総じて、官の立場にあるのは君主の威を借り、百石ぐらいでも殿さまと呼ばれ、分限不相応の身分であるので、思い通りにいかないことが多い。世間との付き合いを見ると、四民ともにうまく行っていない。行き詰っている人の様子を見ると、生まれつき素直な人でも、思わず曲がってしまう人もいる。妻子も召使も思い通りにならないため、君主から役割を与え垂れても、その準備でさえ行き詰ってしまい、予定していなかった無心をするようになり、心も引けるようになって、禄の範囲内でやろうとしても、御用も務める心もなく、人の陰に隠れてする