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←松本莞著『父、松本竣介』(みすず書房)を読んでいて……1948年、松本竣介、36歳で死去。結核で。娘京子が生まれて間もなかった。亡骸の枕元に真っ白な百合の花や紫陽花。(08/1514:40)竣介の座卓には製図板が挟まれていて、その一角には、永井荷風訳によるランボーの詩「そゞろあるき」が竣介の几帳面な文字で。(「ランボーの詩「そゞろあるき」―遠くわれは歩まん|ヨジロー」参照。08/1515:17)←松本莞著『父、松本竣介』(みすず書房)「竣介の人生を振り返る上で鍵と
初めて内澤旬子さんの本を読んだ。かなりマニアックな内容だけど、屠畜とは何か人が他の生き物を食べるとはどういうことかなどを考えさせられる。Kindleはうまく絵をアップにして見たりできないのでKindleだけだと文章を読みながら絵を見たりできないのが悲しい。わざわざ絵だけをiPadでKindleのアプリ開いて見るとか面倒くさくて私にはできません…。この本は屠畜の様子を写真で載せられないからイラストで説明していて。イラストのありきの本なのよね…。Kindleは、写真も同様に鮮明に見られ
世界屠畜紀行を読み終わったら、Kindleのオススメで出て来たため読んでみた。とても興味深く読みました。なんでこんな男と付き合ったんだとか、もう少し冷静に弁護士のおかしな点とかに気づけなかったのかとか疑問に思う点があったけど、やはり本人にしかわからない恐怖というものがあるから仕方ないんだね。その後、ストーカーに関する法規制は良い方向に進んだのだろうか?そこまでは調べられていないけど、内澤さんがツライ思いをしながら書き、発信したことがどうぞ無駄になっていませんように。
読んだ本の記録。ベル・ジャーこの本は、表紙が美しいのが、書店で目にとまり、Amazonのおすすめに上がってきたときも、気になって、読んでみた。最初はファッション雑誌の文章コンテストで入賞した女の子達がニューヨークのホテルに滞在して特典だらけの日々を過ごすというパリピの話?と思ったら、主人公が精神的に病んでいってしまう。『ベル・ジャー』というのは釣鐘型のガラスの容器のことで、それを被せられたように動けない自分を描いている。著者はピューリッツァ
3人目の孫のとみかに贈ったクリスマスプレゼントは、『はじめてのデュプロどうぶつれっしゃ』一歳半だからちょうどいいな、と思って。(長女宅からのお下がりデュプロも混ざっている)最近ブロックを重ねるのが出来るようになったそうだ。こちらはパパ(息子)が魔改造したもの↓ある意味英才教育なのでは私も一緒に遊びたいなー🗞️🗞️🗞️この小説は夕刊に連載されていて、気づいたときには大分回が進んでいたので、単行本にな
次女が、KAWAIグランドピアノのカプセルトイ(ガチャ)を買ってきてくれた。その店のラスト1個だったそう。(↑写真はHPから)レゴのボタニカルガーデン前に置いた。ガーデンコンサートが始まった明るいワルツを弾いているイメージ📚📚📚最近購入した漫画のことも描いておこう。東京ヒゴロ(1)(ビッグコミックススペシャル)東京ヒゴロ(2)(ビッグコミックススペシャル)東京ヒゴロ(3)(ビッグコミックススペシャル)コ
先日、神戸・塩屋の舫書店内をぶらぶらしていたら、ちょっと気になる本を見つけ、その時はそのまま帰宅したもののやはり気になるので再訪し、開口一番「屠殺の本を買いに来ました!」と口走った私であった(店主と一緒に笑い転げてしまった;)屠殺(著者は“屠畜”と表現している)の本とは『世界屠畜紀行』のこと。さらにもう一冊、その後につながる『飼い喰い三匹の豚とわたし』も。なぜか「肉」が目に留まる日だったのだ。同じく複合文化施設「海角」の2Fにある素敵なアロマアイテムや展示を展開している「siika
