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ウソンは自分の本当の両親について知っても、特別な感情はまったくわかなかった。それほど育ての親はウソンを慈しみ、本当の子どものように育てた。育ての親には息子がいたのだが、育ての親は自分の息子以上にウソンをかわいがった。ウソンの兄はすごく優秀で、何においても一番の成績を取る子どもだった。ウソンは物心がついたときから、いつも兄ミンホを追いかけていた。兄がテコンドーを習
「カクヨム」版とは、少し違うようになっている部分もあるのですが、ストーリーをたどれるように、「夢のスターランド」のまとめを作ってみました。(アメーバ版「夢のスターランド」まとめ)★「聖なる者」第2章太陽と月★~シャーマンの末裔~「夢のスターランド」<プロローグ>『音楽とポエム「夢のスターランド~サテンの夜」』それは美しい夢だった。光と希望に溢れた夢だった。夢のスターランド。愛の歌と夢が躍動する世界のは
(写真:イ・ミンホ~イメージ:財閥の息子ユン・ソンジェ)(ソンジェのイメージ・モデル)イ・ミンホ「ユン理事、ここにいらしたのですか・・・」と秘書のジウォンは、ユン財団が運営する美術館の倉庫で何かを探していたソンジェをやっと見つけ出し、あきれたように言った。「ずいぶん探しましたよ。お友だちのルーカスさまが理事にお会いしたいと、先ほどからずっとお待ちです」「ルーカスが?」「はい、今日は見知
(写真:StrayKidsメイン・ダンサーヒョンジン)超がつくほどの売れっ子アイドルであるヨハンには、休みはほとんど無かった。しかしそれでも年に何回かは、何日か続けて休みが取れることがあった。その休みにヨハンは、いつも実家ヘ帰り、愛犬のカミーユと遊ぶのが常だった。カミーユを抱きしめるとき、ヨハンはマイケルの大きな背中を後ろから抱きしめたときに、いつも感じていた、不思議な癒やしと安
委託参加します新潟コミティア56委託参加No.207/2(日)1100-1500即売会1530-ワークショップ新潟市産業振興センター1/2直接参加200sp委託参加50cr募集創作only新潟コミティア新潟市の創作系同人誌交流会gataket.com参加数:直接参加114cr委託参加22crサークルカットに書いちゃった創作ファンタジー本は出てませんがこの前出した非常~に薄い本を含め以下の3種送りました。「二十日間の王《準備号》」「青い
「ユリウス、相談したいことがある」と、突然、思い詰めたような顔でテセウスに言われ、ユリウスは立ち止まった。「何だろう?言ってくれ。愛する君のためなら、何でもするぞ」とユリウスは笑顔で言った。「これなんだが・・・」と言って、テセウスがユリウスに見せたものは、王女ヘレナからの恋文だった。それも、一通ではなく、何通もあった。しかしそれを見て、ユリウスは笑った。「最近、来なくて喜
(写真:ルパート・エベレット~イメージ大学校で魔術学を教えるウィルヘルム卿)ウィルヘルム卿はその青年が医官ジャドと一緒にこの星へ姿を現した時からずっと注目していた。時々、ふたりが人目を避けて会っていることも知っていた。そしてヘレナは、昨夜、舞踏会で出会ったユリウスの友、テセウスのことが、とても気にかかっていた。ユリウス以外の若者に心惹かれたのはこれが初めてだった。
その日の舞踏会で、人々の話題をさらったのは、王女ヘレナではなく、ユリウスの友テセウスであり、妹アンジェリーナだった。その日、アンジェリーナは初めて舞踏会に出席した。体の弱かったアンジェリーナを心配して、両親は今までは舞踏会に出ることを許してくれなかったのだ。しかし今日は、兄ユリウスも一緒であり、大貴族フォン・ブラウン家の跡取り息子グスタフも出席すると聞いたため、舞踏会へ行くことを許したの
(写真:EXOカイ~イメージ:密命でマルデクに潜伏中のシャンバラ武官テセウス)「ジャドさま、どういたしましょうか?」「招待されていなくても、行けるというのか?」「はい。ユリウスの連れの者と言うことで、招待状が無くても、特別に王宮へ入れるのだそうです」「ならば行くべきだ。マルデク王家には、我々はパイプが無いので、ほとんどその実情がわからなかった。王家は、この星の不安定要因なのに、
