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2025/08/21(木)12:30オペ室入3時間40分経過予定は2〜4時間何もできずに待ってるのは長いです。そろそろ終わるかな⋯ナースステーション気配ないです
本日、朝から絶食して胸〜恥骨まで造影CT検査とPSA検査手術後9ヶ月CT検査異状無し(腎臓癌経過)PSA0.01異状無し(前立腺癌経過)次回は5月で手術後1年経過します。毎回ドキドキです😓
銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄ですがんが前立腺内、もしくは精嚢までの浸潤の場合には、根治目的に手術治療が行われることがあります下図のように前立腺(+精嚢)を尿道ごと全摘出し、改めて膀胱と尿管をつなぎます以前は開腹手術が主でしたが、現在はダヴィンチなどのロボット手術が中心となっています傷の大きさも全然違いますロボット手術と比べると、開腹手術のメリットはほぼ無いと言っても過言ではありません、、、築地のがんセンター中央病院も、開腹手術はゼロで
銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄ですこの患者さんに、こんな検査や治療は過剰でしょ?!というケースがあって、ちょっと憤りを感じているハマモトです当院に相談に来られた70代の前立腺がん術後の患者さん根治目的で前立腺全摘手術しかし、術後3年経ってPSAが徐々に上昇してきて、術後5年目でPSAが再発基準である0.2を超えました根治手術で前立腺を全摘しているので、PSAが上昇するはずはないのですが、0.2を超えたということは再発で間違いありません
2週間前の前立腺生検の結果を聞きにカミさんと病院を訪問しました。残念ながら癌が見つかりました。12本中4本で見つかり、癌の悪性度を示すグリーソンスコアは、3+4の7、中リスク癌でした。前立腺の両側で見つかったためおそらくT2Cだと思われます。PSA値7.5から転移はないのではないかと言われていますが来週の骨RI,断層写真検査(CT),造影CTにて転移を調べる予定です。先生からは「前立腺全摘手術」か「放射線治療」を選択できると言われましたが悩んでいます。手術の場合は、術後の副作用(尿失
PRPは再生医療で簡便で治療成績も良いため、各診療で広く臨床応用されています。PRP治療は美容、関節、創傷治癒などの改善に認められており、尿失禁治療のエビデンスが近年出てきました。1年前から準備を始め、11月から厚生労働省から尿失禁治療のPRP治療を臨床研究として認められました。現在4例の方、前立腺全摘除術後の尿失禁(PPI:PostProstatectomyIncontinence)3例、医原性尿道損傷の方1例に施行しました。4回のセッションでどのくらい改善が得られていくのか期待し
今まで、ブログに記載した限局性前立腺癌についてまとめました。○「正常な食道粘膜で、遺伝子異常を起こした集団(クローン)」を解析した結果、遺伝子異常(ドライバー遺伝子異常(発がんやがんの悪性化の直接的な原因となるような遺伝子異常))は、20歳代の若年者の正常食道粘膜にも認められました。高度の飲酒や喫煙者では、同年齢に比して、遺伝子異常の頻度が高度でした。→前立腺がんでも同様なことが起こるとすれば、若い頃から前立腺に遺伝子異常が起きること、悪い生活習慣(喫煙など)は、前立腺の遺伝子異常を増や
米食品医薬品局(FDA)は6月9日、22歳以上の男性向けの勃起不全治療用ゲル剤MED3000(商品名Eroxon)に対して、処方箋を必要としないOTC製品としての販売を初めて承認した。これにより、勃起不全を抱える男性は、症状の治療に外用ゲル剤を使用するという選択肢を持てるようになる(MedicalTribuneより)。米国では約3000万人の男性が、性行為に必要な勃起が得られない、または勃起を維持できない勃起不全に罹患しているという。勃起不全は、2型糖尿病などの疾患のほか、特定の薬剤
2019年に罹患した前立腺がんの全摘手術を受けてから4年が経過しようとしています(*^^*)先週の金曜日に半年ぶりで経過観察で検査をしてきました(^-^)V結果は前回同様に問題無しでまた半年後の検査となりました(^-^)!!このままなら後2回検査して問題無しなら前立腺がんとしては寛解と言えることになりますよ→5年生存率98.5%の中に入る事になりそうなりますね(≧∇≦)繰り延べしていた還暦祝いも夫婦でまとめて来年か再来年にやろうかな(^-^)(笑)だた、主治医は「癌になった事実はそ
前立腺がんに対する前立腺全摘術と放射線治療の成績は、ほぼ同等と言われています。この場合の成績とは、生化学的再発率を意味していることが多いと思います。前立腺がんは、一般的に進行が遅いため、生存率や前立腺がん特異的生存率(前立腺がんで死亡しない率)では、両者を比較することは困難と言われています。では、実際、この両治療法の成績に、差はないのでしょうか。少し古くなりますが、限局性前立腺がんに対して、前立腺全摘術と放射線治療を比較した論文をメタ解析した論文が出ていました。162の論文に引用さ
