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中庭の桜を見たあと、久しぶりに旧制高等学校記念館に入ってみました。先月の市民タイムスにこんな記事が載っていたのを見て1度行きたいなと思っていたので丁度良い機会でした。企画展の”北杜夫『憂行日記』をたどる展”は1階入口すぐのギャラリーで開催されていて無料ですが2.3階の展示室は有料です。松本まるごと博物館友の会の会員証を提示してまずは2階へ。2、3階の展示の概要はパンフレットから。2階にある北杜夫コーナー。思誠寮の壁に書かれた北杜夫氏の落書きはこのコーナーにありました。北杜夫の本名
大岡昇平「証言その時々」(講談社学術文庫)から三か所引用する。それらは普遍のリアリティとアクチュアリティを獲得している。「戦後二十年、私はもう56歳である。この先何年生きられるか。日本はこれからどうなろうと、よし人類が滅亡しようと、どっちでもいいといえないこともない。しかし将来に幸福の可能性を持った若者たち、私の娘や息子はどうだろうか。これからの兵隊は五十歳以上に限るということにならないだろうか。」1965年8月14日、東京新聞に掲載されたエッセイである。末尾の一行が、非常に怖い。大岡昇
近ごろ、物忘れが烈しい。先月も手帳の六月十七日の項に、午後六時とだけメモがあり、それが何であるか思い出すのに五日間かかった。思い出せないくらいなら、どうせ大した用件ではあるまいと考えるようになったとき、突然それが北杜夫との対談の約束だったことを思い出した。(吉行淳之介「某月某日」番町書房)
どくとるマンボウの新刊が出たので喜んで買ってきた。いざ本を開こうとしたら目が覚めた(。ρω-。)北杜夫さんが亡くなってだいぶ経つのにまだ深層意識では認めたくないらしい。
夏目漱石の作品読んだことある?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう読んだ事ないですそもそも私は純文学と言われるような作品はほとんど読んでないんです三島由紀夫を数冊読んだくらいで、あとは全滅川端康成も、太宰治も森鴎外も読んでいません中学の時に北杜夫さんの「ドクトルまんぼう航海記」を読んでいたら、男子から「今頃そんなもの読んでるの?」と軽蔑するように聞かれましたその男子は後に東大に行ったのですが、二十代後半で亡くなってしまったそうです友人に聞いた話ですが…昨日
今日は外気は暖かくて、でも風が強い。まだ喉が痛いのだマスクをして、農家さんの百円八百屋へ行ってきた。しばらくぶりなのでもしお野菜が有ったら、その足で知人宅へ行こうかと思った。すると、目指した八百屋さんあたりにいる人が、遠いのだがどうも私が思っていた人みたい。まさかとは思いながら手を振ると、先方でも気が付き待っていてくれた。ブロッコリーと、ホウレンソウを買い、一緒にお散歩しながらおしゃべりした。この方は、北杜夫さんの小説の中に出てきた「小さなレストラン」の店主の奥様だ。店を閉め、
2020年2月25日再掲記事が、昨日の現在泥沼状態からのアクセス?記事だったので、こちらも同じくらいアクセス頂いておりましたので再掲。もっとずっと面白い恋文とか公表されちゃってますし~。繋がりあると言えばある?斎藤茂吉大先生の「あちゃああああ」ありの記事でございます。2023年7月3日時代に縛られ切らない己を貫く生活を女性が出来たのって、やはり財力がないと難しかったでしょうね・・・斎藤茂吉先生資料本散逸ゴシップは面白い???昨日も昨日、父母のお気に入
黄いろい船(新潮文庫)/北杜夫子どものころに好きでよく読んでいた著者の短編集です。大人になってからも心のどこかに少年の想いを持ち続ける人間の葛藤や悲哀を描いた作品が収められています。表題作は、自分の存在価値を見失った妻と幼い子供がいる失業中の男が、子どものようにすねた感情を妻にぶつけながらも、再び仕事を得ようと決心するまでの心の動きを捉えた作品です。そのほかにも、子どもをかすがいにしてお互いの想いを再生させようとした夫婦であったが、幼な子を残して妻が病死してしまい、夫
