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BOOKデータベースより「文藝編集者として出版社に勤める娘が仕事の現場で行き当たった〈謎〉を、高校の国語教師のお父さんが解決して見せる〈中野のお父さん〉シリーズ第4弾!かの夏目漱石は、英語の〈アイ・ラブ・ユー〉を〈月が綺麗ですね〉と訳した――世間に広く伝わるこの話、じつは根拠のない伝説だった!ではこの伝説はいつ、どのように生まれたのか?お父さんの推理が冴える!ほかに芥川龍之介、松本清張、池波正太郎など、〈あの文豪〉の〈こんな謎〉を、お父さんが見事に解決!」漱石と月清張と手
”中野のお父さん”北村薫著文芸春秋久々の北村さん作品。8編の短編集。本作は出版業界に務める女性編集者・美希が仕事上で出会う日常の謎を、中野に住んでいるお父さんに話し、何故か簡単に解いてくれる。日常ミステリーとしてスラスラ読めた。
⭐️⭐️No.19「夏目家のそれから」半藤末利子2024.2.9夏目漱石の長女筆子の四女である著者から見た漱石と没後の暮らし妻鏡子と弟子達の様子が興味深い⭐️No.20「母の最終講義」最相葉月2024.1.22取材で出会った人々や旅のこと失敗談などをまとめたエッセイ集⭐️⭐️No.21「こちら空港警察」中山七里2023.11.14身長が少し足りなくてCAになれなかった咲良は空港のチェックインカウンターに勤務し、クレーマー.密輸事件.ハイジャックなどにみまわれる空港警察
★★★☆☆名だたる文豪が、ひょいと飛び出すから、本好きには堪らない一冊。第一弾を手にして、おっ!という驚きとともに興味深く読み進め、その(恐らく)第二弾の作品..と思う。今回も、読書人の心をくすぐる文豪がひょいひょいと登場する。九編の短編、連作。一つ一つに、タイトル通り、謎が込められており、国語の先生でもある、中野(に住む)お父さんが、炬燵に居ながらにして、軽快に解決するプロットは変わらず。ただし、変わらないことの面白さを存分に発揮している。ちょっぴりネタバレすると、本作で
読もうという意志はある。しかし、どれをいつ手に取るかは分からない。とりあえず、積んである。そこに意味があります。そのまま三年、四年というのはざらです。半世紀前に買った新潮文庫の一冊を、この年になってようやく書庫から出して来て開くこともあります。(北村薫「不思議な時計」「波3月号」新潮社)
No.1632022.12.18(日)水本の小説/北村薫/新潮社/2022.11.30第1刷1750+10%なるほど〈本の私小説〉だ。〈本〉を題材にしたエッセイであり、その作家に纏わる謎を追うミステリーでもある。特に好きな作家の小林信彦「悪魔の下回り」に関する考察には、思わずそうかそういうことかと膝を打つ(と言うような表現はもう見掛けることもなくなった)。こんなファン以外には、たぶんあまりメジャーではないようなコアな話題がたまらないのだ。明治大正昭和と生きた作家達が
連作小説#架空書店240325⑤⏰不思議な時計本の小説北村薫新潮社不思議な時計本の小説[北村薫]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}#予約受付中#新刊#本#予約#読書垢#架空書店の本棚#240327on#不思議な時計#本の小説#北村薫#新潮社気分よく生きるための私的解釈Amazon(アマゾン)【架空書店本店】https://kakuushoten.com/➡️【New✨】架空書店Amazo
お客さんから、お借し頂いた本。やっと読めた。おもろおした。主人公は出版社に勤める女性で、30代から山登りに目覚める。各地の山々を登る数日間を描いた短編のような構成。演劇学校の先生が、山登り好きで、一度、5.6時間程度で登り降りできる山に連れて行ってもらったことがあるけど、それ以来行ってない。行きたいと思うけど、準備等、適当すぎる自分が山に対峙できるのか心配で…山用の靴も借りたままやしと、本読んで気づいたし。北村薫っちゅうたら、やっぱ『円紫さんと私シリーズ』が好きで、好きすぎて、最新
