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千代田線に乗って、のんびり本を読んでいると、町家に着きます。この町家のカルチャー教室では、天来書院テキストシリーズの『金文』に則って、西周金文を手習いできるような資料を作りまして、みなさまと学んでおります。安東が持っているのは、2001年発行のものですが、現在(2025年5月)は、14頁の四八番の『𤞷𣪕』(じき)〈𤞷馭簋〉(じぎょき)の全臨に挑戦しております。天来書院テキストシリーズでは、ルビはありませんが、白川静氏の金文解説本の『金文通釈』7を参考にしておりま
本日、やっとやっと1月分として、送付いたしました。手紙にも記しましたが、甲骨文の型(かた)を熟考しておりまして、甲骨文の本の作成を考えております。今回はとりあえず割愛しないで、そのまま送りました。つまり、大量です。こんな大量の情報量はいらない!と言われるでしょう。気になる言葉や割愛すべき文字など,どんなことでメールしてくださいませ。お願い申し上げます。まずは作っていって、そこから削除していく方がわたしにとっては簡単なので、そんな形で、纏めてい
1火迺用心の「迺」について下部を包んでいた形が、古文と篆書では、包みがLのような形になっています。こういった例は他にありますか。「出」の字形が似ています。字源はまったく違いますが・・・。甲骨文では、足のかかとの部分に凵の形があったのに、西周金文では、右下に記されています。新訂『字統』「出」(435頁)をご覧下さい。新訂『字統』の甲骨文二例目が西周金文です。(勝手にアップデートして、線を引いておいてくださいね)そして、篆書では、左側にずれた形になっています。理由はいまのところ、これ
明治、大正、昭和の初め頃の書作をご覧になったことがありますでしょうか。書道全集や中国書道全集など、少しむかしの書作を見ることができます。お隣り中国の文人たちは、臨書しても創作しても、その書作の落款には、たくさんの文言を残しています。これを臨書したのは、自分がどこかの屋敷にいて、それは暑い日であったなど、多数有ります。一昔前の日本の文人たちは、中国の書作に倣って、こぞって落款を書いているように感じます。その落款こそが、自分を映し出す場所であり、自己のいま
失敗続きで、汗が飛ぶというハプニングもありつつ、昨日撮りました。漢字今昔物語と題して、古代文字を100倍楽しみませんか‼白川静氏が語った字源、甲骨文のディープな世界と字形分析を、いまむかし一文字動画としてアップしていきます‼初めまして古代文字書家安東麟です‼●いまむかし一文字動画~漢字今昔物語~漢字の成り立ちや、大昔の字形にまったく接点を持たなかった方々に、漢字のルーツである甲骨文を身近なものとして感じていただくための取り組みです。平凡社の白川静氏の字源字典である新訂『字統』の甲
イト~さんが風雅を書いたそうです。この3枚どれがいい?ということです。皆さんなら、❶~❸のどれがお好きですか。もっとも心をくすぐられるのは、どれですか。以下に、細かく書いてみました。❶の羽の動きもいいのですが、足の細さが気になりました。落款で、いきなりコチコチにならないように、大阪の先生に一般の書道を手習いしてくださいませ。朝から、添削が出来て、楽しい時間でした。眼福させていただきました。有り難うございます。
青銅器の文字である金文(きんぶん)の人の正面形を探っています。金文は筆で書いてから鋳込んだものです。いまの漢字は一字一形ですが、古代文字はバリエーション豊富で、いろいろな形があって、面白いです。●甲骨文、金文のカタチ身体編「大」知っておくと、いつか、何かで役に立つかも。初めまして、古代文字書家の安東麟です。古代文字を書いて、その魅力をお届けします。訊問の「訊」の古代文字は、まさかの訊問をうけて括り付けられている人の姿でした。古代文字は造形美だけではなく、字源にも、そして、甲骨文や金文の内
先週の写真です。目黑学園カルチャースクールでは、象形文字書道という名称で、甲骨文、金文専門の書道教室を開いています。(もちろん、甲骨文や金文の古代文字は、象形文字だけではありません。)生徒さんに許可を得て、写真に収めました。論語の「朋有り遠方より来たる、亦楽しからずや」を甲骨文と西周金文で書きました。次回は、座右の銘、安東麟の座右の銘を書く‼と宣言しました。書道道具を終いつつ、「それで、先生の座右の銘はなんですか」と聞かれたので、