仕事関係でお客さんと雑談本が好きな女性で北杜夫の話になりました北杜夫は私が子どもの頃の流行作家で「違いの分かる男」☕の遠藤周作と伴に有名だったように思いますそんなわけで北杜夫は読んだことないですが知っています父が歌人の斎藤茂吉で青山墓地近くの青山脳病院の院長だったこともお客さんが本を見せてくれて(´゚д゚`)ビックリタルタリアだーこんな建物最初から「病院」として建てると思いますか🫥北杜夫の『どくとるマンボウ回想記』を読んでいる。『楡家の人びと』の舞台に
やっと体調が戻ってきたような今日、一日静養してなんとかいいかなと奥さんはまだだめですけど年末からずっと寝る前に読んでいた「楡家の人々」昨日、読み終えました高校2年生のときに読んだと思いますので50年以上ぶりに読んだことになります作者は北杜夫でぼくの高校生時代はベストセラー作家でした「ドクトルマンボウ青春記」がたしか年間ベストセラーだったと思います内容も他の作家に比べてむずかしくなかったのですごいファンでした北杜夫の新刊が出たらすぐに買っていましたどれも
原稿の枠やセリフのフキダシを枝か何かに見立ててコウモリを止まらせるのってシンプルですけど漫画ならではの表現で好きです。北杜夫さんと長新太さんの組み合わせでの童話って本当に子ども向けで良いですよね。#手塚治虫http://phoenix.to/leaders/63-01.html
怪盗ジバコの名前に関しては、百を越える異説があるので、それをここに一々詳説することはできない。本名はもとよりわからない。その出生は秘密の帳につつまれている。一体もともとは何国人であったのか、どのような肌のいろをし、どのような目のいろをしているのかも判明していない。彼は変相の名手だったからである。庶民に人気の怪盗が、痛快に事件を引き起こしていきます。その辺も面白いのですが、なんと言っても心に残るのはエンディングです。「ジバコの恋」の章です。カフェーに入ったジバコは、18か19の
処女作『幽霊』の続編です。『幽霊』の副題は、「或る幼年と青春の物語」、でしたが、『木精』(こだま)は、「或る青年期と追想の物語」となっています。ドイツ留学中の精神科医は、幼年時の記憶と愛しい人「ノッ子」への断ち切れぬ思いを抱いて、ヨーロッパの景色を訪ねながらも心はなお過去をさまよっていきます。父、斎藤茂吉の著作から父がドナウ源流地帯を旅した事を知り、同じ場所を訪ねます。他にチロルの山間の町、ヨーロッパ北部等、研究生活に限界を感じて旅をする中、何かにつけ脳裏を木霊(こだま)するのは
ときとすると街なかを歩いているとき、自分が生きているのか死んでいるのかわからなくなるようなことさえあった。いつしか夜になっていて、うす闇がひたひたと押しよせ、ぼくの身体をしずかに侵しはじめた。とおくから舞ってきたらしいいくつかの雪片が、そこらをちらちらしていた。すると突然、自分というものの実感がおぼろになってきた。なにかしらぼくのようなものが存在していることは理解できたが、はたして本当の自分なのかどうかあやふやであった。誰かが代りに立っていてくれても、一向に差支えなさそうに思われた。「もし
「甲虫の翅鞘が渦をまき、瑠璃いろの蝶は輝きながら翅をうごかして、さいぜんのフルートの音階を反復させた。あたかも帳(とばり)におおおわれた別の世界からの呼声のように。啄木鳥(きつつき)が幹をつつくと、それは真鍮打楽器の音となって木霊(こだま)をかえした。そしてほんの一瞬、一切の音と光と色とが、かつて覚えのない官能の豊潤さに溢れていた。」主人公は、北アルプスの旧制高校に通う、蝶を中心に昆虫を愛でる少年。父は学者なのか蔵書家。母は早世し、主人公は母を思慕している。美しかった姉の死の追憶。戦中し