バラバラにアップしていた「中野のお父さん」シリーズは、今年第4弾が発売されている。本書が第2弾。肩の凝らない謎解きが楽しい。時折「人殺しの出ない物語」が無性に読みたくなる。そんな時はやはり北村薫さんが楽しい。No.0772019.6.17(月)中野のお父さんは謎を解くか/北村薫/文藝春秋/2019.3.25第1刷1550+8%日常の謎も文豪の謎もコタツ探偵が名推理!父と娘の名探偵コンビ日常と本の謎に挑む!お父さんの推理が冴える8篇!『中野のお父さん』に続くシリーズ第2弾。「
中野のお父さんと五つの謎Amazon(アマゾン)文藝編集者として出版社に勤める娘が仕事の現場で行き当たった〈謎〉を高校の国語教師のお父さんが解決して見せる〈中野のお父さん〉シリーズ第4弾!かの夏目漱石は、英語の〈アイ・ラブ・ユー〉を〈月が綺麗ですね〉と訳した――世間に広く伝わるこの話じつは根拠のない伝説だった!ではこの伝説はいつ、どのように生まれたのか?お父さんの推理が冴える!ほかに芥川龍之介、松本清張、池波正太郎など〈あの文豪〉の〈こんな謎〉を、お父さんが
まずは、お越し下さったお客さま、池袋演芸場の皆さま、ご出演下さった師匠方、先生方、前座さん、弟弟子、協会事務局の皆さまに心より御礼申し上げます。また、楽屋へお気遣い下さいました皆さま、本当にありがとうございました。お客様からは、「寄席としての醍醐味を味わえた」「流れが素晴らしかった」など、多くのお褒めの言葉を頂きました。顔付けして下さった河村さん(池袋演芸場支配人)のおかげです。さて、改めまして、2月下席、池袋演芸場昼席のトリ、無事勤めることが出来…ません
こんばんは今日はある意味不思議なご縁である人の本を読んでいますそれが「空飛ぶ馬」北村薫空飛ぶ馬(創元推理文庫)[北村薫]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}みなさんはこの作家をご存知だろうか?北村薫さんは埼玉県杉戸町在住大元は高校の教師をしていたという”覆面作家”彼のデビュー作「空飛ぶ馬」は人気シリーズ円紫さんと私シリーズの1作目ですまた「鷺と雪」ではあの直木賞も受賞していますさて、題名にもある不思議なご縁というのは、実は母の高校時代の
世の中と小説技巧が進んでしまったから、もうすっかり古くなってしまった。………作者の北村薫氏の知識と読書量はものすごい…ということは分かる文系の大学生が卒論を書く、現実の大学生でもここまでの人はいないんじゃないだろうか。私が進路に4大を選択肢に入れなかったのは卒論がイヤだったからまぁ合格も無かったと思うけど。いや、似合わない本を選んでしまった💧
No.1562015.9.20(日)中野のお父さん/北村薫/文藝春秋/2015.9.15第1刷1400円+8%日常の中に表れる謎を鮮やかに“解く”新しい物語。ミステリの世界では、通常“安楽椅子探偵”の事件解決ものになる。安楽椅子に座ったままで、つまり現場という視覚を経ないで難事件を鮮やかに解いていく物語。その探偵が主人公の“中野のお父さん”。…主人公の田川美希は、中学からバスケットで鍛えた体力を武器に大手出版社「文宝出版」に入社。女性誌編集部に配属されファッションや美容を担当後
夕方までは雪の全くない風景が4時過ぎに一変。まさに雪国ならではの「一瞬で風景が水墨画」になった。今もガシガシ降っている。久しぶりなのだが明日は除雪確定か。No.1532021.12.4(土)中野のお父さんの快刀乱麻/北村薫/文藝春秋/2021.11.10第1刷1550+10%久しぶりに『人殺しの出ない物語』を堪能する。編集者の娘の持ち込む“文学上の謎”に、父親で高校教師の父親が持ち前の本好きの知識を屈指しての謎解き。人気シリーズの第3弾。今回は早世したね落語家・古今亭志ん朝