時間があったら、すべての文字を調べたいのですが、いまは、とりあえず3文字のみを提示しました。古代文字書のあり方として、表現の方法として、論語なども甲骨文や金文で書いていこうと思っています。昨年、目黑学園カルチャースクールにて、論語を、孔子の時代の東周代(春秋・戦国時代)の文字で書いてみよう‼として、資料を作ったら、ウケが悪く・・・今年、リベンジで、論語を、甲骨文や金文で書いてみよう‼となったわけです。
これまで、トレースをしようが、まったく、見向きもされてこなかったが、過伯𣪘のトレース動画は、視聴数が伸びている。うれしい。単純に嬉しい。過伯𣪘は、書きやすいと思ってくれたのだろうか。臨書動画は、休む暇も惜しんで作っているが、そう簡単に資料が作れるわけもない。目はしょぼくれるが、ただただ、資料を作っているときは、やけに楽しい。過伯𣪘(かはくき)を探っています。臨書どうでしょう‼臨書する前には字源を探ります。字源を探ったら、トレースして、
伊藤さんが、十二支の御作品を送付してくださいました。自分が作った物ではないけれど、自分のもののように持って、なぜか走っている様子のわたしです。いつも最高に可愛らしい、おぐろさんが撮ってくれました。おぐろさんに逢いたい方は、ぜひ目黑学園カルチャースクールにおいで下さい。(古代文字と安東麟の魅力だけでは、生徒さんの勧誘が出来ないので、おぐろさんで惹き付けようとするセコイやり方・・・。まあ、おぐろさんは魅力的ですよ。これホント〔おぐろさんは女性です〕)暖房が暑
九月の通信では、『謎めいた甲骨文の魅力』をお送りいたしました。送付が遅くなっております。申し訳ございません。動画を撮るタイミングが難しいです。今週の木曜日には家人がいなくなるので、動画を撮る時間が取れそうですので、その後に送付となります。早くに課題提出を行ってくださった方々には、本当に申し訳ないと存じます。スミマセン・・・。和田さんから、再認識したところも多々ありましたとお便りいただきました。甲骨文はピクトグラムではないので、解説無しには分からない、筆の発明は殷代より古い、青
8「翌」の文字についてあみのような形なのは、何故でしょうか。落合氏に拠ると、翼の形と説明がありますが、いまだ、字形についても、字源についても、首をかしげているため、まだ悩み続けます。いまは、和田さんに「この形は、何でしょうかね」と言われ、「何でしょうかね~」と言った後、何も発さず、一点を見つめて、黙るという感じで、全く役に立ちませんので、説明は、もう少しお待ちください。9「彝」について新訂『字統』彝の説明がわかりません。和田さんがご指摘くださった部分は、新
「民」の字源を探り、その成り立ちに驚愕する。これも古代世界の一面なり●辛未の日に占った。●多数の奴隷を民(みん)するか。◎「多宰」は、多数の奴隷。「民」の文字は、鋭い刃物で目を潰す意味で、ここでは奴隷の目を潰すかどうかを神に問うている。もう少し詳しく記すと、落合氏に拠ると、「宰」は、「宀」と道具を持った人の姿が基本形であるという。落合氏が提示している「宰」の字形...youtu.be多宰を民せんか(多くの奴隷の目を潰すか)の甲骨文を書く刃物の形で、十干(甲乙丙
動画アップしておきながら、こちらに、添付することを忘れました。申し訳ないです~。筆先を内蔵することを、蔵鋒(ぞうほう)といいます。蔵鋒を何度もなんども書いていきましょうね。蔵鋒ができるようになったら、きっとイケメンが褒めてくれます。どうぞ、練習してください。『小屯南地甲骨』の字形http://www.guoxuedashi.com/参考落合淳思氏『漢字の構造』二五一頁ando-rin@nifty.comこの資料は落合淳思氏に許可を得て安東麟が甲骨文の書道資料と
「ねえ、先生!この文字、あまりにも異体すぎるわよ~、変だわ~」2022年4月8日の目黒学園の授業風景なり。わたしの声も大きいけれど、隣の絵手紙教室のおばさま達の声も聞こえる、恐るべし!おばさんパワー!・ねらい「望」の字形、字源を確認し、その用例を眺める。おしゃべりしている資料はこちらです。ご興味がありますように!https://www.dropbox.com/s/29pq4mykbrc46v9/IMG_20220413_0001.pdf?dl=0「望」新訂『字統』八二九頁『漢字の構造