今日は晴れている東京。洗濯は…。明日でいいかな。夏の入院以来、NHKの「ラジオ深夜便」を聴いたり、深夜にYouTubeで朗読動画を聴いたりということが増えています。ただし、すぐに寝落ちすれば良いのですが、そうでないと寝不足になるのが困りもの。朗読というか、場合によっては効果音がないラジオドラマ風になっているのですが、最初は比較的短いこのシリーズを聴いていました。YouTubeで再生すると、次々に再生リストとして上がってきますしね。長いものだと途中で寝てしまい、再度聴こう
ゆっくりしようと思ってのお出かけだったので、食事も宿で、を希望していたんですけど、食事付きのプランはとれなくて。温泉街の観光案内に、食事処を聞いたら、「ないんですよね~…」温泉街そぞろ歩き、は、ないのか…それでも、一応ぐるっと一回りしたら、直売店を見つけて、リンゴと葡萄を調達。夕飯は、宿の隣のコンビニ。便利だ、うんうん。泊まったお宿には、レストランエリアで食事ではなくて、個室の「なんとかの間」って宴会場がいくつかある。古き良き時代に、飲んで騒ぐだけの温泉職員旅行で
10月24日が命日・忌日の有名人・著名人1537年27~28歳?没(分娩)ジェーン・シーモアさんイングランド王ヘンリー8世の王妃1601年満54歳没(尿毒症?水銀中毒?)ティコ・ブラーエさん天文学者超新星SN1572発見1725年65歳没(?)アレッサンドロ・スカルラッティさん作曲家ドメニコ・スカルラッティの父1944年67歳没(?)ルイ・ルノーさん実業家、ルノー創業者1946年満49歳没(処刑)クルト・ダリューゲさん政治家、秩序警察長官、ナチス親
私の心の支え昔から本を読むことは好きでした😊📖その中でも特にお気に入りの2冊がこちら↑重松清さんのとんびはドラマ化されたり映画化されているのでご存知の方も多いのでは内野聖陽さん演じるヤスが本当に本から飛び出してきたのではないかと錯覚するほど適役で、普段あまりドラマは観ないのですが、見入ってしまったことを今でも鮮明に覚えています📺✨重松清さんの言葉たちは、燻っている私をぽんと押してくれます。そして違う世界を見せてくれます。優しさ溢れる素敵な世界を。そしてまた前を向いて歩いていけるよ
歯医者さんで2人共全てOKをもらって気分良くなりました。近くにある、かって13年暮らした場所を散歩しました。かって住んでた59平方メートルの狭い灰色の古いアパート宿舎は無くなっていて、民間の新しい綺麗なマンションが建っていました。まだ入居前で業者さんの出入りで忙しそうでした。あそこに暮らしてた日々!長男長女が小学生の頃、雪が積もると雪のお山を作って滑り台にしたり、雪のお山に穴掘って友達とお家にしたり、あの頃のあの子達が目に浮かぶのでした。あの頃公園はまだできる途中でした。ただ
最近はひたすら本を読んでいます。今日は北杜夫さんの『マンボウ阪神狂時代』を読了。タイガースが〝アレ〟した今年にピッタリの1冊。俺も野球がきっかけとなった気分の浮き沈みは激しいけれど、ここまでではないなあ(笑)残念ながら北さんは10年近く前にお亡くなりになっているので、今年の〝アレ〟を見届けることができなかったわけですが……もしご存命だったら、今年のぶっちぎりの状態をどのように書いていたか。気になってしまう1冊でした。午前中はずっと《プロント》でコレを読んでいたので、
シミルボン・2016年7月22日初投稿私がこの作品に触れるきっかけは、著者、北杜夫先生の訃報を報じたNHKの夜のニュースだった。ベテランの男性アナウンサーが「北杜夫さんは、北杜夫さんの作品は、私にとって……、個人的なことですが、大切な、大切な存在でした」と、普段なら冷静にニュースをアナウンスする男性アナウンサーが、決して興奮して涙を流すのでもなく、嗚咽でアナウンスが出来なくなるのでもなく、ただ、ただ、静かに自分にとって、いかに「北杜夫」という作家、その作品が大切な存在ということを話し
