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衆議院小選挙区で公明党公認候補のいる選挙区は、選ぶ人がいないため投票率が低くて問題だと私は分析しています。2021年衆議院の選挙結果分析(共産党,選びたい候補者がいない選挙区など)|誠司のブログ(ameblo.jp)『2021年衆議院の選挙結果分析(共産党,選びたい候補者がいない選挙区など)』用語解説単記移譲式(即時決選投票)については下記を参照ください単記移譲式を簡単に説明する1.野党が共産党候補に一本化した選挙区表1…ameblo.jp
前回の参議院選挙の結果で「比例区は、定数50では、有権者は個人を選べない」https://ameblo.jp/seiji200601/entry-12528934782.htmlと分析したが今回も同じでした。2022年参議院比例選選挙結果一番多く票を獲得したのは、人気漫画「ラブひな」作者赤松健氏で53万票ですが、全体の1.0%自民党が獲得した票の2.9%と非常に少ないです。有名人で話題になる、ユーチューバの東谷義和(ガーシー)氏も全体の0.3%党が獲得した
2022/06/09読売新聞参院「格差是正」踏み込まず…改革報告書各会派に隔たり参院各会派の代表で作る「参院改革協議会」は8日、参院のあり方や選挙制度改革などに関する報告書をまとめ、山東参院議長に提出した。2016年の参院選から導入された合区の解消を目指す方向性をにじませたが、具体的な「1票の格差」の是正策は、各会派の思惑が合意形成を阻み、踏み込み不足が目立った。(略)加藤秀治郎・東洋大名誉教授(政治学)は、「衆参両院がそれぞれどういう役割を担うべきかを優先的に議論すべきだ。両院の役
読売新聞の特集[あすへの考]の2022/05/15に『参院「良識の府」へ改革急務』が掲載された。抜粋部分を緑字にする。なお◆で囲まれた部分は誠司が付けた表題です。◆良識の府と呼ばれたゆえん◆参院は当初、主に元貴族院議員や官僚出身の無所属議員でつくる会派・緑風会の活動が目立った。初の47年参院選(定数250)後、最多の会派として約90人で発足し、是々非々を掲げた。52年の国会では、緑風会の多くが破壊活動防止法案に反対したため、吉田内閣が譲歩し、基本的人権への配慮など緑風会が求めた修正を
岐阜、兵庫、長崎、石川など、自民党の金城湯池(堅固で他から侵害されにくい勢力範囲)の知事選挙で保守分裂となるケースが相次いでいるそうです。「知事選相次ぐ保守分裂地方組織しこり2022/03/21読売新聞」■石川知事選挙では自民党系3新人が「三つどもえ」の激戦馳浩無新60歳推薦:維新支持:自民県連元文部科学大臣元プロレスラー196,432(34.1%)山野之義無新59歳元金沢市長元ソフトバンク社員支持:自民県連の半数以上
国立国会図書館調査及び立法考査局の「アイルランド下院の選挙制度―単記移譲式による比例代表制(PR-STV)の仕組みと機能―」https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_11340942_po_082301.pdf?contentNo=1に単記移譲式の問題点が指摘されていた。そこで、調べていたら、複数の問題点が指摘されていたので記載します。PR-STV:単記移譲式による比例代表制(ProportionalRepresentation
このコメント欄で教わった、単記移譲式というのが、なんだかわからないので具体例をあげて質問するための記事です。わたしが東京16区の有権者だとします。東京でも東端の江戸川区ですね。ちなみに立候補者と選挙結果は以下。大西英男(自民)水野素子(立憲)中津川博郷(維新)太田彩花(共産)田中健(N党)単記移譲式だと候補者全員の名簿が記載された投票用紙が準備されるといいますから、上記の名前が届け出順に並べられ、枠に入っていて、その枠それぞれに順位を記入する欄も印刷さ
