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コンプライアンスは、終わりの始まりです。※日大アメフト問題で、最も恐れていたことが起こりました。日本アメリカンフットボール協会が、企業でもあるまいに、「コンプライアンス」などと言い出したのです。今の社会では半ば当たり前になっている「コンプライアンス」ですが、実際にコンプライアンスと声高に叫んで、いいことになっている「現場」はなく、すべての人が苦しみ、その場の人間関係から「ぬくもり」を奪っていきます。ルールを守ることは当たり前ですが、それを目的化すると、人間には必
日大アメフト問題です。昨日、公開された関東学連の規律委員会がつくった報告書をダウンロードし、全文を読みました。(こちらからダウンロードできます)http://www.kcfa.jp/files/user/info_pdf/kiritsu180603.pdfよくぞここまで、主観的な報告をしているものだと、仰天してしまいます。関東学連は法的な機関でもなんでもないのに、人の人格までもを断罪しているわけですが、ここまでくると、度を越していると言わざるを得ません。何より、
日大アメフト問題、一時は1日に20,000アクセス以上あった私のブログも、ここ2日ばかりで急激にアクセス数が減っています。これはこの問題への世の中の注目度が下がったことを端的に意味していて、いかに「世論」というものが一過性な性質を持っているかということでもあるわけですが、事態の沈静化というテーマに対しては、良い傾向だと思っています。※それでも私がこのことを書き続ける理由は、冤罪の可能性があるなら、それは防がなければならないと思うからです。関東学連が前監督・コ
「議論の前提」となるべき私からの提案:相手を負傷させることを目的に、ホイッスルがなった後、気が抜けているところに背後からタックルを浴びせる。あのタックルは、競技中に起こりうる「反則」の域をはるかに超えた、破壊行為である、という認識を持つべきである、ということ。※関東学連の処分が出たことで、日大アメフト問題も沈静化の方向に向かってくれることを期待します。気になるのは、学連の報道を受けて、各種メディアが鬼の首を取ったように、嬉々として内田前監督、井上前コ
YouTubeから、ある動画を引用します。まずは、この動画を見ていただきたいです。この動画は、アメリカのプロフットボール、NFLに、2018年にドラフトされるカレッジフットボール選手たちの「好プレー集」です。注目していただきたいのは、ここで取り上げられているポジションが、DE(ディフェンス・エンド)、つまり日大の宮川くんと同じポジションである、ということです。好プレー集ですから、「お手本」のようなプレーであり、まさにコーチが選手に期待するプレーだと言えます。
つづきです。(質問4)ケガをさせろとは言わなかったが、結果ケガしても良い。少しなら違反になっても良いから、と最初から思っていたなら、やはりそれはいけないのではないか。やった結果反則、というのと、あらかじめ反則まがいでも行ってこいでは全然ちがうと思うが。※「コンタクトスポーツ」に馴染みのない人にはどうしても認めにくい場合があると思いますが、人と人が体をぶつけあう、という競技では、自分がケガをしないためにも、ものすごく気合を入れておかなくちゃいけないのです。例
つづきです。(質問3)あの反則は、監督の想定内だったのではないか?監督はあの反則を見ていなかったというが、出回っている動画を見ると、ボールではなく反則場面の方を見ていると思うが?想定内ではないのであれば、どんな反則だったのか、すぐに確認するのが普通ではないか?※まず、監督があの反則を見ていたのか、見ていなかったのか、という点についてですが、本人は見ていないと言っています。そして、見ていなかったのだとすれば、話の辻褄が合う、ということが多いです。で、見ていない、
つづきです。(質問2)監督やコーチは、プレー中でのタックルを期待していたが、なんなら少しくらいの反則になっても構わない。と思っていたのでは?※この質問への回答は、言葉遣いを非常にデリケートにしなくちゃいけませんね。なぜなら、スポーツの世界は、普通の世界とどうしてもちがう部分があるし、同じスポーツでもコンタクトスポーツや、格闘技は、また別の側面がありますから。なんでか、というと、「相手をやってやる」と思っていないと自分が怪我をしてしまうからなんですよね。その