2021年秋のブログです*シーナさんの本を読んでいたら、北杜夫さんの『どくとるマンボウ航海記』(1965・角川文庫)をほめていたので、すごく久しぶりに読んでみる。じーじの持っている文庫本は1973年発行。定価140円。ちょうどじーじが大学に入った年だ。講義をきかずに、こんな本を一所懸命に読んでいた日々を思い出す。改めて読んでみると、この本、とても面白い。マンボウ先生のはちゃめちゃな行動が痛快。しかも、さすが、北杜夫さん、文章がうまい。やはりすごい
【ゆっこままの読書記録】①図書館本📙椹野道流「祖母姫、ロンドンへ行く!」(小学館)「私、ロンドンへ行きたいわ」80代の祖母の一言で決まったロンドン旅行✈️孝行息子の叔父たちが惜しみなく費用担当し、飛行機はファーストクラス、ホテルも一流。オリエント急行でのディナー、アフタヌーンティー、お買物etc何事にも全力で自分を磨き上げてきた“祖母姫”の立ち居振る舞い・行動の素晴らしいこと👍孫娘に語った『謙遜と卑下は違います』このひと言が、私の胸に深く刻まれた。②お風呂
今日の『四季通信』は、題して、『あれも読みたいこれも読みたい』~ドクトル・マンボウと狐狸庵先生~読書の話です。※久しぶりに読書についてのあれこれです。「ドクトル・マンボウ」と「狐狸庵先生」と書いて、分かりますか?「ドクトル・マンボウ」が北杜夫さん。「狐狸庵先生」というのが遠藤周作さん。今、本屋さんの書棚を見回しても、このふたりの書籍は少なくなりましたが、かつては、お二人ともベストセラー作家でした。ぼくも、高校生から大学にかけて
あす9/5から、軽井沢高原文庫敷地内に移築保存された堀辰雄1412番山荘において「切手に描かれた蝶(チョウ)たち」展がスタートします。会期は11/12まで。現在、軽井沢高原文庫本館では「生誕100年記念遠藤周作展~『沈黙』から『深い河』まで~」を開催中(10/1)ですが、狐狸庵(遠藤周作)×マンボウ(北杜夫)対決を軽井沢の地で再現すべく?、本館隣の堀山荘では北杜夫さん(=斎藤宗吉)の直筆葉書48枚を展示します。今回の人文的昆虫展は、「切手に描かれた蝶(チョウ)たち」と題して、世界各国
『楡家の人びと』/北杜夫/新潮文庫私が中学生の頃、すでに傑作として紹介されていました。大正時代、大病院を一代で築いた主人公とその子や孫や職員たちの登場する大河小説です。主人公は才能あふれ、陽気で活動的で、人望のある人物です。最初のうちは痛快な小説なのかと思っていたのですが、次第に怪しくなっていきます。主人公に余り中味がないのです。虚栄心が強く、人よりも病院の方が大事なのです。子供や職員はあくまで病院を盛り立てる駒として扱われます。そのためにある子供は反発して家を
「ドクトルまんぼう」で有名は北杜夫の母校旧制松本高校があがたの森にあった。その校舎に当時の教室が復元されていた。旧制高校バンカラこんな感じなのか。
後に虫プロとなるスタジオを設立したという記事。「ある街角の物語」は「街の片隅の物語」だったんですね。破産も覚悟,ってその後を知っていると洒落になってない。連載が北杜夫,谷崎潤一郎,柴田,松本清張と凄すぎる布陣。#手塚治虫http://phoenix.to/tyuou/kouron.html
性能はすべて想定外の車だ。いわゆる電気自動車だが、電流を起こすのは家庭用電源で充電できるタグだ。家でタグに充電し、それを車に差すと、モーターに大電流が発生する。計算上の走行距離が表示される。384,403.9km、道路があれば月まで行ける距離だ。燃費は・・・燃費って何だ?月まで行けるのに、燃費を言う?まあ、そうだわね、ケチな話はなしにしよう。車の軽量化なんて考慮してないわ。重心を下げて運転を快適にしてあるの。剛性も高いし、鉄感が最高だ。何より人気なのが車と対話して運転が