以前著者の「カヨと私」という本を読んだ。都会暮らしを捨て、小豆島に移住してカヨというヤギと暮らす女性の話、だった。今回の本はその続き。それも、カヨを中心とした5頭のヤギ家族に、いかに食事を与えるか、一年を通して取れる植物をカラーイラスト付きで紹介する本になっている。ヤギの生態を詳しく知ることができる。ほのぼの。著者は一年中ヤギのエサの確保に追われているような、、本人はどうやって食べているんだろう。収入も、実際の食糧も。そちらが気になってしまった。色々大変なのだろうけれど、気楽に
著者内澤旬子元恋人Aにストーキングされた体験談でした。🍀Ⅰ部「(ヤギの)カヨは、最初っからAを忌み嫌っていた。その男は危険だから家に入れるなというカヨ渾身のメッセージだったのだ」ウチのみーちゃんは誰にでも懐きそう。犬とヤギはセキュリティシステムくらいの価値がありそうなのに、猫ときたら・・・。Aから内田春菊の病気について、マスコミにリークするぞと脅迫される。家族だと仕事の事でもペラペラ喋っちゃうけど、恋人レベルだと言わない方が良かったかもね。💦ストーカーに遭ったら島に引っ越すの
内澤旬子著『飼い喰い~三匹の豚とわたし』岩波書店2012/2〈紹介文〉**************************自分で豚を飼って、つぶして、食べてみたい――。世界各地の屠畜現場を取材してきた著者が抱いた、どうしても「肉になる前」が知りたいという欲望。廃屋を借りて豚小屋建設、受精から立ち会った三匹を育て、食べる会を開くまで、「軒先豚飼い」を通じて現代の大規模養豚、畜産の本質に迫る、前人未踏の体験ルポ。※文庫本紹介文(角川文庫)2021/2⇩自分で豚を飼っ
今回は介護関連をはなれて…“イラストルポライター”内澤旬子(うちざわじゅんこ)さんの本3冊。最初に読んだのは、だいぶ以前新聞の書評で紹介を見かけて気になっていた本。内澤旬子著『漂うままに島に着き』2016.8〈紹介文⇩〉************************乳がん治療の果てに、離婚をし、一人暮らしを始めた著者。しかし、東京のせまいマンション暮らしが我慢できなくなり、地方移住を検討し始める。香川県の小豆島に移住を決め、引っ越しを終えてからの
先週発売されたばかりの本が気になり、Amazonにアクセスしてみました。著者の他の作品も見てみると・・・あら!2年前に買ったたけで1ページも読んでいないハードカバーの本がありました。スペイン語でKAYOYYO(カヨと私という意味)と書いてあるのも素敵・・・と言いつつ、そちらはいつか読むことにして、新作より先に読んでみたい本がありましたので、初めてKindle版(電子書籍)を購入してみまし
先日ご紹介した『カヨとわたし』読み終わりました。読み進めると、最初のイメージとちょっと違う。たいへん面白いのですよ。でも、それは心かるく楽しめる面白さではなく生き物のサガに悩み自然の力に翻弄され自分とも戦う作者の姿にある時は共感し、ある時は感嘆しそして一緒に悲しくもなるカヨへの愛にあふれているからか読み終わったあとで少し寂しくなった。こんなに、誰かを、何かを愛おしいと思えるわたしがどこかにいたのだろうかって。カヨはいないけど金魚を見て癒されましょ
友人が貸してくれた本カヨと私なんだか心惹かれる装丁。そして、パラパラと開いて読み始めると止まらない。なんだ、この心地よい感じは。カヨはこの白いヤギそして表紙にKAYOYYOなんと、これはヒメネスのプラテーロとわたしの日本版?そこで、新聞の書評でこの本の紹介を読んだことを思い出しました。とても贅沢な本です。ヤギのカヨと小豆島で過ごすわたしの優しい時間が流れている。写真の右下をご覧いただくと栞紐が2本ついています。内容も装丁も美しい本です。まだ最初しか読ん