日大アメフト問題に関して、ある方からメッセージで質問をいただいたので、その回答を皆様にも共有いたしたく、こちらに書かせていただきます。まず、前提として、私は当事者ではないので、ここに書くことは、あくまでも私の個人的意見です。それは、当事者以外のすべての情報がそうであるのと同じです。ただ、私は関学フットボール部のOBですので、フットボールにまったく縁のなかった人と比べれば、多少現場のことは知っていますので、参考にしていただければ、と思います。それと、私が関学OBにも
連日話題持ち切りの日大アメフト問題。加害者である選手の会見は立派でした。ただ連日の放送を見ていると、これはもう元監督とコーチが「私たちが指示しました」と言わない限り収まらなくなってるように見える・・・真実の究明を!と言いながら、世間はもう元監督とコーチの指示だとどこかで決めつけていて、それを認めるまで許さないといった状況になっている。それってどうなんだ?と思うところがあります。。。こ
日大のアメフト問題です。昨日、日大からの再回答書を受け、関西学院の会見が行われましたね。その場で、関学サイドは、本当のことを言っているのはあくまでも宮川くんであって、日大の回答には信憑性がなく、よって信頼を回復できたと判断できるまで定期戦を中止するという決定を発表しました。負傷した選手のお父様も同席されての会見ということで、ある程度、予想はしていましたが、非常に残念な結果になってしまったと思っています。※ネット上での反応を見てみると、日大はダメダメだ
日大アメフト問題、連日書かせていただいております。私は関学アメフトのOBの一人なので、他人事ではないので。失礼いたします。先日の内田前監督と井上前コーチの会見を見て、多くの方が「20歳の若者があんなに立派に話したのに、いい歳した大人が保身ばかりでなんて酷い会見だろう」という感想を持ったようです。私はどう思ったか、というと、「あ、これは和解できるな」だったのです。それは日大と関学もそうだし、日大のコーチと選手も、です。皆さんは信じられないかも知れませんが、私は本当にそ
各所でのネット上での議論を見ていて、非常に大事な部分が抜け落ちてしまっているので、改めて書いておきます。これは、宮川くんと、コーチ陣、その両方の会見から組み立てた試合の序盤です。○試合の第1プレーで、宮川くんはプレー終了後の関学QBに背後からタックル。それで「不必要な乱暴行為」の反則を取られます。ここで当該プレーを見ていた井上コーチは、「固まってしまった」「でも試合に出してあげたかったから、交代させなかった」○第2プレーのあと宮川くんをサイドラインに呼び、コー
今日2018/05/22午後3時から日大アメフト問題で反則をした選手の異例に記者会見が行われました。結論から言えば、監督、コーチからの明確な指示があり、仕方なく行ったということのよう。コーチが反則許可を監督に求めにいけと言い……内田前監督が実行を条件に出場させたのが実情のよう。同選手はアメフトから離れるとしており、これで同選手に関してはもう終わりにして良いでしょう。しかし、前監督とコーチ陣、それに管理が出来ていなかった日大本部の責任が徹底追求されることは当然。
雲隠れしていた日大・内田監督がようやく関西大学に謝罪、監督を辞任するとしたものの……日大での常務理事、実質ナンバー2の役職辞任には言及せず……反則行為の指示についても明言を避け、依然、決着が付かず……一部メディアでは、試合が出来なくなったアメフト部員からの反乱もあるなど、逆風の中、渋々、辞任に応じたとの感を拭えず。地位に恋々とするのは政治家に限らず、信用できませんねぇ。
何度もしつこいですが、あまりに腹が立ってしょうがないので…。日本大学が「監督が選手に反則を指示したことはない。偶発的に起こったアクシデント」との見解を知って唖然あまりにも酷すぎる、お粗末な対応ですね。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180516-00000097-dal-spo“非を認めたら終わり”という、今の加計・森友などと同じ、お役所にありがちな、組織ぐるみの歪んだ危機管理なんでしょう。日大には危機管理学部という変わった学部がある