2020年に、国産の手術支援ロボットとして初めて薬事承認された火の鳥の現状について、広島大学腎泌尿器科教授日向信之氏から報告がありましたので紹介します。火の鳥の特徴としては、手術を実施するアームがコンパクトに設計され、さらに8軸を有することで円滑な手術ができるそうです。また、術者が入るコックピットも人間工学的な配慮がなされ、術中のストレスが少ないとのことです。現在火の鳥の使用が認可されているのは、泌尿器領域に限られており、主として前立腺全摘手術に使用されています
毎日、暑いです。6月28,29日、福岡の久留米に出張でした。仕事のことで、様々なストレスがあり、28日の夜、たくさん飲んでしまいました。帰り、酩酊し、ホテルまでの道が分からなくなり、googlemapを見て、何とかホテルにたどり着けました。昨日は、神奈川県の海老名に出張でした。ブログは、ストレス発散のために、書いているようなものです。書いている時は、嫌なことを忘れられますので。前立腺がんに対する根治的前立腺摘除術後のPSA再発に関する論文を紹介します。術後のPSAの最
前立腺がん特異的死亡率(前立腺がんが原因での死亡率)について、根治的前立腺がん摘除術と外部放射線照射を比較した論文が出ていましたので、ご紹介します。SurvivalafterRadicalProstatectomyvs.RadiationTherapyinHigh-RiskandVeryHigh-RiskProstateCancerJUrol.2021Sep24;101097JU0000000000002250.doi:10.1097/JU.0000
二酸化炭素濃度の上昇が大気や海洋に及ぼす影響の研究によって、米国籍の真鍋淑郎氏が、ノーベル物理学賞を受賞しました。大変おめでたいことです。さて、前立腺摘除術におけるロボット支援手術の優位性については、議論があります。最近、この問題に対する前向き比較試験の結果が出ましたので、ご紹介します。FunctionalandOncologicalOutcomesAfterOpenVersusRobot-assistedLaparoscopicRadicalProstate
西郷さんの動画が、YouTubeに掲載されました。先月の24時間テレビに出演し、PSMA治療で、がんが消えたと仰っていたので、動画を楽しみにしていました。タイトルは、”えつがんが消えた!?”です。上半身のPSMA-PETの像が流れ、治療前の5月の像と、治療2回目?の7月の像が、流れました。前胸部のリンパ節(と思われる)への取り込みは大幅に低下し、大きさも縮小していますし、消えた箇所もある様です。一方、上肢の骨と思われる部位の取り込みは、変わらないか、むしろ増加している様に見えます。
前立腺がんの病期分類は、TNM分類で行われます。TはTumorで前立腺がんの広がり、NはNodeでリンパ節への転移の有無、MはMetastasisで転移の有無を表します。術前に評価された臨床病期(cTNM)と、前立腺全摘後の病理診断で判明した病理学的病期(pTNM)とは、必ずしも一致しないと言われています。リスク分類の因子として、グリソンスコア(GS)があります。これも、生検で判断した術前GSと、前立腺全摘後の術後GSでは、異なる場合があると言われています。ある内容を紹介するつもり
ごく稀に、がんは自然に退縮することがあります。起こりやすいがんと、起こり難いがんがあるようです。1900年から1987年の87年間、がんの自然退縮の報告を調べた総説によると(ActaOncol.1990;29(5):545-50)、残念ですが、前立腺がんの自然退縮の報告はありませんでした。自身で、最近10年間の論文を調べたところ、1つの報告が見つかりました。Case:Spontaneousregressionofpost-radicalprostatectomyprostate-
限局性前立腺がんの予後は良好で、長期生存が望めます。従って、治療法の選択に当たっては、治療後のQOLも考慮する必要があります。最近、オーストラリアのグループから、この疑問に答える研究が発表されましたので報告します。色々な医学情報HPに掲載されていますので、重複を避けるため、少し意訳し焦点を絞り解説します。BMJ.2020Oct7;371:m3503.doi:10.1136/bmj.m3503.Fifteenyearqualityoflifeoutcomesinme
1都3県に、緊急事態宣言が再度発令されました。生活と仕事に大きな影響がありそうです。さて、前回のテーマの続きです。前立腺がんの治療を受けるに当たり、リスク分類(NCCNなど)で、自身のリスクを知ることは重要です。もう一つ、重要なことは、病気の広がりの数学的予測値を知ることです。これは、ノムグラム(Nomogram)と呼ばれており、前立腺がんでは、PartinNomogram(Table)が有名です。リスクとノムグラムの両者の結果を踏まえて、最適な治療法を選ぶべきと言われていま
前回の更新から、早いもので9ヶ月経過した。この間、3ヶ月おきにPSA値の検査を行ってきたが、大きな上昇もなく無事にこの日を迎える事ができた。本日はとうとう前立腺全摘手術である。旦那の術式は「小切開前立腺全摘術」いわゆるミニマム創手術というやつだ。6cmほどの小さな創から、前立腺周囲の血管を処理しながら、前立腺を尿道、膀胱と切り離し、性嚢もろとも摘出するという。更に、膀胱と尿道をつなぎ合わせ、尿失禁を減らす為の工夫をするというのだ。6cmの創から!すごい!肉眼(広い視野での立体視)