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だんだん寒くなって来ましたな。読書の秋ですな。そんなわけで久しぶりのワカ文学は三島由紀夫『近代能楽集』です〜タイトルからして昔ながらの能かと思ってしまいますが、現代劇の戯曲集近代能楽集-Wikipediaja.m.wikipedia.org全8作「邯鄲」(かんたん)「綾の鼓」(あやのつづみ)「卒塔婆小町」(そとばこまち)「葵上」(あおいのうえ)「班女」(はんじょ)「道成寺」(どうじょうじ)「熊野」(ゆや)「弱法師」(よろぼし)前に美輪明宏主演で『葵上』『卒塔婆
写真は京都の随心院に伝わる卒塔婆小町座像です、この卒塔婆小町座像の説明には「鎌倉時代」、「恵心僧都作」となっています。私の研究では随心院と小野小町に直接的な繋がりはありません、小野小町が領していた地に建てられた寺が随心院の前身である牛皮山曼荼羅寺であり、古今集が夜に出て以降、聖地巡礼で訪れた人々の問いに答えられるよう小野小町に関する物や情報が随心院に集まり千年以上の時を経た現在、あたかも小野小町に縁のあった寺の様に思われている事が正しい認識だと思われます。その上に立ち伝承を読み解くとか
メイシアターXブルーシャトルSHOW劇場近代能楽集『卒都婆小町』『葵上』『邯鄲』全公演の終幕、誠におめでとうございます。夢がマネーに置き換わる『卒都婆小町』も男女の修羅場を真っ直ぐ見つ突き詰めた『葵上』も生きることの自由旗を降る『邯鄲』も甲乙無しにいずれも素晴らしかったです。また3作品を同時上演するという稀にみる公演だったのではないでしょうか!?得難い機会をつくってくださったことにただただ感謝申し上げます。ありがとうございました!千穐楽の無事終幕を知って。
近代能楽集の『卒塔婆小町』~難しくて言葉がまったく選べてない。もがいている。発しても次の言葉で反対の意味のことをゆってしまいそうなそんな状況。だから黙している。んーーーーーーーあれはあれはあれは何なのだ!?!?!誰か~助けろー←www
11月15日(日)梅若能楽学院会館能『卒塔婆小町』・一度乃次第シテ(老女・小野小町)山崎正道ワキ(高野山の僧)宝生欣哉笛:松田弘之小鼓:亀井忠雄大鼓:成田達志地頭:梅若実地謡:梅若紀彰女流仕舞3曲『経政』クセ伶衣野陽子地頭:髙橋栄子『夕顔』富田雅子『大江山』三吉徹子(休憩)狂言『萩大名』(大藏流山本東次郎家)シテ(大名)山本東次郎アド(太郎冠者)山本凜太郎アド(庭の亭主)山本則秀仕舞3曲『鵜之段』松山隆雄地頭:梅若紀彰『
10月最終日は能楽師・武田文志さん、武田宗典さんも出演された「花影会」@GINZASIX能楽堂メインの演目『卒都婆小町』の物語に魅かれたのもあり、久々の能鑑賞。『卒都婆小町』の主役は絶世の美女として浮名を流した小野小町。百歳になり、貧しく物乞いをするまでに落ちぶれている…舞台は都を出た老婆の小町が卒塔婆に座り休んでいたのを、通りががりの高野山の高層が嗜め、問答になる場面から。僧の言葉に「仏も衆生も隔て無し」などと理屈をこね、高層を論破する小町。「善悪不二、仏も衆生も隔
京都画像クイズNo.26は、誰でも知っている人物名クイズ。ですが、画像が画像だけにやっぱり難問となってしまいました。それでも多くの方から解答が寄せられました。ありがとうございます。励みになります。今回は正解からいきましょうか。正解は小野小町画像は随心院の歌碑ね、有名人でしょ。それでは出題画像を解説します。この画像の正面に回ると小町寺の扁額が確認できます。地蔵堂に祀られいる地蔵菩薩坐像は玉章(たまずさ)地蔵と呼ばれ、小野小町に寄せられた
散る朝に小雨ちかしき萩すすき夕萩を形見に佐渡の波しぶき電線のうなり萩野のあらべすく糸萩や卒塔婆に恋の風いかに(能「卒塔婆小町」)たれとても己心あるらむみだれ萩【笑い仮面】画像:https://item.rakuten.co.jp/takumi-kyoto/2018tokkashikishi078/