小選挙区比例代表並立制の問題点が明らかになったので、昔の単純中選挙区制度(中選挙区単記非移譲式選挙制度)に戻そうとの意見があります。公明党や共産党のように少数政党も選挙協力しなくても議席を得ることができる、有権者も比較的多くの候補者から選べる、というのが理由のようです。小選挙区比例代表並立制の問題点は改善すべきです。しかし、だから昔の方式に戻そうというのは、他の選挙制度を知らないからだと思います。中選挙区制度では、議席数で過半数を獲得する大政党となるためには同一選挙区に複数人の立候者を
用語解説単記移譲式(即時決選投票)については下記を参照ください単記移譲式を簡単に説明する1.野党が共産党候補に一本化した選挙区表1に野党5党が共産党候補に一本化した39選挙区の結果を示します。表1.野党5党が共産党候補に一本化した選挙区1.1沖縄1区(共産党が小選挙区で唯一つ勝利した選挙区沖縄1区(那覇市、渡嘉敷村、座間味村、粟国村、渡名喜村、南大東村、北大東村、久米島町)候補者3名
2021年の衆議院小選挙区において50%以下の得票で当選したのは、89選挙区(31%)であった。50%以下の得票で、かつ、2位との得票差が10%未満であったのは57選挙区(20%)であった(表1)。つまり、単記移譲式(即時決選投票)を選択した場合、これだけの選挙区で当落が変わる可能性があった。さらに、単記移譲式(即時決選投票)であれば、共倒れを気にしなくてよいので選挙協力が不要となり、その結果、与党単独にする調整や野党統一候補が不要となり有権者の選択の余地が広がります。だ
衆議院2021年選挙終りましたね。まずは、比例区の復活当選について私見を書きます。小選挙区で負けたのに比例区で復活当選することへの批判が多いようです。この候補者は国会議員に相応しくないと考えていた有権者にとっては、小選挙区で負けたのに復活当選は腑に落ちないと思います。しかし、応援していたのに僅差で負けたと考える有権者は比例区で復活当選は良いことだと考えると思います。今回、公明公認、自民党推薦の予定だった大阪3区に、無所属で出馬意向を示していた自民党の元大阪市議・柳本顕氏について、公明党
私は、野党の共闘どころか与党の共闘も有権者の選択肢を減らすので反対です。でも、世論は野党の共闘を評価する人が多いようです。共産党アレルギーのない有権者で、自民党はだめだと考えている方や自民党以外ならなんでもよいと考える方が多いのかもしれません。しかし、読売新聞10月21日の記事によると「統一候補が立民候補の選挙区では、共産党支持層が自民候補者の支援に回るケースも多く見られた。政策面での不一致や、立民と共産との微妙な距離感が、野党全体の一枚岩を阻む要因になってる面がある
有権者の選択の自由、立候補者の自由ををどう考えているんだということが、野党だけでなく与党でも発生しそうです。かなり意見の違う政党が選挙協力するのも問題だし、意見が違うなら選挙で有権者に判断を仰ぐのが筋だと思う。しかし、現在の単記非移譲式選挙ではやむを得ない所もある。だから、単記移譲式を導入すべきである。いい加減、選挙制度変えましょうよ。単記移譲式を簡単に説明する(改定版)|誠司のブログ(ameblo.jp)2021/10/09読売新聞よりーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回の兵庫県知事選挙で、自民党は、斎藤氏を推薦したものの、県議会議員の多くは副知事だった金沢氏の支援に回り、分裂選挙となりました。つまり、自民党が2人の立候補者を立てた白熱した選挙でした。保守王国だからこそ、漁夫の利で第三者が当選する危険がないとの意識があったのかもしれません。一時期、明石市長の名前も候補者として上がっていて、私は期待していました。というのも、「住んでいる地域によって住民サービスが異なるのは間違いである」という私の主張を無視して実践している市町村の1つが明石市
読売新聞[あすへの考]で掲載された記事を読んでの感想です。>2大政党化を促す小選挙区制イギリスを見てわかるように小選挙区制だから2大政党化するわけではない。民意が多様化している時代に2大政党化を唱えることは時代錯誤だと思う。だから、2大政党化は野合を生むだけの幻想で実現不可能だし良いことは何もないと思う。>小選挙区の「死に票」を減らし、多数派の意思をより正確に映す方式は、>豪州の「優先順位付き投票」がある。優先順位付き投票を提案した点は評価したい。>選挙制度に「完全」はな
