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◆2005年9月20日~自転車旅日記より~2日続けていつもより長めに走行していたので、本日はわりと大きめの町であるブコンべまで約36kmで走行終了とする予定。ゆっくりめの出発でよいのだが、モスクから流れるアザーンで目が覚め、結局7時半に出発。ほとんど平地の様ななだらかな勾配が長く、大きなアップダウンはなかった。標高1100mぐらいであるが暑く、2000mぐらいの高所の涼しさが懐かしい。日中はまだましだが、夜も蒸し暑さが続くのは辛い。走行中は左側や左前から風を受け、スピー
◆2005年9月17日~自転車旅日記より~夜中と朝に雨が降り雨季の訪れを感じさせられる。雨季の場所を自転車旅するのは歓迎できないが、長期間の世界自転車旅では雨天走行は避けられず仕方ないものと前向きに考えているのだが・・・やはり嬉しくはない。とくにキャンプ前の雨などはテンションが下がる。最近は安宿に泊まる機会が多いので夜中の雨などもまだ良い方だね。さて、今日はタンザニアへ入国する日で出発時から、やや気合が入っている。国境ルスモへ向け6時20分出発。周囲は霧の発生で視界が悪く
◆2005年9月14日~自転車旅日記より~昨夜は18時過ぎから停電して復旧を待たずに眠ってしまい、0時過ぎに目覚め電気がつくことに安堵する。隣室のアメリカ人女性は国立公園へ行くため早くにチェックアウトし、少し寂しい宿の朝である。仲良く話もしたし明るく面白い小柄な子だったな・・・別れにもらったバナナ2本は静かに部屋で食べた。午前中は自転車のメンテナンスで、ギヤの清掃と後輪スポークの調整・・・郵便局へも出向き日本へハガキを出す。1枚200フランとのことで、あれ?と思う。情報
◆2005年9月12日~自転車旅日記より~曇天のガスがかかる空模様の朝。7時20分頃に宿を発つ。クワを持ちながら畑仕事へ向かう人々がかなり歩いている。この辺りでは男も女もいて農作業が主な仕事なのだろう。私に気づくと立ち止まり、ジーっと静かに見つめる人、「ボンジュール」と挨拶してくれる人もいる。左右が山に囲まれた景観、茶畑も広がっているなかペダルを漕ぐ。紅茶はルワンダの重要な輸出品なので、ここからの茶葉も世界中へ運ばれていくのだろう。道路は20数kmはなだらかな勾配が続
◆2005年9月9日~自転車旅日記より~久々に充実した走行であった日となった。朝からどこまで進もうか迷いながらも国境の町カバレまで来た。走行自体は、緩い勾配から始まり30kmぐらい進むと最初の山があり、山を巻くように上っていく。もちろん汗が噴き出し休憩しながら進んでいく。最高標高は1800mぐらい。もうひとつの山はカバレまでの最後の難関となる。手前の小さな村で、じゃがいもをカゴに入れて頭に載せている子どもが、しつこくからかってくる。うっとうしい!あまりにしつこくガ
◆2005年9月5日~自転車旅日記より~マサカの朝はどんよりしている。そう言えば、カマウさんが雨季に入っていると言っていたことを思い出した。走行中にとうとう降りだしてしまい、降ったり止んだりを繰り返す。久々に濡れて光るアスファルトの路面を走ったような気がする。道路勾配はアップダウンを繰り返し、前方からゆるい向い風。後輪タイヤはスポーク折れの影響で、蛇行気味であり下り坂での減速に影響しているだろう。ンビリジの町で今日は走行を終えようと、町人に宿を聞くが、ここから8km先
◆2005年9月2日~自転車旅日記より~ンピギを発ち30km走ったところで、「ビュン」と後方から鈍い音が聞こえた。”あっ!折れたな・・・”すぐわかった。おそるおそる後輪を確認すると、前回折れた箇所のスポークが再び折れていた。ジンジャで交換したときに、ニップルで締め増し過ぎたのか?交換してから僅か200kmで再び折れるなんて、完全にそこへのダメージがかかりやすかったということ。どうしようもなく、そのまま走行続行。地図では、赤道通過点も近くにあるはずなので注意しながらの走
