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前回我々は、『星の王子さま』が、何度も何度も、「死の淵」を潜り抜けた人によって書かれた、ニーチェの言う、「血で書かれた書物」であるのを見た。今回は、『星の王子とわたし』(文春文庫1976年内藤濯P4)「はしがき」の最後である。正直のところ、私は石井桃子さんを介して、はじめてこの作の存在を知った。そして作者の無類な人間価値が、作の経緯となっていることに気づくと、昼となく夜となく、翻訳の仕事を進めながら、一方では、リズムに綾(あや)どられた日本語の発見を楽しんだ。読んで読んで読
前回我々は、我が国に、『星の王子さま』を紹介してくれた大恩人、石井桃子氏と内藤濯先生に触れた。今回も、『星の王子とわたし』文春文庫1976年内藤濯P3「はしがき」の続きである。サン・テグジュペリは、20歳の頃から、航空に宿命的な情熱を傾け始めた異常人だった。したがって、肉体を底の底までゆさぶった経験といえば、何度とも数知れぬ搭乗機の不時着だった。見はてのつかぬほどまで拡がっている砂漠に向かっての激突だった。したがって「星の王子さま」は、ただの作家の作ではない。航空士といたい
我々は今、『星の王子さま』の読解中である。今回は、読解を一服して、この名作を我が国に紹介してくれた大恩人石井桃子氏について触れてみたい。彼女については、論語漫歩466『星の王子さま』と内藤濯先生1で触れたが、今回は、先生御自身の文を引用させていただくことにしよう。『星の王子さま』は、1943年、英語版とフランス語版が同時に発売された。その僅か10年後の1953年、早くもこれは名作だと気づいた人がいた。石井桃子氏である。彼女は、英語版で読んだのであるが、その素晴らしさに感動し、早速、当時フ
我々は、童心について見て来た。生涯、「赤子の心」(童心)を失わなかった孔子を称える孟子子供以上に子供のルソーカントの全貌を尽くす、「子供らしさ」サン〃テグジュペリその人は、「子供のころのみずみずしさをそっくり保っている人」であった。1943年、『星の王子さま』が世に出て、僅か10年後の1953年、内藤濯先生の名訳が石井桃子氏の御尽力で世に出た。先生は、この書に宿命の出会いを実感したという。以下、先生の御子息内藤初穂氏の文。『星の王子さま』2017年内藤濯訳岩波文庫「備忘録」P201
「星の王子さま」、深く読みたいがために、たくさんある翻訳本の中の何冊か、集めてみましたー。これ、先日完読した河野万里子訳版。これが、一番最初に、日本語訳された内藤濯訳版。これは、横書き。池澤夏樹訳版。…と。内藤濯さんの名訳を読み始めましたー。1953年3月初出だそうで。時代の重みも感じつつ、現代版とも比較しながら読んでみます。
何度も読まれた様子が伺える、こちらの本。大久保さんが小学生だったころの思い出の「星の王子さま(サン・デグジュベリー)」なんと小学生だったころの大久保さんを寝かしつけるためにお祖父様が読んでくださっていたものだそう。大久保さんご自身も、色々読んでくれた本の中で星の王子さまが強烈に印象に残っていて。大切にとっておいたそう。あまりにステキな感動的なエピソードで。御本人のご了承を得てこのお写真の掲載の運びとなりました。大久保さんからのメールです。森山雪子様
お昼ごはん我が家のマンション前には大きなマンションが建っているので10時半から12時くらいまで居間の南窓が日陰になるでもお昼にはまた陽射しがもどってきてくれる!なんと有難いこと!だからお昼ごはんはあったかい陽射しの元でとることができるのですそしてまた有難いことに暖かい、ホントにあったかい日々が続いています。今年は暖冬だなぁとつくづく、。でもそれは実に自分本位で人間史上主義な発想で…同じ日本でも、北の地域は吹雪予報だったり🌨雪予報が続いているし、暖冬…
***アルセスト(略)・・・あの女の美しさが何よりも強いのだ。僕はきっと今に、時代の悪風習に染んだあの女を、僕の恋の力で洗い清めてやるから見ているがいい。フィラント君にそんなことができたら、それこそ大したものだ。すると君は、あの女に愛されている気でいるわけだね。アルセストもちろん。愛されていると思っていなかったら、愛してやりようがないじゃないか。***主人公のアルセストは、純情な青年。うわべの人付合いや社交界を嫌悪し、正直一点張りで
おはようございます。まだ暗いです。早起き練習の今朝。昨日帰宅してから、サンテクジュベリの「星の王子さま」を読み返しました。ボクの絵本は、内藤濯氏の名訳のものです。いま出ているものは他の訳者さんのようです。ボクらの世代は、内藤氏の訳が染み透っています。奥付けをみると、ボクが生まれた年に一刷なんですね。ボクのは、二十刷くらいのです。9歳からずっと手元にある絵本です。王子さまに、きつねが言いますよね。いっしょに時間つぶしをしてくれたら、友達なんだって。また、大切なことは目には見えず、心で見