安倍総理の辞意表明を受けだれが自民党総裁になるかとともに、次の2つの選挙制度の内どちらにするかが問題になっている。①全国全ての党員による投票で行う方式国会議員票:394(8月28日時点)、党員・党友票は同じ394に換算しドント式で配分。有効投票の過半数を得た候補がいない場合、上位2人の決選投票とし、国会議員票と各都道府県連1票で選ぶ方式②国会議員394票と都道府県連代表3人(計141票)による投票で選ぶ方式②は緊急を要するときに選択できる。①は告示
茶番劇としか思えない「立憲民主党と国民民主党の合流」も「参院2人区に自民から2人名立候補させるか否かの問題」も単記移譲式だったらかなりの部分解決すると思います。さらに、自民党は1人区でもだれを立候補者としたらよいか決定できず両方とも無所属で立候補し当選したら追加公認をしたり、悪くしたら共倒れになったりする場合がありますが、これも単記移譲式なら解決できるし、さらに、良い政治家が当選できる可能性を広げます。ぜひ、単記移譲式だけでも導入してほしい。単記移譲式を知らない方は私の下記のURLをご
2週間以上前の情報ですが、約4カ月半ぶりに政権の空白が解消との事です。アイルランドは歴史的には2大政党制であったが、最近はそれが崩れ色々な主義の政党が出て来たようです。2大政党制の歴史がありながら、世界的な多様性の波と中選挙区単記移譲式のため、このように混乱が生じました。しかし、中選挙区単記移譲式より多数の政党の乱立を招く傾向がある大選挙区比例代表制を2大政党制の歴史がなく、かつ、多様性が大きい日本に適用するべきという人達はこの事態をどのように感じているのだろう。私が良いと考える選挙制度
2020年2月8日投票のアイルランド下院(定数160議席39選挙区)の結果がほぼ出たようです。https://www.jiji.com/jc/article?k=2020021100297&g=inthttps://www.bbc.com/japanese/51454956共和党[中道右派]・・・選挙前は閣外協力38(解散前46)議席第1位で投票された得票率22.2%シン・フェイン党[左派統一アイルランド国家の建設を主張EU反対]・・・選挙前は野党37(同22
読売新聞2020/1/13の記事より「電子投票市販端末で…総務省経費減、導入促す地方選ミス防止」地方選挙での電子投票の実施を促すため、総務省は、投票を専用機器に事実上限定している現行の運用指針を見直し、市販のタブレット型端末やパソコンでの投票も認める方針を固めた。2002年から可能になった電子投票はこれまで10自治体で実施されたが、16年を最後に実施例がない。全国の自治体で急増する投開票作業のミスの防止に効果があるとして、同省は20年度中にも電子投票の再開が可能な環境を整備する。(中
記事「イギリスの半数はEU離脱を望んでいないのに、なぜジョンソンが大勝したのか」https://www.newsweekjapan.jp/imai/2019/12/48eu.phpは大変面白い分析でした。青色で抜粋します。3年半前(2016年)の国民投票では、約48%の人がEU残留を支持した。選挙直前の2019年12月7日のDeltapollsの世論調査によると、再国民投票があった場合の投票は、残留が45%、離脱が39%、わからないが16%だった(ただし、「再国民投票を望む
読売新聞2019/10/20[自民党研究政党を問う]第4部自公連立<7>公明ハト派の役割…公明党元代表神崎武法氏より-------------------------------------------\>選挙制度が中選挙区制の時代は、自民党の中に許容性、>幅広さを感じた。(中略)>小選挙区制となり、各議員が党にコントロールされる>ようになった。首相官邸の意向で様々な物事が決まる>ようになり、各議員が官邸を見ながら行動するように>なってしまった。結果と
