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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問3(3)今回は、図8および図9(下)を参考に24時間後の地上低気圧に伴う地上前線の前線を解答図の枠線まで延びているものとし、前線記号を付して記入せよ、という内容で考えてみます。まず、図9(下)の850hPa相当温位、参考程度に700hPa面の鉛直流の分布から前線解析で着目する要素として、等相当温位線の集中帯の南縁(暖気側の縁)と風のシアー、および上昇流域を参考にします。次に、地上低気圧が閉塞している
こんばんは。今回は前線解析の問題です。24時間後の地上低気圧に伴う地上前線を解答図に前線記号を付して記入せよ、という内容です。前回の問題の解答も考慮に入れながら描いてみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問3(3)解答図はこちら⇒(一財)気象業務支援センターHP「過去の試験問題」※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。29日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験2・問1まず、今回は停滞前線の解析ということで、基本的な着目点として、図5の850hPa面の等相当温位線の南縁(暖気側)、風のシアーも考慮して342K付近となります。なお、図5では図1の19日21時より12時間前の19日9時を初期時刻とした19日21時の予想図であることにも留意しておきましょう。次に、図4の850hPa面の気温・風と700hPaの鉛直流で見てみますと、850hPa面の前線は、等相当温
こんばんは。今回は、図1において実際には停滞前線が東端まで延びているとし、(5)①②、図2、図4、図5に着目して解答図に前線記号を付して解析せよ、という作図の問題です。今回の前線の位置の決め手となる要素は何か、次回、一緒に考えてみたいと思います、第63回試験・実技試験2・問1(解答図はこちら⇒気象業務支援センターHP「過去の試験問題」)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。14日分の考察編は次回更新
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問2まず、850hPa面の気温と風、700hPa面の鉛直流の分布から前線解析をする基本的な留意点について述べておきたいと思います。着目する要素として、850hPa面では等温線の集中帯の南縁(暖気側の縁)と風のシアー、700hPa面では上昇流域を参考にしながら、上昇流域が途切れるところを前線の端して850hPa面の前線を解析します。このように解析した850hPa面の前線から地上前線を解析する際の留意
こんばんは。今回は図5を用いて24時間後に日本海に予想される地上低気圧に伴う前線を解答図に記入せよ、という作図の問題です。前線解析の基本と今回の前線解析の留意点を考えながら描いてみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問2解答図はこちら⇒気象業務支援センターHP「過去の試験問題」問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。25日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1問1(2)①では、図3より初期時刻の九州付近の低気圧に伴う850hPa面の前線について、低気圧中心付近において対応する気温が6℃であることがわかりました。そこで、図5(下)から地上低気圧の中心を写し図7(下)の温度場と重ねてみますと、依然として6℃の等温線(青線)に対応する予想であることがわかります。また、24時間後の低気圧中心のの南側を寒気や乾燥域が回り込みながら流れ込んでいる様子が見ら
こんばんは。今回は、図5(下)にある枠の範囲内について日本のはるか東の低気圧に伴う寒冷前線を、前線記号を付して解答図に記入せよ、という作図の問題です。今回は寒冷前線のみの解析となりますが、前線解析の要点を踏まえながら、次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1(解答図はこちら⇒気象業務支援センターHP「過去の試験問題」)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。26日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1図1より、秋田沖と九州付近の2つの低気圧の中心位置を図3に重ねてみました。一般的に、前線解析の際に着目すべき要素の一つとして、850hPa面の等温線集中帯の暖気側の縁(南縁)が挙げられます。これに従って図3ではそれぞれどの等温線と対応しているのか見てみます。なお、850hPa天気図では、等温線は3℃ごとに引かれています。まず、九州付近の低気圧につきましては6℃に対応していることがわかります。次に
このブログに掲載する気象予報士試験問題は、事前に(財)気象業務支援センターにブログへの掲載を確認し、ホームページで公開されている試験問題、または本試験の試験問題を使用しています。問題の答え・解答方法については(財)気象業務支援センターとは全く無関係で私個人の責任により掲載しています。今日は問2(5)を考えていきます。地上の前線を書いていく問題です。私は前線の解析は大変苦手です。寒冷前線は850hPaの等温線集中帯や相当温位等温線集中帯をみればわかるのですが、温暖前線はそれ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験1・問2今回は、図8を参考に36時間後に予想されている低気圧に伴う地上の前線を解答図の枠線まで延びているものとし、前線記号を付して記入せよ、という内容で考えてみます。まず、図8の850hPa面の気温と風、700hPa面の鉛直流の分布から前線解析で着目する要素として、等温線の集中帯の南縁(暖気側の縁)と風のシアー、および上昇流域を参考にします。次に、地上低気圧が閉塞している段階なのかを判断します。