◆2005年9月1日~自転車旅日記より~9月に入った。夏から秋へ移り始めているイメージはするのだが、ここは赤道近くのアフリカ大陸なので、基本”暑い”。ただ夜明けが遅くなってきた感じはしている。6時頃でもまだ暗さが目立つ状況。首都を脱出する日は、交通量や道が分かりにくく気分的に気が重いのだが、今日は走行距離も短めに設定していたので気楽。遅めの出発でも良いのだが、結局7時40分ごろに宿を発つ。ディラの従業員は、あのピグミー族の人という話で、そのピグミーおじさんに見送りをして
◆2005年8月31日~自転車旅日記より~気持よい朝、市場へ出かけると山積みされているパイナップルに目がいった。見ているとナタのよう包丁で、切って販売しており、私も購入し食べたら、やはり美味しく2個目も購入してしまう。1個35円ぐらい・・・格安に感じる。バナナ1房(13本ぐらい)で70円ぐらいだし、果物天国だね首都の方が地方より両替レートは良いと思うので、ウガンダシリングを次又は次以降に入国予定の、タンザニアシリングとルワンダフランへ両替。何軒かあたり、あまりレートは良
◆2005年8月26日~自転車旅日記より~昨日は出入国やシピの滝を見たりで慌ただしかったので、なんとなく朝からテンション低めのスタート。トロロの岩山の下を通り町を後にし、ゆるやかなアップダウン勾配を進んで行く。曇天でも湿度も高めのようで蒸し暑さを感じている。小さな村に通りかかると子どもたちが「ハワユ―」「ジャンボ!」などと手を振り挨拶してくれる。エチオピアと違い良い感じだね。周囲の農村地帯はトウモロコシ畑や田んぼも多い中国製自転車の荷台に、大きな荷物を載せてペダルを漕
襟裳岬(1975)森進一のヒット曲をタイトルにした、とってもおセンチな青春映画です。冒頭で、このころ問題になっていた公害被害の模様が映し出されていて、おっ、社会派の恋愛映画なのか?と思いましたが、そこだけでした。まるで、少女漫画雑誌「りぼん」に掲載されているマンガが原作のよう。有名ファッションデザイナーのもとで針子をしている靖子。ある日、高級な生地を包んだ袋を置き忘れてしまい途方に暮れているところを、しっかり者の青年五郎の機転により、彼女は救われる。そし
◆2005年8月24日~自転車旅日記より~夜に大降になっており心配したものの、快晴に近い朝で嬉しく出発。まだ白い月が見えている。ウェブイの町では、水溜まりと赤土の泥濘をよけながら進む。風が強く吹き付け気持ち良い。郊外にあるホテルでマンダジとチャイを2食づつ食べ飲みしたので、やや胃が重たいが、下り勾配がメインであり順調に進んでいる。ブンマゴは27kmで、そして国境の町マラバ(標高1220m)にも60km走行で到着する。ミシュランマップでは74kmとなっていたと思ったが、
◆2005年8月19日~自転車旅日記より~夜中に長雨があり心配していたが、朝から晴天が広がっていると嬉しくなる。6時半ごろに昨日行ったホテルへチャイを飲みに行くと、店主が「お~アキラ」と迎えてくれこれも嬉しくなる。「これからナクルへ行くんだよ」そういう私に「戻ってくるのか?」と聞かれ「ごめん、ウガンダ方面へ進むんだよ」と答える。こんな小さな会話のやりとりが旅の思い出を深めていくのだろう。二度と会わないであろう店主と固い握手をして別れる。さて、地面にまだ大きな水溜まりが
今回のシネマヴェーラ渋谷でのロマンポルノの特集は、観たことのない作品が多く、その意味では楽しみにしていたのですが、時期が悪いことにラピュタ阿佐ヶ谷の「東映時代劇まつり」と重なり、思うように観られなかったのが悔やまれます。シネマヴェーラ渋谷脚本家で観るロマンポルノより製作:日活監督:加藤彰脚本:石堂淑朗原作:泉大八撮影:萩原憲治美術:土屋伊豆夫音楽:世田守出演:二條朱美司美智子片桐夕子中川梨絵潤ますみ高橋明石津康彦谷本一榎木兵衛五條
◆2005年7月22日~自転車旅日記より~8時半前にナイロビの銀行(スタンダードチャーター)でシティバンクカードで現金4万シリングを引き出す。シティバンクカードでは、どこの銀行でも引き出せるわけではないので、安堵する。その後、ファルコントラベルへ行き、3万6千575シリングを支払い、ようやく航空券が手元にきた。私たち日本人6人で空港へ向かう予定なのだが、タクシー1台では無理か?町を走るロンドンタクシーに、空港までの価格を聞いてみると1000シリングだが1台で6人乗車は無理