田中は関係省庁の教え子とやらの、やたらと体格の良い集団にパイプベッドのようなモノに括り付けられている。「組織は俺が逃亡したり情報を漏らしたりしないよう人質を取ってたんだ」布川さんが言うには、拘束されてから声明文を書かされるまでの四日ほどの間に背後を調べ弱みを握っていたというわけだ。「え、それってマチさんにも危ない橋を渡らせてたってことでしょ」「むろん我々も彼女の警護には張り付いていました」関係省庁が顔に似合わない高めの声で話す。「ですが、彼女が警護されていること自体が敵に知られてはい
「荷物をまとめて帰国しようって時だったよ」外国人が多く宿泊するそのホテルにテロ国家が襲撃を始めたのは早朝のことだった。本拠地への反撃が激化する中、彼らは出来るだけ多数の人質を必要としていた。「しかたないから俺は、語学力と文章作成をアピールしたんだよ。大学で教えてるって伝えてね」彼らの言う《種子》は東アジアにも潜入を始めていた。協力すれば帰してやるという言葉は当然額面通りには受け取れなかったが、自らの思想を世界中に広めたかった彼らには渡りに舟だったのだろう。それで発信文中に暗号を混ぜ
こんな状況ながら、なんだかドラマのワンシーンを見ているようだった。長身の男性が田中を確保し、それを見つめるマチさんの目からこぼれる涙。「怪我はないか。すまん、遅くなった」「どうして……」かけよろうとするマチさんを止めて、彼は田中の腕を縛り上げ床に組み伏せる。「死んだと聞かされて、私…」「いやあ、ドジっちゃってね」携帯を取り出し彼はなにごとか呟く。それから安堵の表情を浮かべてマチさんのほうへと歩み寄った。田中の見張りは私が交替。投げられた衝撃でガラス玉は取れたみたいだけど、血で染
ときどき何かイメージが頭の中に降ってくる。忘れないうちに画に残そうと・・・いつも応援している歌手の五条哲也さんの郷里、京都山科の地に随心院という古刹がある。小野小町ゆかりの寺としても知られていて、小野小町像が安置されているが、その姿は美人の面影もない老婆の姿である。はじめて拝観したときは、いろいろ考えさせられた。能楽でも卒塔婆小町という演目もある。タイトルは卒塔婆小町としましたが、あくまでも私の想像の世界。情念を捨てきれない老婆が、愛しい人の頭蓋骨を抱く。遠い昔の思い出を抱いて微
誰、と答えようとするマチさんを抑え私は机の陰に押しやる。間を置いてノックが繰り返される。「この合図、誰か他に知ってる人って……いないですよね」マチさんが首を振る。そりゃそうか、私が買い物に出るその時に決めたことだ。誰がが、私がドアを開けるのを見ていた。それか、ずっと私達を付けていたのかも知れない。ドアノブを乱暴に回す音が部屋中に響く。無論鍵が掛かっているドアはびくともしない。ドアを何か硬いもので叩く音に、マチさんは小さな身体をますます縮こめた。「なあ」来訪者が抑揚の
平たいガラス面が反射する光は小さな光点となって日時計のように位置を変えていく。最も正確な時計は何か、という問いを私は思い出した。クオーツ?電波時計?答えは“日時計”。もし地球の自転が狂ったら、世界中のあらゆる時計はそれに合わせて修正しなくてはならない。ただ日時計だけは別だ。「マチさん、苦手な食べ物ってあります?」お財布を片手に私は尋ねた。今日は盗聴器の発見という有難くない進展があった。進展も変化も、起きる時は立て続けに起きる。まだ日があるうちに買い物を済ませ、今夜は研究室
「おう、中田」学食のいつもの席に座ると、いつものヤツがやって来た。「田中、な」別にからかってる訳でも嫌ってる訳でもない。なんというか、記憶に残らないヤツなのだ。いつも通り新情報が無い事を伝えると、あからさまにガッカリした表情でカレーをかっ込むと足早に彼は去って行った。カレーのヤツ、ってことは覚えてるんだがなあ。ヤナギ先生に関しては、新情報は無い。だが、マチさんの研究室に関しては看過出来ない発見があった。マンションでは作動しなかった探知機が研究室ではLEDを光らせたのだ。