こんばんは。今回は、図8を参考にして36時間後に予想される、低気圧に伴う地上前線を前線記号を付して記入せよ、という作図問題です。今回の前線解析における要点を中心に、次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験1・問2(解答図はこちら⇒気象業務支援センターHP「過去の試験問題」)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。22日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験1・問2今回は、図7および図8(下)を参考に24時間後に日本の東に予想されている低気圧に伴う地上の前線を解答図の枠線まで延びているものとし、前線記号を付して記入せよ、という内容で考えてみます。まず、図8の850hPa面の気温と風、700hPa面の鉛直流の分布から前線解析で着目する要素として、等温線の集中帯の南縁(暖気側の縁)と風のシアー、および上昇流域を参考にします。次に、地上低気圧が閉塞している段階
こんばんは。今回は、図7および図8(下)を参考に24時間後に日本の東に予想されている低気圧について、これに伴う前線を解析せよ、という内容の問題です。前回のトラフ解析と同様に前線解析も実技試験では頻出ですので、解析の基本的な留意点を踏まえながら次回、一緒に考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験1・問2解答図はこちらみ(解答図)解答図はこちら⇒気象業務支援センターHP「過去の試験問題」問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第60回試験・実技試験2・問3今回は、前問の問3(2)および図6(下)に着目して、図5(下)の日本の東の低気圧の伴う前線、および低気圧に伴う寒冷前線とつながって西に延びる停滞前線を記号を付して解答図に作図せよ、ということで考えてみます。まず、前問の(2)より、名瀬の状態曲線(エマグラム)から読み取れることをおさらいしますと、下の前線性逆転層の上端の高度は900hPaの高度にあることがわかっています。つまり、これから解析しよう
こんばんは。今回は、前問の問3(2)および図6(下)に着目して、図5(下)の日本の東の低気圧の伴う前線、および低気圧に伴う寒冷前線とつながって西に延びる停滞前線を記号を付して解答図に作図せよ、という内容の問題です。作図にあたっての基本的な要点と今回の着目点に触れながら、次回、一緒に考えてみたいと思います。第60回試験・実技試験2・問3(解答図はこちら⇒気象業務支援センターHP「過去の試験問題」)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用していま
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第60回試験・実技試験1・問2(2)まず、今回の前線解析の際の基本的な要素として、850hPa等温線集中帯の暖気側の縁(南縁)、700hPa鉛直p速度において上昇流域になっているところに着目します。次に、前線の閉塞の有無を確認します。図6(下)の地上24時間予想図における低気圧中心は北緯44°東経151°付近にあるのに対し、暖気の極側へ突っ込んでいる3℃の等温線の先端部の位置、つまり等温線の集中帯が2つに別れ
こんばんは。今回は、図6(下)の地上気圧24時間予想図及び図7(下)の850hPa面気温・風、700hPa面鉛直流24時間予想図を用いて、24時間後に千島近海に予想されている低気圧に伴う地上前線を記号も付して解答図に記入せよ、という作図の問題です。前線解析にあたっての着目点、作図の留意点などについて、次回、一緒に考えてみたいと思います。第60回試験・実技試験1・問2(2)(解答図はこちら→気象業務支援センターHP「過去の試験問題」)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援セ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第59回試験・実技試験2・問2今回は2つの低気圧についてそれぞれ前線解析をする内容で少し厄介ですが、まずは問題文の「北海道の南海上の低気圧」および図1の「台湾海峡付近から沖縄の南にかけて延びる前線」の初期時刻から24時間後の動きを見てみます。図1、図7(下)、図8(下)を見ますと、北側の「北海道の南海上の低気圧とは、問2のこれまでの問題で考えてきましたように、初期時刻の対馬海峡付近の低気圧のことで、12時間後では能登半島の西
こんばんは。今回は、前線解析の問題です。図8(下)の24時間後の地上予想図において、北海道の南海上の低気圧に伴う温暖前線と寒冷前線、および図1の台湾海峡付近から沖縄の南にかけて延びる前線上に発生する低気圧に伴い東進する温暖前線と寒冷前線を図1、図3、図7(下)、図9に着目して解答図に前線記号を付して作図せよ、という内容です。前線解析の基本的なところ、今回の前線解析における主な着目点について、次回、一緒に考えてみたいと思います。第59回試験・実技試験2・問2(解答図)解答図はこちら