「白く濡れた夏」の加藤彰監督が1972年に製作した片桐夕子主演の青春ポルノです。工場街の安アパートに夕子と元人気グループサウンズの一員だったジミーが同棲していた。ジミーはもう一度歌手として再出発を狙っていたが、ある日、金持ち女の杏子と知り合う。杏子は歌手となるために後押しする条件として夕子とは別れるように言う。ジミーは歌手に戻れるならと早速ある金持ちの老人に夕子を売り渡したが、全てを知った夕子は逃げ出し…Amazonプライムで観られるロマンポルノ作品です。ヒロインが自分から他に女を
◆2005年7月21日~自転車旅日記より~ニューケニアロッジの同宿の日本人旅人たちと、一緒にマダガスカルへ行くことに決めた。出発は明日の予定で、いろいろとやりたいことがあり忙しいながら、少し遅めの8時起床となる。郵便局へ21枚のハガキを出してから、お土産店でも買い物をし、ファルコントラベルへ行くと問題が発生した。マダガスカルへのエアーチケットは居住者料金397ドル(合計479ドル)で、私を含め多くの日本人旅行者が購入予定で、更にカードでの購入とのことで、航空会社からファルコ
◆2005年7月20日~自転車旅日記より~朝、カマウさんの自転車購入に付き合い、昨日検討中であった”フォニックス”ではなく”フォーエバー”に決めた。どちらも中国上海の自転車で、ほとんど一緒と言ってよいもの。値段5400シリングは、こちらでは高級自転車の部類のよう。私は自転車のアドバイスをするために付いてきているのだが、正直このレベルの自転車では、私もアドバイスに困ってしまう。カマウさんは、自身が運営する学校の職員の為に購入とのこと。以前に現地人スタッフが盗んで逃げたとの
ヒットしたフランス映画「エマニエル夫人」をヒントにして「襟裳岬」の加藤彰監督が1975年に製作したポルノ映画です。フランス人・ピエールと結婚した今日子が、六年振りに日本に帰国する。以前レズ関係にあった英子が迎えに来て、高級クラブに出かけた今日子は、英子から女子大教授の牧を紹介される。反自然的なセックスにこそ真のエロティズムがあると説く牧に、今日子は魅かれていき…大学教授が快楽を呼ぶ性体験は反自然でなくてはならないという信念のもと、ヒロインがハチャメチャなシチュエーションでHをしまくる
◆2005年7月13日~自転車旅日記より~世界自転車旅を始めてから2年目をむかえた。2003年7月13日、ブラジルのクイアバからペダルを漕ぎ出したことが懐かしく思い出される。あれからまだ2年しか経ってないが、いろいろな経験をしてきて今はアフリカ大陸を南下中。不思議な感じがしないでもない。まっ、そんなことを考えながらも、無事に朝を迎えられたことに安堵している。スタジアムなど比較的に人の往来がある場所では、強盗や盗難などのリスクはあるから、いつもはこんな場所では野営しないの
「妹」の藤田敏八監督と「白く濡れた季節」の加藤彰監督による1974年製作の沢田研二主演の青春映画です。前にBS松竹東急で放送したのを観ました。血まみれのジュリーが海辺に入る。ホテルの一室には絵里が待っていた。二人は激しくベッドで絡みあうが、突然やめ、年上の女の熱愛のわずらわしさに二郎はホテルを出る。数時間後、操車場で絵里の飛び込み自殺した死体が発見され、数日後、二郎のマンションに絵里の友人のきりという少女が訪ねて来る。二郎はきりに飛びかかって激しく求めようとしたが彼女の強い抵抗にあい、二郎
◆2004年12月25日~自転車旅日記より~月明かりの静寂な夜で、車も1台も通らず、静かすぎ逆にいったん目が覚めると、なかなか眠れず諦め読書。手持の文庫本のなかで、今は沢木耕太郎の「深夜特急」を読んでいる。旅先で旅の本を読むことはあまりないのだが、文庫本交換をして今私の手元にありそれを読んでいるということ。本との出合いも、旅の出合いということ。そんな感じで読書や食事、そしてアカシャという町?までもう少しということもあり、残りの水もいつもより多めに摂取した。クリスマスの今日の