いづこかにかすむ宵なりほのぼのと星の王子の影とかたちと「星の王子さま」の翻訳者、内藤濯さんの和歌にあてて皇后陛下が作曲をされた「星の王子の…」という美しい歌曲があります。この曲が書かれて50年、新しく録音されるにあたり、私共の音色がイメージであるとのご指名を賜りまして、部分的に録音協力をさせていただきました。本日の浜離宮朝日ホール公演では、御許可をいただき、ハンドベルのみでの演奏を予定しております。「たいせつなことはね、目に見えないんだよ」心で見なくちゃ、ものごとはよく見えない
午後からの課題本は、「星の王子さま」でした「星の王子さま」は大阪では4月に、東京でも6月に課題本として取り上げられました。課題本として挙がるのは3回目になります。午後の部に参加された方は、16名。そのうち午前の部から引き続き参加くださったのは、男性5名、女性2名とのののさん、私。他に、リピーターさんも何名かおられました「銀河鉄道の夜」で課題本形式読書会に参加してくださった方が、「前回楽しかったので」と中学生の娘さんを連れて母子で参加してくださったり前回、推し本読書会に参加され、読書会
№0974_星の王子さま2星の王子さま。読んでみました。サン・テグジュペリ作、内藤濯訳『星の王子さま』オリジナル版、岩波書店一晩で一気に読んでしまいました。文章。挿絵。スラスラと頭の中に入ってきます。砂漠の中の井戸から水をくみ上げる。その水をおいしそうに飲む。しみわたるような、おいしさだったんだろうなあ。№0964_星の王子さまhttps://ameblo.jp/tai-chi-ace/entry-12396425833.htmlにほんブログ村
箱根に行ったついでに、仙石原の「星の王子さまミュージアム」に足を伸ばしてみました。1999年に作られた、世界でひとつの専用ミュージアム。来年6月で20周年を迎えるそうです。きれいに手入れされたガーデンとヨーロッパの街並みを再現した建物。随所に、「酔っ払い」「王さま」「点灯夫」などお馴染みのキャラも。そうそう冒頭で登場する「ウワバミに飲まれた象」さんもいました。「星の王子さま」は大学時代に人形劇団のサークルにはいっていて何度も上演した想い出の作
先日のミレのイベントでの戦利品のこの本ご存じ「星の王子さま」韓国版では何故か「어린왕자」(幼い王子)となっている今まで「星の王子さま」として慣れ親しんできたのにこの本を手にしてからすごい違和感があって調べてみたら・・・・・・なんと原題が『LePetitPrince(英題TheLittlePrince)』なので原題から大きくずれているのは我が国の方だったんだわ題名というのはすごく大切なんだけど星の王子様という題名は日本ら
劇団じゃけん演技発表会「Moment」昨日、今日と、ご来場頂いた皆様、有り難うございまーす。(*≧∀≦)おかげさまで、2日間、無事終演する事ができました!(^◇^)さて、明日は千秋楽。明日も満席となりました。ご予約頂いた皆様、ありがとうございます。寒いので、暖かくしてご来場くださいませ。おまけ。
水の中に何かを見つけたはむ。取るぞーと、かまえて、ん?あっっ、手に水がっっと、あわててなめる。発見劇は、これにて終了したのです。劇団じゃけん演技発表会「Moment」演技textサン・テグジュペリ・作内藤濯・訳「星の王子さま」初日、ご来場頂いた皆様、有り難うございます。おかげさまで、無事初日を終えることができました。さて、ここで、お知らせです。24日(土)15:00、25日(日)15:00が満席となりました。ご予約頂いた皆様、有り難うございま
昨日は、小屋入り二日目でした。立て込み、無事終わりました。小屋入りして、舞台装置が仕上がると、どんどんと楽しくなる。って、私は手伝った程度ですが。(アハ ̄∇ ̄*)で、そこに明かり入ると、「あ、明日は初日だ……」(Ⅱ;・_・)と、ちょっとした緊張感が身体を駆け抜ける、いつものパターン。なのです('ε'*)劇団じゃけん演技発表会「Moment」演技textサン・テグジュペリ・作内藤濯・訳「星の王子さま」★おかげさまで、24日(土)15:00、2
あ、ともこの、スタッフ日記コーナー!!はい。本日小屋入りなのです。いろいろ用意したり、造ったりするのです。劇場に足を運んでくれるお客様に、喜んで観て貰えることを願って……。劇団じゃけん演技発表会「Moment」演技textサン・テグジュペリ・作内藤濯・訳「星の王子さま」ご予約絶賛受付中でーす!観に来て頂けると嬉しいです。(*^^*)2月22(木)~2月25日(日)中野RAFTにて。2018年2月22日(木)~25日(日)開演時刻22日(木)23