気象予報士の試験勉強をしていてぶち当たる壁が「前線の解析」基本となる分析方法があり、それに従ってあってみるのだがなぜか間違える(許容範囲なのかもしれないが)なので実際に起こっている気象現象と前線の解析を比べてみたら身をもってわかるのではないかと思い、今実践しているのが、気象庁が提供している「数値予報天気図」を使って前線解析を行ってみること。天気図も同時に公開されるので、答え合わせもできる。気象庁ホームページより(850hPa相当温位・風予想図の一部加工しています)実際やってみると教科書
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第59回試験・実技試験1・問2今回の問題で着目する低気圧は、問題にあります通り、紀伊半島付近にある低気圧になりますので、慌てて読み飛ばしてしまいますと、日本海中部の低気圧と間違えますので、日頃の問題演習では最初はゆっくりでも構いませんので「よく読む」くせをつけておきましょう。また「地上の低気圧に伴う温暖前線と寒冷前線を」とありますので、今回の前線解析は低気圧の閉塞を考えなくてよいと読み取れます。次に今回の前線解析で最も注目する要素で
こんばんは。今回は前線解析の問題です。18日9時に紀伊半島に予想されている地上低気圧に伴う温暖前線と寒冷前線を前線記号を付して解答図に描画せよ、という内容です。前線解析の際に図7(上)の850hPa相当温位の予想図を参考にとありますので相当温位分布のどのあたりに着目するのかを含めて次回、一緒に考えてみたいと思います。第59回試験・実技試験1・問2(解答図)解答図はこちら⇒気象業務支援センターHP「過去の試験問題」問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2・問4(2)今回は18日9時における950hPaにおける寒冷前線の局地解析を考えてみます。まず、図12(左上)の予想図において盛り込まれている気象要素は風と気温ですので、寒冷前線が解析される着目点は、風のシアーと等温線集中帯の南縁(暖気側)ということになります。では実際にどの部分に解析されるか見てみますと、等温線は12℃〜16℃で密になっていますが、風では西風と南西風のシアーが明瞭であることを考え、14
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2・問2今回は、図6、図8および図1、図5を用い、「」図6(下)の枠を抜き出した解答用紙に前線を記号を付して記入せよ、という内容の作図問題を考えていきます。まず、「図1、図5を用い」というところで、初期時刻の17日21時で図5の850hPa面の気温分布に図1の地上低気圧の中心とその低気圧に伴う前線を重ねたものが上図になります。これによりますと、地上低気圧の中心から延びる寒冷前線は、6℃~12℃
こんばんは。今回は、図6、図8および図1、図5を用い、前問の問2(2)に着目して図6(下)の枠を抜き出した解答用紙に前線を記号を付して記入せよ、という内容の作図問題です。今回の前線の位置を決める着目点は何か、次回、一緒に考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2・問2(解答用紙)解答用紙はこちら⇒(一財)気象業務支援センターHP「過去の試験問題」問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。20日分の考察編は次回更新の予定
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第57回試験・実技試験2・問2今回は、解答用紙の図に予め27日9時に北海道の北から日本海北部にある前線の28日9時の予想位置が記入されており、これにならって27日9時に日本海中部にある低気圧に伴う前線の28日9時の予想位置を前線記号を付して記入せよ、という作図の問題を考えてます。まず、問題となっている前線を伴っている日本海中部の低気圧の動きから見ていきます。初期時刻の図1では、この低気圧は30ノットの速さで東北東に進
こんばんは。今回は、解答用紙の図に予め27日9時に北海道の北から日本海北部にある前線の28日9時の予想位置が記入されており、これにならって27日9時に日本海中部にある低気圧に伴う前線の28日9時の予想位置を前線記号を付して記入せよ、という作図の問題です。受験をされた方、すでに問題を解かれたことのある方は「あれ?」と戸惑われた方がいらっしゃるかと思いますがいかがだったでしょうか。今回の前線解析の問題は、解析の基本的なところを押さえながらも、過去問題から少し踏み込んだアプローチも必要
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第57回試験・実技1・問2今回は、図7と図10を用いて24時間後に予想される温暖前線と寒冷前線の位置を記号を付して解答図に記入せよ、という内容です。まず、問題文に「問1で述べた地上低気圧に伴う前線のうち」と書かれているところが気になります。そこで図1の初期時刻の状況を振り返ってみますと、低気圧の中心からは西へすでに閉塞前線が延びており、閉塞点から温暖前線と寒冷前線がそれぞれ延びていることから、地上低気圧は初期時刻の段階で
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第56回試験・実技試験2・問1(4)今回は、図3の850hPa相当温位・風12時間予想図を用いて、6日9時の850hPa面の温暖前線および寒冷前線を解析する内容の問題です。今回は、850hPa面の相当温位・風の予想図に温暖前線および寒冷前線を描く形ですので、前線解析の着目すべき基本となる要素、等相当温位線の集中帯における暖気側の縁(南縁)と、暖気と寒気の流れの境界が明瞭な風のシアーを基に対応できそうです。解答図に記入する