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造本作家、デザイナーの駒形克己さんが、旅立たれました。駒形さんの、紙の素材をいかした創作絵本、知育玩具、独自のモノ作りが世界的に評価を受けています。友人にいただいた、「BLUETOBLUE」サケたちが卵からかえり、成長していく姿を描いてあります。ページごとに異なるブルーの紙の質感が、驚くばかりの美しさです。使われている19枚の紙すべてが違う紙なのです。出版社:ONESTROKE大きさ:24.6cm×19cm初版年月:1
P21・P22お日様と追いかけごっこしている夜は月と星と一緒にサァーっと夜を広げた。4色ボールペンの中で夢をみましょうか~おやすみなさい。この場所は4色ボールペンの中に有る世界、せかいかもしれないです。1本、1本4色ボールペンの世界は全く違うかもね。©2024YOKOKOSORA[宣伝です]見ていただけたら嬉しいです~色々なYOKOKOSORAです。*TRiCERAでデジタルアート販売中(カテゴリーは版画・マルチプル・デジタルの”よここそら”です。)ジグレープリント
P19・P20コロコロつぶつぶは海に戻っていく。ゆっくりと深く帰っていく。静かになったこの場所に夜がすぐそこまで来ていた。お日様は明日に向かって走り出していた。バイバイ~待ってよと黒夜が追いかけていく。©2024YOKOKOSORA
P17・P18グルグルお日様は大きくなって、真っ黒トゲトゲの口にとびこんだ。真っ黒トゲトゲはビックリ、ひっくりかえった。お日様の暖かいタッチで真っ黒トゲトゲは”くにゅ”っと柔らかくなって、コロコロつぶつぶに丸まっていく。あったかお日様パワーは真っ黒トゲトゲを温めていく。©2024YOKOKOSORA
P15・P16黒色大きくノックザバーァンバーン!海からバーンと真っ黒が飛び出した。大暴れのオオトカゲだ。逃げろ!空も海も山も野原もびっくり、ひっくり返った。お日様はグルグル、グルグル戻って立ち向かう。「やめろ!仲間だよ、いつも一緒だろう」©2024YOKOKOSORA
P11・P12いつのまにかザァーザァー雨になった。山にぶつかり、川になって海になっていく。山も野原もびっくり。雨もびっくりしてる。わーい!逃げろ逃げろ。©2024YOKOKOSORA
P9・P10青色ノックゆったり、ゆららん、ゆるるん空いっぱいの水は雨になった。くっついて離れて踊って降ってきた。伸びて伸びてくっついては、離れちゃう。手もユラユラ勝手に離れていく。えい!お先に。楽しいね、楽しいよ。さあー行くよ、行くよ。©2024YOKOKOSORA
P7・P8あ、あ~暖かい、なんていい所だ。この場所でひと休み。手足を伸ばして野原になった。まだまだ遠く、手を伸ばせ手をつなごう。空めざして、高く高く、やまになった。いい気持ち、おーい~おーいこっちもいい気持ち。©2024YOKOKOSORA
P5・P6緑色ノックラララ歩こう~歩こう~のびのび歩こう。手を伸ばし、手をつなごう。たくさん、たくさん歩いていくよ。大空見上げて、手を振って歩こう。だいじょうぶ待っているよ、おいていかないよ。©2024YOKOKOSORA
P3・P4グルグルまわる、手を伸ばせてをつなごう。グルグルどんどん、おいで、おいで、みんなおいで、おいで。グルグルまるまる、ピッカピッカのお日様になった。©2024YOKOKOSORA
P1・P2赤色ノックわーい!ウキウキするね。手を伸ばせ、手をつなごう、なんになろう。お日様になろう。まって、まって飛ばされる~まって、離れちゃう~まって©2024YOKOKOSORA
さー動き出すよ《扉絵》©2024YOKOKOSORA
1本の軸に4色も入っている、中はどんな世界かなあ~《表紙》©2024YOKOKOSORA
P21・P22「ママだいすき」いつのまにか、へやにもどったはーちゃんはママに”ピンクのシール”をみせてにっこりです。はーちゃんはママに”そうじきぞう”のぼうけんをいっしょうけんめいはなします。はーちゃんの”ためいき”ってみんなおともだちなんだって、”ぞう”になってはーちゃんのこころにいるんだよ。ママの「はーちゃんだいすき」といっしょにいるんだよ。「うれしいママだいすき」©2024YOKOKOSORA[宣伝です]見ていただけたら嬉しいです~色々なYOKOKOSORAです
P19・P20「またね」「あたらしい、おともだちとまってるね」と、わらった。ためいきぞうたちはしゃぼんだまのようにパッチンと、はじけてきえていった。おおきなそうじきのぞうも、いっしょにパッチンときえた。©2024YOKOKOSORA