(写真:ケアリー・エルウィズ~イメージ若き日の総統ユリウス」(イメージクリップ動画)若き総統ユリウスと王女ヘレナ「今日、王宮でヘレナ王女の誕生会を兼ねた舞踏会が開かれるそうだが、お前は行くのか?」幼なじみのグスタフにそう聞かれたユリウスは、「ヘレナは苦手なんだよな。私も王族のはしくれだから、行事があるごとに招待され、ヘレナの相手をするはめになる」と答えた。そして、「君の妹のよう
「父上、お伺いしたいことがあります」と、マルデク情報省長官オスカー・フォン・ブラウンは、屋敷に帰るなり、父グスタフに急いでいるらしく、唐突に話を切り出した。「どうした?いつも沈着冷静なお前らしくないが、何が知りたいのだ?」「叔母上について知りたいのです」「誰のことだ?」「ユリウス総統の許嫁(いいなづけ)だったという、エリザベートという名の
今日も、動画ソフトClipchampに慣れるべく、こつこつと動画制作にチャレンジしていました。本当は、最新作、「星の言葉のひとかけら~惑星テラ」の動画を作りたいところなのですが、この作品はカクヨムのコンテストに参加しているので、作れないのでした。それで昔の作品で、動画をつくりました。アメーバでは2年前に連載していたファンタジー小説です。マルデク編はすでに完結していて、ア
ヘルメスとセーヤは階上の、下を見下ろせるレストランで、食事をしながら打ち合わせをしていた。「それで、今、テラはどんな状況にあるんだ?」とヘルメスは今回の仕事の助手であるセーヤに尋ねた。「ソラリスではこの状況をどのように判断している」その答えをセーヤは言いよどんだ。その時、後ろから、「私が答えよう」と言う声と共に、フィルビーが2人の間に割り込んできた。
宇宙連合軍最強の武将ルシファーは、先の宇宙戦争が終わってから、長らく心の病に取り憑かれていた。異世界との結界となっていた惑星シャンバラが、異世界からの攻撃により滅びようとしていたとき、結界を守るべくルシファーは精鋭を連れて救援に向かった。敵の大将を倒し、ルシファーはシャンバラ救援に成功したはずだった。しかしその後、救援部隊が帰還の途について、シャンバラを離れたとき、シャンバ
「シャーマンの末裔」番外編(登場人物考査)バックダンサールシアン(まだ構想の段階です)(ただ災害にも近い嘘の告発により表舞台から去ることになったマイケルが復活するには、かなり強力な助っ人が必要だと思うので、メモ代わりに書いてみました)(写真:8月2日投稿パリのウジン)マイケルは長い不遇の時期を乗り越え、つにソロ歌手としてデビューを果たした。バッ
統治神<シ>は、迷っていた。「このまま、あの者を信じて良いものだろうか?」この奇妙な事件の発端は、ひとりの科学者の統治神<シ>への上奏だった。「私はこの宇宙の始祖、最高神<トート>と謁見しました」、と言ったのだ。「統治神さま、かの神はあなたとお会いしたがっています」ワンダーランドは、高度に進化した世界でありながら、統治組織は、人
ソンジェは毎日、帝王の居場所を探し続けたのだが、まったく収穫がないまま、何日も過ぎたある日、頼みの綱であったルーカスからやっと連絡が入った。「帝王がどこにいるか、やっとわかった。ニューヨークだ」「ニューヨーク?」「ニューヨークにヤツの別邸があるらしい。レナードが来週、診察に行くことになっている」「それで住所は?」「そこ
(写真:チョン・イル~イメージ自覚の無さ過ぎる魔性の美青年ルーカス)その日、帝王の主治医レナードは、朝から不機嫌だった。簡単に連絡が取れるだろうと考えていたのだが、かつての教え子、愛しのルーカスは、あの音楽祭以来、どこにもまったく姿を見せず、知り合いをあたってもみんなルーカスの所在を知らなかった。(写真:ソン・スンホン~イメージ全てに完璧だがルーカスを愛するあまり時々暴走する精神科
(写真:イ・ドンウク~イメージパラレル世界の上級官吏ルス・ヘルメス)ソンジェは、これからこちらの世界でジュンを探すと言うルス・ヘルメスに、協力を申し出て、自分の家を宿舎として使うことを薦めた。そのようにして、ルス・ヘルメスはジュンがそうであったように、ソンジェの家の客人となった。それからすぐ、ソンジュは帝王が今どこにいるのかを探り始めたのだが、帝王の事務所に問い合わせても、病気療養中というばかりで、帝
(写真:イ・ドンウク~イメージパラレル世界の上級官吏ルス・ヘルメス)帝王が忽然と姿を消したこの不思議な事件は、本来なら大きな騒ぎになるはずだった。しかし帝王の主治医レナードが事件が公になる前に、帝王は急病で入院治療中であると発表したせいで、深く追求されることはなかった。しかしパラレル・ワールドでは、大騒ぎとなっていた。事件の数時間後には、パラレル・ワールドから、2人の男がこちらの世界へ
