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コート:BEAMSニット:greenlabelrelaxingシャツ:オーダーツイードパンツ:BEAUTY&YOUTHフルブローグ:DIESELBLACKGOLDきょうのヒサシブリ:もう何年も行けていない神戸のとあるbarからこの時期になると届く挨拶状が今年も届いた。看板は無く、表に表札があるだけ。さらにドアには鍵が掛かっていて、キーを持っていないと入れないという店だ。本職がデザイナーだけあって切手部分の上の店と同じランプなどハガキもシ
店の近くを歩いていると「志賀さん、こんばんは」とこれも近くでBARを営むルンくんから声を掛けられた。前を見て歩かないなんて、性に合わない。上を向いて歩こうとはよく言ったものだ。若い子に気づかされる。最近は滅多にマチに出ないというお客さんが、家業を継いだ息子さんを連れてきた。25歳。「こんな若くても、来ていいのかな?」そう言う父親に、そんな襷こそが店が続くチカラだと僕は返す。まさに続ける理由となるのだ。……………知人がSNSから発信することを急に止めたので心配になって連絡してみた
先週末、神戸製鋼が今季強いと評されるヤマハから二勝目を挙げた。僕が神戸に移り住んだきっかけはほぼ平尾さんで、神戸製鋼の躍進と重ねて、今の僕があると言っていい。このチームには、選手やファンの「神戸」という呼称がある。これが大きい。さて、2020年1月17日。節目ではあるが区切りだとは思えない25年。忘れてはいけない、風化させてはいけないとSNSや報道では、普段見ないほどの活字の量とニュースに溢れかえっていた。同じように僕が書くかと言えば、罹災証明も取ってそれなりの被災体験は
◆取材を受けた。店のデータ(電話や住所など)の紹介はない。受けた理由はその人をちゃんと知っているか、その人が店に来るか、その人に興味があるか、それだけ。どう料理されるのか、ちょっとドキドキ。そこでキャッチコピーの話になったけど、また深くやってみたくなる。この店を隠れ家なんてダサく、駄作表す相手とはしたくないけど。◆日曜ランチ。僕の二倍顔がデカい城野くんがいる楽関記に行列ができてて、こりゃどうするべと歩いて施家菜の新店舗、點心坊へ。てんしんぼうって読むのね。月曜に知った。点心の上手い旨い見せ
ネガティブな話ではないので備忘録として書いておく。実は土曜の午後、声が出なくなった。熱はない。食欲もある。ただ咳がひどかった。喘息が持病の方に聞けばそれほどの症状でもない。咳で起きてぐっすり眠れないのも辛いが元々あまり寝ないのでそれはあまり変わらない。どうやら元来のアレルギーと古い加湿器も疑わしいので(カビ菌?)週明けには病院に行こうとは思う。つまりは声と咳以外は全く不具合がないのでなんとも歯がゆいが、声が出ないということがこれほど恐ろしく、自分の仕事の弱点でもあ
冬の厳しさをまだ感じない金曜日。年も明け、また一般に連休が訪れる。まぁ僕にはあまり関係ない。淡々と店に立つ。基本、セオリーというものがある。先人が見つけてそれらを継承し、また伝えることを繰り返す。そんな普遍不変もあるのだが、諸々踏まえた上でのオリジナルを探す行為もなかなか楽しい。例えば店、酒場の話。氷の割り方、つくり方に関しては、ホテルにいた頃とは全く違う。接客もそうだ。街場にいれば、過去が通用することと、役に立たないこと、新たに覚えなければいけないことがある。その昔どこかの酋長が言った
金曜、神戸も記録的な大雨に見舞われた。自宅塩屋から須磨間で土砂崩れが線路に。国道を歩く人々。在来線は当然ストップで、午後から仕事を切り上げる人も多数。昼に神戸市役所で密談があり、その後、ハーバーランドの駐車場に入れたのは、豪雨をしのげることと、カフェで仕事をしようと思ったのと。しかしあえなく夕方にはその商業施設が全館クローズとなり追い出され、尋常じゃない非日常を突きつけられる。店の近くの駐車場から歩く道すがら、犯罪都市かと疑いそうなイライラクラクションと鳴り止まぬサイレンの音。加