2023年7/11【654】verygood難易度3辺境ライター高野秀行氏にして「変人」と言わしめた内澤旬子氏が、この度ストーカー被害に見舞われたとのこと。文筆家らしくきっと面白可笑しく体験談が書いてあるんだろうなぁと軽い気持ちで読んでみたが。いやいやいやいや、めっちゃくちゃ酷いでしょストーカー被害って!!そもそも内澤氏が被った害は、待ち伏せされたり暴力を振るわれたりする類のものではなく、たかが(と言ってしまう他人事な自分が情けない)電話やメッセンジャーの大量攻撃程度である。そして
やっと涼しくなってうれしいけど温度差あり過ぎで何を着るか毎日悩む連休前から娘&孫三泊四日滞在今回偏食な婿は来なくて少し楽だった婿の食べない物を娘に食べさせたく三年ぶりか?兄妹揃って+娘孫お墓参り婿の土産をお供え掃除、洗濯、炊事、倍増🚙送迎、ベビーシッター業帰ってホッとしてぐったり寝てた猫と私無事帰宅連絡後えー来月連休もまた来るんだって婿も。。この秋に読んですごく気に入った本漂うままに島に着き内澤旬子小豆島に行って
捨てる女内澤旬子著朝日文庫704円6月の1冊目乳がん治療の果てに、突然あたしは何もない部屋に住みたくなった──。生活道具や家具、長年蒐集してきたお宝本、ついには配偶者まで!!40年の人生で溜め込んだすべてのものを切り捨てまくる、捨て暮らしエッセイ。「身体(からだ)のいいなり」後日譚。(ネット通販サイトhonto紹介文より)著者の人生を時系列でみると、「世界屠畜紀行」→「身体(からだ)のいいなり」(未読)→「飼い喰い三匹の豚とわたし」→本作→「漂うままに島に着き」となる。この
ビジネス書とか、ワイルドな小説を読むことの多い私にとって、こういう本は、なんだか、なごむ。よくはわからないが、庭の草を駆除するために主人公の女性(年齢不詳)はヤギを飼う。メス。かヨと名付けられる。沖縄から来たらしい。主人公の職業もよくわからないまま、彼女とヤギとの生活を追いかけることになる。カヨは発情し、遠征し、交配させる。気の強いカヨ、大勢の雄となかなかうまくいかず、失敗と思ったが、気が付けば妊娠。双子を出産。。。。以後なぜか増えていく家族、それを何とか管理、維持する著者。
最近読んだ本。カヨと私小豆島でヤギと暮らす日々を記す文章と絵。まず、絵が素晴しい。絵本『おおかみと七ひきのこやぎ』のフェリクス・ホフマンの絵を彷彿とさせる繊細な、そして優しい描写。文章を読んでちょっと疑問に思ったことが、ちゃんと絵に描かれていいるのもいい。ヤギとのゆったりのんびりの生活を目指すはずが、カヨの野生と個性に引っ張られて、あっという間に、飼育規模が拡大し、カヨを慣れるさせるというよりは、自分がヤギ化していくような?展開。とにかく
この本超いい。旬子さんが、ヤギのカヨを飼う話なんだけど、たま~に出会う、ページを繰っていって、残りのページが減るのが、惜しいような本。高いチーズを買って来て、ちびちびおしみおしみ食べる感じ。(なんのたとえじゃ!)@@@エサを採取したり、カヨと、散歩したり、ヤギ小屋を作ったり、子ヤギが生まれたり…苦労や、すれ違いや、意外な展開が書いてある。どうして、そんなにいいのかと聞かれても、うまく答えられない。@@@イヌ…人間と
内澤旬子著著者の”漂うままに島に着き”を先日紹介したのに続き今回2冊目です。本を手にした途端に違和感、サイズが変!普通の単行本はタテ19センチ前後、ヨコ13センチ前後だが、この本はタテ19.5センチ、ヨコ15.5センチとヨコが長いのである。理由は多分、カヨと名付けた山羊やその家族のイラストが、文中に多数挿入されているのだが、このイラストの美学的な見栄えのための、縦横比なのではないだろうか?あくまで私の想像です。それはともかく、小豆島に移住してカヨと名付けた山羊と