これまで図書館で手に取るたびに、借りなかった本。編集の仕事をしている40代前後の女性が、季節ごとに山に向かう小説です。8月の夏休みに、燕岳から表銀座を歩いて槍ヶ岳に登る、というところから始まります。私が、行ってみたいのに勇気が出ない場所なので読んだら劣等感が生まれそうでこれまで借りれませんでした。しかし読んでみると、山に向かう時の喜怒哀楽の感情や山旅の描写がリアルで、本当に存在してる人の山旅日記のよう✨体調も天気もゼッコーチョー☀️で、楽しくランランじゃなくて、どちらかといえば辛い面が
隣街にあった美味しいおせんべい屋さん。。。鶴牧煎餅ハ関東平野の土の匂ひがするViewthispostonInstagramApostsharedbyTMO幸手(@nagaokatmo)
乳腺外科専門医北村薫医師に最初にお会いしたのは博多の九州中央病院。全国紙媒体で数回に亘り❝乳がんとの、付合い方❞全ページ特集掲載。そのインタビューを、させて頂きました。現在、医業・著作のかたわら一社/日本リンパ浮腫学会理事長も務められる御多忙さ。コチラで再会が出来ようとは思いませんでした。インタビューさせていただきながら学んだのは、センチネルリンパ節へのガン細胞転移がなければ、遠隔転移は無い。必要以上のリンパ節廓清も無用。腫瘍部分だけの摘出
年が明けてもブログの更新はまばらで、内容はだいたい本か映画。前回のブログに書いた通り、短編の面白さを再認識した僕は、久しぶりに北村薫さんを読みたくなった。『遠い唇』という短編集を借り、一日一編ずつ読んだ。うまいなあ、やっぱり。名人芸だな。涙を流すわけでもなく、腹を抱えるでもなく。ちょっと切なくさせて、クスリとだけ笑わせる。巻末の付記も、和田誠さんについての小文も良かった。これが和田誠さんによる、この文庫本唯一の挿絵。いいねえ。誰が寝転んでるかも、こ
アストリッドとラファエル4このところ北村薫の「中野のお父さんシリーズ(いまのところ全3巻)」を読んでいました。出版社に勤める田川美希は主に文芸に関わる疑問にぶちあたると、中野区に住う父親(中野のお父さん)が即座に解決してくれる。いわば変種のアームチェア・ディティクティブに仕上がっている。まぁ、著名な文学者のエピソードが伝聞によって歪められる。その大元をたどるべく、関連書籍をサーカスのように登場させては読者の意表をつく。まことに北村薫の十八番といった内容になっている。古書ミステリの変種
こんにちはしまりすです!2024年3日目です北村薫さんの「北の砂漠をサバサバと」という本を読みました9歳の女の子とお母さんの話ですお正月はほのぼのしたくて、推理物メインの私には珍しく(笑)そんな本を選びました時には少し哲学的に考えたくなるような話もありますたとえば、宮沢賢治さんの童話の話ですさそりがお腹の空いたイタチに追いかけられ必死で逃げたら、井戸に落ちて溺れてさそりは思いますなにも役に立たないで死ぬなら、イタチに食べられればよかったそして、神様がそれを聞いて、
〈ありす〉繋がりで……はない。たまたま。そう言えば、今年は「再読」も多かった。そうなのだ、歳をとるというのはこういうことなのだ。何がって。読んだ事を忘れる……(笑)No.0562023.5.6(土)野球の国のアリス/北村薫/講談社文庫/2016.1.15第1刷590+8%/2016.1.16購入/単行本2008.8.3¥2,000+5%/2010.11.3読了済みジュナイブルシリーズの一冊。なんと13年前に一度読んでいるけど、中身は全く覚えていないのでまるっきり初読みと変わ