演技発表会の稽古、昨日で終了!最終週になって、どん!どん!と、稽古しました。(アハ・∇・)、擬音しかないや。いや、決め事はもちろん、交通整理もありました。ここで、稽古場の様子をちょっと。手持ち道具や衣装なんかも決まって、後は小屋入り。あれ?……(?・_・)小屋入り!?(;;・∇・)みなさん\(・o・)/、良かったら(・∇・)、観に来てくださぁーーーいっ_/(*≧∀≦*)\_劇団じゃけん演技発表会「Moment」演技t
おはようございます☀😃❗もうめっちゃ寝ました。たぶん30時間くらい寝ました。ベッドと同化して、ドロヌーバのように寝てました。わたし、たまにこのくらいは寝ないと生きていけないみたいなんですよね。最近、立て続けに素敵なことが起こり続けていて頭がパンク寸前でした。いや、幸せこの上ない贅沢なことです。一生分の運を使い果たしてるんじゃないかとこわいです。皆さんに素敵な報告ができるように、頑張ります。ぼちぼちと😋はい、てなわけで、今日のブログいきますね!今日は、大好きな本について!星の
劇団じゃけん演技発表会Moment稽古ちゃくちゃくと進んでます。他所様が見たら何やってんだと思われるかもしれませんが確実に前進しとります。劇団じゃけんには演技に対する独自の価値観があるのでその共有がなかなか骨が折れるとこなのです。発表会二週間前。はっきりとした全貌は出演者あーーんどスタッフ誰一人として見えとりません。何がどうなっとるのかさーーっぱりわからない。はっきり言うとたぶんみんな不安で一杯なのです…が、それでもまだまだ粘ります。最後ま
最近は月に1冊程度のペースでしか本を読めていません通勤で乗り物に乗っている時間は短いし、夕方以降は目がかすむし夜は眠くて起きていられないしそんな感じではありますが、わたしなりに楽しんでいます昨年からは純文学が読みたくなりましたそれで昨日読み終えたのが「星の王子様」内藤濯さん訳のものですこの本は子どもの頃から家にはありましたが、実はちゃんと読んだことがありませんでした帯に「歴史的名訳」と書かれていましたが、なるほど!納得です終わりが近づくにつれ、なんともやるせないような、とて
こんにちは。早いもので、長女が8歳を迎えました。ダメダメ母ちゃんも、もう8歳です。毎年、超絶早起き(3時とか4時とか・笑)してリビングに置いてあるプレゼントを開けるのが楽しみな長女。今年は廃止して、誕生日のパーティの時に渡しました。おかげで通常通り6時起床でした・笑。今年のプレゼントは魔女の宅急便の本のセットだったのですが急にすごろくにハマり人生ゲームに変更。もはや読書にも飽きているのが大きな要因・笑おまけで、私の愛読書もつけときました。内藤濯の訳じゃないと、私の中で
早朝お勤めを済ませ、某所にて相談。今後の手順を確認する。それから書店を覗き、新書1冊、文庫2冊を購入。新版広島長崎修学旅行案内―原爆の跡をたずねる(岩波ジュニア新書)Amazon『新版広島長崎修学旅行案内―原爆の跡をたずねる』は、岩波ジュニア新書の1冊だ。今年あたり訪れてみるべきか……。星の王子さま(新潮文庫)Amazon実は、岩波文庫版(内藤濯訳)と、平凡社ライブラリー版(稲垣直樹訳)の『星の王子さま』を先日購入しているのだが、今日は、新潮文庫版(
Allgrownupswereoncechildren…althoughfewofthemrememberit.おとなは、だれも、はじめは子どもだった。しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない…「星の王子さま」岩波文庫より発売になるとのことです。内藤濯さんの訳です🍀心にすとんと響いてくる彼の訳が好きです。子どもだったこと忘れちゃってた方も覚えている方もページをめくってみてください心に眠っている何かの源泉に会えるかも…愛と感謝
あろうっ!「濯」て書いて「あろう」て読むとぞ、ちゃんぽんちゃん。7/7は、「星の王子様」を翻訳した内藤濯の誕生日ですっ!七夕に生まれた人が、「星の王子様」ば訳したとさ。ただひとつのバラっ!そげんそげん。
いつも訪問いただきありがとうございます。今日はこどものころに読んだ思い出の本をご紹介します。「星の王子さま」サン・テクジュペリ作内藤濯訳岩波書店1987年第42刷だれもが知ってる名作児童童話。最初に読んだのは中学生のとき。さっぱり中身がわからなくて。いや、ほんとに。笑絵がかわいいな、とは思ったんですが、内容が難解で、正直物語自体の良さがわからなかったんです。子供だったけど、ひねくれてて、純粋じゃなかったからかな。もうひとつの思い出は、高校入試の英語の試
大切なものは目に見えないっ!星の王子さまたい、ちゃんぽんちゃん。6/29は、サン・テグジュペリの誕生日ですっ!内藤濯の翻訳も、素晴らしか。2003年、彼の乗機が引き揚げられましたっ!撃墜した人は、サン・テグジュペリのファンやったとて。戦争は、悲しいですっ!ほんなこて。