最近は町の親父さんやお袋さんのような人が営む喫茶店がすっかり減ってしまった。昔は朝はモーニング、昼は定食、夜は昼より豪華な定食を食べに通ったものだ。会社のある地区では、突然の打ち合わせや来客対応にもよく利用した。来客が甘党ならすぐに連れて行き、商談がうまくいったことも数えきれない。同僚も会議ではピリピリしていても、喫茶店では穏やかになり、打ち合わせや意見の食い違いも解消できたことが多かった。今ではそんな店はほとんどなくなり、家の近所も会社の周りも大手チェーンのコーヒーショップに置き換わってしまっ