キミに会いにいくんだ生まれる前からキミを知ってる。深い深い森の中。タマゴは、ずっとずっと夢を見ていました。あたたかい光。やさしい海の色。ゆらゆらゆれるあまいかおり。タマゴの心の中には、たったひとつだけ、たいせつな名前がきざまれています。ある日、時がきたタマゴは、ぱっかりとふたつにわれました。中からうまれたのは、ちいさなちいさな海のように青いモンスター。森の中で生まれた海色の体を大きくふるわせ、彼は自分のなかにきざまれた名前を大きな声で呼んでみました。けれど、その声にこたえるもの
P17・P18ためいきぞうがあつまってきた。はーちゃんめがけてあつまった。このぞうはみんな”かたづけてのためいきぞうだよ”みんなのこと「おぼえてる」ってきかれた。こまったな~だって、おぼえていない。「だいじょうぶ、おぼえてなくてもいいよ」「わすれてていいんだよ」「おおきくなったってことだからね」©2024YOKOKOSOR
P15・P16はーちゃんがいろいろなたなをみのぞいてあるくと、たなからバラバラとぞうがおりてきた。ぞろぞろついてくる、おしゃべりしながらついてくる。たなのふだには、はーちゃんのとしがじゅんばんにかいてあった。はーちゃんのためいきぞうが、うまれたじゅんばんにならんでいた。いっぱいだ、いっぱいのためいきだ。こんないっぱいのためいきいをいつしたんだろ、はーちゃんはおぼえていなかった。©2024YOKOKOSORA
P13・P14《はーちゃんのためいきでうまれたぞうです》のかんばんがある。びっくり《はーちゃんのためいきぞう》が、たないっぱいにならんでる。ひとつひとつのぞうに、ぺったんシールがはられていた。しろいシールにはためいきぞうがうまれたひづけ、ピンクのシールにはげんきになることばがかいてあった。©2024YOKOKOSORA
P11・P12パッチン、スイッチがきれた。たつまきがきえた。そうじきぞうなかは大きな”としょかん”みたいになっていた。たくさんのたながならんでいる。そしてシーンとしている。©2024YOKOKOSORA
P9・P10たつまきだ!そうじきのなかはジェットコースターだ、せんたくきだ。うわぁーああ、うわぁーああ。めがまわある、からだもまわる。グルグルグルーン、はーちゃんがたいへんだ、せんたくされちゃうよ。©2024YOKOKOSORA
P7・P8そうじきぞうはふうせんのようにプクプク・プックンふくらんだ。ふくらんではーちゃんにむかってきた。はーちゃんがすいこまれるよ。にげて!©2024YOKOKOSORA
P5・P6ボボボボーンえから、ぞうがとびだした。グゥワグゥワグゥワオーンはなホースをグルグルふりまわし、ためいきをズズズっとすいこむ。そうじきぞうがえから、とびだしたぞう。©2024YOKOKOSORA
P3・P4ふわぁん~・ふわぁん~・ふわ~ためいきがゆかにたまっていく。©2024YOKOKOSORA
P1・P2ママにしかられた、ためいきが「ふぅ~」ひとつ、ふたつ「ふぅ~」がいっぱい。ためいきがママをおいかけていく。あかちゃんみたいにハイハイでおいかけていく。©2024YOKOKOSORAの
ママに𠮟られたら心も心身も停止、ハイハイの赤ちゃんより動けなくなってしまう子にママからの「大好き」の言葉を贈ります。形の無い”ため息”を大きな”ぞうさん”に託して描きました。ママの”だいすき”が”ためいきぞう”を”だいすきぞう”に変えていきます。ママの”だいすき”と子どもの”だいすき”は手をつないでいきます。《表紙》©2024YOKOKOSORAの
P25・P26クロクロは願いました、ヒナヒナと初めて会ったタンポポの道に行きたいと。ヒナヒナはすっかり色が薄くなってしまったクロクロを優しくなでてクロクロ願いを知りました。ヒナヒナとハルハルは重さが無くなったクロクロをふわっと抱っこしてタンポポの道に来ました。タンポポの道の空にはまるで猫のような形のうっすら雲がいくつもいくつも流れていました。「おいで~ニャ~」仲間がクロクロを呼んだようです。「ふぅ」クロクロはヒナヒナの腕の中からす~っと消えてうっすら雲のひとつになって空を流れていきま
P23・P24いつの間にかクロクロはお留守番、この頃はお気に入りのクッションでウトウトしています。そして、クロクロ全体の色が何だかちょっと薄くなって見えます。ヒナヒナもハルハルもクロクロはだいぶお年寄りになったと寂しく思っていました。今までのように遊ばないし、けんかもしないクロクロを置いていくことが心配でした。「いつにしょうかなぁ、もうすぐかなぁ~」クロクロは大きくなったヒナヒナとハルハルを見ては考えています。©2024YOKOKOSORA
P21・P22クロクロ・ヒナヒナ・ハルハルは遊んだり、けんかしたり、過ごして何年も何年も過ぎました。みんな大きくなりました。©2024YOKOKOSORA
P20・P21クロクロ、今日はランドセルに入って学校にいきます。お友達に見つかるかもと思うとヒナヒナはドキドキです。「明日は幼稚園バックね」とハルハルはクロクロと約束してます。©2024YOKOKOSORA