(写真:イ・ミンホ~イメージ財閥の血を引く青年実業家ソンジェ)音楽祭のステージには、次々と人気アイドルグループが登場し、会場の盛り上がりも頂点を迎えつつあった。会場には次のアイドルを目指す有望株も顔をそろえていたし、スカウトたちも来場者の中に次の金の卵がいないか、目を光らせていた。帝王が社長を務める芸能事務所に比べると、小さくはあるが、やはり芸能事務所の代表で、大財閥の一
(写真:チョン・イル~イメージ潜入捜査のため女装したルーカス)ルセラフィム「イントロ+FEARLESS」「今日は何かイヤな予感がする」とルーカスは、少し身ぶるいしながら、慣れないハイヒールによろけてソンジェにしがみつきながら、言った。身長が183センチもある、スーパーモデル並みの美女は、もうすでに十分過ぎるほどの注目を集めていた。自分よりも身長が高い相手には、興味を持たないはずの帝王までもが、ルーカスの方
(写真:チョン・イル~イメージ女装したルーカス)その日のルーカスの女装は、完璧だった。どこから見ても、女にしか見えなかった。しかしその彼の女装を見破ったものが、たった一人だけいた。そして運が良かったのか、悪かったのかは判断しかねるところなのだが、その人物は、帝王の主治医だった。もう少しで、帝王が長年、心に想い描いてきた理想のアイドル、天使の仮面をつけた世にも美しく、妖艶な堕天使
(写真:イ・ミンホ~イメージ財閥の末裔ソンジェ不幸のどん底にいたマイケルに救いの手を差し伸べた青年)ルーカスとソンジェ、そしてジュンの3人は、ある大規模な音楽祭に芸能事務所の関係者として、参加していた。今生のマイケルに降りかかった得体の知れない人物からの、虚偽の告発バッシングは、過去生にその起源があるのかも知れない、とジュンは言うのだった。マイケルとヨハン、そしてソンジェの過去生は、深く絡み合っており、
(写真:チョン・イル~イメージソンジェの親友ルーカス)「ルーカス、それはやはり、やり過ぎだろう・・・」とソンジェは美しく着飾ったルーカスを見て、困ったように云った。「仕方ないだろう。ずいぶん調べたんだが、ヤツの好みがつかめないんだから・・・でも我ながら、まだイケそうだな。大学の女装コンテストで、クイーンに選ばれてから、もうずいぶん経つので、心配だったんだ」「絶世の美女以外は受
神父は、その眠れる子供を見て、この子が本当にラザロが言っていた、いにしえの不滅の魂が宿る、予言の子供なのだろうか?と、自問していた。神父はその少年が生まれてから、一時も目を離さず、少年の家族と少年を見まもり続けた・・・、と云うよりは、監視し続けた。予言者ヨハネの名前を神父より授かったその少年は、すくすく育
「翼ある者~シャーマンの末裔」プロローグ『創作ファンタジー「翼ある者~シャーマンの末裔」プロローグ』(テン・エンターテイメントユン・ソンジェ理事:イメージ~イ・ミンホ)「ユン理事、ここにいらしたのですか・・・。ずいぶん探しましたよ。…ameblo.jp「翼ある者~シャーマンの末裔」第1章少年ヨハン①『創作ファンタジ-「翼ある者~シャーマンの末裔」第1章少年ヨハン①』(写真:Str
しばらく経ってから、帝王は、予告することなく島を訪れた。以前と同じように、医師を伴っていた。彼は躊躇することなく、自分の欲望のままにジェシーを抱き、抵抗するジェシーに暴力を振るった。その暴力は以前より数倍すさまじく酷いものだった。同伴した医師が止めに入るまで、その暴力とジェシーへのすさまじい暴行はつづいた。帝王はまだ満足していなかったが、ジェシーを完全に壊し、失うこ
ジェシーはダンス一筋で、時間があればダンスの練習をしていた。だから、姉以外の女性とはまるで縁がなかった。ジェシーは友だちに、「このシスコン!」と揶揄されることはしょっちゅうだったのだが、しかし誰からもゲイだと言われたことはなかった。ただ単純に、仕事で忙しく、ガールフレンドを作る暇が無いだけだと思っていた。しかしレイに出会い、心をどんどん奪われてゆき、止めることができない自分に驚
離島での日々は、ジェシーにとって、地獄の日々に違いなかったが、しかしある意味、天国の日々でもあった。なかなか姿を見せない管理人に、ジェシーが会えたときから、世界が変わったとも言えた。管理人はジェシーが勝手に思い描いていた、年の離れた老人ではなく、ジェシーとあまり年の離れていない青年だったことに驚いた。アイドルと言われる美少年たちと比べてもまるで引けをとらない美青年で、背が高