以下読売新聞社2019年10月10日[自民党研究政党を問う]第4部自公連立<1>より---------------------------------------------------------------------------読売新聞社が2019年3月に実施した一般有権者に対する調査によると、自民党と公明党が連立を組んできたことを「評価する」は30%にとどまり、「評価しない」が53%だった。無党派層では61%が評価しなかった。評価しない理由を五つの選択
2019年8月31日の読売新聞朝刊に「読売。早大共同世論調査」の結果が掲載された。非常に多くの質問があったのに有効回答1944,回答率65%と有効な調査だと思う。その中で私が気になった質問と回答は次のとおり。-------------------【質問】日本の国会は衆議院と参議院の二院制です。参議院の必要性に関する次の意見のうち、あなたの考えに近いのはどちらかですか。・衆議院の行き過ぎをチェックするために必要である。61%・衆議院と同じことを繰り返すだけだから必要ない。35%
私が提案するのは、単記移譲式です。単記移譲式を当選者1名の選挙区で使用した場合は、即時決選投票と呼ばれるのでこちらの呼び方の方がピッタリくると思います。そちらも説明は文末を参照ください。【メリット】・各政党は共倒れを気にせずに候補者を立てれ、その結果、政党独自色を出せる。・多くの候補者がいる。つまり選択肢があるので、有権者が政治に関心を持つ。・当選者が1人の場合、比較的判りやすく、結果に対し有権者の納得を得られやすい。・投票者の選好順傾向から民意を分析できる・確認など時間が掛
作成:2010年1月17日修正:2010年2月7日修正:2010年5月22日修正:2019年8月12日修正:2019年11月17日追記:2020年8月16日どの選挙制度が良いかを考察するどの選挙制度にも一長一短がある。しかし、日本の現状を踏まえれば優劣が分かるかもしれない。そこで、下記に示す主な選挙制度に絞って考察する。※2019年8月、かなり状況が変わったので一部修正した。※2019年11月、加藤秀治郎著[日本の選挙―何を変えれば政治が変わるのか]
【要約】現在の非移譲式選挙制度では、共倒れの危険が高いので共闘せざるを得ない。しかし、有権者の選択を狭め、野合との非難を受け、ひいては投票率の低下、政治不信の原因となっている。だから、共倒の危険がない、単記移譲式投票を導入すべきである。単記移譲式の説明は下記を参照ください。「単記移譲式を簡単に説明する」-------------------------------------------------与野党攻防の焦点となった全国32の1人区は、民進や共産など野党4党の「統一候補」が1
平成26年の衆議院選挙結果をみると選挙協力ではなく政党の政策で争える選挙制度が必要だと強く感じる。だから、すべて比例区にすべきとの意見がある。しかし、私は政治の安定も必要などの理由で、小選挙区比例代表並立制を支持している。でも、小選挙区では共倒れの危険があるので選挙協力は必要だと言われる。しかし、小選挙区にも比例区にも単記移譲式選挙を導入すれはその問題は解決されるのでこれが最適だと考える。これにより、政策重視の政治を期待する。詳しくは、「★どの選挙制度が良いかを考察する」
小選挙区単記移譲式選挙制度(即時決選投票)の問題点(パラドックス)について考える。指摘されるパラドックスは下記のものである。----------------------------------------------------革新派、超保守、中間派の3候補がいて、この順番でランク付けが行われたとしよう。即時決戦投票のルールにより、第3位の中間派候補は失格となり、彼を1位に選んだ票は革新派か超保守の2人に再分配される。中間派を選んだ有権者の多くは、超保守よりも革新派候補を好んでいたと
元衆議院議長の河野洋平氏と日本政策学校代表理事金野氏の対談記事があった。どの選挙制度が良いかは「強いて言えば3人区ぐらいにして。つまり、第三極が入り込む余地が出てくるのではないか。」ぐらいしか提案が無かった。私は、もっと複数の案を複数の観点から検討し結論を出すべきだと思う私の私案「★どの選挙制度が良いかを考察する」を超える議論はない物ですねしかし、面白い内容だったのでいくつか抜粋する>現在の政治は劣化していると言われても仕方がないような状況>選挙制度の問題は日本の民主主義にとっ