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*問題は「東大教室(18東大日本史本試Ⅱ問題)」をご覧ください。第2問中世(社会経済)室町幕府の財政と徳政令解説室町幕府財政をテーマにした問題。社会経済史の基本を把握していれば、解答の方向性などの点で迷うところはない。端的な表現力さえあれば、高い得点が得られただろう。財政の特徴(設問A)設問Aでは、室町幕府財政の特徴が問われた。室町幕府は社会的な変化と混乱がとても激しい時代に存続したので、まず論述すべき時期を確定する必要がある。文章(1)で土倉の再興とい
*問題は、「早慶大受験・正誤判定新研究108(問57)」で確認してください。問57正解は➍。➍「抽分銭徴収方式」の部分が誤り。選択肢の文章➊・➋にも記されているが、室町時代、各地に散在する御料所(将軍の直轄領)の規模が小さかったため、幕府は、年貢収入などだけで政権を運営することはできなかった。このため、段銭・棟別銭、土倉役・酒屋役、関銭・津料、日明貿易の利益など、貨幣収入に対する依存度を高めていった。1441年の嘉吉の徳政一揆にともなう徳政令の発布は、土倉・酒屋に壊