いつか書いたが、オジさんオバさんの基準というのが僕にはある。子連れの若いママに煙たがられたらまぁオジさんだし、「私、いくつに見える?」と、聞くのはオバさんである。「若い男性がジロジロいやらしい目で見てくるのよぉ〜」という自意識も、オバさんに近い。若い女子は大いなる勘違いなどしない。子供から見たそれは簡単である。自分の親を基準に見るからだ。しかしながらオジさん(オバさん)本人が自覚するタイミングというのは意外に難しい。若い子に負けないと無理をしている人に、自覚し受け入れる懐などほぼないに等し
近頃のトピックと言えば、中国の大窃盗団が捕まってその名も「ピンクパンダ」だという報道にズッコケたくらいの変わらない日常だったのだが、土曜日は嬉しく「少し違う」日になった。そもそもは宣伝も営業もしない店。家のような店だから当たり前なんだけど、住所も電話番号も掲載しないことを条件にそれでもぜひにとアプローチがあり、雑誌やテレビに何度か出させていただいたことがある。無論、それで行列などできない。誰もココへはたどり着かないし、取材してくれたメディアの方々のメリットなんてあったのかな
土曜日。来週には記録的寒波が来るらしい。しかしまだ、穏やかな週末である。3年と少し前、10歳の男の子を連れてきた父親がいた。(2014年8月1日の日記参照>>>【10歳の紳士と子供な大人】)その時と同じく、営業時間より前に、10歳になった娘を連れて「加納町志賀デビュー」させたいと言ってきた。息子と同じくして、二分の一成人式である。無論受け入れることにした。土曜、いつもより早くスタンバイする。違うオープニングになぜか普段よりも緊張をしながら親子を待っていた。ほどなくやって来た二人
本格的に寒くなったかと思えば、日中はそうでもなく、なんだか肩すかしの12月である。そんな師走もあと10日だ。今年の一文字と言えば「難」だったのかも知れない。夏に店のエアコンがぶっ壊れて、それだけであたふたとしたんだけど、実は12月に入って、業務用冷蔵庫と冷凍庫もダメになった。まぁつまりは、今にも増して働こうと思ったわけである。そんな最悪の事態にも収穫はあった。そもそも「最悪」なんて言えるうちはさほどそうでもなくて、それは例えば人の繋がりに助けられたり、思いもよらないレイアウトに収ま
いよいよ冬到来か。本格的に寒くなりそうである。日曜月曜と人生初の、二日続けてお通夜に行った。日曜は淡路島にて親戚筋、お祖母さん90歳超えの大往生。そこで身内の姉妹に、SNS上に写る知人の子供二人が本当に愛らしくいい表情をしているからと、その幾つかの動画や画像を見せて互いに笑い合う。大往生を送り出す宴会は、終始笑いに包まれていた。翌朝、その可愛い子供達の母親が旅立ったと連絡があった。まだ40代を少し過ぎた年齢、早すぎる死である。大阪で仕事が終日あったため、一度垂水の自宅に
あの人がいなくなって1年経った。1995年、こんな店をやりたいと言ったらそのほとんどが「震災の年にアホちゃうか」と返した中あの人の「それええやん」で背中を押され気づけば22年。まだまだ頑張れていない自分を責め続けたい。とある日、店に来た男達。この写真を撮ってスマホのアプリで手書きができるとあったので不器用な指でこう書いた。今では想像できないだろうが僕は大学時代90kg以上あってFW(スクラム組む人)だったから、TeamFWって書こうと思って手を止めた。
今月5つ目のゴルフのお誘いを断った月曜日。昼夜何かとバタバタする10月、終日の雨である。実は火曜に、神戸の太平洋クラブ六甲コースにて、ある会社貸切の盛大なコンペが催されるらしく、月曜のゴルフは前日練習ラウンドがてらということだったらしい。お誘いくれた方のメールに、あれ?ナンかチグハグなよそよそしい内容だなと思っていたら、今になって同姓の別人と勘違いして(いずれにせよ行けないスケジュールだったけど)タメ口で返信していたことを後悔し、謝りのメールを返した相手だった。目上の方なのに…。そ