3月11日が書道教室の日でした。あの時、どこにいて、どんな思いだったのかということを話し、みなで黙祷しました。さて、その日の資料は、甲骨文でした。追うの意味を持った文字が甲骨文には二種類あることを確認していこうというものです。殷代では、人と獣をおう意味の文字があったのです。一つ目として挙げた「追」を含む甲骨文を最終的に臨書する資料に仕上げましたが、その甲骨文の最後の文字が、どうも分からないままとなり、異体字でしょう、と締めくくっておきました。そうして
IMG_20201229_0002.pdfdrive.google.com年も押し迫ったこんな忙しき時に、キッチンの大掃除をしては、パソコンに向かって纏め、冷蔵庫を拭いては、纏め、動画も撮り終えました。パソコンが悪いのか、息子の古き携帯が悪いのか、すぐにアップ出来なくなりますが・・・『厚趠方鼎』トレース&臨書動画を撮りながら言おうと言おうと思いつつも、言い忘れました!齋藤さんの「齋」字の上部と、「鼎」の字がくっついている
京都の『漢字学研究会』にて、落合先生と知り合うまえ、落合先生の御著書を読んでいると、この人は、甲骨文に対していかにも慎重なものの書き方をする人だなという印象であった。今でこそ、研究者としては、分からないものは分からないと記すことが当たり前と思うが、一般ピープルのただの古代文字好きの、ど素人のわたしや、白川静氏の字説が大好きな方達にとっては、不明である、分かりようがないという言葉を読むと、なんだ結局分からないのかと、どうにも期待した答えが帰ってこないと、ふがいな
白川静著作集『金文通釈』150番『同簋』IMG_20210202_0056_NEW.pdfSharedwithDropboxwww.dropbox.com1行目「隹十又二月初吉丁丑王」とありますね。これ、じゅうゆうにがつしょきつていちゅうと読み、文は、12月の1週目丁丑の日に・・・と始まっております。そして、★を付けていますが、ここ、1文字分空間をあけています。まず、日付を記して、空間をあけて、本題に入る。わ~!珍しい!文
今週水曜日、熊本での1部ヒーリングヨガ、2部古代文字書道&古代文字気功治療体験、1部は残6名、2部は残4名です。開催直前まで受付をしています。気になっている方はぜひこの機会にご参加下さい。☆個人セッション枠は満席になりました。
6/28(水)熊本市・健軍電停から5分のさゆらさんで、5月に私が鹿児島で体験したヒーリングヨガ&古代文字書道&古代文字気功治療体験のイベントを開催します♪引き続き参加者募集中です1時間の個人セッションも2枠あります。体験をキーワードで表すと、「すっきり、楽しい、びっくり」。ヨガはヨガヨガしてなくて、自然にできたし、書道は、自分に合った文字を井上先生がセルフ・オーリング・テスター(セルフォ)を使って選んでくれるのが嬉しく、書いて楽しいのでルンルンしながら書きました。書いた龍体文字は気功治療の
5月に鹿児島のたてまるメンテナンス主催で参加したヒーリングヨガや古代文字書道、古代文字気功治療がとても楽しく、腰痛でコルセットなしで歩けなかった方が、帰りにはコルセットなしで普通に歩いて帰られたり、私も鼻水が止まるなど実際に症状がなくなるという不思議な体験をしました。そこで、今度は地元熊本で体験したい!と熱望し、横浜在住ですが、井上貴子先生を熊本にお迎えし、ヒーリングヨガ&古代文字書道&古代文字気功治療を開催します♪【詳細】第1部ヒーリングヨガ12:30~13:30第2部
10月の展示会でも人気の高かったのは、家族で遊べる木彫りの「古代文字かるた」NHK展示会作品№33『遊び場』かるた甲骨で刻んだかるた。裏返すとっ!一年生の常用漢字である今の漢字が刻まれています。お父さん、お母さん、大人も、考えて「これは川だろ~」えいぃ!とめくる。たいてい、大人より子供のほうが直感がいい。大人頑張れ!子供のほうが柔軟でかしこいぞ~ということで古代文字を理解するには既成概念や、今までの経験は邪魔になる。人間は進化していないのか!?漢字をつくった当時の