鮎川哲也、米澤穂信、上橋菜穂子、辻村深月、宮部みゆき...日本文学界の名だたる作家達が挙って絶賛する本作を、ミステリー好きを自認する私が何故今まで読まなかったかは、特に理由がありません。たぶん、書評内容や文庫本の体裁などからどこか優等生っぽさを嗅ぎ取り、パンク上等!が信条の私との相性の悪さを無意識に察知したのだと予想されます。そして、年をとったからでしょう。無性にミステリーが読みたくなったつい先日、書店の棚に並んだ、未読の数多ある魅力的な背表紙から、本作をほぼ
飲めば都北村薫初めてこの作者の作品を読んだけどすごく博識なんだろうなと思った。自分の持っている知識では理解が足りないところが多々あってもちろん楽しめたけど、もっと理解できたらもっと楽しめたんだろうなと後悔。だからと言って、途中途中でこれどういう事かな?と調べたらもしてないんだけどあと、自分がお酒をあまり飲まないから入り込めなかったのもあるかも他の作品も読んでみたいなー
今回ご紹介させていただきますのは、コチラです⬇️北村薫さんの、「夜の蝉」です。三編の中編からの作品集です。主人公は女子大生の「私」。作中では彼女と、そのお姉さんの名前は最後まで語られません。そして、落語家の円紫師匠。この方が、「私」の遭遇する謎を解いてくれます。マッハで😅二篇目のお話は、謎の真相も若さからくる微笑ましい感じのものですが、一、三編目の真相は、善意に解釈も出来れば逆にちょっと恐ろしい想像もしようと思えばできるという、少しだけコワーイお話かも知れません。また、作中を通して「私
遂に宇江佐真理さんの著書を読みつくしてしまった。寂しい。追々と再読いたしましょう。先月より仕掛人・藤枝梅安シリーズに突入。10月の読書メーター読んだ本の数:7読んだページ数:2418ナイス数:520新装版・梅安蟻地獄仕掛人・藤枝梅安(二)(講談社文庫)の感想シリーズ第2弾。☆仇討に行って返り討ちにあった老女の恨みを晴らす。☆今度の仕掛けは主君を毒殺した伊豆屋長兵衛。その弟の町医者山崎宗伯を狙う浪人小杉十五郎。勘違いで梅安を襲った小杉との友好が生まれる。☆遺言で名門道
私には、最近アンソロジーを読んだという記憶がありません。。本書の副題は、「北村薫のアンソロジー教室」というものでしたが、『自分だけの一冊』という表題に惹かれ、読み始めた本です。とにかく、本の知識満載でした。名前だけでしかなかった人、作品に、わずかな言葉でイメージが与えられていく様子に圧倒され、あっという間に読み終わりました。ずいぶん多くの人、作品を知ったような気がします。作者が小学生の時に作ったアンソロジーに収録した『油あげの雨』の話には、愕然としました。作者が収録した理由は、《不可
【読書記録】335冊目「北村薫中野のお父さんの快刀乱麻」中野のお父さんシリーズ第3弾。今回も中野のお父さんの推理が冴えまくる。出版社勤務の娘美希がもたらす、ちょっとした本の謎。その謎を中野に住んでいる美希のお父さんが、すかさず解き明かす展開が、いつも心地よく感じます。お父さんの書庫は、一体どんな風になっているんだろうか・・毎回見てみたいと思ってしまうお父さんのことだから、几帳面に整理してそうだな~~美希を取り巻く出版社の面々や、作家先生たちも個性的で大
※はからずも—北村薫著『遠い唇』(1)巻末の連作短篇「遠い唇」、「振り仰ぐ観音図」、「わらいかわせみに話すなよ」には、二つの興味深い点がありました。一つは、三篇が、その部分部分が、非常に緊密に結ばれていることです。ふり返って、何度も何度も、前に後ろに行き来して、文を読み返すことになりました。二つ目は、本来の、人の生き方を正面から問う内容と、ユーモラスな描写が絶妙に溶け合っているところです。もしユーモラスな描写を欠くとしたら、さぞや息苦しくなったでしょう。しかし、作者はそのようなこ