どうも。有名人診断アプリで似ている有名人が頭から血を流す藤原竜也とフランケンシュタインに扮した阿藤快だと判明した志賀でございます。自分と似ている人って、わからんもんですね。その昔「いなばこうし」に似てますねと言われあーそれは光栄ですねぇ、B'zのあの人同い年なんですよと話してたら、どうやら今田耕司のことだと知り確かに早口になると似ていると自覚したことがあります。そう言えば、彼も同い年ですね。1964年、昭和39年東京オリンピックの年、個性的な人が多いです。雨ですね。窓
8月ですね。暑いと言ったらアウトのゲームなら真っ先に戦力外、炎天下のひまわりを尊敬するぺんぺん草、加納町志賀でございます。実は先週水曜日に、店のエアコンがご臨終となりました-_-;不幸中の幸いに、奥のソファーエリアのツインエアコンでしたので、生きてるカウンター席上のエアコン(6馬力)でなんとか全体を冷やそうと努力中。8月2日昼の修理交換が決まりましたので、ひとまず胸を撫で下ろしているところであります。木曜の朝エアコンサービスと連絡がつきましたが、やはり繁忙期らしく
人は何もないと退屈だと言うが、それはたいそう幸せなことで、思いもよらぬイレギュラーに出会った時にしか、そういうことを思い出せない何とも情けない生き物である。非日常を求めてマチや旅に出る人も多く、それは能動的なものだ。いきなりの日常にそれが起こると受け入れる冷静さはほぼなく、悲劇は自分だけに降りかかったと思うものである。……ひぇ〜〜、鳩が毎朝やって来るぅ〜〜〜-_-;そこにいるのは声でわかっている。しかも、隙間から見え隠れする。愛護団体からとやかく言われては大変だが
何やろね。嬉しいわな。加納町志賀です。知ってる人はよぉ知ってるけど、知らない人は全く知らない志賀勝みたいなもんです。京都に生まれ育ち、1992年に仕事の都合で神戸に移り住み95年にあの震災があって、いつか京都でやろうと思ってた酒場を、その夏8月に加納町で始めた経緯があります。まぁ「あんな場所」で「あのスタイル」で続くわけなどないとチラホラ言われたもんです。もうすぐ22年を迎えるわけですが、それにしても未だ神戸に認められている気がしない。日々覗いてくれるお客
《前回までのあらすじ》突然現れたベランダの鳩。簡易な対処を試みるも、未だ気配のする日々。なかなかハッとしてグーとは行かず…◇◇◇◇◇たまたまお客さんのお連れさんが、害虫、害鼠対策の専門家で、その経緯を話したら、一番は「行政に申し出てから捕獲」して、その現状を知ってもらい、自治体やマンションサイドで動いてもらう(つまりは専門業者の登場願う)ことが得策だと聞いた。ふむふむ、それは理解できる。しかしながら…捕獲?どうやるのだ??今そこにある危機を回避するには、そこまでやらな
ほどなく8月、蝉の声が塩屋のマチをつん裂く朝、どうやらそれとは違う音がベランダからする違和感。ハトだった。子供の頃、あの声が鳩のユニゾンだと思っていた。大合唱で同時に声が止むもんだから、よくもまぁいっぱいいる中でおそらく彼らの中に指揮者の役割の鳩がいるのだと思っていた。そいつが燕尾服を着ていたら、ツバメ姿のハトだ。意味不明だ。しかし、近くで聞いてみるとよく判る。あれは一羽の声だ。リズミカルにポォーポーポッポポー♪ポォーポーポッポポー♪ポォーポーポッポポー♪…と鳴いている。小さい頃、
明日の兵庫県知事選に向けて最後のお願いが響く頃、センター街で「タイムトリップ神戸70-80's」を手に入れた。早い時間に行けば、懐かしいメンバーにもお会いできただろうがもし面々とSNSに映り込むようなことにでもなれば躊躇する自分が想像できたので、やはり遅がけになった。そう、この本は僕には眩しく届かない神戸の憧憬である。話がまだ具体化する前に発行人が話してくれてたので(他の編集実行委員の面々にも知る顔がたくさんいたし)刊行されるのを楽しみにしていた僕ではあるがしかしな