「ストーカーとの七〇〇日戦争」内澤旬子著友人が、なかなかヘビーで面白かった、と言っていたので読んでみた。私自身、過去にストーカー被害に遭った事があり、それを助けてくれた人にその後ちょっとした事からストーカーに近いとんでもない嫌がらせをされた事がある。実体験に基づいた内容だけに、納得する事、共感する事、勉強になった事が多かった。振り返ると、自分があったストーカーの加害者は、単に勘違いと思い込みによるものだった様だ。それ以降のトラブルの相手の方が、ストーカーとは異なるが実質的に
実際にストーカー被害にあった作者のノンフィクション700日たっても終わらない。ドラマのように親身になってくれる弁護士、警察官、検察官にはなかなか出会えないのだな。起訴するにしても示談するにしてもとんでもなく大変なことがわかる1冊
最近ようやく仕事にゆとりが出てきて、日常に落ち着きを取り戻している。大きなプロジェクトがいずれも山を越したから。そんな訳でしばらく遠ざかっていた読書を再開することにした。久しぶりの県立図書館。新たに興味の湧くジャンルは多々あるが、新年度から手掛ける新規事業に備え、脳をリセットする意味で「巡礼本」を借りることにした。館内で蔵書を検索するパソコンはいつも一番端っこにあるコイツと決まっていて、この日も同じ席に座わり、キーボードを打つ。し・こ・く・へ・ん・ろ…デスクトップ画面にぞろ
漂うままに島に着き内澤旬子著朝日文庫781円2月の2冊目乳癌治療の果て離婚し、狭い家が嫌になり、東京を捨てることを決めた著者。実際に決断するまでの心境の変化や、家探し、香川県の小豆島に引っ越しを終えてからの折々の出来事をつづった地方移住の顚末紀。(ネット通販サイトhonto紹介文より)
ALittlePieceOfHeavenProvidedtoYouTubebyUniversalMusicGroupALittlePieceOfHeaven·Godley&Creme(80's)EightiesCollectedVolume2℗1988PolydorLtd.(UK)Releasedon:2...youtu.be浅野いにおの『おやすみプンプン』。「ソラニン」の作者と知り読んでみることに。でも一巻の途中でもう読めな
こんばんは。今日は本の話です。今、読んでいるのは、「月に3冊読んでみる?」(酒井順子著)。月に3冊、読んでみる?[酒井順子]楽天市場1,540円元々は、東京新聞・中日新聞の朝刊の読書面に、2012年5月〜2021年5月まで毎月1回連載されていた、「酒井順子さんの3冊の本棚」の記事。その中から選り抜かれたものが加筆・修正され1冊になったというものです。記事としてよく覚えているものもありましたが、ほとんどは忘れていました。・・・で、
飼い喰い三匹の豚とわたし内澤旬子著角川文庫880円7月の3冊目「記憶していた以上に凄い本だった。これは奇書中の奇書と言っていい」解説の高野秀行氏も驚嘆!前人未踏の養豚体験ルポルタージュ。ロングセラーの名著『世界屠畜紀行』の著者による、もう一つの屠畜ルポの傑作。生きものが肉になるまで、その全過程!世界各地の屠畜現場を取材していく中で抱いた、どうしても「肉になる前」が知りたいという欲望。養豚が盛んな千葉県旭市にひとりで家を借り、豚小屋を作り、品種の違う三匹の子
捨てる女(朝日文庫)Amazon(アマゾン)150〜3,971円乳がん治療の果てに、突然あたしは何もない部屋に住みたくなった──。生活道具や家具、長年蒐集してきたお宝本、ついには配偶者まで!!40年の人生で溜め込んだすべてのものを切り捨てまくる、捨て暮らしエッセイ。《解説・酒井順子》小説以外はなかなか一気読みができなくて溜め込んでしまいます。今はそういった途中になっている本の撲滅週間です。途中になっているからといってつまらないわけではありません。