ルイ16世と同じ趣味だと布川さんは言ってたようだが、マチさんの研究室には通常の鍵の他に特殊な仕掛けが施されていたらしい。ヤナギ先生のメールを見せると、マチさんはサムターンを回したあとスマートフォンで何桁かの数字をタップした。ドアを背にした私の耳に小さな機械音が聞こえた。これで大丈夫かな。机に広げたレポート用紙にマチさんが、それはそれは美しい文字を走らせる。声を出さずに読め、とは会話を傍受されている可能性があると言うことか。恥ずかしいことに私はそこまで思い当たっていなかった。明日にで
資料整理は大方終わった。マチさんが記憶の中にある言葉を入力すれば、それがどの文献によるものかすぐにモニターに表示される。中には私にはどう読んでも暗号にしか思えない言葉も、マチさんが読めば平安の雅なやり取りに変わる。さてこれからどうしよう。久しぶりに送られてきたヤナギ先生からのメールには“声を出さずに読め”という前置きが付いていた。園田准教授の助手は順調か。作業が終了しても何かに理由を付けて研究室に居座るように。そこまでは何とでもなる。どうせヤナギ先生が帰られるまでは私の仕事はないし
あの日以来、マチさんは宝物を取り出してはその時々に聞いた布川さんの冒険譚を話してくれる。白く濁った石英の塊。拳ほどもある綺麗なガラス玉。不思議な文字が彫り込まれた古びたカメオ。それらが、布川さんの手にかかればダイヤの原石になりエメラルドの真球に変わり、宝の在りかを示す最後のひとピースとなるのだ。「そうして彼は、私のこっち側の顔をじっと見ながら言うの。これは僕だけの風景だ、これと引き換えられるなら何だって持って来るよって」気障よね、とマチさんは微笑む。似合ってないのに。ノッポで、ヒョロ
それから彼は、時には二つ、時には五つ、色んな所から帰っては可愛らしいお土産を持って彼の物語を聞かせた。その度に“忘れ物”はまた置いていかれ、土産物の数も五十を越えた頃にはさすがに彼女も言わずにはいれなかった。「じゃあさ」布川は頭を掻きながらおずおずと彼女の傍らに立ち、「口実がなくてもここに来て構わないかな」「どう言ったところで来るのでしょう?」それに続けて消え入るような声で「私も布川さんが来ると楽しいし」布川は何かを言いかけてやめ、その代わりに右手をぐっと握りしめた。それから
脇机の引き出しは綺麗に仕切られて、その一桝ごとに一つずつ、小さく光る小石や異国の小物が納められている。百個のプレゼント……。私はついさっき聞いたマチさんの噂を思い出していた。「最初の贈り物は、これね」翡翠だろうか、緑色の小さな石の付いたタイピン。彼女は愛おしそうにそっとつまみ、カーテンから漏れ出る淡い日光にかざした。「これ?出張先で見つけた安物だけどね」何を話しても穏やかに微笑むだけの彼女の視線が自分の胸元に注がれていることに気づいて布川は、やっと話題のきっかけを掴めたような気
うたた寝してるのだろうか。音を立てないようそっと近づいてみる。マチさんは苦しそうに肩で息をしていた。「マチさんっ」私に気づいて彼女は血の気を失った顔を上げた。「苦しいんですかっ、誰か呼んできましょうかっ」「大丈夫。少しじっとしてたら治まるから」話す声も苦しそうだ。汗が滝のように流れ、机の上に赤い雫がこぼれる。吐血!思わず声を上げそうになるが、雫は顔から滴り落ちている。「どこか切られたんですか、痛みは……」鞄からタオルを出し、マチさんの肩を抱き起こして額の汗を
「相変わらず、食うねえ」学食で遅めの昼食に齧りついていた私に声をかけてきたのは同じ学科の男子だった。「この体型を維持するには必要なんですー」「維持するって、どこを目指してんだよ」言いながらプレートを私の前に置き、彼は正面に座った。「ヤナギ先生はまだ帰らないの?」正式な研究生は私ひとりだが、ヤナギ先生は他のゼミの学生にも色々アドバイスしているようだ。先生の帰りを待っているのは彼だけではないだろう。「帰国は未定みたいだからね。なんか重要な用事があるとか言ってた」「それよりさ」彼