◆2004年6月25日~旅日記より~ガソリンスタンドでのキャンプは思っていたより良かった。敷地の広さと安全性、そして夜の外灯類の明かりがあることがグッド!昨夜も僅かに雨が降ったものの、朝から曇天で落ち着いている。出発前にガソリンを1Lペットボトルに入れてもらう。走り出してほどなくポサダスに到着。大きな町で、セントロへ入り看板に沿ってエルカラナシオンへ向かう。町を過ぎた所で、パラナ川と2550mの橋が見えてくる。自転車は通行できるのだろうか?と心配しながら着いたが、やは
◆2004年6月16日~旅日記より~夜中に目が覚めてしまったので、文庫本を読みながらビスケットなどをつまむ時間を過ごす。旅慣れのせいか、緊張感が薄くなってきているよで怖い。8時半に走行開始。サルトまで約20km、風はやや追風気味で、楽に進めた。町に着くとスタンドが有り、早速水を補給させてもらう。久々にガソリン1Lも購入。煮炊き用の燃料。大型スーパーが近くにあり、余ったウルグアイペソ270ペソ分を全て使い切るための買い物を計算しながら行う。買物を終え、町から北へ約10km
ラピュタ阿佐ヶ谷「ORGASM」的偏愛ロマンポルノより製作:日活監督:加藤彰脚本:鹿水晶子撮影:姫田真佐久美術:徳田博音楽:荒野忠出演:渡辺外久子三上剛中台祥浩秋津令子田島はるか南郷俊介清水国雄高橋清孝石井まさみ1976年3月6日公開男子高校で美術を教えている教師の山川ひかる(渡辺外久子)は、生徒たちの注目の的で、特にスキー部の冬太(南郷俊介)、雅也(高橋清孝)、明夫(堀越雅之)、健治(清水国雄)、守(石井まさみ)たちは彼女に様々な
2004年4月10日~旅日記より~夜になると風は止み、月も出て明るく、安らかな眠りをもたらしてくれた。建物の中で暮していると、風の音など気にならないが、地球を枕にしながら眠る自転車旅での野営では、当たり前がそうでないことに気付き、自然との向き合い方を考えさせられる。朝から悪くない気持ちで走りだし、R20号線からR22号線へは8kmで合流。ただそこから西へ向かうようになり、右側やや前方からの強風に苦しめられる。風が強いパタゴニアでは、進行方向により天国と地獄のように、体にかか
2004年3月21日~旅日記より~昨夜はテント内へ風が入ってこず暑く、すぐ前にある陸橋に上がり、R5号線を行き交う車を眺めたりする時間があった。そのせいもあり、やや寝不足気味で、遅めの起床。出発準備をしていると「やあ!」とばかりに昨日サイクルパンツをくれたあの年配サイクリストが登場し驚いた。それから昨日のようにまた一緒に走り始める。ただ朝からの向い風もありスピードが上がらなかったので、彼が抜いて行きだいぶん先で休憩していたりの、それぞれのペースでの走行。今日はダメだと嘆い
2004年3月20日~旅日記より~海外での自転車旅では、短波ラジオは必需品かもしれない。NHKワールド放送は、世界各地にある中継局を経由して受信できたりするから。もちろん、各エリアでの放送時間帯は違うし、受信状況が悪く聴こえないことや、ノイズ混じりに聴けて喜ぶこともある。そういうとこも含め、自転車旅での必需品と私は思う。今、私が旅で使っているソニー社製の短波ラジオは、以前勤務していた会社の唐川先輩から餞別として頂いたもの。「加藤くん、餞別は自転車旅で使うものを渡したいと思
2004年2月26日~旅日記より~昨夜は近くに2人の旅行者がテントを張ったり作業等をしていたので、その音や声などで目覚めてしまい、文庫本(めくるめく世界)を読みながらパンを食べたりした。海岸にテントを張ったので、他の誰かが近くにテントを張ることも仕方ないが、私なら離れてテントを張るけどね。波の音が気持ち良いBGMとなり、こういう朝の時間は悪くない。そんな感情を抱きながら、荷物をパッキングしたりしていると違和感を感じた。「あれ?」辺りを見まわしても靴がない。おかしいな・・
2004年2月22日~旅日記より~いつも通り6時ごろには目覚めたが、今日は休養日としてコピアポに泊まる予定なのでゆっくりした朝の時間。短波放送のNHKワールドでは普段耳にしない「NHKふるさと自慢歌自慢」などが聴けた。9時ごろにはキャンプ地を出発。距離より以外にコピアポの町は遠く感じた。セントロに入ると少し気合を入れ安宿を探すも、簡単に見つかり3軒並んでいる宿のなかで最安3500ペソのオテル・エル・ソルに決めた。宿のおばさんは、私の帽子が気に入ったらしく値段を聞いてくる。