の小箱」展、今年で早くも3回目になりました。こちらブログでもいくつかご覧いただいた小箱もイソイソと馳せ参じます。今年は何故だか金と黒と水金(ほぼ銀色の金)の3色がメインになりました。色のある・・・たとえば明るいパステルとかハッキリとした赤や真っ青など、ほんの少し作りました。だけど気分は金・黒・水金だったのでした。理由は「ひたすら
できました、ポーチ。小箱を入れる専用ポーチです。服飾デザイナーの藤井陽介さんとのコラボ・・・と言いますか、無理やりお願いして甘えて作って頂いたのです。4色8種、すべて藤井さん手描きの絵が入れてあります。このポーチ企画を思いついた時は、なんとな~く「ポーチがあったらかわいいなぁ」程度でした。小箱自体が生活に必要なものでは無くて、完全なる趣味の世界、生きる上での余興のようなもの。その余興にさらなる余興(ポーチ)って、どうなんだ?自分ひとりで盛り上がっているだけな気がする。
今年の秋~冬は小箱の展示が続いており、お知らせばかりなのですが・・・東京・神楽坂にありますギャラリー「ラ・ロンダジル」にて、明後日11月16日から開催の展覧会に出品いたします。タイトルは「ロンダの妄想茶道具小品展」いわゆる「お茶道具として」作られたものではなくても、たとえば小さな器を茶碗に・・・とか、ガラスの小瓶を振出(金平糖などを入れる器)に・・・など見立てて使うことがあります。KANESEIの小箱を、ちいさなお菓子入れにいかがでしょうか、と提案していただいています。ちい
これ、なんざんしょ?紐でぐるぐる巻き。答えは小箱のポーチでした~!!いや、見てすぐわかりますよね、お粗末様でした。いま、友人で服飾デザイナーの藤井陽介さんにお願いして、小箱のポーチを計画中。ポーチがあれば小箱を安心して持ち歩いていただけます。試行錯誤が続いており、まだ試作で布や紐も変更かもしれませんけれど、おおむねこんな形です。そして藤井さんに手描きワンポイントを入れてもらって、コラボしよう!と言う計画。▲ムフフ・・・もうぜったいカワイイそうは言って
イタリア製の楕円の小さな額縁木地2種を、友人のご厚意に甘えて5枚ずつ買ってきていただきました。以来楕円額縁の魅力にはまっています。いままで楕円の額縁って可愛らし過ぎるような気がしていて、つまりあまり興味がわかなくて辿り着いていませんでした。ですが今年に楕円額縁のご注文をいただいて1枚作ってみたら、なんて楽しい世界だろう!今日ご覧いただく楕円4枚(四角も1枚紛れていますが)はご注文の品ではありません。めくるめく楕円の世界で目をハート♡にしながら好き勝手に作ったものです。▲黒地にか
先日ご紹介しました、昭和風味に加工したキャンドルスタンドですが、オリジナルの商品に実はあと2種類が販売されています。もう少し背が低くて上部のお皿が広いキャンドルスタンド、それからコンポート皿のような形のもの。味を占めまして、のこる2種類も購入して同様に加工しました。上の写真、左が前回に加工した背が高いものです。中央がコンポート、右が低いキャンドルスタンドです。どれもオリジナルの姿はナチュラルで爽やかな印象なのですが▲加工前のオリジナルの姿。写真はショップよりお借りしま
今年もまた、この季節になりました。暮に開催される「小さい絵」展への出品準備です。今年はヴェロッキオ作の聖母子像から部分、天使の顔をアップで模写しました。いつものように卵黄テンペラです。「小さい絵」展に出しますので、絵のサイズは8.5×6センチ、名刺くらいの大きさでしょうか。▲どうだどうだ、どうなんだ?影が強いような気がするが・・・模写をすると毎度のことですが、止め時が分からない。いじくり続けるとドツボにはまってどんどんずれてしまう・・・という経験から、心身が「わぁ!もうだ
今年も11月末から12月にかけて、谷中の箱義桐箱店谷中店の皆様のお世話になりながら展示会を開催予定なのです。そして毎度のことながらディスプレイに悩みます。なにせ小箱と言うくらいですから、ひとつひとつが小さい。ぽっちらぽっちら並べても「なんのこっちゃ」という印象ですし、凹凸がありません。額縁をお盆のようにして(平面を区切って)、小箱の集団をいくつか作ったりしました。でもやっぱり何か高さが出るものが欲しい。軽くて小さくて、安全な什器・・・。そんなことを考えておりましたら、木製のキャ
先日お知らせいたしましたオンライン展覧会「ニコラス・カルペパーの窓」展が公開されています。この展覧会では作品の出品作家ひとりと、コラムや物語をつける作家ひとりを組み合わせて、作品と文章を同時に楽しんでいただくというコンセプト。わたしの小箱8点に、川野芽生さんが物語ふたつを付けてくださいました。▲画像は展覧会より川野芽生さんといえば、歌人でもあり、小説は芥川賞候補にもなった新進気鋭の作家さんです。今回は大きな小箱(変な表現)4つには「星を仕舞う」という作品を
2021年の春に初めて発表した小箱は、おかげ様で今年2024年の秋~冬には3つのグループ展に参加、そして個展を開催させていただけるところまでたどり着きました。そのグループ展のひとつ目は10月13日から19日まで開催されます。「植物の香りのネセセールvol.2~ニコラス・カルペパーの窓」というタイトル。そしてオンライン展示会という形です。オンライン展示、初めてです。わたしは下記写真7点の小箱を出品いたします。ニコラス・カルペパーとは、17世紀イギリスの植物・薬草学者にして
皆さんは、黒いツバメの物語をご存じですか。古い古いお話です。昔々のある日、町の教会に真っ黒なツバメが巣を作りました。町の人々は全身が黒いツバメを見たことがありませんでしたし、黒い生き物は不幸を運ぶという言い伝えを信じてしまう人もいて、黒ツバメの巣を3つの卵ごと壊してしまいました。可哀そうな黒ツバメは涙を流しながら教会の周りをぐるぐる飛び続けました。町の人々も教会の神父様も、その様子を毎日見ていました。そして3日3晩飛び続けた黒ツバメは、とうとう力尽きて教会の回廊に落ちてしま
古典技法で金箔を貼るには、磨いた石膏地の上にボーロと呼ばれる箔下地材(粘土)をニカワ液で溶いたものを塗り乾かします。そこに普通の水、つまり水道水ですけれど、水を塗って箔を乗せます。そんな風にして作業をするとき、飲み物を横に置いていることがあります。なかなかに神経を使う作業ですので、リラックスする為に。▲散らかった机は見逃してください・・・上の写真、右のマグカップは箔用の水、左がカフェオレです。そうです、ご想像の通りでございます。筆をカフェオレに突っ込みました。いつ