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部屋の窓から眺める景色はいつも同じ。変わらない景色。変わることのない景色。変わるのはそこにある木や花が色を変えることだけ。それでも眺める。わたしは眺める。楽しみがそれしか無いから。なのかもしれない。トントンノックする音がしても振り返りはしなかった。「ねえ…さん。また外を眺めてるの?」と、いう声がわたしの耳に届いて初めてわたしは振り返る。「楽しみのひとつ・・・だもの。」「・・・・・ねえ・・・さん。」と、いう声はとても切なげでその…刹那の快楽に酔いそうになる。