2月末に、勤続30年記念、「リベンジインド旅」から帰ってから怒涛の撮影の現場キャンセルで、もはや引退状態に陥り自宅こもり。まっ、そんな状況でも3月末、月一の京都への移動はやはりGO〜と決めたらナイスなタイミングで『お寿司』のWSが開催される、とツイッターがこの時期のWS!?ビビりましたが、『お寿司』は気になっているNO12019、秋に、芸セン(芸術センター)の康本雅子さん関連でもらったこのチラシに惚れてしまい、ずーと、気になっていた、南野詩恵さん彼女のツイッタ
(3月17日妙正寺川畔にて)東京の桜開花宣言とほぼ同時に杉並でも桜が開花した。やった~。それにしても何故ここまで心が浮き立つのだろうか。おそらく「なんだかんだあったけどなんとかまた新たな年を迎えられたよ」という実感が一番わくのが桜の開花なのである。本来一年の始まりは元旦なわけだが、あれはいかにも事務的技巧的な匂いがする。事実現在の1月1日は我が国がグレゴリウス暦に切り替えた1872年から「1月1日」と呼ばれるようになったなわけで、その日が自然の営みと結びついてい
ども、引き続きどんちゃんです。2人目~河野梨花さんいいですね~。まあるい笑顔でガンガンいっちゃって!りかは某演出家と同じお名前なので、私はなかなか呼びにくい(笑)こーのーで許してね
先日はスミレ座さんの十周年公演に、ありがたいことに参加させていただきました。「卒塔婆小町」をベースに大胆な解釈を施し、幽玄さ、おどろおどろしさ、コミカルさ、清廉さ、もの悲しさ、妖艶さ、まさに人生の悲喜こもごもを舞いと朗読と演奏で表現します。ダンスとかてんでからっきしな私ですが、できる範囲でキレイに見える振り付けを付けていただきました。いやはや打ち上げも大盛り上がりで貴重で楽しい体験をさせていただきました。感謝!さてわたくしの3週連続で公演出演、次回は12/7に神戸三宮「別館
ご報告が遅くなりました。きりんプロジェクト〜三島由紀夫の世界〜【綾の鼓・卒塔婆小町】全公演終了いたしました。ご来場くださった皆様応援してくださった皆様ありがとうございました🙇🏻♀️✨さりあを受け入れてくださったスタッフ・座組の皆様にも本当に感謝の気持ちでいっぱいです💟綾の鼓では、加代子という事務員の女の子の役をやらせていただきました✨そして、物語の前半は天野静雄さんとさりあの二人のシーン今回の作品は綾の鼓をやってから卒塔婆小町の順番だったのでどしょっぱつに出番
〜三島由紀夫の世界〜美と陶酔と死【綾の鼓・卒塔婆小町】無事初日2公演が終わりました★ご来場いただきましたお客様ありがとうございました✨明日は11時/15時の2公演で全公演終了となります!!!チケット自体は完売してしまっていてキャンセル待ちになってるので当日券もあるかわかんないんですが...😖💭ぜひご来場のお客様は気をつけてご来場ください✨✨転換等々で裏にいる時は黒のシャカシャカジャンバーを着ているからか共演者の方のお子さんに「え?どこ行くの?スタッフさんじゃない
三島由紀夫の世界三島由紀夫/作・近代能楽集より『綾の鼓・卒塔婆小町』観に行ってきました。サンデー演歌ベスト30で一緒に番組をお送りしている陽平さんが出演されています。舞台と観客席も近く、目の前で繰り広げられる世界にどっぷりと入ることができました。三島由紀夫作品綾の鼓と卒塔婆小町の2つの演目陽平さんを舞台って良いですね。詳しくは明日の放送でぎふチャンサンデー演歌ベスト3011時から14時メッセージ、リクエストもよろしくお願いします。きりん演劇プロジェクト
【綾の鼓・卒塔婆小町】小屋入りしました🐥小屋入り2日目。風が冷たくて、寒さが増し増し😭💭冬の方が好きだけどだんだんと夏が恋しくなりますね...。いや、でも、冬の方が好き💟イルミネーションもキラキラ夜の空には満点の星さりあの家はわりと高台にあるので空が近くて、かつ田舎だもんだから街頭もあんまりなくて星いっぱいなんです⭐️とくになにより街中でクリスマスの曲が流れてるっていうのがさりあの気分をルンルンにしてくれる😊✨だからさりあは冬が好き。このイルミネーションを見て共演