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伊藤浩士先生の小日本秘史・時々掲載予定第33回墾田永年私財法三世一身法、墾田永年私財法は教科書でもお目にかかるもので、覚えている人も多いものになっています。班田収受法の本格的な成立は大宝律令で制定されたときとされていますから、701年です。三世一身法は723年に公布されています。戸籍を調べての班田収受は6年に1度ですから、3回か4回やったら、土地が足りないという問題が深刻化したのです。最初の設計に問題があったと言わなければなりません。男子は2段、女子は1段120歩でも少
外国人による土地取得をなぜ規制できないか?リブログした凛さんのに詳しいのですが…大きく言えば、日本が属する自由世界では、「私有」が原則として自由だからです。人間の私有は禁じられていますが、それ以外に私有を制限するのは税金とその国の規制だけです。公序良俗に反しない範囲でという条件も私有を制限しますが、少し弱い。自由世界の価値観は、私有についての制約がなるべく少ない方向へと強く傾きます。そして、外国人だからという理由で私有に制限をかけようとすれば、日本は自由世界に対して開かれていない
大和心を語るねずさんのひとりごとさんのブログより独りの人間の生涯など、長生きしてもたかが100年前後です。ところが我が国の神話や文化の伝承は、少なく見積もっても二万年以上続いてきたものなのです。世代数にしてみたら、およそ千世代です。父から子へ、子から孫へという伝承が、千世代続いてきた、そのエッセンスなのです。当然、長い歳月の経過の中で、不要なものは捨てられます。そして、大切なものだけが生き残る。そして生き残ったエッセンスは、一見すると単純そうで、実は奥深い。菜畑遺跡竪穴式住居ジ
*問題は、【東大教室】ブログ上公開演習➋-1(問題)で確認してください。演習➋古代(総合)受領とその地方支配解説①受領とその地方支配をテーマにした論述問題。まず、本問に関わる部分を中心に土地制度史のイロハを解説し、そのうえで、設問のポイントを整理することにしたい。■律令制下の土地・人民7世紀後半、天皇を中心とする中央集権国家(律令国家)を支えていくために、律令政府は、土地と人民の支配について次のような基本方針を採用した。【土地・人民支配の基本方針】➊
*問題は、「200字論述新研究32(問題13・14)」で確認してください。問題13解説➊■律令制下の土地・人民支配■まず、中央集権的システムを支えるために、律令政府が土地と人民の支配について採用した原則を整理しておこう。【律令制的支配の原則】➊公地公民制富の基盤である土地と人民は、国家が所有する。なお、この用語はあくまでも学術用語で、律令には公民の語がないなどの弱点を含んでいる。➋個別人身支配国家が個々の人民を直接把握し、調・庸・雑徭などの人頭税(土地
人妻の素人女性が「売春」をする「地獄」とは!?知られざる江戸時代の性事情日刊アメーバニュース江戸の売春』(永井義男/河出書房新社)は、江戸時代の「売春」事情について、遊女の最高位である「花魁」から、最下層である「夜鷹」まで、幅広く網羅した遊女..「書の美、文字の巧」書の展覧会dot.この作品は唐時代の孫過庭という人の書いた「書譜」(台北・故宮博物館蔵)という作品を模写した断簡です。空海がいかに王羲之の書を根幹とした中国の書の...増位山太志郎が代官役でマゲ姿馬に乗っ