土曜日は本格的な梅雨模様。にも関わらずバタバタとしてありがたい。さてさて、夏に22年を迎えようとしてる弊店ですが20周年を機に上梓した、100人に聞きました「なぜ、志賀に行くのか?」のご寄稿をまとめブログからの抜粋もコラムのように各章ごとに掲載した記念本。もうお読みいただきましたでしょうか?すでにお客さんの方もそうでない方にもお渡ししたい、加納町の片隅に密やかに看板も出さず宣伝もせずわざわざわかりにくい場所に住まうように在る、加納町志賀の20年が詰まっている本です。
金曜日。店に入ると、蛇口から出る水が生暖かい。日中の暑さがよくわかる。梅雨は来週に持ち越しのようだ。知人の珈琲店で小休止。「店って、モデルルームみたいですよね」と話す。ふと思いついた言葉だがこれは意外に深い話だなと思った。一般にモデルルームというものは、門戸を開放し様々な人々を向かい入れる。気に入れば長居をするし、そうでなければまた他にを探す。そこに住まう相思相愛など、なかなかの奇跡である。要するにそのモデルルームの「発信の仕方」が重要だ。例えば、外観(サイン)がす
大袈裟だけど、僕は驚愕した話。過日、ゴルフメーカーCallaway好きの石本さんから、キャロウェイゴルフの副社長がビリヤードが上手かったという話を聞いて、その名がヘルムステッターだと知った時、身震いするくらいの驚きと感動を覚えた。僕が本格的にビリヤードを始めたのは19歳で、最初に買ったキューがISHIGAKI(画像上)という今は無き日本メーカーのもの。学生バイトの僕には高価な6万円で手に入れた。その後、ちょっと上手くなって10万以上のキューをそろそろ使いなさいと関西トップアマに諭
4月29日〜5月7日の予定です4/29(土)通常営業4/30(日)お休み5/1(月)通常営業5/2(火)通常営業5/3(水)通常営業5/4(木)お休み5/5(金)お休み5/6(土)通常営業5/7(日)お休み以降通常日祝休みどうぞよろしくお願いいたします。
落ち着く間もなくお客が来てくれるとそれは確かにありがたく嬉しい。誰も来ないで静かな時間を過ごすとそれはそれで寂しい。しかしながら、忙しいと都度言葉にすれば心から離れて行くようで怖い。メディアに出た店も、行列ができなくなる不安や暇とのギャップに苛まれてしまう。だから次のメディアを探し躍起になる。暇だと口にすればスパイラルも顔を出す。そういう空気をお客にも感じさせてしまう。不景気のせいや、同業者との傷の舐め合いで気を落ち着けるようになり、挙句お客に愚痴をこぼす。
店には仕入れ在庫がある。今売らなければならない旬もある。お客に感じさせないように出されるべきそれらが隣にもその隣にも、はたまた他のテーブルにも「オススメ」と称し、営業にしか聞こえない出し方をする。それは全て店側の都合である。各々にパーソナルがあるようにそのニーズは表情や同伴した面子で違うものだ。それに応えるのが、『提案』に他ならない。
憂さ晴らしで飲みに行く。趣味のゴルフで発散する。SNSで愚痴る。…そんなことしても解消されない。逃げたら、背負い続けることになる。そこで起こった悩みはその場所でしか解き放たれない。
逆説的と言うべきか「大人ですねぇ」と称されるのがネガティブに聞こえる間は子供っぽい、大人気ないそう言われてもいいんではないかと思っている。チャレンジを続けていれば落ち着くこともないが精神的な充実と共に、心身が老け込むこともない。
水曜、また寒くなった神戸である。店が終わった帰り際、表通りの客待ちタクシーも「静かやなぁ」と嘆く。僕は「そうかな?」と思いながらも「寒いですからね」と返す。客足が遠のくのは、気候や不景気が理由だとは限らない。店の近く僕らの台所大衆中華、皇君菜館の数10m西、山手幹線沿いに建設中のマンションがある。ずっと駐車場だったところだが、それなりにコストをかけた面構えの住居である。僕の店にとってのメリットなど特にないのだが、景観を損なわないものが街並みを作るならそれも悪くはない。あるタクシーのオ